2018/10/24 - 2018/11/05
117位(同エリア350件中)
アザゼルさん
JICAが作ってくれた道路は「トーキョーロード」。街行く人は皆埃っぽい。川を渡ればもれなく全裸の大人。毎日が停電。国民の主な職業は「農業かレンガ作り(兼職)」。
そんなマダガスカルにライオンはいません、あしからず。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 1.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ロンドンからマダガスカルの首都アンタナナリボに向かいます。
ケニア航空を利用しました。まぁまぁ。本当はエチオピア航空の予定だったんですが、色々あってケニアになりました。トランジットのためナイロビの友人の家に一泊します。
ナイロビ空港もなかなかの小ささでしたが、深夜も明るいし空いているので安全と言えば安全…?ただ、椅子が極端に少なかったので、寝る人たちがあっという間に3つ4つ占領して寝てしまうと、椅子が無くなります。
そんなケニアのナイロビ空港は最後までライオン推しでした。 -
さて、マダガスカル首都のアンタナナリボの空港に到着します。
アンタナナリボは通称タナと言います。今回マダガスカルに来たのは、私が住んでいるロンドンの家の家主さんが
「私マダガスカルとパリとロンドンに家があるから毎月行き来してるのー」
「へーそうなんだー」
というノリでした。
さて、空港は今までで最高にヤバかったです。まず、うっかり入国できないところでした。
入国カードが必要なのですが、それを職員がくれないというハプニングがありました。私はロンドン住まいなので英語を話すのですが、マダガスカルは空港の職員ですら英語を話しません!
ですので「Could you give me an immigration card?」と入国カウンターに言っても、聞こえないふりをして後ろを向いて同僚とおしゃべりを始めてしまいます(!)
私だけでなく欧米の観光客達もこれには参っていました。結局「あなたに話してるんですけど!」って肩を掴んで振り向かせました(;^_^A
これでやっとカードをくれたけど、なんかな… 入国カードをもらうだけで15分の時間と体力と気力をロス。
なお、入国カードとは別に、ビザが必要となります。入国カウンターで申請可能ですが、クレジットカードは一切使えません。必ず米ドルかユーロか英国ポンドをご持参ください。なお、レートという考え方はないようで、口頭で「20米ドルか20ユーロか20ポンドだ」と言われました。
おい!!!!
1米ドル=110日本円だけど、1英国ポンド=140円だぞ!(当時)
馬鹿なのか。
空港出るにも荷物検査で、アフリカならではのカットインがすごい。地元の人たちがあまりに列に並ばないので、前の人の荷物をどかしたら抗議されたが、もう知らない( ˘ω˘ )
空港を出たら、ハーイ!来ました!!
「お金はここで両替するといいよ」
「ユーロが欲しいんだ、交換してくれない?」
いわゆる、何も知らない外国人相手にお金をせびる人たちね!!ハイハイ、どいたどいた!Get out of my way!
よく見ているとこいつら、アジア人女性を狙って話しかけてやがる。白人男性のそばについてすかさず「こいつらうざいんだ、一緒にいていい?」作戦開始。共同戦線を張る。┐(´д`)┌ヤレヤレ
そんなこんなで、やっと両替を済ませ(ATMは1台壊れていた)、タクシーに乗る。ホテルで手配したタクシーだけど、タクシーの運転手以外の人もついてくる。うざいうざい。蹴散らす。運転手苦笑い。運転手さんは英語話せました。
そんなタクシーから眺めた風景はこちらの写真。うん。枝で支えるのね。子供はレンガ作りに勤しんでいます。なんと勤勉な!
あれ?でも学校は???
さて、ホテルはbooking.comから予約していきました。「Lova Hotel」というところです。価格は安いのに、24時間監視する人がいて、立地もよくスタッフは英語を話します。設備も完璧!文句なし!エレベーターがないことがきにならなければぜひお勧めです。 -
「マダガスカル!?どんなご飯を食べるの?」と思われた方もいらっしゃることでしょう。こちらが代表的なご飯です。ジャジャーン!
