2020/08/10 - 2020/08/10
1212位(同エリア9831件中)
ムッシュさん
■日本での初展覧会:ロンドンナショナルギャラリー展(国立西洋)
2020年3月東京国立西洋(7月~10月に変更された。)、7月大阪中之島にて”ロンドンナショナルギャラリー展”が開催された。ゴッホ「ひまわり」が来日します。
*本展覧会出品作品を前半にまとめる。
■美術館巡り、ロンドン ナショナル ギャラリー(London National Gallery)。
2018年、この美術館訪問は、2002年以来16年振りです。久し振りなので初めての気分です。(2回目)
「狙い」
1.フェルメール作品 2点をじっくり観る。
2.ナショナルギャラリーの名画を鑑賞する。
3.コートールド美術館展 IN ナショナルギャラリーを観る、中でも人気のマネ作の「フォリ-ベリジェールの酒場」を鑑賞する。
ここでは、マネ、ルノアール、モネ、セザンヌ、ゴーギャンも展示されていた。この企画展は、有料で7£ 入場料でした。
■コートールド美術館展 IN ナショナルギャラリーの鑑賞旅行記
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11424559/
あまり混雑もなく、ゆったりと時間を過ごせた。
同じ館内で、企画展と常設展なので、フォトが混在したかも??
■日本での初展覧会:ロンドンナショナルギャラリー展(国立西洋)
2020年3月東京国立西洋(7月~10月に変更された。)、7月大阪中之島にて”ロンドンナショナルギャラリー展”が開催された。ゴッホ「ひまわり」が来日します。
*本展覧会出品作品を前半にまとめる。
■この旅行記の絵画掲載順番
1.)ロンドンナショナルギャラリーの超有名なbest selection作品群
2.)次いで2020年日本開催の「ロンドンナショナルギャラリー展」に来日予定の作品群
3.)上記以外の同美術館の作品群。(有名なArtist中心に)
【美術館の歴史と特徴】
トラファルガー広場にオープンした現美術館は、1838年、ヴィクトリア女王が即位した翌年。常時展示されているのは約2300点。コレクションは実質、これが全て。内容は、オールドマスターから近代に至るまで名画揃い。
そして、LNGの近代美術部門の分館としてテート・ギャラリーが出来た。
角砂糖を発明し巨富を築いたヘンリー・テイトにちなむ美術館。
幅広い地域と時代を網羅した質の高い巨匠の作品が集結。西洋絵画の教科書。
美術館は常に無料で一般公開されている。
【ロンドンの美術館】
*美術館巡り テート・ブリテン(51)in London。ターナー絵画、ロセッティ絵画、ミレイ絵画、コンスタブル絵画巡り
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11425678/
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
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ナショナルギャラリーの横顔
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ナショナルギャラリーの正面ゲート。さあ、入ります。入場無料ですが、任意の寄付は自由に!目安は5£を推奨してる。
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ロンドンナショナルギャラリーの館内マップ
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以下、1.)ロンドンナショナルギャラリーの超有名なbest selection作品群です。
ナショナルギャラリーで一番人気なのが、ゴッホの名画「ひまわり」です
ゴッホ1888年 ○2020「ひまわり」ロンドンナショナルギャラリー所蔵
*ゴッホのbest selection作品
#2020年3月に東京、国立西洋の「ロンドンナショナルギャラリー展」に初来日
*ゴッホが南フランスのアルルで芸術家たちとの共同生活を送るための家「黄色い家」にゴーガンを迎えるため、家を飾り立てる7点の「ひまわり」を描いた。
本作は4作目の「ひまわり」で、生命力溢れる15本のひまわりが描かれている。
ゴッホが精神を病んでしまう前、新しい生活に向け希望に溢れていた時期に描かれた作品。
#同類のひまわりは、日本、新宿の損保ミュージアムにも展示されている。アムステルダム国立美術館の「ひまわり」と損保ジャパン美術館の「ひまわり」とは兄弟にあたり、この三作は同じ構図で描かれた「ひまわり」である。
#実はゴッホの描いたひまわりという作品は7点存在。その内の4作目。
残る6枚は
ミュンヘンのノイエ・ピナコテーク
東京西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
アムステルダムのファン・ゴッホ美術館
フィラデルフィアのフィラデルフィア美術館
ロンドンナショナルギャラリー
アメリカの個人蔵 -
先ずは超目玉作品グループの紹介です。
ロンドンナショナルギャラリーには、フェルメール作品が2点あります。
その1、
フェルメール作 1670‐72「ヴァージナルの前に座る女」 ロンドンナショナルギャラリー所蔵
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*その他の、世界のフェルメール絵画鑑賞旅行記
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11309167/ -
フェルメール作 少し拡大。
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その2、
フェルメール作1670年『ヴァージナルの前に立つ女』ロンドンナショナルギャラリー所蔵。来日せず。
*その他は、フェルメール絵画作品巡り旅行記を見てください
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11309167/
*光と陰影の巧みさ。また、何かもの言いたげな女性の視線と奥に飾られているキューピッド絵は、女性が愛を夢見ていることを表現してる。
*ヴァージナル(チェンバロ)を演奏する女性が描かれています。ヴァージナルと後ろの壁のキューピットの絵は、音楽と性愛の関係性を表しているとされています。 -
ヨハネス・フェルメール 1670「ヴァージナルの前に立つ女」 ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵
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best selection 言わずと知れた天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作。
ナショナルギャラリーでも指折りの人気作品で、洗礼者ヨハネ、聖母マリア、イエス・キリスト、天使が描かれています。これも超目玉作品
ダ・ヴィンチ 1495-1508 ロンドン版「岩窟の聖母」 油彩・板 ナショナル・ギャラリー所蔵
*best selection作品。 天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作。
ナショナルギャラリーでも指折りの人気作品で、洗礼者ヨハネ、聖母マリア、イエス・キリスト、天使が描かれています。
##ほぼ同類の「岩窟の聖母」が、パリ、ルーブル美術館にある。
##細長い十字架と衣と言えば、洗礼者ヨハネを表す伝統的なアトリビュートであり、それを身に着けているということは、その人物は洗礼者ヨハネということになる。
*ラノの教会に依頼され岩窟の聖母を描きましたが、なぜか別人に売却してしまい、もう一枚描きました。売却したほうがルーブル版、教会に納めたほうがナショナル・ギャラリー版だと言われています。
*ロンドン版は、人物がやや大きめで、背景の岩場もより詳細に描かれている。 -
