★満開のジャカランダと野生動物たちー南アの春ーその２:サファリ・ドライブ編

2018/10/12 - 2018/10/18

きょうは、こどものころからの念願だった
野生動物を見るサファリ・ツアーの日です。
南アでの観光目的の２つ目ですが、実際には
これが一番期待していたイベントなのです。
タンザニアかケニアに行くつもりでしたが、
ここ南アで見られるなら、すべてOK♪

ところが・・・っ！！
朝起きたら大雨で、その上、雷まで鳴っています。
いったい、どうなるの！？

しかも、この日は、オットにまさかのアクシデントが
起こったのです！

エリア サンシティ(南アフリカ共和国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

客室の窓から、庭を見下ろしたところ。
プールがあって、ここにもジャカランダの樹が
花をつけていました。

どしゃぶりの雨の中、朝７時にホテルを出て、車で３時間
の「ピーランズバーグ国立公園」へと向かいました。
幸いにも、こちらは曇ってはいますが、雨は降って
いません。
このロッジから、サファリ・カーで動物探索に出かけ
ます。

ロッジ近くに咲いていた花。
オーストラリアの「カンガルー・ポウ」に
似ていますが・・・日本では見かけないよう
な・・・？

出発後まもなく、草原の中にキリンの姿が・・・。
こんなにすぐに見られるとは予想していなかったので、
びっくりするやら、嬉しいやらで、一同歓声をあげ
・・・たいところですが、ここでは騒ぐのは厳禁。
邪魔をしないように、静かに鑑賞させていただきます。

こんどは、アフリカゾウが！
１頭ではありますが、車が走っている
道路のすぐ傍らなのです。

ここは、南ア最大規模の国立公園とのこと、
こんなに簡単に見られるとは、ほとんど期待して
いませんでした。
嬉しい誤算です。

我々の車にも動じるようすもなく、
こちらを見ています。

人間など眼中にないように、悠然と
歩き回っていました。
今はちょうど春先で、木々の新芽が
などが豊富なので、動物たちも喜んで
いるようです。

至近距離♪

わりと小さく見えるけど、若いのかな？
でも、ゾウは普通、群れで行動するもの
だと思っていましたが・・・？

そう思って見るせいか、いくぶん寂しそうに
見えなくもありません。
もっとも、これは私の勝手な印象ですよね。

ゾウさんにはゾウさんなりの、
思惑があるのでしょう、きっと。
しばらく立ち去りもせず、つきあって
くれて、ありがとう！

しばらく進むと、また何か・・・
これは、ヌウ？

行く手に数台の車が止まって、何やら
熱心に、遠くの茂みを見つめて、カメラを
向けたりしていたので、期待をこめて
近づいてみたら・・・！
「ライオン、ライオン！」
とツアーのお仲間が興奮して教えて
くださるのですが、私にはさっぱり見えなくて・・・。
「あ、２頭いる！」
「ごろごろしてる！」
え？え？　どこ～？
「ほら、あそこの３本の木の一番左！」
あたふたと見まわして、最後の最後に
やっと見つけました。
それも、１頭だけ。
で、やっとカメラにおさめたのが、
この１枚です。
なんとか撮れて、よかった～！

シマウマの群れが草を食べている
向こうには、インパラも。

こちらも、食べるのに夢中です。

シマウマとインパラが、仲良く
一緒にお食事って、なんだか
ほほえましい光景です。

美しい模様ですね。
自然の造形の妙。

お尻に３本の縦線があるのが、インパラの
特徴です。

よく見ると、顔も可愛い。

性格も、穏やかそうに見えますが、
実際はどうなのでしょうか。

シマウマは、この後もわりとよく
群れで見られました。

バッファローです。

動物園では見たことがありますが、
野生のものは、やはり迫力があります。

う～ん、精悍！

また、キリンがいました。

アミメキリンです。

ポーズ！

ワタシ、かっこいい？

あら、たくさんいたのね。

ここにも、インパラの群れ。

イボイノシシ。

先ほどのキリンの群れの
すぐ近くにいました。

萌えはじめた若葉を食べています。

水辺を通ったら、カバが２頭
いました。
１頭しか撮れなかったけど。

遠いので、ズームを試みましたが、
この程度がギリギリ。
本来なら、水場には動物たちが多く
集まるのですが、このところ雨が
降って水が豊富なので、あまり
見られないとか。

