2018/11/03 - 2018/11/03
35位(同エリア355件中)
beachさん
- beachさんTOP
- 旅行記185冊
- クチコミ20件
- Q&A回答13件
- 323,573アクセス
- フォロワー249人
9月から再びドイツに長期滞在しています。
---Tagesfahren 3.11.2018---
デュッセルドルフから約1時間半、ボン近郊のケーニヒスヴィンターにあるドラッヒェンブルク城に行ってきました。
<ドラッヒェンブルク城 (Schloss Drachenburg)>
日本のガイドブックでは余り見かけないお城ですが、地元の方達の間では有名な観光スポットのようでしたので行ってみる事にしました。
ちなみにDrachen=ドイツ語「ドラゴン」なので、ドラゴン城とも言われています。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
■Samstag, 3. November 2018
デュッセルドルフから日帰りでボン近郊のケーニヒスヴィンターにあるドラッヒェンブルク城に行ってきました。今回は、語学学校の週末アクティビティに参加しました。 -
デュッセルドルフから、ケーニヒスヴィンターまでは片道約1時間半。
今回は、RE(Regional Express:ローカル快速電車)を使って行きました。 -
ケーニヒスヴィンターに到着。かなりローカルな感じの駅です。
-
Bahnhof Königswinter(ケーニヒスヴィンター駅)
-
ドラッヒェンブルク城は、小高い山の上にあります。山の麓からは登山鉄道も出ています。
私…城とはことごとく良縁が無く、毎回仮死状態で山道を登ったり、下ったりしているのですが、今回ももちろん徒歩で登ります!でも、今回の上り坂レベルはかなり低め!そして舗装もされているので、紅葉を楽しむ余裕もありました。 -
前を歩くご夫婦がとても素敵!
-
Reptilienzoo (爬虫類動物園)
ドラッヒェンブルク城に向かう途中にあった爬虫類動物園。苦手なので、もちろん入りませんでした。 -
爬虫類動物園の前にワーグナーのレリーフを発見。
実はここ、ワーグナーの叙事詩「Nibelungenlied(ニーベルンゲンの歌)」に登場する英雄ジークフリートがドラゴンを退治し、その返り血を浴びて不死身になったという伝説の舞台「Drachenfels(ドラゴンの岩)」があります。
それにちなんで建てられた「ニーベルンゲンホール」の記念碑のようでした。 -
このあたり一帯には、7つの円錐形の山々があり、それらをまとめて「Siebengebirge(7つの山々)」と呼ばれています。
-
登山鉄道では、ドラッヒェンブルク城はもちろんのこと、更に上にあるDrachenfels(ドラッヒェンフェルス:竜の岩山)まで行くことが出来ます。
-
ちなみにドラッヒェンブルク城のガイドさん曰く、この登山鉄道の色は、ケルン生まれのオーデコロン「4711」から採用されたそうです。
-
空飛ぶ宣伝飛行機。
-
Vorburg(ドラッヒェンブルク城への入口)
入場料(大人)
・城のみ:7ユーロ
・登山鉄道往復と城のコンビ:16ユーロ ※2018年11月時点
ちなみに冬期など休業期間がありますので、必ず事前にHPを確認した方が良さそうでした。 -
建物の中央には、イノシシのオブジェ!何か意味があるのかガイドさんに訊ねたところ、この辺り一帯には当時イノシシが生息していたとのことでした。
-
Schloss Drachenburg(ドラッヒェンブルク城)
ドラッヒェンブルク城は、ボンの銀行家ステファン・フォン・サルテのプライベートヴィラとして1881年に建てられた比較的新しい城です。しかし彼は、この城に住むことなくして、1902年にパリで亡くなくなりました。竜の城 城・宮殿
-
城の造りは、ゴシック様式が基本になっているのですが、随所に各時代の代表的な様式が取り入れられているのが特徴的だそうです。
-
ドラッヒェンブルク城は、ステファンの死後、数人の手に渡りホテル、カトリック教会の寄宿舎学校、アドルフ・ヒトラー学校と維持はされていたものの、第二次世界大戦で城は破壊され、10年間は荒廃したままでした。壁画や装飾品の一部は盗まれたそうです。
その後、パウル・シュピナートの資金援助があり、徐々に元の姿を取り戻します。そして、1986年にドラッヒェンブルク城は歴史的建造物として登録され、ノルトライン=ヴェストファーレン州によって保護、本格的な改修が行われました。 -
Venusterrasse(ヴィーナステラス)
この美しい城はライン(川)上のノイシュバンシュタイン城とも言われているそうです。 -
ヴィーナステラスからのライン川の眺め。もう最高ですね!
-
黄金の鹿が輝いています。
-
この作り物のような木、本物です!興味津々!