これもめちゃくちゃ有名。数少ない、ダピンチの描画作です。best selection
レオナルド・ダヴィンチ1498年「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」LNG所蔵
#スケッチデザイン版。木炭、墨、炭。
*数少ない、ダピンチの描画作です。best selection
#このデッサンに描かれている聖母マリアは母である聖アンナの膝の上に腰掛け、幼少のキリストを抱いている。 そしてキリストの従兄である幼児聖ヨハネ絵に向かって右側に立って描かれている。
*フィレンチェで公開された「聖アンナと聖母子と幼児聖ヨハネ」のカルトンは、謎めいた微笑を浮かベた聖母とアンナの優美な表情や存在感、完璧な構成によって、画家たちを驚かせた。
*堂々たる群像の圧倒的な存在感、明暗の調子の配分、骨格構造の確かさ、これが下絵でも完成版です。
*ダヴィンチは、フランス・アン・ポアーズ近郊の城で亡くなった。その時、彼の手元には、「モナリザ」「聖アンナと聖母子」「洗礼者ヨハネ」があった。 -
この時代にして、この絵。技術的にも有名な作品です。(best selection)
ヤン・ファン・エイク作1434年 『アルノルフィーニ夫妻像』(LNG所蔵)
*画家の代表作品である。
*細かな部分まで観察して描かれており、油彩画の基礎を築いた美術史の中でも貴重な一枚です。
*15世紀初期ネーデルランドを代表する絵画の巨匠です。ブルゴーニュ公の宮廷画家でもあり、大きな工房を持ち富裕層からの注文もうけていた。本画もその一枚。
#《アルノルフィーニ夫妻の肖像》は、ヤン・ファン・エイクの代表作で、油絵の技法が確立されていなかったこの時代に、すでにこれだけ精緻な描写を実現している
*事物をありのままにとらえることが出来る、完璧な観察眼を持った精緻な表現、描写力から史上最初の芸術家であると言われる。
*完璧な遠近法を使って描かれたものではないが、光の表現によってとても奥行きのある作品に仕上がっていル。
*犬は貞節、サンダルは神聖な場所を、ロウソクはキリストを象徴する。鏡の枠にキリスト受難の十番面が描かれ、その左にロザリオの水晶玉がリアルに表現。
*絵具の重ね混ぜ合わせで独特の陰影を創出。三次元形状を表現。
*細部に至るまで緻密に仕上げる徹底した描写、室内空間を表現する光の拡散・反射など卓越した技法は油彩技法の完成者と言われるヤン・ファン・エイクです。
*半透明で艶のある薄い顔料を幾層にも塗り重ねることで、空間に深い陰影・奥行きを生み出し、卓越した観察力・描写力で現実に物が存在するかのような表現に成功しました。
*背景の壁面中央には「ヤン・ファン・エイクここにありき」という銘があり、さらにその下の丸い凸面鏡にはヤン・ファン・エイクの自画像と思われる人物が小さく映りこんでいます。ほかにこの室内の大半と夫妻の後ろ姿が描かれてる。
*ヤンによる近視眼的な精緻な観察による表現、人間技と思えないほどの描写力が人々を引きつける。 -
ヤン・ファン・エイク1434 『アルノルフィーニ夫妻像』の拡大。
ベストセレクション作品
*どんな細部も揺るがせにしない隅々まで描き込まれた細密描写。中央背後の凸面鏡の周囲にはイエスの受難を主題とする10個のメダイヨンが描かれている。左にはロザリオが掛けてある。
*中央のミラーに二人の姿と室内の様子が、映っているのまで描写されているのが分かります。
*凸面鏡に室内を描くことで、キャンバス空間を超えて、観る人の場所まで絵画空間を広げている。この手法はヴェラスケスに影響を与えている。 -
これも超目玉作品
レンブラント1640年 ◎2020「自画像 34歳」LNG所蔵
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
#画家としての名声は極まり、自信に満ちた表情やたたずまい。まとう衣装も全盛の人にふさわしい。
*モナリザ以来の斜め45度に体を傾けた、ポーズ。ティツイアーノ、ラファエロなどの巨匠を研究した作品。
*広範に晩年の自画像もあります。 -
ドミニク・アングル1856 bs「モワテシエ夫人 "Madame Moitessier"」
*アングルが完成までに九年を要したベストセレクション作品。
#この絵と、メトロポリタン美術館の「ドブロイ公爵夫人」は双璧。どちらもモデルの美しさと、ドレスの美しさに目を見張るのです。
#アングルはもう1枚、モワテシエ夫人を描いており、黒いドレスを着た立ち姿はワシントンのナショナルギャラリーで見ることができる。
*人物画に於いても理想美を追求したアングルの傑作である。
*頬に当てた手は軟体動物のようにデフォルメされ、顔の表情には理想化され、衣装や小物の質感や鏡に映る鏡像で、装飾性と神秘性を示している。 -
ベラスケスのbest selection作品
ベラスケス作 『鏡を見るヴィーナス』1647年
*スペインの巨匠ベラスケスが描いた、唯一の裸婦像。白く艶やかな肌と女性らしい体の曲線が見事に描かれている、また鏡を巧みに使っている。鏡は見る人を誘い込み、つい引き込まれてしまいます。この異端審問の時代、スペインでは裸婦画は禁止されていた。
*まずヴィーナスの背中を観て、鑑賞者を見返す鏡のヴィーナスと視線が合う仕組み、誰も描かなかった大胆な構図。
*スペインで描かれた最初の裸婦画。均整の取れた若々しい体と白く輝く肌は女神にふさわしい美しさをはなったいる、
*鏡を介してこちらを見ている裸婦の肢体は見るものを酔わせるようにかんのうてきである。
#スペインではカトリックの禁制がきびしく、たとえベラスケスであろうとも、一糸まとわぬ女性を描くことは許されなかった。このヴィーナスは引き締まった身体が特徴的です。多彩な色合いを使って表現された肌の表現にはうっとりと見入ってしまう。自由なタッチでありながら構図は非常に考え抜かれており、ゴヤはこの作品に刺激を受けて、ベラスケスの100年後に、代表作である『裸のマハ』を制作したと言われていル。
*女神ヴィーナスがベッドに横たわる後ろ姿を描いています。17世紀のスペインでは裸婦画を描くことは重罪だったため、後ろ姿になっています。
*同じヴィーナスでも色々なポーズが考案されてる。横たわる裸婦は、16c初めのティツアーノ「眠れるヴィーナス」の系譜の中にある。 -
ボッティチェッリ 1501年 「神秘の降誕 'Mystic Nativity'」
best selection作品
*天井界では、陶酔したように輪になってくるくる踊る天使たち。地上でも、最下部で3組の天使による抱擁が繰り返される。
*画面センターのキリストは、訪問者に気づかずに聖母マリアの方に手を伸ばす。左側3人の王と右側羊飼いです。 天国の黄金のドームが開かれ、巻物と絡み合った王冠で飾られたオリーブの枝を抱える12人の天使がくるっと回って踊っている。 手前下部では、3組の天使と男性が抱擁している。 -
サンドロ・ボッティチェッリ1485年 bs「ヴィーナスとマルス」
best selecion 作品
*ルネサンスの巨匠ボッティチェリが好んで描いた、戦争の神マルスと、平和の美の女神ヴィーナス。
*「ヴィーナスの誕生」(ウフィティー美)と同様に、ついつい見入ってしまう美しい作品です。美の女神ビーナスと軍神マルスが横たわっています。
*ヴィーナスとマルスは、平和と戦争を象徴しており、愛の力で戦争を止めようという寓意画として、ルネサンス時代しばしば描かれた。
*ヴィーナスのドレスにはテンペラならではの繊細なハッチングが施され、体の肉付きも生地の透け具合も見事に表現されている。 -
ターナー1839年 bs「解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号」(ロンドンナショナルギャラリー蔵)
*イギリスの超有名ロマン主義を代表する画家ターナーです。 best selection作品
*合理性よりも叙情性や主観的表現を重視する。モチーフの輪郭が明瞭で無くなり、光と色彩が溶け合うような風景画をかいた。
*イギリス史のハイライトの一つ、1805年のトラファルガーの闘いで、ネルソン提督とともに戦った栄光の帆船、テレメール号。しかし時代は帆船から蒸気船へ。ターナーが捉えたのは、ついに木材に解体されるため夕陽を浴び、テムズ川を曳かれていく戦艦の姿。