午後２時半ごろ、ロッジに戻って、
レストランでランチを摂ります。
前菜のサラダ。
良くも悪くも、ワイルドな感じで、
大盛りです。

メインはフィッシュ＆チップス。
３人前くらいの量がありました。
揚げたてでおいしかったのですが、
完食は無理でした。

デザートは、クリーム・ブリュレ。
おいしいけど、甘い。

食後、ロッジの外のあずまやで休憩。
ホロホロ鳥が歩いています。

動物たちも、ごく普通に行動しています。
そもそも、ロッジそのものが国立公園の
ど真ん中に建っているのですから、当然ですが。

きれいな鳥が・・・オオハシの一種
でしょうか。
ここが縄張りのようです。

なかなかの貫禄。

ホロホロ鳥も、ここではありふれた
鳥らしい。

午後は、また少しサファリの続きを。
インパラの群れは、もう見慣れました。
まったく人間は身勝手な動物で・・・
最初に見た時は大喜びしていたくせに、
「なんだ、インパラか。」
という感想に。　（笑）

それでも、このくらい近くで見られると、やっぱり
感動ものです。
しかも、ドライバーさんの話では、このインパラは
もうすぐ赤ちゃんを産むだろうと・・・。

バッファローの群れも。

南アで見られる野生動物の「ビッグ・ファイブ」
のひとつです。

その「ビッグ・ファイブ」は：
ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイ。
これらは、南アの紙幣にも描かれています

「ビッグ・ファイブ」のうちで、
私が一番見たかったのはヒョウなのですが、
もともと夜行性で、昼間は木の上で
お昼寝をしているはずですから、初めから
諦めていました。
（それでも、１％くらいは奇跡を願っていましたが。）
サイは見られるかも・・・と思っていただけに、ちょっと
残念。
欲を言えば、ゾウも群れで見たかったな。
それでも、今回「ビッグ・ファイブ」のうちの３種まで
見られて、とってもハッピーです♪

ただ、このサファリ中、まさかのアクシデントが！
じつは、ロッジに着いてサファリ・カー
から降りる時、オットがケガを負ってしまい・・・。

この車は、ひとつのステップを前後の
座席で双方から使う仕様で、ちょうど
オットがステップに足をかけようとした
瞬間、後ろの席の方が一瞬早く足を置いたため、
オットが体のバランスを崩して、かなりの
高さから地面に飛び降りる羽目になりました。
車高が高いせいで、思いのほか衝撃が強く、
脚を痛めてしまったのです。
はずみとはいえ、とんだ不運でした。

ともかくも、なんとか観光を終えてホテルに
帰り着きましたが、まだ旅行は始まったばかり。
これから、どうする？
幸い、ホテルの近くにいい病院があるというので、
応急処置だけでもということで、ホテルの車に送迎を依頼して、
急行しました。

清潔そうできれいな病院で、まずはひと安心。
添乗員のY さんが一緒に来てくださいましたが、
他のメンバーさんたちの夕食のお世話が
あるので、いったんお帰りいただいて、あとは
ほぼ私が対応しました。
医学的なやりとりを英語でするのは、
ちょっと大変でしたが、一通りの検査の
結果は、骨には異常がなく、肉離れだろうと
いう診断でした。
明日は空路での移動なので、一緒に行かないわけには
いきません。
今後の観光に支障が出るのは免れないでしょうが、
無理をしない程度に取捨選択して行動することに
して、心配して見に来てくださったYさんと3人で
ホテルに帰り、遅い夕食をとって寝ました。
やれやれ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－つづくー