感動ずくめのギリシャ周遊旅行①　東京～サントリーニ

2018/09/08 - 2018/09/17

中年夫婦二人で、サントリーニ・ミコノス・メテオラ・アテネを周る個人手配旅行。今回はロスバケを恐れ、新たに機内持ち込み可能なバックパック（Cabin Zero）を背負っての旅。バックパック旅はとても快適でした。
ギリシャを旅すると、経済破綻の国というイメージは完全に裏切られ、陽気で親切、とても快適な旅ができました。危険な雰囲気も全くなく、ちょっと拍子抜け。（往路のAeroflotではひどい目に会いましたが）
美しい景色と偉大な歴史に浸れる、お勧めの国です。

エリア サントリーニ島(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

ギリシャへは直行便が無い為、安さと早さで、成田からロシアAeroflotにてモスクワ経由でアテネに向かいます。
成田に着くと、機材の関係で1時間の遅れとのこと。モスクワでのトランジットは2時間半あるので、この時点では「まあ仕方ないか」
しかし、出発は更に遅れ1時間半。加えてターミナルを離れても成田の混雑でなかなか離陸できず、およそ2時間遅れで飛び立った。
機内にいると、悪名高いAeroflotは意外にまとも。エコノミー席であったが、スリッパ・アイマスクのアメニティもあり、食事もまあまあ。映画もしっかり楽しめた。CAさんの対応も悪くない。
でも、モスクワでの乗り継ぎ時間には祈るような気分であった。

この写真はモスクワ シェレメーチエヴォ空港外、ノボテルホテルからの写真。そうなんです、アテネ行きのフライトには滑り込みアウト。モスクワで予定外の一泊を余儀なくされました。
この時のAeroFlotの対応が最悪。我々のトランジットには、ターミナル間移動が必要で歩いて20分。モスクワ着陸時には、まだ30分ありました。走れば何とかなると思ったが、Aeroflot係官は「無理！」の一点張り。強引に翌朝の便に振り替えられてしまいました。その時、ふと発着案内のモニターを見ると、モスクワ発アテネ行きも一時間半の遅延とあるではないか。「十分に間に合う」と思うものの、今度は一旦翌朝の便に振り替えたチケットは戻せないの一点張り。
わずか一人1000ルーブルのミールクーポンを渡され、「宿泊ホテルについては夜9時までわからない」とのひどい仕打ちであった。
ロシアは、トランジットであってもビザがないと空港外へ出れない。我々とともに乗り遅れた20人程度の人達は、その後夜11時近くまでビザなし入国の手続きに振り回され、空港近くのホテル ノボテルに着いた時には12時を回ってました。始終セキュリティの係官に監視され、まるで不法入国者の気分。
翌日の振替便は7時半発。熱いシャワーで嫌なことは洗い流し、早く寝なければ。でも、ホテル ノボテルは快適な部屋でした。

気を取り直して、モスクワからアテネへ出発です。
本来なら、そろそろアテネ発サントリーニ行きのフライトに搭乗する時間。チケットを買い直さねば。AeroFlot弁償してくれ！

因みに、フライト時間約4時間のモスクワ　アテネ間のAeroFlotにはアメニティや映画の機内サービスはありません。
こんな時は、アマゾンプライムのプライムビデオからiPhoneに無料ダウンロードしておいた映画が役立ちます。

そして、このフライトはON TIME、いや、予定より10分早く着いた。やればできるじゃないか。

アテネ到着後、空港内のアトキナトラベルという旅行代理店を見つけ、サントリーニ行きの最も早い便のチケットを買い求めた。
サントリーニには複数の航空会社が頻繁に飛んでおり、一時間後チケットGET。
プロペラ機のLCCで1時間弱のフライト。CAさんは、ノースリーブの制服だった。

サントリーニ島が見えてきた。

サントリーニ到着後、Booking.comで予約していたホテルRemvi Suitesに直行。
疲れていたので、客待ちしていたタクシーに飛び乗りました。サントリーニ空港からホテルのあるフィロステファニーまで25€でした。
ホテルの部屋からの景色は、想像以上の完璧なエーゲ海ビュー＆カルデラビューに大感動。早速地ビールで乾杯です。