*夕日の日没と戦艦の解体場に向かうテレメール号を重ね合わせたようだ。帆船の黄昏を重ねたかー? -
ターナー1844 bs『雨、蒸気、速度―グレート・ウェスタン鉄道』(ロンドンナショナルギャラリー所蔵)
これもターナーのベストセレクション作品。70歳前の晩年のさくひん。
*美術の教科書でいつも見てた絵ですね。
*ターナー作品を最多数所蔵してる美術館は、ロンドンのテート・ブリテンです。
テート・ブリテン美術館訪問旅行記は次です。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11425678/
##この絵画のポイント
1、具象はどこにも無く、空気感だけで、向かってくる列車のエネルギーを表している。ターナーの真骨頂発揮である。機関車と自然が一体になるように描いてる。
2.画面左下部に旧時代の文明の利器であった小舟、鉄道右に小さく農夫と牛が描かれ、鉄道文明との対比も示されている。風によって乱れる雨、うねるような大気の描写、筆致を残された荒い筆さばき。外から見えないはずの赤い火を吹くボイラー室も描かれ写実を超えた想像の世界となている。
3、ロンドン、テムズ川に架かるメイデンヘッド橋が舞台。
*遠近法を効かせた構図は、列車のスピードをより効果的に表している。
4.ターナーは風景をそのまま描くのではなく、その風景を構成する大気や日の光、産業革命による機械の鼓動、蒸気、スピード、音など、その場の臨場感を余すところなく描き込んだ。 -
アーニョロ・ブロンズィーノ Bronzino 1545年 「愛と勝利の寓意 An Allegory with Venus and Cupid」 ロンドン・ナショナル・ギャラリ蔵
*画家の傑作品、best selection作品 油彩、板絵
*中央にキスするヴィーナスとクピド、ヴィーナスは矢を取っている。右のバラを持つ幼児は「快楽」を、その後ろは「欺瞞」の擬人像である少女を、左真ん中の老婆は「嫉妬」から髪を掻きむしり、右上は「時の翁」を描いている。翁の右肩に砂時計、ヴィーナス左手のリンゴはパリスの審判で獲得したもの、左下隅の鳩は愛欲、多産の意。右下の足下の二つの仮面は虚偽を、左上の青い布を持つ無表情の人は忘却の擬人像、青い布は心理を表している。
地上の愛は、時間で失われ、残るのは天上の愛のみであるという寓意。
*奥行きの浅い空間にボリュームあるくねった人体、鮮やかな色彩。 -
ピエロ・デラ・フランチェスカ 1437年「キリストの洗礼」LNG 所蔵
best selection作品
*ピエロ・デッラ・フランチェスカはイタリア初期ルネサンスを代表する画家。明瞭簡潔な画面の構成、人や樹木の形態把握の仕方、明るい色彩感覚などには現代美術に一脈通じる
*トーンが明るく、表現はクール。
*キリストに洗礼を授ける洗礼者ヨハネ。すると天が開け、精霊が舞い降り、「わがいとし子よ」の声が響きわたった。とされています。イエスの頭上の鳩は精霊のシンボル。
*キリストの活動開始という記念すべき場面を、真正面から描いた。ヨハネの右後ろには洗礼を受けるために服を脱ぐ男、背景は画家の故郷であるトスカーナの風景。
*上部が円形、下部が正方形からなり、センターに聖霊の鳩が描かれている。画家は数学者でもあった。
*観るものの目線は、中央を真上から真下に、垂直に下がる。キリストの顔は、正方の辺を半径とする四分の一円の交差点にある。幾何学の権威フランチェスカの意図。
*フランチェスカは光りを受けて変化する色の効果をいち早く学び、取り入れた画家。青空、背後の丘陵、人物の衣装、川面に映る様子など自然観察が鋭い。風景の写生の始まりと言われてる。 -
左側 :デ・ホーホ1660年 〇2016「女性と召使のいる中庭 A Woman and her Maid in a Courtyard」
#2016年「フェルメールとレンブラント展 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」(森アーツ)で来日し、鑑賞した。
*フェルメールと交流のあったデルフト時代の制作。左端に主人の姿を描くなど、物語を感じさせる絵を得意とした。
右側:ピーテル・デ・ホーホ 1658年 「デルフトの中庭」74×60㎝ -
ホーホの拡大版 best selection
*地味で堅実なオランダの市民生活を描いたデルフト時代のホーホの代表作と見なされています。
*デ・ホーホはフェルメールと同時期に活躍した風俗画家。家事をする女性のいる風景が得意。アムステルダム国立美術館に所蔵されるフェルメールの「デルフトの小路」に影響を与えた作品とされています。
* -
クロード・ロラン 1648 bs「海港 シバの女王の上陸 Seaport with the Embarkation of the Queen of Sheba」LNG所蔵
サイズ 148 x 194 cm
*best selection作品
#夜明けの陽光が射し込む遠くまで広がる海上の表現や、光そのもの、朝靄が醸し出す大気感、堅質な古代風の建築物など画家の得意とした海景図。移ろいゆく光や大気感を描きだすことに腐心した。人物が小さく示して ある。
*美しくかつドラマチックに絵画に深い物語性を与える。
*ロランは、早朝、夕刻に地平、水平線に近い太陽を画中に描き込んだ。 -
ル・ブラン 1782 「麦わら帽子をかぶった自画像」
ベストセレクション作品
*描いた絵は、マリー・アントワネットを喜ばせ、女流宮廷画家と呼ばれるようになった。
*エレガントな社会の女性として、また熟練したプロの画家として自身を表現。屋外でポーズをとることで、昼光と直射日光を組み合わせることで、光の効果を再現している -
ラファエロ 1506年 bs「カーネーションの聖母 The Madonna of the Pinks 」
best selection作品
*ボッティチェリと同じくルネサンスの巨匠であるラファエロが描いた、聖母マリアと幼児キリスト。ラファエロは聖母子像を数多く残した画家としても知られています。カーネーションで幼いキリストをあやす聖母マリアの様子を描いています。 -
ラファエロ作 1507 「 Saint Catherine of Alexandria アレクサンドリアの聖カタリナ」
best selection作品
*青い衣装を身にまとい、赤いマントを羽織り、マントの裏地の黄色い布を腰に巻き付け、背後の景色と一体化した色調が素晴らしい。
*ラファエロがダヴィンチに影響を受けた作品。 -
ラファエロ1511 RO2020『 アルドブランディーニの聖母 』 ナショナルギャラリー、ロンドン所蔵
#2020年「没後500年 ラファエロ展」に出展作品 -
コンスタンブル1821 『乾草車(The Hay-Wain)』 LNG蔵
(best selection作品) 45歳の時の作品。130x185cmの大作
*風景画で有名なイギリスの画家、コンスタンブル作品です。
*画家の故郷イースト・バーゴルトで干し草車を引く水牛と農夫らがいる風景。一見、何の変哲もない風景画である。コンスタブル独特の速い筆触によって描かれ、輝くような光の描写や、のどかで田舎的な雰囲気の表現は、観る者に絵画が放つ美しさと共に、郷愁を感じさせる。
#空と雲の表情を凝視しながら、自然を描いた画家、彼は生涯、東イングランドから離れなかった。森の樹木も美しい。中景から遠景にかけての緑溢れる風景も実に美しい。田舎の風景が心を和ませる作品である。ありふれた光景の美しさを丹念にすくいあげた。
#コンスタブルは、ブーダンや印象派のモネに先行する画業である。
#イギリス 、世界の風景画の代表作の一つでもある。 -
ジョン・コンスタンブル 1820「Stratford Mill」
*scenes on the River Stour in Suffolk, a group which includes 'The Hay Wain'.
前フォトと同じグループの風景である。 -
ジョルジュ・スーラ作1884年 bs「アニエールの水浴」 best selection
(25歳の絵) 2mx3mの大作
*第8回印象派展参加??
