2018/08/11 - 2018/08/20
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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われわれが毎朝,構内でこのように点呼を行っている頃には,すでに収容所の正門付近は,もう立錐の余地のないまでに,住民が詰めかけて,罵声をとばしている。やがて正門が開かれ,われわれが米軍の護衛のもとに外部に出ると,その罵声は最高潮に達して,
「バッキャヤロウ,パタイ,パタイ,ジャパニーズ,殺せ,殺してしまえ。○○ケンペイを出せ」
と,米軍の制止もものかは,われわれの隊列の中に割り込んで,日本軍の誰彼なしに引き抜き作戦に出ようとする。うっかり歩いていようものなら,顔面に唾や石のつぶてが飛んでくる。
彼らは,こうして朝早くから日没以降までも,正面からそれぞれの日本軍の作業現場に分散随行して,終日,飽くこともなく続ける。それが彼らの日課となっていた。ある作業現場では,手薄な米軍の監視の隙に戦友が拉致されて,殴る,蹴るの危害を加えられた事件もあった。収容所内部のような完全防備の鳥かごの中の作業場だけではなく,最も危険な街頭における作業もある。
このように,過去数年間にわたり日本軍の占領下で受けた屈辱に対する報復を,日本軍,日本人であれば今は誰でもよいのだ。たとえ一人でも,一回でもわれわれに対する仕返しができるならば,溜飲が下がる思いでいるのだろう。
『ネグロス島戦記 マンダラガン山に果てし戦友よ』(池平八著 光人社)より
バコロド逍遥=その2:バコロド名物イナサルを食べる
https://4travel.jp/travelogue/11416947
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- セブパシフィック
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
バコロドの空の玄関口はシライ空港。
バコロドから北へ進むと,タリサイの街を過ぎてその次の街がシライとなる。バコロド中心部から空港までは18kmほど離れている。 -
今のところ,バコロド市街とシライ空港との間の移動は空港ヴァンを利用するのが便利だということになっている。
空港から市街へ向かう場合は任意の場所で下ろしてくれて一人150PHP,終点はSMバコロドの北館東側の駐車場だ。逆に空港へ向かう場合はSMバコロドからノンストップで走って一人100PHP。渋滞しなければ所要30分程度。
空港の到着便に合わせて出発するが,おおむね1時間に1本くらいの頻度で運行されているらしい。
ちなみにタクシーは片道500PHP以上とのことだ。
情報を書いて下さっている皆さん,ありがとう。 -
どんなヴァンなのかSMバコロド北館東側の駐車場へ見に来てみた。
ところが乗場には何とも活気がなく,時刻表や運賃表も掲げられていない。何もペイントしていないのっぺらぼうの白いヴァンが一台停まっているだけ。
ヴァンの助手席に座っている人は乗客なのだろうか。とにかく閑散としている。
もし空港ヴァンの利用客があまりいないのだとしたら,空港の利用客はどうやって空港へ向かっているのだろう。
そこで今日はジープニーでシライ空港へ行くことができないかを調べながら,バコロドのバッチョイを食べ歩くことにする。 -
最初に騙されかけたのはこのジープニーだった。
-
行き先に“AIRPORT SUBDIVISION(空港地区)”と書いてあるので「簡単にジープニーが見つかったわい」と喜んでいたら,どのジープニーもセントラルマーケットから南を向いて走ってゆく。
どうやらこれは十年前まで稼働していた南部の旧空港の周辺地区のことのようで,まだ地名として残ったままになっているらしい。 -
そこで,とりあえずタリサイやシライなど北方向へのジープニーが発着するバコロド北ターミナル(Silay Terminal/Bacolod North Terminal)へ行ってみることにする。
バコロド中心街からは「BATA-LIBERTAD」や「MANDALAGAN-LIBERTAD」といったジープニーの北行きに乗ればよい。リベルタッドというのはバコロドのSouth Public Market周辺の市内交通ハブで,マンダラガンやバタは市街北部の住宅街である。「BATA-LIBERTAD」のジープニーは嫌になるくらいたくさん走っているので便利(7-8PHP)。