-
Empfangssaal(迎賓の間)
内部見学はガイドツアー(ドイツ語)に参加しました。 -
Speisezimmer(ダイニングルーム)
-
Nibelungenzimmer(ニーベルンゲンの部屋)
-
Kunsthalle(美術館)
美術館といっても絵画があるわけではなく、ステンドグラスを芸術作品として鑑賞する空間として造られたそうです。 -
ステンドグラスのモチーフは、世界の出来事、芸術、科学のあらゆる分野の著名人を取り上げています。
このステンドグラスは、左からルーベンス・デューラー・レンブラントと画家が取り上げられています。 -
こちらは、ベートーヴェンの第九でお馴染みのシラーの詩「自由賛歌(Ode An die Freiheit」、歓喜の歌の詩が描かれたステンドグラスです。
ガイドさんが美声を響かせて歌ってくれました♪ -
Haupttreppenhaus(メイン階段)
-
メイン階段の東壁にあるステンドグラスは、破壊されることなく残ったオリジナルでのステンドグラスです。
-
S字型の椅子。
当時は女性が男性と隣り合って座ることはタブーとされていたため、このような形になったと言われています。一目を盗んでこっそりお話をしたり、キスをしたり。
ちなみに男性同士がこの椅子に座った場合は…、暗殺計画やテロを企てていたとか。 -
内部見学で一番驚いた部屋です。
この天井、実は「木」を一切使っていないのです!!!
なんとGips(ギプス:石膏)を色付けしたもので出来ているそうです。そう、あの骨折した際に固定するギプスです!(ちなみにギプスはドイツ語です!)
何度見ても木に見えました…。 -
Ehrenfremden-Appartement(ゲストのためのアパート)
約1時間のガイドツアーでしたが、想像以上に見所のあるお城でした。 -
帰りも徒歩で下山します。途中にあったレストランで昼食を取ることにしました。
-
Gaffel Kölsch(ガッフェル ケルシュ)
-
サラダをメインディッシュで頼んだのですが、これが美味!大正解でした。
-
対岸に見えているのが、ボンで一番高い建物「Deutsche Post(ドイチェポスト)」。
-
ブドウ畑。
ここケーニヒスヴィンターはワインの醸造も有名で、「Drachenblut(ドラゴンの血)」という赤ワインも売っているそうです。今回は時間が無く、発見することが出来ませんでした。 -
こちらのロバは、お子様限定でお城まで乗せてってくれるそうです。辺りにはロバ臭が漂っていました…。
-
ドイツ最古の登山鉄道「Zahnradbahn(歯車式鉄道、1883年築)」。
思っていたよりも楽しめる観光スポットでした。良い季節にいくと風景、お城共に堪能できるかもしれません♪ -
<余談>
様々な国、様々な年齢の人たちが集う語学学校。レベルも人それぞれですが共通言語は外国語(ドイツ語)!何かを一緒に楽しむ感覚は誰もが同じなんだと思った1日でした。
ちなみに日本で写真を撮る際の「はい、チーズ!」の掛け声。ドイツ語では「1、2、3、Käse!(アイン、ツヴァイ、ドライ、ケーゼ)」。Käse=チーズのこと!
掛け声はやっぱりチーズ!そして笑顔は世界共通言語です!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- maayさん 2018/12/29 00:03:57
- Koenigswinter!
- beachさん
お久しぶりです。
これが、ドラッヒェンブルク城ですか!
いいですねー。
実は、昨年末のちょうど今ごろ、夕方のケーニヒスヴィンターに知り合いと居ました。
登山電車は、時間的にも動いていなくて、お城も行ってないのですが!(笑)
ケーニヒスヴィンターの静かな街をブラブラ、1つだけ開いていたカフェに入りました。
真冬はほとんど人がいなくて、でも、可愛らしい街並みだったこと、思い出します。
そして、
beachさんの旅行記を見るたびに
私もドイツ語、頑張ってみようかなぁ!と思います(*´-`)
maay
- beachさん からの返信 2018/12/29 00:44:17
- RE: Koenigswinter!
- maayさん
お久しぶりです。
いつもありがとうございます(*^^*)
クリスマスあたりは本当にお店が閉まっていて、町も静まり返っていますよね。
実は、私は知り合いからドラッヒェンブルク城を教えてもらうまで、存在を知りませんでした…。最初は天気も良いし散歩がてらと思っていましたが、こんなに立派だったとは…(苦笑)。
ドイツにいてもドイツ語には毎日苦戦していますが、ドイツが好きというモチベーションだけで乗り切っています(笑)。私の場合は、ちょっとした単語や挨拶が分かってくるだけでも、ドイツ旅行が物凄く楽しくなりました♪下手くそなドイツ語でも、一生懸命話そうとする姿ににっこりしてくれたりしますし(^_^;)褒められて伸びるタイプなんだと思います…(苦笑)
beach
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
ドイツ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
40