##スーラの点描画完成まえの作品。細かな筆裁きは見られる。
##くつろぐ人々というテーマを、さわやかで光あふれる大作に仕上げた。
##点描画で有名な新印象派画家、ジョルジュ・スーラ(1859生)は、31才の若さで亡くなったので、作品の数はそう多くない。この絵はスーラの点描法で描いた初めての大作であり、代表作の一つ。
*ここのモチーフはスケッチや習作を通じて徹底的に研究され、単純化し抽象化された。計算された水平線と垂直線、対角線からなる構図に収められ、色彩とフォルムの調和が図られている。同時に画面は明るく、静謐である。この翌年、「グランド・ジャット島の日曜日の午後」につながる。 -
パオロ・ウッチェロ1438 bs「サン・ロマーノの戦い」
*ウッチェロの代表作であるサン・ロマーノの戦い。 best selection作品
*朝、昼、夜の三連作の一枚で、他の二枚はパリのルーヴル美術館とフィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている。
#フィレンツェ軍とシエナ軍の激突(1432年)がサン・ロマーノの戦い。色彩のきらびやかさ。画面の華麗さで目立つ。甲冑に身を包み、飾りをつけた馬にまたがった兵士たちはまさに中世の戦闘そのもの。画面左側で多数掲げられている槍は戦闘の激しさを物語る。
*線遠近法に取り憑かれたウッチェロは部分的な線遠近法の扱いに抜群の腕を見せ、色彩の工夫、御伽話的にモチーフの描き方をして、幻想的な描き方をした。
*画面中央に、遠近法の消失点が二点設定されている。
*劇的な視覚効果を持つ空間効果をもつ空間を創造するために、最前景の床に置かれた槍や倒れた兵士を、奥行きを強調するために極端に短縮して描いている。どこか非現実的ないんしょうを生み出している。 -
ジョヴァンニ・ベッリーニ 1501年 bs「元首レオナルド・ロレダンの肖像」
best selection作品
*イタリア人として最初に油彩画技法を習得し、ヴェネティアの基礎を築いた画家で、ティツィアーノとジョルジョーネの師匠。
*形は輪郭線だけでなく、色でも表現できる様になった。礼服の金糸の刺繍や、顔面に刻まれた皺の見事な表現は、油彩技術による。
#本作のモデルは1501年にヴェネツィア統領(ドージェ)に就任したレオナルド・ロレダンで、表現力、構成力、技量など、円熟期に差し掛かった画家の力が凝縮された作品で、観る者を圧倒する。凛々しい表情を浮かべる、総督ロレダンの顔の皺や瞳の表情、深い陰影、質感や光沢などに、人物像が見事に表現されている。
##引き込まれるのは、提督の表情。男性の顔を巧みにとらえる。礼服の輝き(帽子は総督がかぶる「コルノ」)。本物の金粉を使わないで、衣装の金糸の1本1本までもが見えるような細密の筆使いの技量は驚嘆に値する。藍のグランデーション。見た途端、忘れられない。
**ベッリーニは一族で大きな工房を経営。油彩をいち早く取り入れ、ヴェネッィァ派の色彩に溢れ光輝く画風を早く取り入れた。また、精緻な写実表現が素晴らしい。
*驚くべき素晴らしさは、身に付けている紋織のローブと角形の帽子。絵具を粗く塗り重ね、豪華な金糸の一本一本が見えそうなくらいの光沢感。光の表現は抜群。 -
ルーベンス 1609年 bs [サムソンとデリラ」
best selection作品
*恋人のデリラに裏切られて、力のみなもとである髪を切られるサムソンの様子を描いています。
**胸元あらわにして、サムソンを誘惑するデリラの姿。白く美しい肌や豊満な肉体表現が、サムソンが抵抗出来なかったデリラの魅力を伝えている。
**光源は三ヶ所の設定で明暗されている。それぞれの作用がある。 -
カラヴァージョ 1605年 bs『サロメ』
best selection作品
#サロメが預言者ヨハネの首をもらい受ける場面 -
セザンヌ 1854年 bs『『女性大水浴図』
best selection作品 絵の幅2m近くの大画面。
*セザンヌは、「近代絵画の父」であり、後世のフォービズム・キュービズムの若手画家が影響を受けた後期印象派の大物。
*セザンヌの代表作の一つ、連作「大水浴図」シリーズのうちの1枚。人体と風景を構成して画面を作る事に関心を持っていた。
*背景の青い空や白い雲に視線が向かう清涼感のある作品です。 -
モネ作 1869年 bs「ラ・グルヌイエールの水浴」
best selection作品
*「ラ・グルヌイエールの水浴」は、2枚残されていて、もう1枚はアメリカのメトロポリタン美術館にある。ルノワールの絵はスウェーデン国立美術館にある。 -
ジョージ・スタッブス1762年 bs『ホイッスルジャケット』
best selection作品 2.46x3mのさいず。
*これすごく印象的な名画であります。一度観たら、ずっと記憶に残ります。
*単色をバックに躍動する精悍な馬の姿。 -
ハンス・ホルバイン 1533年 bs [大使たち] 207x209cm 大サイズ
##本美術館の傑作、ハイライト作品 best selection作品 画家はイングランド王ヘンリー8世の宮廷画家となった。
##人物、静物共に、細部まで緻密な描き込み。二人を対等に結び付けている構図も見事。
##絵を向かって右側から見てみると、絵下の方にある謎の物体が、骸骨であることが分かる。このだまし絵(トロンプ・ルイユ)は必見を確認したい。
*画題は、棚の上部に計器類、下段に地球儀、弦の切れたリュート、”形あるものはいつか壊れる”ことを意味してる。
##ドイツ・ルネサンス画家だが、イギリスで活躍した。
*イングランド王であるヘンリー8世の命令で描かれました。左側の人物は、ポリジーの領主ジャン・ド・ダントヴィルで、右側はラヴォールの司教ジョルジュ・ド・セルヴです。下部に大きく歪んだガイコツが描かれおり、人にはいつ死が訪れるかわからないことを暗喩しています。
*ひとつひとつの物を緻密に描写してる。 -
上記ホルバインの絵「大使たち」の下部を角度を変えて見る(絵を向かって右側から見てみる)と、骸骨が出てくる
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ゲインズバラ1750 bs「アンドルーズ夫妻」
*同館のベストセレクション作品
*この絵の魅力を高めているのは、背景とした描かれたイギリスの地方の抒情的な景色。吸い込まれていきそうな奥行きのある自然の描写です。 -
ゴヤ1804-05 bs「ドーニャ・イザベル・デ・ポルセール」82 x 54 cm
best selection作品。女性肖像画の傑作。
#カスティーリャ審議会員アントニオ・ポルセールの妻
*ドーニャの生気溢れた表情、バラ色の頬、大きな瞳、高い鼻と厚みのある唇、ひだりてはこし、視線は画面の外、意思のはっきりした性格をかんじさせる。 -
ここからは、2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋美術)の作品集です。約50点前後続きます。
*この展覧会のために初来日した作品群です。
*東京会場の「会期はコロナ禍により6月~10月に変更された。 -
【ゴッホ《ひまわり》の関連情報】
先ずは、本展覧会作品では無く、上の展覧会ポスターの”ひまわり”に似ている、日本国内にある”ひまわり”の紹介です。ロンドン版とSONPO版はひまわり構成がそっくりです。
ゴッホ《ひまわり》1888年 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館所蔵
*全体的に黄色のバリエーション(白っぽい黄~茶)で描かれています。黄色以外では茎の緑と青の線(黄色の補色)がわずかに使われています。背景の黄色はよく見ると縦・横の規則正しい筆致で覆われています。
*ゴッホの描く作品は全体が粗い筆致が画面を覆っていくのですが、アルル時代の作品は平板に塗ってあり、盛り上げてみたりと使い分けが見事。 -
先ずは、日本で人気のルノワールから。
ルノワール 1876年 ◎「劇場にて At the Theatre (La Première Sortie)」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*若い頃の代表作。階下の席の客や舞台を遠景にした構図。帽子や衣装の青い色調が美しい。
*背後の観客たちは、荒いタッチで表現され(揺れ感ほとんどエル・グレコw)そのざわめきが聞こえるかのようです。 -
これも日本人がすきですね
モネ1899年 ◎2020「睡蓮の池」LNG所蔵
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*モネは睡蓮をテーマに250点の作品を制作した。日本橋を有する、日本人にとって、落ち着いて観れる構図の池である。
*日本風の太鼓橋が架かる絵は18点のこされており、本作もそのひとつ。
「睡蓮」は60歳頃から約25年間でおよそ200点描いている。
本作はジヴェルニーに居を構え睡蓮の庭を造ったころのまだ初期の作品。次第に水面の光等を描くより印象的な作風へとうつっていく -
レンブラント1640 ◎2020「34歳の自画像」
ベストセレクション作品
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*レンブラントは100点以上の自画像を描いている。本作は傑作中の傑作。
*顔の上斜め45度からの光。立体感の表現が巧み。
*人生の大きな節目、三人目の子を亡くし、2年後には妻サスキアも亡くし、下って行くことになる。そんな時期の天才のひょうじょうです。 -
ココからは、展覧会出品者の50音順に近い展示です。
アリ・シェフェール1851 〇2020「ロバート・ホロンド夫人』JP2020
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ヴァン・ダイク1635 ◎2020「ドロシー・サヴェッジと姉妹エリザベス」
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*妹のエリザベスがキューピッドから花を受け取っているところ -
ヴェルネ1750年 ◎2020「 《ローマのテヴェレ川での競技》」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*18世紀フランスを代表するローマ在住の風景画家 -
ウッチェロ1470 ◎2020「聖ゲオルギウスと竜」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
カナレット1735 ◎2020「大運河のレガッタ」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*ヴェネティアの画家
*線遠近法的に伸びる運河に大量の舟と人間が描き込まれ、賑わいが伝わります。
*毎年2月2日に開催されるレガッタでは、ベニスの大運河の素晴らしい景色を眺めれる。 観衆は、運河の真ん中で繰り広げられるゴンドラの競技に向けられている。 中央のすぐ右を走る2隻の1本オールのゴンドラが、ほとんど接触しながら先行のゴンドラを追っている。観客は、窓やバルコニー、ゴンドラの上で応援しています。 -
カナレット1754年 ◎2020「《イートン・カレッジ》」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*イギリスの大学を描いた風景画。 -
カルロ・クリヴェリ1486 ◎bs2020「受胎告知」 ベストセレクション作品
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*遠近法が的確な構図です。
*祈祷台の前で祈るマリアの頭上に、左上から聖霊なる鳩が一直線に降りてきた図。豪華な街並みと立ち話する天使も描かれている。大きな画面に街並みが精巧に描き込まれており、ごちゃごちゃしているけど、見応えがある。
*最下部のリンゴと瓜は、アダムとイブを示す。二階手摺の孔雀は、贅沢と虚栄、不死を、左端の子供が場面を覗き込んでいる、
*画家はイタリア・ベネチア派。ヴェニスを追放された人。 -
ギルランダイオ1480‐90 ◎2020 《聖母子》
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
グアルディ1760年 ◎2020《ヴェネツィア:サン・マルコ広場》
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*色や空気感を捉え、ターナーやモネに影響を与えた画家 -
エル・グレコ1600 bs◎2020「神殿から商人を追い払うキリスト」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*同館のベストセレクション作品 -
ゲインズバラ1785 bs◎「サラ・シドンズ」
同館のベストセレクション作品
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ゴーギャン1896 〇2020 「花瓶」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*第二次タヒチ時代の貴重な静物画。ゴーギャンは、画家というものは、自然を丸写しするのでなく、半分は、心の目で見て、あとは想像力で描くべきだ、と言うのが自論。ゴージャスな装飾性を見せるのもゴーギャンの美学による。この絵はドガが持っていた。 -