ジープニーはラッソン通り(Lacson St.)を北へ北へ走る。途中,有名な日本料理店「海星」や巨大モールのロビンソンズ・プレイスを通り過ぎる。 -
20分ほど走って,ジープニーはCeres社の北ターミナル(Bacolod North Bus Terminal)に停車した。ここで下車。
ここはまだ移転してきたばかりの真新しいターミナルで,とても広く,構内には食堂や売店,タクシースタンドがある。
今,目指している公共交通の北ターミナルはこのCeres社ターミナルの道路向かい(西側)になる。 -
苦労して道路を渡ると公共交通の北ターミナルがあった。一気にボロくなった。
主にジープニーとタクシーが出入りしている。 -
こちらがタリサイ・シライ方面ジープニー発着場(Silay Terminal)。
(Google Map座標:10.706768,122.962159)
先発のジープニーではスシ詰めの乗客が発車を待っている。 -
レーンの表示を確認すると「シライシティ行き」の隣に「シライ空港行き」のレーンが確かにある。
ところがである。
どのジープニーが空港行きか判らなかったので付近の男たちに訊いてみると,「空港行きのジープニーはない。ジープニーでシライシティまで行ってトライシクルに乗り換えろ」と言う。
念のため周辺のジープニーを見て回ったが,確かに”Silay Airport”と表示している車はいない。
ここからシライシティまでジープニーが出ていることは明らかだし,シライシティまで行けば空港までトライシクルで行けるのも間違いないだろう。
なぜシライ空港へ直接行くジープニーが「ない」のかは判然としなかったが,ここから先に進んでもあまり意味がないから探索はいったん終結することにする。 -
さて,北ターミナルの中には数軒の簡易食堂があった。
まあ,はっきり言って小汚い。
しかしこういう店のメニューは「簡単に作れて,素早く食べられて,よく売れる」もので占められているので,フィリピンの庶民の食生活を知るうえでは興味深い。 -
汁物/SOUP
バッチョイ 20PHP(1PHP=2.1円)=豚骨出汁のヌードルスープ
ロミ 25 =あんかけ汁麺
パンシット・モロ 25 =スープ雲呑
ソータンホン・カルド 25 =春雨雑炊
アロス・カルド(※メニュー末尾に追記) 30 =米雑炊
チキン・ティノーラ(ごはん付き) 45 =鶏肉入り鶏スープ
フィッシュ・ティノーラ(同) 45 =魚身入り鶏スープ
炒め物/GUISADO 各25
ビーホン・ギサード =焼きビーフン
ソータンホン・ギサード =春雨炒め
パンシット・ギサード =焼きそば
鉄板皿メシ/SIZZLING(目玉焼きとごはん付き) 各40
ビーフ・タパ =味漬け牛焼肉
ビーフ・アラ・ポブレ(牛肉の貧民風) =シンプルな焼肉+目玉焼き+米飯のことを「貧民風」と呼ぶ。ポーク・アラ・ポブレも同じ。
シシグ =豚ホルモンみじん切りの甘辛炒め,たぶん缶詰使用。
ポーク・チョップ =トンテキ(玉子とごはん付きは50)
飲物/SOFT DRINKS
ロイヤル =ファンタ・オレンジのフィリピン名 -
かなり小ぶりの鉢のバッチョイ。一杯20PHP(1PHP=2.1円)。
バッチョイは正式には「ラパス・バッチョイ」といって,お隣のパナイ島の街イロイロ発祥の名物料理。バコロドからイロイロへは高速船でわずか1時間の距離である。だからバコロドにもバッチョイの店は多い。
基本的に食事ではなくミリエンダとして食べる軽食の類である。
豚骨出汁のクリアスープに細かく切ったホルモンと砕いたチチャロンが入る。
白胡椒と醤油を追加して好みの味を作る。
よく「フィリピンの豚骨ラーメン」と紹介されているが,ラーメンという先入観で食べると失望させられると思う。これはあくまで”Noodle Soup”なのだ。フィリピンでは台湾や沖縄のような麺食文化の発達はなかった。 -
ついでにパンシット・モロも頂く。スープ雲呑である。
これもイロイロの名物。干し海老の味がする美味しい雲呑だった。スープには生ニンニクが利かせてある。 -
北ターミナルからSMシティに戻る。
往路で紹介したジープニー2路線は,南行きはSMシティを経由するので乗り換えなしで行ける。 -
