文化の日を文化的に

2018/11/03 - 2018/11/03

私が少々お茶を嗜んでいるのと、樹木希林さんの遺作となった「日々是好日」の映画を二週連続二回見てしまった後で無性に堺に行きたくなりました。
秋晴れの文化の日、チンチン電車に揺られ400年前の堺を懐古しに

エリア 堺(大阪)

こちらの鉄砲館では、ボランティアの方の説明も聞けますし鎧を着て鉄砲を持たせて貰えます。

お客さんで席がうまってしまうと、中に入れません。

この日は、特別な日本刀を打つのが実際に見学させて貰えるとの事で凄い人でした。
一回20人くらいしか工房に入れないみたいで私達は待ち時間がもったいなくて諦めました。
この日は特別な刀と職人さんも多くいらしたようですが、普通の日も見学可能だそうです。

400年前のままの山口家住宅
豪商ではなく、庄屋さんだったそうです。
とにかく家の中が凄く立派で驚きました。
梁は松の木丸々一本を使ってる豪華な作り
建築を勉強されてる方なら保存の素晴らしさ感動するんじゃないでしょうか？

京都の着倒れ
大阪の食い倒れ
堺の建て倒れ と言われてたそうですが、堺の建て倒れだけは知りませんでした。

中庭も立派で茶室もあります。

箪笥の上の人形は、千利休と与謝野晶子です。

この籠は、お嫁さんが輿入れされた時に実際に使われた物だそうです。

今日初めて知りました。
与謝野晶子が、羊羹の駿河屋のお嬢さんだった事を。

生家の跡は、石碑だけです。

千利休と与謝野晶子の資料館である、さかい利晶の社というミュージアムが新しく出来ていました。こちらの施設は、堺市でなく裏千家一門が設営されてるそうです。
隣には利休の生家跡もありますが、数年前までは井戸跡しかなかったのに、立派に整備されて驚ろきました。

入場料とお茶席代とで500円でした。
主菓子は、堺の丸市菓子鋪です。

与謝野晶子の資料館で見た説明で一番興味深かった物。

今から百年前に、明治から昭和の激動の時代に、12人の子供を産み育て仕事もしていたキャリアウーマン

その上、なりふり構わずではなく、女性としての身だしなみを大切にしていたと。

一度行ってみたかった、老舗のおでん屋さんです。念願かなって5時から舌鼓

レトロな雰囲気が居心地いい

おでんのおつゆが、透明なのに味は染み込んで薄味なのに美味しい
おでんの王道、大根と厚揚げ 変わり種のトマトも大変美味しかったです。