ゴヤ1812-14 ◎2020「ウェリントン公爵」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*顔に当たる光の表現や、胸に輝く勲章の緻密な表現に優れてる。
*軍人の肖像は、胸をはり自分の功績を誇示することが多いのに、ゴヤという人はモデルの人間性を表している。 -
コンスタブル1833-36 〇2020「コルホートン・ホールのレノルズ卿の記念碑》
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ジョヴァンニ・アントニオ・ペッレグリーニ 1708-13年 ◎2020 《井戸端のリベカ》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ジョヴァンニ・ジローラモ・サヴォルド1535-40 ◎2020《マグダラのマリア》
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ジョシュア・レノルズ1773 〇2020「コバーン嬢と彼女の3人の息子達」
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*聖母子の幼子イエスか天使の姿で表現されていたのが、スペインのムリーリョの影響か実在する子供の姿を可愛らしく描くことが始まった。 -
スタッブス 1769 ◎2020 《ミルバンク家とメルバーン家の人々》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
スルバラン 〇2020「アンティオキアの聖マルガリータ」ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*ほぼ等身大に描かれた女性の聖人 -
セザンヌ 1895-96年頃 ◎2020「ロザリオを持つ老婆」LNG所蔵
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
セザンヌ1890‐92 ◎2020「プロバンスの丘」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ターナー1829 ◎2020 [ポリュフェモスを嘲るオディセウス」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*古代ギリシャの大詩人ホメロスの叙事詩から取られたもので、英雄ユリシーズが、巨人ポリュフェモスを出し抜いて、再び航海に出るところを描いている。太陽の眩ゆい空はターナーならでは。
*神話が主題の作品ですが、明らかに太陽の光の効果を現わしている画面です* -
ティッチアーノ1514 ◎2020「ノリ・メ・タンゲレ」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ティントレット1575 ◎2020「天の川の起源」LNG所蔵
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*ゼウスの妻に、赤子ヘラクレスに母乳を飲ませようとしている。勢いよく飛び出す母乳が飛び出し星になる、これが天の川の起源だそうな。 -
トマス・ローレンス1789 ◎2020 《シャーロット王妃》 JP2020
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*王侯貴族の肖像ではその豪華な衣装やアクセサリーが見せ場ですが、本作も鮮やかな筆さばきで見事な出来栄えとなっています* -
ハルス1640 ◎2020「扇を持つ女性の肖像」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
パニーニ 1730 ◎2020 《 人物のいるローマの廃墟》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ピサロ 1871 ◎2020《シデナムの並木道》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*ピサロが描いた12枚の絵画の1枚です。
*穏やかな日差しを感じる色彩、道行く人々もいきいき描かれている。
* アベニューは、ロンドン南部クリスタルパレス近くの瀟洒な郊外シデナムにある並木道。1832年に建設の聖バーソロミュー教会が遠くにあるローリー.パーク.アベニュー。屋外の絵ですが、スタジオで完成させた。ピサロは白と混ぜて色のコントラストを減らし、一貫して明るい色調を作り出した。 -
ファンタン=ラトゥール1890 ◎2020 《ばらの籠》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ファン・デ・フェルデ1661 ◎2020《多くの小型船に囲まれて礼 砲を放つオランダの帆船》
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
プッサン 1648 ◎2020 《泉で足を洗う男のいる風景》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ベラスケス1618 ◎2020「マリアとマルタの家のキリスト」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*これは、ベラスケス19歳の作品。人物の顔や、衣服の襞、肌のしわの表現は、この上なく見事である。ベラスケスの才能溢れすぎです。
*当時流行っていた厨房・飲食関係の風俗画「ボデゴン」として描かれている。窓の奥では椅子に座ったキリストがマルタとマリアに話している場面。
手前では若い女性に老女があれこれ指図している。
若い女性のなんとも嫌そうな表情がさすがベラスケスという感じです。 -
ペッレグリーニ 1807-13 ◎2020 《井戸端のリベカ》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ボティチェッリー1500頃 ◎2020「聖ゼノビウスの3つの奇跡 (Three Miracles of Saint Zenobius) 」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*許嫁に別れをつげ、キリスト教の道へ。色彩表現 -
ホントホルスト1642 ◎2020 《ボヘミア王妃エリザベス・ステュアート》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
pマーソ・マルティネス 〇2020「喪服姿のスペイン王妃マリアナ」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ムリーリョ1675‐80 ◎2020「窓枠に身を乗り出した農民の少年」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ムリーリョ1660-65 「子羊と幼児ヨハネ」LNG所蔵
*彼は、キリストの犠牲の象徴である子羊を抱きしめています。
*子供を描くのを得意としています。 -
ライト・オブ・ダービ1770-72年頃 ◎2020「トマス・コルトマン夫妻》
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
リチャード・ウィルソン 〇2020「ディー川に架かるホルト橋」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
クロード・ロラン1644 ◎2020「漁港」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ロンギ1756 ◎2020 《ヴェネツィアの占い師》
#2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日! -
ワウウェルマン1665 ◎2020「鹿狩り」
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
展覧会出品作品は以上です。 -
コロー1836 ◎2020《西方より望むアヴィニョン》LNG蔵
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この辺りで、美術館通路の天井 ちょっと休憩
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一息ついて、天井部、豪華。
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こんな感じの展示もあります。
右側の作品は、「ロンドンナショナルギャラリー展」に来日した。 -
左 ヤンステーン Jan Steen 1659年「A Young Woman playing a Harpsichord to a Young Man」
右 Pieter Saenredam 1644年「The Interior of the Buurkerk at Utrecht」 -
続いて、以下にその他の有名アーティストの作品群です。
特に有名な画家を前半に掲載 -
これ以下は、来日していない、ロンドンナショナルギャラリーの多くの名作です。
ブリューゲル1564 「東方三博士の礼拝」LNG所蔵
*場面はフランドルの田舎、後ろの老父ヨハネ。粗末な馬小屋でキリストに礼拝する。質素で厳かな感じ。
*農民ブリューゲルと呼ばれ、風刺的な寓意画や不気味な絵を多く描き、ヒエロニムス・ボスの影響を色濃く受けた。本作は礼拝のみに焦点が絞られた祈念画。 -
ボティチェリー 1470年 「The Adoration of the Kings」
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ムリーリョ 1670 「自画像」
*この絵、よーく見ると額からはみ出た手。自信たっぷりの表現です。絵があたかも現実のように描写されることは画家の願望だって。 -
ホーホ Pieter de Hooch1658年 「二人の男と杯を交わす女 A Woman Drinking with Two Men」
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クロード・ロラン1641年「聖ウルスラが上陸する風景 Seaport with the Embarkation of Saint Ursula」
*プッサンの仲間、ローマで生涯を過ごしローマを盛んに写生した。歴史画的な主題を織込んでいる。構成を入念に計算して風景画に融合させている。
*自然の光と空気を画面に導入した。イギリスでは、庭園や風景画の流行を促した。 -
クロード・ロラン1648 「イサクとリベカの結婚」
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クロード・ロラン1664 「クピドの宮殿の外のプシュケ」
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クロード・ロラン1672年「デロス島のアイネイアスのいる風景 Aeneas At Delos」
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ニコラ・プッサン 1628「The Nurture of Bacchus」
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ニコラ・プッサン 1630年「Cephalus and Aurora」
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ニコラ・プッサン1633年 「黄金の子牛の礼拝 (L'adoration du veau D'or) 」
#ス古典主義の画家ニコラ・プッサンの代表作
#イスラエル人が父なる神を捨て、偶像(黄金の子牛)を中心に一心に信仰している。一方、画面左上部ではシナイ山から戻ってきたモーセが、人々のを目撃し、怒りにまかせ、父なる神から授かった十戒の記される石板を地面に叩きつけようとしている。 -
ウィリアム・ホガース 1742年「グレアム家の子供たち」
##ファミリーの肖像画
#ダニエル・グラハム(Daniel Graham)の4人の幼い子どもたちの集団肖像画 -
ジョセフ・ライト・オブ・ダービー Joseph Wright 'of Derby'1768年 「空気ポンプの実験 An Experiment on a Bird in the Air Pump」LNG所蔵
*この時代、人々は宗教の弊を払い、あらゆる事象を理性の光に照らして検証することが、人間性の向上に繋がると考え始めた。
*本画はこうした時代の潮流を映している。美術史上で科学と宗教が交差した瞬間を象徴的に捉えている。 -
ジョルダーノ1680「Apotheosis of the Medici」
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ジョルダーノ1680 「Mythological Scene with the Rape of Proserpine」
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イタリア、フォロロマーノでしょうか?
