2019 ニュージーランド　ゴルフ観戦とファームステイ　(ラグビーとゴルフ編）

2019/02/25 - 2019/03/09

海外ゴルフ観戦第3弾。今回の舞台はニュージーランド。
季節は夏の終わり秋の初め。とはいえ開催場所のクイーンズタウンはかなり南。涼しいんじゃないかな。
前半は第100回記念大会のニュージーランドオープンゴルフを観戦する。　

2019/2/25 成田～
　　　　　　機中泊

2019/2/26　～ オークランド ～ パーマストンノース
　　　　　　友人宅に1泊

2019/2/27　パーマストンノース ～ クライストチャーチ ～ クイーンズタウン
　　　　　　クイーンズタウン5泊

2019/3/4　クイーンズタウン ～ Kurow
　　　　　　ファームステイ4泊

2019/3/8　Kurow ～ クライストチャーチ ～ オークランド
　　　　　　オークランド1泊

2019/3/9　オークランド ～ 成田

エリア クイーンズタウン(ニュージーランド)

2018/10
日本ツアーのオフシーズンにニュージーランドで試合があり、日本の選手も出場すると聞いて行きたい気持ちがむくむくと。季節もいいしファームステイも興味がある。
宿や交通などを調べ始めて半月、11月始めにニュージーランド航空のHPから6便分の航空券を予約した。
ちょうどセール（！）だったので全行程で123,020円。欧州方面に比べるととてもお安く感じた。ニュージーランド航空はちょくちょくセールをやるみたいなので、計画中の方は要チェック。

ニュージーランドは日本から北海道を除いたくらいの広さ。鉄道は発達しているとは言えず、国内移動は飛行機を使わざるを得ない。
メインの国際空港はオークランドだ。（首都はウェリントン）
成田からの直行便でオークランド乗換えパーマストンノースへ。
友人宅で1泊。（赤いライン）
翌日クライストチャーチで乗換え、クイーンズタウンで5泊。（緑のライン）
ゴルフの後はファームステイだ。バスと車で3時間の山の中（高原？）の農場で4泊する。馬に乗ったり牧羊犬と遊びたい。（オレンジのライン）
帰りは車とバスで5時間弱のクライストチャーチへ行きオークランドまで飛ぶ。（オレンジと青のライン）
翌朝日本へ、というスケジュール。
のんびりできるといいなぁ。

2019/2/25（月）
フライトは18:30発だったのでゆとりを持って成田へ来られた。
カウンターは第1ターミナル南ウィング一番奥のJ、どうやら全員セルフチェックインのようだ。
バーコードをかざし、パスポートを読み取らせる。すると荷物に付けるクレームタグと搭乗券がプリントされて出てきた。後はバッグドロップカウンターで荷物を預けるだけだ。ほぉ～、すごいな。
すぐそばのWiFiレンタルカウンターでモバイルルーターを受け取る。
セキュリティーを通過した後は3階に下りて出国審査だ。
オートマチックは早い～。わざわざスタンプを押してもらった。

ゲート前でゆっくりしていると呼び出しのアナウンスが…　
何ナニなにー？
予約した席（赤枠）のモニターが壊れているので座席を変更して欲しいとのこと。提示されたのは最前列ではない左側のブロック1列、3席を2人で使っていいというのだ。座席予約に支払った料金は戻らない。む～ん、しょうがない。ちょっとしぶしぶで新しい搭乗券を受け取った。

画像は機内チャットの画面。座席番号でチャットができる。
グループ旅行では便利かもしれない。

メニュー①
機内安全ビデオがラップとダンスで楽しい。凝ってる～。思わず見入ってしまった。
日本語吹き替え版の映画が充実している。
行きの夜行便で1本、帰りの昼行便で3.5本の映画を観た。
飲み物もここから頼むのだが「ただ今利用できません」が結構多く、かなり不便だった。食事のレベルにはかなり満足。

メニュー②
入国カードの書き方というのがある。日本語版もありこりゃ便利。
ANAとのコードシェア便だからなのか日本人CAもいて、日本語でのアナウンスもあった。
シート固め、ヘッドレスト、クッション、厚手のブランケット。
なかなかいいぞニュージーランド航空。

2019/02/26（火）
オークランドは快晴。
いったん荷物を受け取る。入国審査は簡単だったが検疫で時間を取られた。自炊用の食材を持ち込んでいたからだ。「rice」がわからないらしい。生米のつもりで書いたのだが「ライスボール（おにぎり）？」と聞かれたり、レンジで温めるパックごはんのようなモノを想像しているみたいなのでとうとう実物を引っ張り出した。「オー、スシライス！」と係員。生米を持ち込む人なんていないのかな。他の食材も見せたりしてようやくOKが出た。
最後にハイキングシューズの靴底をチェックしてやっと終了。