SMシティの一角にラパス・バッチョイ発祥の店(のひとつ)とされるチェーン店「Ted’s Oldtimer」が入っている。
ファーストフード店の造りになっていて,先にカウンターで注文して勘定を済ませる。 -
ビーフ・バッチョイの並盛(115PHP)。
大盛にすると肉(ホルモン)が増える。
麺はバッチョイ標準の短い小麦麺のほか,ビーフン(Bihon/米粉),そうめん(Miswa/麺細),春雨(Sotanghon/冬粉)を選ぶことができる。
北ターミナルのバッチョイの値段の約6倍だが,量は2~3倍ある。
バッチョイの麺はボソボソしている。
旅先や登山で自炊することがある人なら経験があるかも知れないが,麺を熱が不十分な低温状態で茹でるとこのようにボソボソになる。
バッチョイはどの店でもボソボソが出てくるので,料理人の腕の問題ではないだろう。 -
この店はバッチョイにサービスでパンデサルをつけてくれた。バッチョイ+パンという組み合わせはフィリピンで定番である。
もしバッチョイを「ラーメン」と認識しているなら手が伸びにくいところだが,「ヌードルスープ」と心得ておれば美味しく頂くことができる。 -
もうひとつ人気のサイドメニューがこのプト(Puto)。バッチョイと一緒に食べる,ほの甘い蒸しパン。米の粉とココナッツミルクで作る。
日本人ならたいがいの人は「(アンコの入っていない)軽羹」と表現するだろう。
名前が似ているので南インドで食べたプットゥ(Puttu)を思い出す。インドでは金属の筒に入れて蒸すので出来上がりは筒状の形をしているが,元はどちらも同じものなのかもしれない。 -
翌日,バコロドの中心街で一軒のバッチョイ専門店を見つけた。
覗いてみると,どことなく美味そうな雰囲気を漂わせている。 -
メニューはシンプル。サイドメニューはパンが一種類あるだけ。
バッチョイ一本で勝負していることが分かる。
並盛の”骨髄(Utok)入り”というのを注文してみたら,残念ながら品切れだった。
そこで玉子入りをお願いする。 -
思い込みは恐ろしい。
並盛の玉子入りを注文したとき,私はそれを”ゆで玉子入り”と信じて疑わなかった。フィリピンで生玉子を食べるということが発想の外にあった。
しかし,私のバッチョイには生玉子が入っていた。
玉子の黄身を凝視しながら,しばし悩んだ。
フィリピンで生玉子を食べていいのか・・・?? -
いったん手にしたカトラリーを置いて,店内を眺め回す。新しくはないが清潔に保たれている。
近くに積み上げられている玉子のケースが目に入った。
フィリピンで売っている玉子というのは概して不衛生で,色々なゴミが殻に付着して汚れているものだ。
ところがこの店に積んである玉子はすべてきれいに洗浄されていて,まるで日本の玉子のようになっている。
この店なら大丈夫かもしれない。決心をして,生玉子入りのバッチョイを頂いた。
はたして,これまで食べたどれよりも,この店のバッチョイは美味しかった。キレイに全部平らげた。
ありがとう,New Super Batchoy Houseさん。
(Google座標:10.667515,122.948044) -
☆バコロド中心部からシライ空港へジープニーで行く場合は,「BATA-LIBERTAD」や「MANDALAGAN-LIBERTAD」といった路線のジープニーで公共交通北ターミナルへ行き,そこからシライシティまでジープニーに乗り,シライシティから空港までトライシクルを利用して行くことになる。
☆北ターミナルから空港へ直行するジープニーが存在する形跡はあったが,確認することはできなかった。運行していたとしてもダイヤが非常に薄い可能性がある。
☆現状ではSMシティバコロド北館東側と空港を連絡する空港ヴァンが選択肢としてベストか。
☆パナイ島イロイロ名物のラパス・バッチョイは同じイロンゴ地域の都市であるバコロドにも定着している。ただしバッチョイを麺料理と思って食べると落胆するだろう。バッチョイはヌードルスープであり,パンやプトと一緒に食べるミリエンダ(軽食)である。
(つづく)
バコロド逍遥~その2:バコロド名物イナサルを食べる
https://4travel.jp/travelogue/11416947
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