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カナレット1730年「Venice: The Doge's Palace and the Riva degli Schiavoni」
#ヴェニスのドゥカーレ宮殿の海岸通り」 -
カナレット1740年 「Venice: The Basin of San Marco on Ascension Day」
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ここから一連のターナー作品
ターナー1803「カレーの埠頭 Calais Pier」 (ロンドンナショナルギャラリー) -
ターナー1829 ◎2020 [ポリュフェモスを葬るオディセウス」」JP2020予定(ロンドンナショナルギャラリー)
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ターナー1830年「夕べの星 The Evening Star」(ロンドンナショナルギャラリー蔵)
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ターナー1834「英雄とレアンダの別れ」(ロンドンナショナルギャラリー)
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ターナー about 1835-40年「 Margate from the Sea 」(ロンドンナショナルギャラリー)
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ラファエロ 1502年 「The Mond Crucifixion」LNG所蔵
283.3 x 167.3 cm(大)
#19歳の作品 -
ラファエロ 1504年「 Vision of a Knight' 」LNG所蔵
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ラファエロ 1509年「 The Madonna and Child with the Infant Baptist 」 LNG所蔵
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ラファエロ作 1511 『ローマ教皇ユリウス2世の肖像』LNG所蔵
*ヴァザーリの言葉「あまりに生き生きとして真に迫っていたので、まるで生きた教皇その人であるかのように感じられ、この絵を観たすべての人々を恐れさせた。」
*教皇はルネサンスの巨匠たちの一大スポンサーであった。 -
カラバッジョ 1596年 「Boy bitten by a Lizardトカゲに噛まれた少年」LNG所蔵
#恐怖と驚愕の、どちらもが混在する瞬間を描いており、日常の一瞬の動きの感じられる絵である。 -
メリージ・ダ・カラヴァッジオ作 1601年 bs「エマオの晩餐」 LNG所蔵
##復活したキリストがエオマの街で夕食を取る様子。人物描写と劇的な光と陰の構図。 画家のベストセレクション作品。
#カラヴァッジョの絵は、暗い空間に、人や物が明るく浮き上がっているものが多い。光と影の明暗の違いを、極端なまでにはっきりと描き分けるのがカラヴァッジョの手法だ。これはイタリア語で「キアロスクーロ(明暗法)」と呼ばれる。まるで、映画の一場面のような迫力である。
*訝しげな表情で背後に立つ宿の主人、大仰な驚きの身振りを示す二人の弟子。キリストさえもあくの強い顔貌をしている。
*カラヴァッジョの名声の絶頂期に描かれた最も印象的な宗教絵画の1つです。
*物語の劇的なクライマックス、即ち弟子達が彼らの前で何があったかを突然理解した瞬間を見事に捉えている。1人は彼の椅子から跳躍しようとして、もう1人は信じられないジェスチャーで腕を広げます。 -
ゴッホ1888年11月「ファンゴッホの椅子」LNG所蔵
ベストセレクション作品
*ゴーギャンの椅子よりも、質素で素朴な籐網の椅子である。 -
ゴッホ1889 「糸杉と小麦畑」
*ベストセレクション作品
*渦巻き状に厚く塗り重ねられた作品は、ゴッホも抽象的表現を試みていたころ。 -
ゴッホ1889「二匹のカニ」
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上:モネ 1877年「サランラザール駅」LNG所蔵
下:モネ 1871年「The Thames below Westminster」 -
モネ作?? 「Houses_of_Parliament,_Sunset」LNG所蔵
*モネはロンドンに滞在し、対岸に部屋を借りて国会議事堂の連作を制作しました。
ロンドンの霧がもたらす、複雑な光の効果に画家は魅了された。 -
モネ 1870年 「トルヴィルの浜辺 the beach at trouvill 」LNG所蔵
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モネ作 1914-17年 「アイリス」LNG所蔵
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モネ1870 「トルヴィルのロシェ・ノワール・ホテル??」LNG所蔵
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モネ1870「トルヴィルのロシェ・ノワール・ホテル」LNG所蔵
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モネ1871 ◎1994「国会議事堂下のテムズ川」LNG所蔵
#1994年「モネ展」で来日 -
モネ1872 「アルジャントゥイユのセーヌ川」LNG所蔵
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ルノワール1874-75 「花瓶に活けられたグラジオラス」LNG所蔵
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ルノワール 1875年「小型ボートThe Skiff (La Yole)」LNG所蔵
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ルノワール1869-70年 ◎2008「流れの中の妖精」LNG所蔵
2008年ルノワール展?で来日 -
ルノワール作 1885年 『傘』LNG所蔵
41歳頃
*イタリア旅行から帰ってきた後。
*初期印象派の光りを描く時代に代わり、色数が減り、形態をきちんと描く方法に変わってきた頃の作品。印象主義に行き詰まりを感じ、古典主義を探究し画風を模索してた頃。
*右の2人の子供と女性は印象派風の筆致(1881年頃)、左の女性は輪郭線をしっかり付けている(1885年)。 -
ルノワール1909年「カスタネットを持って踊る女 Dancing Girl with Castanets」LNG所蔵
*動作する女性を描いてるが、瞬間的ではなく、多少ながら動く体制に、豪華な色彩的美しさを求めてるようです。 -
ルノワール1909年 「タンバリンを持って踊る女Dancing Girl with Tambourine」LNG所蔵
*動作する女性を描いてるが、瞬間的ではなく、多少ながら動く体制に、豪華な色彩的美しさを求めてるようです。 -
ルノワール 「ミージア・セルト」
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エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ・ルブラン作 1788年「ブロンニャール嬢」LNG所蔵
#ヴィジェ=ルブランは18世紀の最も重要な女性芸術家だと考えられている。彼女は660の肖像画と200の風景画を残した。優雅な自画像もよく知られる。
#1755 - 1842年
*##可愛い! 見事な人物デッサンである
#ル・ブランと親交があった、パリ証券取引所の設計などを手掛けた建築家アレクサンドル=テオドール・ブロンニャールの娘(8歳)です。これだけ可愛く描いてくれる人気肖像画家であった。 -
ナティエ 1757年「Manon Balletti」LNG所蔵
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ルーカス・クラーナハ(父)1525年 「 ヴィーナスに不平を言うキューピッド」
ロンドン・ナショナルギャラリー蔵 -
ルーカス・クラーナハ(父) 1526年
「ヴィーナスに困らされるクピド Cupid complaining to Venus」LNG所蔵
*クビドの額や腕には可愛い蜂が描かれている。
*ヒロイン達は皆極端にスレンダーで、独特の妖艶さを醸し出している、また美しい装飾品を身にまとい、綺麗に髪を結い、体をくねらせた女性美。これこそはクラーナハならではで、他に類を見ない。 -
クラーナハ(父)1525年 「若い女性の肖像」LNG所蔵