白米とキャッサバの葉っぱを刻んで炒めたもの。
お米、普通においしかったです。マダガスカルという国は島国です。島の真ん中に縦に山脈がありまして、それが国を西と東にわけています。
西と東で人の顔が違います。西の人はアフリカっぽい顔、東の人はよりアジア人っぽい顔です。
インドネシアの影響があるとは聞いていましたが、納得。
主食は白米なのです。
キャッサバの葉っぱはちょっと頂けなかったかな…(;´∀`) 歯に挟まるんすよ…。
他にもゼブ牛という牛肉もよく食べますが、食べる場所によっては下すので場所を選びましょう。
イタリアンも見かけましたが、基本的にはピザすら庶民には手の届かない豪華な食事であるという事をお忘れなく…。 -
地元の人がマーケットに行くときはコレを使います。人力車だったり、自転車だったり。
失礼ながら発展途上の国って交通手段がどこも同じですよね。
人力車かモト(オートバイの後ろに乗る)。
不思議。日本も人力車の時代がありました。昔ですけど。
今回、旅の安全を第一に考え、地元のガイドさんとドライバーさんを雇いました。日本の「マダガスカルツアー」さんにお願いしました。
英語のツアー会社だと競争がある分安くなるかなと思ったのですが、フランス語の方が安いと聞いたので、じゃあいいやと日本語でお願いしました。
ガイドさんは日本にいらっしゃったことはない地元の方ですが、日本語を流ちょうにしゃべります。気遣いがプロです。旅を通じて、運転手さんも大変プロでした。途上国あるあるのトラブル(治安が悪い所には、バイクで強盗をする輩が待ち構えている)に合いそうになっても、落ち着いて対応してくれました。 -
泊る宿ですが、ピンキリでございます。
「上はそこまででもないが、どん底がすごい」と申しましょうか。
こちらのホテルはある街の宿でして、女将が英語を話しましたが、基本的にはほとんどの方は英語を話しません。
英語を話すか話さないかで、快適さが変わる気がしますし、ホテルの価格が変わる気がします。
写真をご覧ください。
トイレとベッドの間に壁なんてありません( ^ω^ )そういうこと
あと夜8時から停電しました。
早いよ。カメラも充電できないという。
なので寝ました。
夜中は野犬や野良猫が喧嘩しているのでうるさいです。
翌朝4時に日が昇ると街に人が繰り出しますので早朝からとてもうるさいです。
なんやねん。 -
途上国旅行のお供。
サンダル。
部屋用ではありません、シャワー用です。
昔、キューバに行った時、5つ星ホテルにスーツケースだけおいて、自分は星なしの民宿に泊まるという意味の分からないことをやったのですが、その時にシャワーの床にムカデが出たので、それ以来サンダルを持参。
皆様、ぜひ覚えておいて損はございませんよ。
シャワーにサンダル -
アフリカっぽい写真が取れました。そうそう
市場はこんな感じ。
お水を買いに行きました。
あと洗面所のふたも探したのですが、なかったです…
昔モロッコの露店で10円位で蓋を買ったのですが、ホテルに置いてきてしまったのです…
途上国旅行には必要な、洗面所のふた。
うーん、どこにあるのかな… -
マダガスカルと言えば、バオバブですが
多分既に多くの方が色々とレポートして下さっているだろうなと思うのでこちらではそこまで取り上げません。
西の街モロンダバから1時間くらい車を走らせたところにバオバブ並木はあります。
なお、アンタナナリボからモロンダバまでは山脈を超えなければいけないため、陸路の場合は1日ではたどり着かず、アンツィラベかどこかの街で1泊することが必要となります。
飛行機がありますが、毎日運航しているわけではないので、フライトの1か月前には既に満席になっていました。 -
バオバブは、日没と日の出と両方見ました。
日本人の観光客もいれば、中国人の観光客もいます。
皆一緒にバオバブを楽しみます。
モロンダバという場所は夜になると治安が悪くなるそうです。
警察が検問しており、夜8時以降は一切出歩かないようにと注意されました。 -
モロンダバはトリシコーニュ(Tricicogne)というホテルがお勧めです。
そこまで高くないのに、設備は立派で便利な場所にあります。
最初はプール付きの大変高いホテルを現地ツアー会社に勧められたのですが、地元の知人が「トリシコーニュの方がいい」と教えてくれたので、そちらにしてもらいました。
ご飯もおいしいし、設備もしっかりしていて快適!
