車中泊10回目（６）大震災から7年半の東北：宮城名取～福島いわき

2018/09/13 - 2018/09/14

《車中泊第10弾》
2018年9月、越中八尾・おわら風の盆を見物。
その後、岩手から福島まで3.11大震災から7年半の東北を6年振りにその様子を見て廻りました。
道中では、２０湯ほどの温泉を訪問しました♪

【15～16日目】
大震災から7年半の東北：宮城・名取から福島・いわきまで巡りました。
6年前は岩手から宮城・仙台までの訪問。仙台以南は初めての訪問です。

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D15 9/13木　名取～壁T名取～福島･相馬～南相馬　泊：道の駅 南相馬
D16 9/14金　南相馬～浪江～双葉~大熊~楢葉~いわき～壁Tいわき　泊：小名浜三崎公園P

エリア 福島

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

【１５日目】
朝、道の駅 おおさとから2時間で、名取・閖上地区（宮城県）に到着。

名取・閖上地区
長～い海岸線に沿って、長～い堤防ができていた。
ふっと、日本版万里の長城だなーと。

海辺には人っ子ひとり居なかった。

閖上・日和山（ひよりやま）
大正時代、閖上漁港の船出入りを見るために作られた人工の小山。
高さ6.3ｍ。

閖上・日和山
小山の上には神社があったが、津波は小山を2ｍ超えて神社も、大きな古い石碑も押し流してしまったらしい。
　神社の一部は再建された。
小学生や中学生たちがバスで訪れていた。一般の人もいた。
3.11の語り部もおられ、閖上の状況を知れる拠点になっていた。

日和山の傍にビルが１棟残されていた。
語り部さんによると、津波は3階を超え、ご主人が一部4階の上までよじ登り、辛うじて命を落とさずに済んだらしい。

傍には祈念碑もできていた。

名取・閖上地区は、海から1kmに海岸と並行する川がある。
この地域では、津波があっても川を越えることはないと昔からの言い伝えだったらしい。

現在は、川までは住宅を造らない条例ができたそう。

名取・閖上地区

名取・閖上地区
津波は海から3-4kmにある高速道路の土手で止まったが、開口部から更に内陸へ進んだ。

壁テニス・名取市市民庭球場（十三塚公園）（宮城県）★★★★★

使用料=105円/H。無休。
オムニ1面。縦壁。左右＆後ろにネットあり。
Hotシャワーあり、無料。

相馬へ

福島県・相馬に入りました。
広い田んぼには稲が実ってた。

相馬
海辺の堤防沿いにソーラーパネルがズラリ。

広大なソーラーパネル群
平地の海辺には似合わない代物だなー。

相馬の堤防と海

南相馬（福島県）に入りました。

南相馬
地面のかさ上げと堤防工事中

南相馬
立ち入り禁止が増えてきた。

南相馬
この辺りの堤防は完成

今日の宿、
道の駅　南相馬（福島県）★★★★

・駐車場：〇　
・トイレ：24H使用可＝ウォシュレット×2
・無料Wi-fi：〇
・その他：食材△、温泉なし。

コメント
Ｐ泊地としては「道の駅 そうま」の方がいい感じだった。
※写真はHPより。

【１6日目】
南相馬

海岸線は、日本版万里の長城が続く

この辺りは、波けしブロックだけで、高い堤防は無かったんだろうな。

南相馬
土壌表面50cm～1ｍ位の放射能汚染土壌を、僅か１台のショベルカーで作業していた。

なんかイヤイヤやってるイメージ。
「汚染土壌除去も積極的にやってる」と行政の言い訳みたい。

浪江町（福島県）

浪江町
住民は見当たらず、家々は誰も住んでいなかった。
津波被害の家々もそのまま。

汚染土壌作業は、ここも1-2台の建機。

浪江町
どの家も無人、どの家も封鎖中。

浪江町

双葉町（福島県）
三陸からズッ～とだが、土木用大型車だらけ。
１日走り、顔を拭くとタオルが黒ずんだ。
初日はなんで？とビックリしたが、ディーゼルの煤（すす）だった。

双葉町
ここからは大熊町～富岡町まで帰宅不可能地域。
海沿いのR6号線だけ、窓を閉めてノンストップで通行することだけを認めている。

双葉町

チェルノブイリ方式
・原発事故対策総費用は軽く100兆円オーバー？
　そのコスト含めて比較するなら、原発は異常に高価。
　なのになぜ？いつでも原爆作れる為に？
・チェルノブイリは、周囲30kmを放棄。原発はセメント石棺だ。
　原始的な手法だけど、コストパフォーマンス的に現実的方法だ。
　どっちみち放射能汚染は数百年は住めないし。
と、個人的には思う。

双葉町

大熊町（福島県）
東京電力 福島第一原子力発電所のある地区。

大熊町
国道に、放射能値のリアルタイム表示器が2ヶ所あった。
勿論数値は、人体に無害なレベル（規制値）を超えていた。
※数か月後、ここ表示器は撤去されたとテレビが伝えていた。なんで？

大熊町
右手にパチンコ屋が見えた。
原発事故前のままで静まり返ったまま。

大熊町
NissanもK'sデンキも。

富岡町（福島県）
IDEMITSUも

富岡町

帰宅不可能地域を抜けて楢葉町に入りました。
楢葉町の道の駅は、双葉警察の臨時庁舎になっていた。

楢葉町
更地のままで人気なし

楢葉町
堤防の土木工事だけは行われていた。

いわき・久之浜（福島県）
ここ辺りでも新しい堤防が張り巡らせていた。

いわき・久之浜
新しい家がポトポチと。

いわき・久之浜
まだ更地の所も。

壁テニス：平テニスコート（福島・いわき）★★★★

使用料=100円/H。
ハード2面分。少し傾斜壁。
Hotシャワーあり、20分100円。
コート1面を壁打ちに使用しているため、後ろは長い。

いわき・小名浜地区　松下公園（福島県）
今日のＰ泊地としたやってきました。

いわき・小名浜地区　松下公園
対岸は小名浜の工場地帯。
いい場所だっただったんだけど、
「ここは5時半に施錠します。」と。

今日のＰ泊地
三崎公園 第８駐車場（福島 小名浜）★

・駐車場：〇　広いが真っ暗。お勧めしない。
・トイレ：なし
コメント
近くの松下公園が夕方施錠されると知って、こちらに移動。
他にＰ泊車は1台も居ず。夜警察の巡回で職質あり。

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６年振りの三陸は岩手・宮古の田老地区から福島・いわき迄を巡り終え、今回の旅の主目的を終えました。
福島から奈良までは遠いので、温泉に立ち寄りながら帰ります。