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グレコ1595 〇2013「枢機卿としての聖ヒエロニムス》」 ロンドンのナショナル・ギャラリー所蔵
*2013年「エル・グレコ大回顧展」(都美術館)で来日 -
トマス・ゲインズバラ 1750年 bs「アンドリュース夫妻」LNG所蔵
*当館のベストセレクション作品 best selection
#モデルを強調して中央に配置するような構図とは異なり、夫妻を左に並べ、風景を描くための空間を広げている。人物は肖像画風の描き方。
*背景の大樹がそびえる豊かな農地や夫人の優雅な衣装の描き方が印象的。 -
ゲインズバラ1785 「ウイリアム・ハレット夫妻 朝の散歩」ロンドンナショナルギャラリー所蔵
*結婚肖像画。 ゲインズバラは有名な肖像画家。画家曰く「肖像画は金のため、風景画は自分のために描く」
*本作は、最晩年58歳の時。
*白と黒のコンビな絵画。風になびく腕の布地の質感描写。歩く姿も自然。
*白い犬、女性の白いドレス、黒いベルト、黒い帽子、白い羽飾りそして、男性の黒の服、白い靴下、と黒と白のコンビネーションが絵を洗練したものにしている。二人のポーズは生き生きして動的、奥行き感もある。
*右腕に巻きついている布もたなびており、生き生きと歩いてる姿も動的である。 -
セバスティアーノ・デル・ピオンボ 1571年『ラザロの蘇生』LNG所蔵
#風景の中に群像を配置したラザロの復活。キリストの奇跡によって死後4日目に蘇生する聖人ラザロ。 -
カミーユ・ピサロ作 1897年「夜のモンマルトル大通り The Boulevard Montmartre at Night」 LNG所蔵
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フラゴナール1754 「キューピッドにもらった贈り物を、姉妹に見せるプシケー」、Psyche showing her Sisters her Gifts from Cupid」LNG所蔵
bs -
フランチェスコ・アイエツ 1850年「スザンナの水浴」 ロンドン・ナショナル・ギャラリー
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ブリューゲル・ピーター、エルダー 1564年 「東方三賢王の礼拝」LNG所蔵
#見る側の注意をイエス・キリストへ集めるように高い観点から構成され、遠近法は使われていない。三賢王は、姿を引き伸ばされて描かれている。
#三賢王がイエス・キリストに対して捧げ物を贈る場面が表現されている。
絵の中央には、聖母マリアの膝の上にいる幼いイエス・キリストが描かれてい る。人々は聖母マリアと幼いキリストを取り囲み、三賢王はキリストに対して
捧げ物を献上している。三賢王が用意した捧げ物は「黄金」「乳香」「没薬」
であり、黄金は王権の象徴、乳香は神性の象徴、没薬(もつやく)は将来の
受難である死の象徴といわれる。 -
ハンス・ホルバイン 1523年 「エラスムスの肖像」 LNG所蔵
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マネ1869-70 「エヴァ・ゴンザレスの肖像」LNG所蔵
*リラックスして作画中の画家を描いた -
ヤン・ファン・エイク1433 「ターバンの男の肖像」LNG所蔵
*肖像画の記念碑的作品。四分の三正面像と呼ばれるネーデルラントで生まれたしゅほう。従来は横向きが主流。手さえ描かれず、ターバンと顔のみ。
*感情を表していないが、強い個性を感じさせる。射抜くような強い眼差し。
*赤いターバンの描写は、非常に素晴らしすぎる。 -
フィリピーノ・リッピ 1416年「キリスト誕生」LNG所蔵
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フランソワ=ユベール・ドルーエ1763-64 「刺繍枠を前にするポンパドゥール夫人」 LNG所蔵
bestsele -
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 1625年「クラブのエースを持ついかさま師」LNG所蔵
*似た構図の絵が、ルーブル美術館にあり。 -
ルーベンス 1615-20年「The Watering Place」LNG所蔵
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ルーベンス 1636年「A Landscape with a Shepherd and his Flock」LNG所蔵
# 左に見える館は、ルーベンスが購入したもの -
ルーベンス1622年 bs『シュザンヌ・フールマンの肖像』LNG所蔵
*ベストセレクション作品
*ルーベンスの再婚相手の姉シュザンヌ・フールマン
*目を大きく描き、瞳にかすかにキャッチライトを入れて自然な輝きを加え、肌には真珠のような透明感を与えた。鼻、頬、顎、首、胸は肌色の上に白のハイライトが置かれ、ピンクのチークも絶妙な色合い。目から生まれる表情が絵に「生」を与えている。赤色の袖も良いアクセント。
*この肖像画は人気が高い。ルーベンスの熟達した技量と色彩感覚を満喫できる作品です。頬、首、胸の艶やかな肌の柔軟な表現と透明感は、ルーベンスならでは。また衣装の赤と黒の厚い筆さばき、薄塗りの雲と空、これらが一層肌を引き立てている。 -
ルーベンス1629 「戦争と平和 Peace and War」ロンドンナショナルギャラリー所蔵
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ルーベンス1632-35 bs「パリスの審判 Judgement of Paris」LNG蔵、
*ギリシア神話を主題に描いた作品
*正面を向くアテナ、横向きのヴィーナス、後ろ向きのヘラ、モデルは全てルーベンスの妻。 -
アンリ・ルソー Henri Rousseau作 1891年「熱帯林のなかのトラ」LNG所蔵
bs
#86年からサロン・ド・アンデパンダンに参加したが、彼の作品はあまり評価されなかった。1891年に展示された《熱帯雨林の中の虎》でルソーは初めて評価を上げる。 -
レンブラント1609 「アームチェアに腰掛ける老人 An Old Man in an Armchair」LNG所蔵
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レンブラント1654 「流れで水浴する女」LNG所蔵
*48歳の作品。
*白い着衣の描写が特徴的。筆の跡があらわで、生乾きに見える。スソは一気に一筆ひと塗りでひだとなり陰影になっている。
*金色に輝く肌と暗い背景で光と影の対比を見事に表現してる。
*肌着など明るい部分は、濡れている絵具の上に絵の具を塗り重ねた厚塗りに対して、暗部はハーフトーンで薄紫の影にするなど薄塗りになっている。
*モデルは、画家の後半生を支えたヘンドリッキ・ストッフェルスです。レンブラントの妻サスキアの死後、家政婦、内妻となった。モデルとの親密な関係として、作品を高めている。
*冷たい水面を描くことで、肌の温かみが連想される。 -
レンブラント1669年「63歳の自画像」 LNG所蔵
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レンブラント1635 「フローラに扮するサスキア」LNG所蔵
*モデルは、レンブラントの最初の妻、23歳。彼女は春と豊穣のローマの女神、フローラの格好をしています。結婚は、サスキアの死により7年間で終わります。
彼女はルネッサンス.ドレスの豪華なガウンを着て、チューリップ、バラ、プリムラ、小さなピンクの花束を持っている。
*前に膨らむスカートは当時の流行り。 -
グイド・レーニGuido Reni 1620-25年「スザンナと長老たち "Susanna and the Elders"」ロンドン・ナショナル・ギャラリー
#グイド・レーニは、17世紀ボローニャ派の巨匠でした。
#旧約聖書の一節であり、長老が水浴中のスザンナをのぞき見するという場面。
#レーニの描いたスザンナには、背後に迫った二人の長老にハッと気づいた瞬間の、驚き、嫌悪感、拒絶の意思が表現される。美しい眉根を寄せ、右手は無意識に長老たちの動きを制するように差し出され、左手で自らをかばう。純潔の人スザンナが描かれている。 -
グイド・レーニ1637-39 「エウロペの略奪」LNG所蔵
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レイトン1853-55 「チマブーエの祝福のマドンナ」LNG所蔵
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レイトン1860 「ローマのヴィラ・マルタ」LNG所蔵
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レイトン1870-72 「レイトン・フレスコ」LNG所蔵