外は気持ちがいいので歩いて国内線ターミナルへ。ぷらぷら歩いて15分くらい。プロペラ機に乗り換えてパーマストンノースへ行くのだ。

ぞろぞろと乗り込む。
ATR72という機材だが、双発機なんて何年振り？
前方の席を予約してあったのだが乗降口は後ろのみ。気が付かなかった…

パーマストンノースで40年来の友人に会った。会うのは実に20年振りくらいか。お互い歳をとったが中身はあまり変わっていない。

2019/2/27（水）
パーマストンノースにあるラグビー博物館へ連れて行ってくれた。
自分用のおみやげにオールブラックスのピンバッジを購入。

入口前の廊下。
中に入ると大きなスクリーンに昔の試合の映像が流れていた。
また、伝統的な「ハカ」も繰り返し流れていた。

古い時代のキャップ。

昔むかしのボール。

昔むかしのシューズ。

昔のシャツ。
左からアイルランド、イングランド、ニュージーランド、ウェールズ、スコットランド。

桜のエンブレムは日本。

2019年ラグビー･ワールドカップ、日本開催のコーナー。
ロゴ入りのビニール袋とかあって、取りあえず寄せ集めたみたいな感じだ。

パーマストンノースからクライストチャーチへ。

そしてクイーンズタウン。
谷に進入して空港へ着陸。両側を山に挟まれた航路は結構スリリングだった。空港のすぐそばまで山がせまっている。というか、そういう所に空港を作ったのか。

空港のインフォメーションで「GOカード」というプリペイド式の交通カードを購入。カード代5ドル、チャージは最低10ドルから。1枚で複数人の利用可能。
このカードがあるとどの路線バスも2ドルで乗れる。しかも30分以内の乗換えOK。現金だと乗るたび5ドル、空港から市内だと10ドルかかるのでこのカードは大変便利でお得。

緑の1番のバスで市内へ。途中ザーザー振りの雨が…　しかし下車する頃には小雨になっていたので助かった。
湖畔のアパートメントを予約したので自炊したりリゾート気分を味わったりしようと思う。
一休みしてから街へと出かけた。中心部までは10分くらい。
まずはスーパーへ。たっかい！！　観光地価格にしても物の値段が高いのだ。ペットボトルの水も卵もびっくりだ。果物のキウイ、時期じゃないからなのか輸入品だった。滞在中の食材や軽食などを仕入れて宿に戻った。

The Lodges（5泊事前支払　約59,000円）
ツイン、シャワーのみ、湖側にバルコニー
新しくはないが物価の高いクイーンズタウンではコスパがいい方だと思う。
1階に共有のランドリールームがあり、洗濯機、乾燥機、どちらも1回2ドルで利用できる。部屋には折りたたみ式の物干しあり。
部屋の清掃はないが、タオルの交換、アメニティの補充、ゴミ出しは毎日してくれた。

2019/2/28（木）
やった、青空がのぞいている！
10:18のバスに乗りアロータウンを目指す。市街地を抜けるとほとんど停まらない。アロータウンの手前で地図にない場所に停まった。ちょうどミルブルックの角だ。バス停を示すものはないが、明日はここで降りよう。
アロータウンの中心で下車。こじんまりとした観光の町だ。小さな店でお昼用のサンドウィッチを買ってゴルフ場へと歩きだす。オフラインで使える地図アプリが活躍する。
住宅の続く道をブラブラと歩いて40分、ゲート前に到着。
…？　これ？　木の柵が開いていて大会を示す白いパネルとオフィシャルカー（？）が1台。今回は100回目の記念大会だったよな。全英オープンと比べちゃいけないけど、なんとあっけない。

100th NEW ZEALAND OPEN GOLF
https://www.nzopen.co.nz/index.html

とりあえずゲート（赤丸）を通り奥へと入って行った。駐車場（ピンクのエリア）の整理スタッフはいるがチケット売り場がない。車はどんどん入ってくるけど歩いて入って来る人なんていなかった。探しながらどんどん歩いていったらもうコース内だった！どゆこと？大会のHPにはチケットの金額がちゃんと書いてあったのに。

4日間通ったが1度もチケットを買うことなく観戦できた。
後で調べたらHPにあったチケットというのはチャンピオンズラウンジを利用できるという物らしい。チャンピオンラウンジというのはアルコールを含むドリンク類、軽食、デザートが全て無料でいただける場所のようだ。18番の横にあるのでテラスで飲み食いしながら観戦できる。4日間通し券は60ドル（5,000円弱）、4日間行くならお得かもしれない。

18番のフェアウェイをはさんで向こう側に見える白い建物がチャンピオンズラウンジ。

この大会は変則ルールで、ハンディをもらったアマとプロがチームを組み、良いほうのスコアを取るチーム戦なのだ。と同時にプロはプロで個人のスコアで戦う。だからプロが個人戦で予選落ちしてもチーム戦で残るということもある。

