シンガポール(3)世界初就航でお手軽秘境

2018/05/11 - 2018/05/14

引っ越しを前に、ホームベースＫＩＸといよいよお別れフライトです。折しもシンガポール航空がB787-10の世界初定期便就航地に関空を選んだと聞き、思い出深い最後の背伸び旅。格安Ｃクラスの券は神様からのご褒美ということで。

でも行った所で特段シンガポールですべき事も思い浮かばず、選んだ先は日帰り圏のお手軽ジャングル、ウビン島。ヒコーキ好きにも新鮮魚介好きにもたまらん場所でした。

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩 飛行機
• 航空会社: シンガポール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

当然ながら人生初のB787-10がそこに。

1-2-1なので一人旅なら勿論窓側。椅子とサイドテーブルの配置は一列ごとに違うので、絶対こっちが良いわけですが、この頃まだ最新鋭すぎてSQのコールセンターの人も「窓側の席はみんな一緒では？」とアバウト。シートマップでよく吟味を。

シート調整は明快。

何もかもピッカピカ！

新鮮、ここにミラーとは。

安定のサテーからスタート。MHと比べるとややスパイシー大人風味？

京都の菊乃井監修という和食、ほんのりソルティー。

SQ機内のみで提供される70周年記念のTWG「seven tea」、これが上品で香り高く。

SQのC初体験、B787-10も超快適でサービスも文句なしでした。

さぁ、着いたものの、何しよう。安宿をとったチャイナタウンで途方に暮れる。

とりあえず以前も訪ねたSG最古のヒンドゥー寺院、スリマリアマン寺院へ。

夜が更けても大賑わいです。

地元の友達がバクテーの名店に連れてってくれました。

折しもマレーシアの首相選投票日。実家はクアラルンプールの親友の指先は、投票した証で真っ黒く。

ツーリスト向けの肉骨茶（バクテー）と一味違って少々塩味が効いててスパイシー、きっとビールに合うのにビールの取り扱いなし、ガビーン。

翌朝は一念発起し、近郊の小島、ウビン島へ。グリーンラインのタンピネス駅からバスに乗り換え。

バス終点のチャンギビレッジ下車で、徒歩数分のチャンギポイントフェリーターミナルです。

お客さんで満席になったら出航するというざっくりシステム。

十数分、あっという間に到着です。

上陸するとすぐに果てしなく貸自転車屋さん！どこも劇的な違いはない印象。タンデム（二人乗り）のラブラブスタイルはどう見ても乗り辛そうでした。タイヤの具合やサドルの高さを確認してもらったらいざジャングル探検へ！

シンガポール都心ではお目にかかれない数多の巨木に早速テンション上がります。

但しばっちり舗装されているのは前半数分のみ。

最終的には結構なワインディングロードに。

島の住民ともちょいちょい遭遇します。こちらから喧嘩売らない限り皆さん紳士的です。

クライマックスのボードウォークは自転車NG。鍵もないチャリンコを置いていくのは心許なかったけど結局ここに来る人は１００％チャリダーなので、盗難の心配はまずありません。

海にせり出した美しいボードウォーク！気持ちいい！しかし暑い！

足元の干潟にはムツゴロウさん的な皆さん。

程なくマングローブの森へ突入。

暑くて暑くて仕方なくてもこの手の物には登らざるを得ません。

ジャングル一望！

すぐそこで激しく離着陸するヒコーキたちも目と鼻の先です。ワッオー！

小さな島ですが、山あり谷あり池もあり。

好戦的な方もいます。ビニール袋の類は狙われがちとか。気をつけて。

一周済ませて喉カラッカラになった所へ絶妙に登場するシーフードレストラン。

プリップリです。タイガービールに合わないわけがない。但し値段は別に安くもなく高くもなく。

船で戻ったすぐ先のホーカーズの方が品数豊富でリーズナブルです。

ここからは一層すぐそばでヒコーキが！大興奮。

夜は別の友人とチキンライスの会。

何とも上品な。シンガポーリアンにも大人気のお店でした。

酔い覚ましにマリーナベイサンズ前のコレ。SG三度目にして初。

毎朝飲むのはアレですが、濃厚で超トロピカルな芳しい香りはやはりTWGならでは。

問題は夜です。ん、いつから？アルコール規制が厳しくなってて、コンビニはもちろん路地に面した飲食店でも午後１０時半を回ると酒の提供終了。テラス席とか外から丸見えの席でなければちゃんと（但しこっそり風）ビール飲めます。

次の日は、セントーサに。この直後に北朝鮮のあの人と米国のあの人がここで歴史的な会談を果たすわけですが。

セントーサ経由だったのに、ユニバーサルスタジオとか王道は行かず、親友が学生時代にアルバイトしていたという怪し過ぎるスポットに。

元タイガーバームガーデン、もうどこを切っても違和感しかありません。

強烈です。何一つ可愛くありません。

楳図先生、助けて下さい。

恐怖蜘蛛女に見守られつつ、地元の方々が楽しくピクニック。

パンダを妖怪化するなんて至難の業。元タイガーバームガーデン、現ハウパービラは入園無料です。世界でここだけの体験、是非！

カオスから、次は地元の友人御用達のローカルプール。何故ここに連れて来られたのか。

頭上に轟音！ヒコーキ好きと知ってる親友の絶妙なチョイス、しかしこの手の「乗れない」系ヒコーキへの関心は今ひとつ、というのは明かさず。

満ち足りてチャンギ空港へ直帰しようとしたら、４人目の地元友人「ハリラヤ見てってよ！」。ムスリムのラマダン月を盛大に祝って手当たり次第にライトアップです。

光り輝く街の片隅でクラフトビール飲み比べで締めくくった後は、チャンギ空港のシルバークリスラウンジで再度締めくくり。シャワーも浴びてさっぱりです。

さらに三度目の締めくくりに空港内でマッサージ、危うく寝落ちして搭乗し損ねる所でした。

SQのCクラス初心者が陥りがちな苦境です。事前予約したロブスターテルミドールを、数時間寝た直後の未明に饗される。胃袋びっくり。

KIXバス乗り場から、石を投げたら当たる距離（※絶対投げません）に居並ぶお馴染みの順序の尾翼たち。ありがとう、B787-10、そしてKIX。近所に住んでたおかげでお手頃LCCから背伸びCクラスまで色んな翼で人生を豊かにしてくれました。さようなら、また傍に帰って来る日まで。