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ロヒール・ファン・デル・ウェイデン 1466年頃 [若い女性の肖像」LNG所蔵
*15世紀前半のフランドル絵画を代表する巨匠である。市井の画家。
##精緻な油彩で描かれていて、意志の強そうな目と女性らしい細い指。女性の内面までも伝わってくるような表情まで表現している。描写力が凄い。ここが画家の特徴である。 -
ロートレック1890年「庭に座る女性」LNG所蔵
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クリムト1904 「エルミネ・ガリアの肖像」LNG所蔵
サイズ170X96 -
クリムト 「エルミネ・ガリアの肖像」 LNG所蔵
*クリムト42歳の作品。
*近年修復されたばかり。白の階調が美しい。筆で描かれた肖像画で清楚な美を味わえる女性像。
*1897年~1905年drウイーン分離派を旗揚げ、活動した。 -
ティツィアーノ 1520 bs「バッカスとアリアドネ 」 LNG所蔵
**画家のベストセレクション作品 30歳代のさくひん。
*ティツィアーノはイタリア・ルネサンス期の超人気画家。
*中央のバッカスは画面左のアリアドネを妻にすべく、戦車から勢いよく飛び降りてきたところ。彼の来訪を予想していなかったアリアドネはバッカスの率いる賑やかな面々の様子に驚いている場面。
*師匠ベッリーニやジョルジョーネを凌ぐ「色彩主義の父」とよばれてる。
*青々とした空が目を惹く。 -
ティツィアーノ1532 bs「アルドブランディーニの聖母」ロンドンナショナル・ギャラリー
*画家のベストセレクション作品 -
ティツィアーノ1569‐75 bs「アクタイオンを射るディアナ」ロンドンナショナル・ギャラリー
**画家のベストセレクション作品。
*怒れる処女神ディアナ、裸身を覗き見た報いを受ける受けるアクタイオン。彼は鹿に変身されられ、猟犬に殺された -
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マインデルト・ホッベマ1689 『ミッデルハルニスの並木道』LNG蔵
*画家の師は、あのロイスダール。 -
ポントルモ1518 「エジプトのヨセフ」ロンドン・ナショナル・ギャラリーギャラリー蔵
**エジプトでのヨセフの活躍を描いた物語画。
**左中央部ヤコブをファラオに紹介する場面。青服がヤコブ。
**右下部、ヤコブの病の知らせを受取る場面。二人の衣装には、薄い紫と黄褐色が用いられている。
*右上、死期が迫ったヤコブが、ヨセフの二人の息子を祝福する場面。
**階段を登るのは死期が迫った父のもとを二人の息子と訪れるヨセフ。 -
ウエイデン1438 x「 読書するマグダラのマリア」LNG所蔵
*とにかく細部の描写が滅茶苦茶に優れ、ウエイデンの技術力の高さ、絵の完成度の高さがうかがえる。 -
ジョルジョーネ1506~10 「日没」LNG所蔵
*近景から遠景にかけて暗から明に転ずる変化を表現。
*ジョルジョーネの風景画は、描かれた場面から、鑑賞者が自由に物語を想像する。それを可能にしてくれる。 -
ティントレット1555 「聖ゲオルギウスと竜」LNG所蔵
*文字通りの傑作作品。
*登場人物が今にも動き出しそうなほど躍動感に溢れ、明暗対比が激しく、荒々しい表現からドラマ性を感じさせる。しかし、筆致は入念で繊細な画力が非常に高い。 -
ピーテル・ブリューゲル(父)1564 「三王礼拝」LNG所蔵
*農民ブリューゲルと呼ばれ、風刺的な寓意画や不気味な絵を多く描き、ヒエロニムス・ボスの影響を色濃く受けた。本作は礼拝のみに焦点が絞られた祈念画。 -
ベラスケス1631 X「茶と銀の装いのスペイン王フェリペ4世」LNG所蔵
*ベラスケスは柄の長い筆を使って描くのが特徴。近くで見ると刺繍の模様が雑に描かれているように見えるが、離れて見ると美しい刺繍としてうかびあがってくる。マジックのような技巧を使う天才画家、生地の質感や厚みまで伝わる立体感は見事。
背景のカーテンと椅子の抑えた赤が、王の衣装を殺さずアクセントになっている。 -
ニコラ・プッサン1636 「パンの勝利」LNG所蔵
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レンブラント1636~38 「ベルシャザールの饗宴」LNG所蔵
*光の印象が強烈なこのえの王の驚愕の表情、周囲の人物の慌てふためく行動を眩しいほどに照らしてる。
*ソロモン王の宮殿から奪った金銀の酒器を使って開かれたバルシャザル王ペルシャザルの酒宴の場面。宴のさなか、突然文字が現れ、王たちが驚く。預言者ダニエルが王国の滅亡と王の死を予言する。
*金色のマント、巨大なターバン、小さな王冠の男は、バビロン王ベルシャザル。父親はエルサレムの神殿からすべての神器を奪った。饗宴の最中、警告として雷鳴が響き渡り、神の手が雲から現れ、ヘブライ語で「あなたは天秤で量られました。あなたは望んでいる物を見つけました」と書いてあります。天秤は正義の裁判の象徴で、数時間のうちにベルシャザーは死にました。 -
サッソフェラート1640-50 「祈る聖母」LNG所蔵
*祈りを捧げたくなる作品。静けさに満ちた宗教画が持ち味。
*本作はグイド・レーニの銅版画の構図にもとずいている。 -
マネ1867-68 x「マクシミリアンの処刑」ロンドンナショナルギャラリー所蔵
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ジョセフ・ライト・ダービー1768 x「空気ポンプの実験」LNG所蔵
*夜の室内に集う人びとが見守る中、美術史上で科学と宗教が交差した瞬間を象徴的に捉えた。 -
カナレット1735 ▽「ヴェニス・サン・ロッコ聖堂を訪問する総督」LNG所蔵
*右側にあるサン.ロッコ教会から、国の高官や外国の大使が現れる姿を群衆が見ている。1576年の疫病を終わらせたこの聖者の貢献を祝うために、毎年8月16日にヴェネツィアで開催される聖者の祝宴の一つとして、サン.ロッコに敬意を表して住民はミサに参加。 正面の建物は、スクオーラ.グランデ.ディ.サン.ロッコです。 -
ウィリアム・ホガース1742 「グレアム家の子供たち」LNG所蔵
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ウイリアム・ホガーズ1743 [当世風結婚式1場 結婚の契約」LNG所蔵
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ウイリアム・ホガーズ1743 「当世風結婚式第二場 新婚夫婦」LNG所蔵
*市民階級を鑑賞者に想定して生み出されたホガースの教訓画。没落貴族の息子と成金娘の結婚から破滅に至るまでの過程を6枚の連作で描いた内の第二場面の絵。 -
ウイリアム・ホガーズ1743 「当世風結婚式第三場 医者の診察」LNG所蔵
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ウイリアム・ホガース1743 「当世風結婚式第五場 安宿」LNG所蔵
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ウイリアム・ホガーズ1743 「当世風結婚式 最終場 夫人の死」LNG所蔵
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ウイリアム・ホガース1743 「当世風結婚第四場(化粧の間 伯爵夫人は朝から御乱行)」LNG
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ムリーリョ1674 「ペテスダの池で麻痺患者を癒すイエス」LNG所蔵
*イエスは指先まで柔らかなやさsじさを湛え、仕草も慈愛にみちている。弟子たちはこうきしん、懐疑、哀れみ、驚きなど人間味溢れている。これでイエスの存在をきわだたせている。 -
ラファエロ1505 「アンシデーの聖母」LNG所蔵
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ターナー1843 x「影と闇-大洪水後の夜」LNG所蔵
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ロレンツォ・ロット1533 「 ルクレツィアに扮した貴婦人」 LNG所蔵
*夫以外との男性のことで自害したルクレティア。女性が手に持つスケッチには、まさに自害する刀を胸に突き付けている所。(画中画) -
美術館前のトラファルガー広場です
お疲れ様です。
また情報を追加します。
【ロンドンの他の美術館訪問旅行記】
*美術館巡り テート・ブリテン(51)in London。ターナー絵画、ロセッティ絵画、ミレイ絵画、コンスタブル絵画巡り
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11425678/
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