シャワーもお湯でした!
アンタナナリボのLova Hotelを除き、他のホテルでは結構、お湯が出なかったことが多かったので、これはありがたい。 -
マダガスカルは土地のほとんどが段々畑。
よく焼き畑をしているのを目にしました。
「焼いてるけど、どうやって消すんですか?」とガイドさんに聞いたところ
「大きな葉っぱやいらない服を使って消します」とのこと。
えー 笑
これにはガイドさんも笑っていました。
だからよく燃え広がっちゃうんだそうです。大変だ。
そんな話をしていたら早速煙が辺りに立ち込めてきました。
ああ…今日もどこかで誰かが畑を焼いている… -
有名な「愛し合うバオバブの木」です。
他の場所にももう一つあります。
木の周りには、よくあるお土産屋さんの姿。
あまり声をかけてこないので、見学をしやすいです。
今回、大家さんにマダガスカル語を教えてもらっておいたので、値段交渉に使ってみたところ、まけて下さいました。
あとでガイドさんに尋ねたところ、「良心的な値段ですね」とのこと。
ただ、バオバブ並木の周りに住んでいる村人たちは電気もないほど貧しいと後で聞いたので、まけてもらってよかったのかなと少し複雑な気持ちになりました。 -
バオバブの木は昔から万能薬として重宝されていたので、あちこちに皮を剥がされたバオバブを見ることができます。
貴重な観光資源であるバオバブを守るため、今では当局によって皮の採取は禁止されているそうですが、今でも皮をはいで薬に使用している人がいるのだそう。
私たちが旅行した時期はたまたま、数年に一度の大統領選挙の最終選挙日に近かったので、そこら辺に選挙のポスターが貼ってあったのですが、まさかのバオバブの木にもポスターを張っている不届きものがいました。 -
モロンダバから北に2時間ほどでしょうか、車で走ったところにあるキリンディ―国立公園。
ここではロッジに泊まることができます。
野生動物たちがうろうろしている中に泊まることができるので、とても刺激的です。
ロッジは快適で、シャワーは昼間は水ですが、夜はお湯がでました。
蚊帳を使おうとしたら、蜘蛛と一緒に落ちてきました。ギャー
夜中は動物たちの鳴き声をリアルに聞くことができます。
窓から除くと、人懐っこい動物たちがウロウロ。
すごい。 -
キリンディ―国立公園の野生のお猿さん達。
後で見た、アンタナナリボで飼育されているサルと違って、人を見かけると逃げてしまいます。
ナイトサファリもしました。
満月の夜は動物は動かないんですって、月の明かりが明るすぎるからとか。
地元のガイドさんは英語を話されましたが、少し訛りが聞き取りづらかった印象です。 -
モロンダバの漁村にも行きました。
原始的なつくりでありながらしっかりとして安定したカヌーにのっていきました。
途中、地元の人たちがいっぱい乗っていて沈みかけているように見える通勤用カヌーも見かけました。
漁村は砂地なので、サンダルで訪問することをお勧め。 -
すごくないですか、漁村の家です。
電気はもちろんないので、携帯のソーラーパネルを使います。
家を見せてくれた奥方は「このソーラーパネルでラジオを聴くのよ」と言っていました。 -
モロンダバからアンタナナリボまで車で戻ります。
1日では着きませんので、アンツィラベで一泊します。
山脈を超えますが、ほとんど村らしき村もなく、本当に何もありません。ガソリンを入れ忘れたら一巻の終わりです。
レストランと言われてはいったところは、大変その、なんというか、藁ぶき屋根の、土の床の、原始的な…空間でした。
トイレは紙もありませんし手を洗うところもありません。
そもそも水は、桶にためた雨水を使います。 -
