2018/10/15 - 2018/10/16
1547位(同エリア1774件中)
ともりんさん
旅行のメインは別にあって、時間が空いたので近いし廻って見ようということになりました
たまたま泊まったホテル近くに点在するレトロビル
調べてみるとその船場地区は江戸時代の町屋から戦前の鉄筋コンクリートビルまで各時代の建築がかなり残っていて、しかも現役で活躍しているというのです
建築の知識は無いので、ゆるく見て廻りましたが、レトロでお洒落な建物は見ているだけでも楽しい
ただただキョロキョロウロウロした次第です
なお、建物については後から検索して調べたもので、足りないこともあるかと思いますが、素人調べにてそこはご容赦ください
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全く別の用事で旅行に来たほぼ初めての大阪
メインの用事以外は全くノープランでぽっかり時間ある空きました
遠くに行き過ぎる事なく興味深いところがないかな~と思い、ふと「昨日レトロビルを2つも見たな…他にもあったりして?」と検索開始
すると泊まったホテル周辺に点在しているようです
ホテルの方に周辺地図とサイトの地図を照らし合わせてもらい、行って見たい建物を書き込んで、ゆるゆる散策をスタートしました
と言うことでまずは地下鉄から上がって最初に目についた、
オペラ ド メーヌ高麗橋 旧大阪教育生命保険
辰野式らしく赤煉瓦が美しい
パッと目を引く建築でした
現在は結婚式場として使われているようです -
こちらもホテルに着く前に見つけた芝川ビル
横には日本基督教団浪花教会も建っていて、ますますこの辺って?と思ったきっかけの建物です
他のレトロビルと違って装飾が南米インカ.アステカ風 おもしろいです
以前は芝欄社家政学園という女子短大のような学校が入ってたようです
そういえば名作ドラマ「あかんたれ」で船場のとうさん達が女学校に通ってましたが、こういう所だったのでしょうか… -
日本基督教団浪花教会のドア
芝川ビルの隣にありますが全く違うゴシック様式の建物
こんなに違う様式の建物が隣り合わせであるということは、なくなってしまった他の建物が並んでた頃はもっと面白かった?それとも違和感があった?
でも時を経て隣り合う建物達は、今となってはしっくり馴染んでいるように見えます -
武田薬品工業道修町ビル
ハイ!出ました、道修町!!「どしゅうまち」でなくて「どしょうまち」
なぜ素人の私がこの地名をしっていたか?
名作ドラマ「あかんたれ」のおかげです
土田早苗扮する糸子の恋人、大和田伸也扮する清が道修町の薬問屋の一人息子でしたね~
船場という地域の中でのお話だったなぁと実感しました
今回知りましたが道修町は薬の町として、江戸時代から日本中の薬が集まるところだったそうです
だから今でも名の通った薬品会社の本社がたくさんあります
建物は現在、杏雨書屋として医学関連資料の収集展示をしています
もとは3階建てだったそうですがのちに5階に建て増ししています
その段差が見てとれますね -
杏雨書屋入り口
展示室は無料で一般公開しています(今回私は入ってませんが) -
やはり道修町にある少彦名神社
祭神は薬の神である少彦名命と医療と農業の神 神農炎帝
薬の町道修町では親しみをこめて「神農さん」と呼ばれているそうです
ビルの隙間にひっそりとあるのでわかりにくいですが、入り口に「神農さん」のキャラ看板がひょっこり出てます
小さい神社ですが医薬の神ということで、病気平癒健康祈願から医薬関連の資格試験合格祈願、最近はペットの健康祈願まで参詣者は多いらしいです
私が行ったのは平日午前中でしたがやはり数名の参詣者がいらっしゃいました -
少彦名神社の参道
有名な薬品会社の薬が展示されています
敷地内には、くすりの道修町資料館があります
入館料無料 -
5車線全て一方通行の堺筋に時間が止まったように存在感を放つ、旧小西家
後ろにそびえ立つビル群との風景は違和感バリバリですが、それがおもしろい!
所有するのはコニシ株式会社
ボンドで有名な会社ですが、元は薬の商いをしていた会社だったそうです
堺筋の道路拡張による軒切りや地震倒壊予防の為に3階部を撤去したことを考えると、どんな大邸宅だったのか…この存在感はやはりハンパないです! -
蔦が絡まる洋館 青山ビル
この蔦は甲子園のものを株分けされたそうです!
4、5階部分は増築されており、その段差部分のバルコニーでくつろぐ人が見えました
おしゃれな外観からギャラリーやアトリエ、飲食店なども入居しているので、共有部分は見学出来ると思われます
関連サイトなど見ると内装もかなりステキなようで…
時間があったなら入りたかった!! -
青山ビルの隣にある、伏見ビル
芝川ビルと浪花教会の時も思いましたが、全く建築様式が違います
丸い飾り窓がオシャレでシンプルだけどなんとなく目を引きました
大正時代にホテルとして建てられたそうです
現在はテナントビルになってます -
伏見ビル 窓のアップ
上の方の装飾が丸くて船みたいです
下の窓も今はサッシですが、以前は木枠の窓だったんでしょうね
でも雰囲気は十分残っています -
伏見ビル 玄関内
ドアは開けてありウェルカムな感じでしたので、覗かせていただきました
エントランスの中央には生花の生け込みがステキです -
伏見ビル 玄関口
タイルやモザイクの置き物もかわいくて植木鉢もいい感じ -
伏見ビル 1階 玄関
玄関口から階段横を見ると壁がカーブしているのがわかります
なんとなく雰囲気が柔らかく感じるのは
木の階段か、
壁のカーブか、
白熱色のライトか、
時代物の照明か、
誰かがまめに生けてくれるお花か… -
土佐堀通りに出てきました 三世証券本社ビル
レンガ造りにアーチが施された回廊…
てっきりレトロビルと思いきや、2001年竣工の建物でした!
