着物で行く子連れクルーズ旅行記　西地中海編　ダイジェスト版

2018/08/24 - 2018/09/02

バルセロナからローマまで大陸沿いに西地中海をめぐるクルーズに8才と4才の子連れで参加した時の旅行記です。
今回の船はプリンセスクルーズの「クラウンプリンセス」号。2年ぶりにプリンセスクルーズに乗って、おいしい食事に大満足。またファンになってしまいました。
子連れで海外のクルーズ旅行に行きたいという方の参考になればと思います。ひとまずはダイジェスト版で旅をざっと紹介します。

（旅程）
Day1 8/24 成田発（→上海）
Day2 8/25 上海経由でバルセロナ着
　　　　　 午後、クラウンプリンセスに乗船
Day3 8/26 終日航海日
Day4 8/27 ジブラルタルに寄港
Day5 8/28 終日航海日
Day6 8/29 マルセイユに寄港
Day7 8/30 ジェノアに寄港
Day8 8/31 リボルノに寄港
Day9 9/1ローマ着。クラウンプリンセス下船。ローマで後泊
Day10 9/2　ローマ発、北京経由で羽田着

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 船
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発日(8/24）は台風19号と台風20号が日本を襲っている日でした。幸いなことに関東は台風が過ぎた直後だったので、風も収まり、予定通りに飛行機が乗れることができ、一安心。夏の終わりの海外旅行は台風リスクがあることを痛感。

【往復は中国国際航空利用】
安上がり旅行のために、バルセロナまで中国国際航空を利用。よく考えずに最安値で購入した往路は上海経由の便。事前に中国国際航空に照会した時には、上海で入国する必要があると聞かされていましたが、しかし、成田で受け取ったチケットは、スルーチェックインのチケット、つまり上海での入国なしで乗り継ぎができました。

４traですでに報告されている通り、遅延が常態の成田→上海便。出発は予定より20分遅れたにもかかわらず、到着は予定よりも40分も早く到着！

上海からバルセロナの便は定刻通りに到着。13時間20分のフライトは初めて。子どもたちもよく頑張った。ハラハラドキドキの中国国際航空での乗り継ぎの顛末は別の旅行記で詳細を紹介します。中国国際航空で安上がり旅行を考えている人の参考になれば幸いです。

【晩夏の南欧は日本より10度涼しかった】
今回の旅行に関係する都市の8月25日の気温。異常な熱波はすでになくなり、日本よりも10度も低い快適な天気。夏のヨーロッパは日差しの強い中での街歩きは体力消耗が激しいから、この天気は子連れにはかなり嬉しかったです。

【乗船したクラウンプリンンセス号について】
豪華で清潔ないい船でした♪クルーズ船の内部については、別の旅行記で詳しく紹介しますが、さらりとまずはご紹介。

バルセロナ港 駅

【船室　窓付き客室】
今回は5階の窓付き客室をチョイス。窓が大きくて部屋は明るいし、ダイニングレストランとは同じ階なので便利。今回は全ての寄港地で下船したので、ギャングウェイにも近い5階はエレベーターを待たずに下船できるのが重宝しました。ベビーカー持っているお母さん方は5階お勧めです。

【船で一番のお気に入りの場所】
やっぱり船尾側が一番いいです。クラウンプリンセスは船尾側に、大人用のプールと子ども用のプールが、それぞれ別の階に用意されています。それぞれのプールの傍にはジャグジーがあり、そこに入りながら航跡を眺めていると旅情を感じずにはいられません。

【料理はおいしい】
ここ2年間はカジュアル船ばかりを乗ってきていたから、クラウンプリンセス号の上品な料理を食べると、これがプレミアム船かとカジュアル船との違いなのかと納得してしまう。それほどクラウンプリンセスの料理はおいしかったです。

【フォーマルデー】
フォーマルデーは終日航海日に設けられていたので、今回のクルーズでは乗船2日目と乗船4日目にありました。ご覧のとおり、フォーマルデーといっても、堅苦しさはなく、きれいな服を着て楽しむ夕食に過ぎません。