途上の米畑です。
みんなまじめに働いています。 -
そのお米畑からできる白米再び。
鶏は簡単に増えるので、安いレストランは鶏肉提供が多いですね。
ツアーの方の計らいで、欧米の方にはパンを、私たち日本人にはお米を出して頂きました。
しかしこれがランチとは… ウッ 何でもない… -
地元のマーケット。すりが多いので気を付けてとのことでしたが、通り過ぎる人は「私の写真を撮ってよ!」と笑顔で話しかけてくる人が多かったです。
なお、ここでも洗面所のふたはない模様… 残念☆ -
アンタナナリボの有名な乗り合いバスです。
乗ってみたかったのですが、ガイドさんにはお勧めされなかったので今回は見送り。
旅行者のブログを読みと、なかなかの混みようで、1つの座席に2人無理やり座らせるような感じの時もあるとか。
常にギュウギュウで入るのも出るのも大変。ドアは開けっ放しにして、後ろからのり、行き先を叫びながら係りの人がお金を徴収しています。
写真の人、ロープにつかまってるけど、このロープいつ切れてもおかしくないっすよ… -
マダガスカルといえばこのおサルさんですね。
オナガキツネザル。
この手の種類のおサルさんはモンキーではなく、フランス語でレミュール、英語ではラマーと言います。 -
こちらのおサルさんは横跳びすることで有名ですね。
キリンディ―国立公園の野生のおサルさんたちは計関心が強くて、元気に木から木へと移動する所は見れますが、近くによると逃げてしまいます。
アンタナナリボの保護公園に行きますと、飼育されているおサルさんに会えます。人慣れしているので観光客がの間を横跳びしながらぴょんぴょん通り抜けていきます。
ココの飼育員の方が、背中におじさんの顔がドカーンと載った、派手なオレンジ色の選挙Tシャツを着ていました。
写真にとればよかった! -
ガイドはこれにておしまい。
個人的に予約したIKOPA HOTEL MADAGASCARに泊まります。
プール付き・快適なお部屋でたったの一泊2人で1,400円。一人700円ですよ。すごい。
ただ、スタッフはオーナーと1人の女性スタッフを除き英語を話せませんでした。
そんなもんか~ -
ホテルの中は快適でしたが、トイレが詰まりまくるというトラブルに笑
また、シャワー室自体は大変きれいでモダンだったのですが、シャワー室の床が斜めになっているので、シャワーを浴びた水が排水溝に流れず、そのまま床にこぼれ落ちていきます。
何これ笑
こういう、当たり前なところが緩いのがマダガスカルなのであった☆
なお帰りの空港では、突然地元のスタッフに囲まれ荷物を持っていかれ(どうやら優先的に手荷物検査をしてくれたらしい)た後にお金をせびられましたが、アジア人狙い撃ちなことは見え見えだったので「頼んでない」の一転張りで払いませんでした。空港内ではマダガスカル通貨アリアリは一切利用できません。ここでお金をあげるかどうかは人それぞれなんでしょうね。 -
ということで、マダガスカルまとめ☆
・治安が悪い場所があるので、遠出する時や暗い場所を通る時は必ずガイドを雇うか地元の人と一緒に行動すること!
・衛星は良いとは言えないところもあるので、殺菌シートがあると重宝する
・道行く人たちはみな控えめだが、優しい。英語は話せないがフランス語を話す人も多いので、マダガスカル語かフランス語の会話を覚えておくと良い思い出になる
・バオバブの並木道で子供たちにお菓子をあげると何十人も集まってくる。歯磨きしない子も多いので、できればお菓子ではなくてペンやノートなど、勉強道具をあげるとよい
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