これを書く為に調べていて、今気付きました
よく考えたらレトロビルにしては高層ですよね~
騙された~ 通りの向こうから写真を撮って建物には入ってはないのでわかりませんでした!
実は昔からそこにあったと思わせる存在感あるクラシックな佇まいをコンセプトに設計されたそうです
上の方に掲げられている「三世証券」の看板がまた金色が鈍く光って、クラシック感を醸しているのです -
中之島から臨む三世証券ビル
やっぱりレトロビルに見えます
そういえばここほどじゃなくても、クラシックな雰囲気に建ててあるビルを他にも見ました
建材だったり、装飾が施してあったり…
こうして本当のレトロビルと馴染むような景観を考えて街づくりをしているのでしょうか
新しいビルも古くからのビルも、ずっとこのようにこの地に建っていて欲しいものです -
難波橋の交差点にある大阪証券取引所の旧市場館
五代友厚像が堂々とそびえます
1935年竣工ですが2004年に全面増改築
楕円筒型の旧市場館と外壁内壁の一部は残されています
なんの知識もなく歩き出した、このレトロビル巡りでしたが、いくつかの建物を見たあとここに来ると「あぁ、大大阪って言われた時代があったんだなぁ」と実感しました -
大阪証券取引所ビルの向かいにある、北浜レトロビルヂング
大きな紅茶のポットが建物の右手にぶら下がってるのが目印
元は証券の仲買業者の社屋で、今は見た目通り英国風紅茶専門店
1階が紅茶やスイーツのショップで、二階はカフェ
ショップをちょっと覗くだけでも内装が見れて楽しいです -
北浜レトロビルヂングは国の登録有形文化財
英国グラスゴー派の影響を受けたアンティークな雰囲気 -
北浜レトロビルヂングの1階ショップ
女子受け間違いなしのかわいらしさ!
イギリス・フランス・インド産の紅茶の他、イギリス風ケーキ・スコーンなどお土産にも最適
残念ながら2階には上がりませんでしたが、アフタヌーンティーセットが人気だそうです -
北浜レトロビルヂングの並びに行列が出来てました
北浜の長屋にある オクシモロン
本店は鎌倉のカレーとコーヒーのお店のようでした
この町家には他にもいくつかのカフェやショップが入ってました -
難波橋のライオン
明治45年に市電延伸の為、江戸時代からあった木橋を石造りに移設架け替え
橋の両端にいるライオンは阿像と吽像になっています -
難波橋の橋柱
精巧なレリーフが施されています -
難波橋の華麗な照明灯
中之島公園に降りる石造りの階段も見えます
都市景観を考えた造りになっています -
中之島公園にある、大阪市中央公会堂
赤煉瓦に白い石はいかにも辰野式
公募で選ばれた設計案を辰野片岡建築事務所が実施設計
アーチの上に鎮座する像はギリシャ神話の商業の神メルキュールと科学と平和の神ミネルヴァ
大阪の発展を願って設置されていたけど、戦時の金属供出で長いこと失われていたのを保存再生工事の際復元されたそうです -
大阪市中央公会堂の地下入り口
折りたたみ式の自動ドアでした -
大阪市中央公会堂内の木製ベンチ
赤煉瓦と相まって味わいがあります -
大阪市中央公会堂 地下から1階に上がる階段
もちろん木製
装飾的な手すりもステキです -
栴檀木橋からの、大阪市中央公会堂
周辺には写生をする方々がたくさんいらっしゃいました -
大阪市中央公会堂の隣にある 中之島図書館
写真でイメージするより大きな建物です!!
階段を上がると神殿風の柱
彫刻が施された玄関だけでもカッコいいですが、中もすごくカッコよさそう…って入ってないんです!!
入れば良かった~
外から窓の中をチラ見しただけでもすごく良さげでしたが、入ってしまえば借りれもしないのにずっと居そうな気がして…
次はここをメインの目的に来てみたいです -
中之島図書館
ドームもあります
あの下はどうなっているのか…
やっぱり入っておけば…(以下略) -
最後に大阪市営地下鉄 淀屋橋駅ホーム
天井がかまぼこ型で印象的だったので写真を撮ってみましたが、これは開業当時からだということ(1933年昭和8年)
そう言えば…朝ドラ「ごちそうさん」の杏扮する「め以子」の旦那さん、東出昌大扮する「悠太郎」が設計師だったと思い出して検索してみると、時代はドンピシャ
その建設に関わった人をイメージした架空の人物が悠太郎さんですね
ドラマで空襲の際地下鉄に逃げ込んだというエピソードがありましたが、ここがそこだったかというのは帰ってから知った訳で…
照明もなんとなくモダンで20世紀にイメージしていた未来感があります
淀屋橋駅のものは戦後に変えられたそうですが、全体的な空間を生かしてシンプルでモダンな感じは当時のセンスを踏襲しているのでしょう
などと、素人なりにつらつら書き連ねてきましたが、まだまだ興味深い建物があるようなので、また行ってもっともっと巡りたいです!!
解説付きの見学会などと自分の都合が合えば楽しいのですが~
次は図書館に長居な感じで!!
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