1番ホール。スタンドも何もない。
画像は武藤選手と市原選手の組。この前の組に地元の選手がいたのでそこそこのギャラリーがいたのだが、スタートして行ったら誰もいなくなった。
コールをするおじさんが名前の発音の仕方を確認している。なのにやっぱり間違えてコールしていた。市原選手はイシハラと呼ばれ、武藤選手に至っては #%&$・ムトー。苦笑するしかない武藤選手であった。

曇っているので結構涼しい。というか薄手のダウンを脱げない。ポケットにはカイロ。

市原選手の相方のアマ選手には驚かされた。昨年末のJTカップで市原選手を応援していたギャラリーの方だったのだ。いったいどうやったら出場できるのだろう。

初日は日本人選手たちの活躍が目立った。
少々お疲れ気味の私は途中で帰ることにした。寒いし、まだ3日間あるし。

なんと！会場とアロータウン（ニューオリンズホテル前）を結ぶ無料シャトルバスがあったのだ！
大会HPをじっくり見たがどこにもみつけられなかった。
画像は会場のバス乗場で撮ったもの。わかってたらあんなに歩かなくても済んだのに…

後日利用したが、この時間はあってないようなもの、人が集まったら出す、みたいな感じを受けた。
5:30のバスに乗るべく5:20頃バス停に行ったら、係りの人がドライバーと何やら話をして私を乗せてくれた。バス（バン）はすぐに出発し、ミルブルックで他の人達が降り、私一人をアロータウンへ送り届けてくれたのだ。
日本と違ってバスを利用する人が圧倒的に少ないので、良い意味で適当にやっているのだろう。

2019/3/1（金）
今日は隣のミルブルックコースでの予選を観に来た。
やっぱりあっさりした入口。快晴だ。紫外線が刺さる。
日中は暑いくらいだが早朝は10度以下、1日の寒暖差が激しすぎる。
ウルトラライトダウン、ウィンドブレーカー、セーター、と1枚ずつ脱いでいった。

薄オレンジ、赤、青、黄色のエリアが駐車場。そこを抜けて奥へ進む。

池のそばにこんな標識が…（笑）

！！！！！
コースロープがないっ！

ギャラリーも選手たちの後を歩いている…　信じられない光景だ。
グリーン回りでもかなり近くから見ることができた。

どこを見ても素晴らしく美しいコース。
大会の雰囲気ものんびりおおらかでニュージーランドのイメージそのもの。コースに羊がいたら完璧！（笑）

クラブハウスのそばにはレストランがあり、屋外のテーブルは大勢の人たちで賑わっていた。ビールなど飲みながら皆のんびりと過ごしているみたいだ。練習グリーンでごろごろしながらスクリーンを眺めている人たちも。

17番グリーン周りで芝生にすわって観戦していたらカモたちが寄って来た。ぜんぜん人を怖がらずしつこく何かくれと寄って来る。

2019/3/3（日）
最終日。今日も最高の天気だ。でも日に日に暑くなってくる。
決勝ラウンドは2日間とも The Hills コースだ。アップダウンがあるのでなかなか大変だ。観戦ルートには殆ど木がないので厳しい日差しを避ける場所がない。
コース内のあちこちにいろいろなオブジェがあり驚かされる。
画像は6番グリーンのそば、池の中に設置されたトンボの群れ。

10番グリーンの上にはギャラリー用のテントがあり、日差しを避けて一休み。

時々、山の半分くらいの高さのところを左から右へと飛行機が飛んでいった。クイーンズタウン空港へ向かっているものと思われる。

画像は17番ホール。グリーンは岩にはさまれたフェアウェイの奥にある。

18番グリーンの周りにはそこそこギャラリーはいたが日本のそれほどでもない。
結果はリッキー星野とゲンちゃん時松が5位タイ、市原弘大が8位タイだった。前日まではもっと上位にいたのでちょっと残念だったが、日本の選手が活躍したことは間違いない。

観戦の環境としてはニュージーランドは素晴らしい。海外の試合の場合、選手との距離が近いのも魅力だ。日本ツアーのオフに開催されることもいい。
何だかまた来たくなってしまった。

街の中心からホテルへは湖畔の道をぶらぶらと歩く。
足元にはカモやカモメがうろうろ。
対岸の景色が美しい。

相方がクイーンズタウンのゴンドラに乗ってきた。往復39ドル…　結構高いね。しかし景色は抜群でさすがって感じだ。パラグライダーが優雅に飛んでいる。

明日は8:05のバスに乗って農場へ向かう。


後半の農場編　　https://4travel.jp/travelogue/11470993