【キッズルームは工作系が充実】
登録上は１４０名ほど12歳未満の子供がのっていた今回のクルーズ船。キッズルームはとくに工作系のワークショップが充実していて、幼児さんでもごらんのようにお土産を作って持って帰れます。

大人向けの工作はベネチアンマスク作り。本格的なマスクを作れました♪

【プリンセスといえば、大型スクリーンでの映画】
プールには大型のスクリーンがあり、デッキチェアで寝転がりながら、またはジャグジーやプールに入りながら映画を楽しめます。昼間は日差しがあるので、夕方からがお勧め。なお、プリンセスのプールは海水ではなく、真水を使用しています。

【ここから寄港地観光を紹介】
寄港地で買ったマグネットたち。寄港地先の詳細は別の旅行記で紹介しますが、ざっと眺めていきます。

【Day2　バルセロナ】
クラウンプリンセスには夕方までに乗船すればよいので、バルセロナについて早々、サグラダファミリアに向かいました。この教会の前には大きな遊具のある公園があるので、サグラダファミリア観光は子どもも飽きません。

サグラダ ファミリア 現代・近代建築

サグラダファミリア近くにある、サグラダファミリア市場は地元民しかいないので空いていてお勧め。カフェでランチも取ることもできますし、料金もリーズナブル。

スーパーコー エキスプレス (マリナ店) スーパー・コンビニ

【Day 4 ジブラルタル寄港】
ヨーロッパ大陸の端、ジブラルタルに寄港。空港を歩いて横切り、スペインとの国境へ向かいます。ここで大トラブルになるのですが、それはまた後程・・

スペイン側の国境の街から車で30分ほど飛ばした乗馬クラブで外乗。今回も着物で乗馬ができたので大満足。

乗馬クラブから車で10分のところにある、白い街並みの村カサーレスに寄りました。遠かったけど来たかいがありました。

【Day6 マルセイユ寄港】
マルセイユでは旧港周辺を徒歩で観光しました。ちょっと怖い雰囲気だけど港の下町の風情が残るパニエ地区でクロワッサンをほおばる着物人一行。

マルセイユ名物の石鹸を作るワークショップに参加。家族で2キロも作ってしまいました。子連れ向けでいい！

【Day7 ジェノバ寄港】
クルーズ会社が斡旋する徒歩ツアーに参加して、ジェノバの街を駆け足で観光。

参加されているお年寄りがみんなよく歩くのに、家族一同ついていくので精いっぱい。でも団体行動だから、ついていけば迷うことはないので、見知らぬ土地ならいいかもしれません。

【Day8 リヴォルノ寄港】
この日もクルーズ会社が斡旋するピサとフィレンツェを1日でまわるツアーに参加。ピサでは斜塔と一杯写真を撮れて大満足。

フィレンツェにも4時間滞在できたので、旧市街のレストランでランチを取ったりしながら町並みを楽しめました。

【Day9 チビタベッキア下船】
ローマの外港チビタベッキアは日本と縁が深い町。そんな街に日本の殉教したキリスト教徒に捧らえた教会があると聞いて訪れました。

【Day9 ローマ】
今回は下船後、ローマに1泊してから日本に帰国するので、下船日はローマ市内を観光。子どもたちは広い教会がとにかく楽しいらしい。お祈りするところだと分かってはいても、体が動いてしまうようです・・・

後泊で泊まったホテル「パラッツォ　ナイアディ」。このホテルの素晴らしさは別に旅行記で紹介します。このホテルの屋上プールからはローマの旧市街が一望できます。

【Day10 ローマ2日目】
日曜日で観光施設が休みの所も多いローマですが、朝からココは混んでいました。でも着物で来られて嬉しかった！

ローマ子ども博物館も訪問。完全予約制のこの博物館は子連れには一押しのスポット。イタリア語が分からなくても楽しめるように作られているため、エンドレスに子供が楽しんでくれます。

【子連れ旅行は疲れるけど、最高の贅沢】
いつも旅行が終わる時にはペッパーのように電池が切れてしまいますが、それでも子供と旅行ができるのは人生のなかのほんの数年だけの貴重な時間。旅行記を読んだ方が、子連れ旅行の参考になればと思います。詳細編もゆっくりとですが、掲載していきますのでご笑覧下さい。