部屋のテラスからは、こんな素敵な景色も。美しすぎます。

早速フィロステファニーの街を散策です。フィロステファニーの街は、端から端まで歩いて30分程度です。

途中で見覚えのある岩山が！　映画マンマミーアの舞台です。
思わず駆け上がりたくなりますが、頂上まで登ると結構大変。20分ほどかかりましたが、エーゲ海の素晴らしい景色が待ってます。
因みサンダル履きはお勧めできません。

岩山の海側中腹には、素敵な教会が。ここは山を登った人にしか見えません。夕日で有名なオイア（イア）に行かなくても、大満足な夕日はここにもあります。

サントリーニ初日のディナーは、フィロステファニ入り口のAKTAIONで、地中海料理をいただきました。90年続く老舗で、味のある店でした。私たちは、ギリギリ予約なしで入れましたが、予約はしたほうが無難です。ただし、室内から海は見えません。

サントリーニ二日目は、Santo Wines Wineryへ。　フィラのバス停から路線バスに乗れば、15分ほどで着きます。　サントリーニの路線バスは、フィラのバスターミナルを起点に、各方面に結構頻繁に走ってます。路線バスと言っても、見かけは普通の観光バス。バスに乗って走り始めると、車掌さんが料金を回収に各席を周ってきます。なんとも生産性の低そうな方式ですが、車掌さんの個性がおもしろい。

Santo Wine 16種類の飲み比べです。暑い土地のせいか、白ワインがメインです。どれも旨い！

サントワインで昼食後フィラに戻り、そこからバスを乗り換えオイア（イア）へ。
素晴らしい建物や景色だが、観光客でごった返していました。
夕日の時間に近づくにつれ、個人旅行客や団体旅行客も入り乱れ、東京の朝の通勤時と変わらない雰囲気に。
私たちは夕日を待つことなく、宿のあるフィロステファニーに戻りました。
フィロステファニーは、オイアやフィラのような混雑もなく、かと言って寂しい雰囲気でもなく、宿泊地に選んで正解でした。

サントリーニ3日目は、ペリッサへ。まだ9月初旬でかなり暑かったのですが、ブラックサンドビーチでの海水浴客は既にまばらです。
やはりバカンスシーズンは8月までのようです。
私たちは、ここから歩いて、古代ティラに向かいました。
古代ティラ入り口までは、徒歩15分。そこから山頂までは、かなりの山道を一時間近く登ります。かなりの体力が必要でした。水の持参をお忘れなく。

まだ中腹です。遠くにペリッサのブラックサンドビーチが見えます。

山頂には、紀元前900年の遺跡が残っています。
よくもこんな山の上に、立派な建物を造ったもんです。どうやって石を運んだんでしょうか。

どんな生活をしてたんでしょう？

フィラの街に戻り、Old Portへ歩いて降りていきました。　しかしこれは止めたほうが無難です。下りの階段は想像以上に長く、長年の風化で石はツルツル。おまけにロバの糞があちこちに。帰りのOld Portからの登りは、迷わずロバタクシーに乗りました。急勾配の長い階段（私達には自ら登る体力は残ってませんでした）をロバは、結構なスピードで登っていきます。さすがに最後のほうはロバもバテ気味でしたが。結構楽しめて6?は安い！

4日目は、サントリーニにお別れ。ミコノスに向かいます。予め日本からNETでSEAJETの高速船を予約していました。
NET予約していても、事前にチケットを発券しておく必要があるので、前日にエージェントで発券してもらうと、9:30の高速船は9:50に変更になったと言われ、訳もわからないまま変更となりました。さらに当日港で、念のためにSEAJETオフィスで確認すると、今度は9:50の高速艇は10:30に変更になったと言われ、出発時間を手書きで訂正される始末。この時期、乗船率でも見ながら便数をコントロールしてるのでしょうか。
フィロステファニから港（New Port）へは、事前に20?で送迎を予約しました。港には、カフェも数件あります。
いよいよ、ミコノスに向けて出発です。3つほど島を周りながら、2時間半程の旅です。

この旅行記へのコメント （1）

• wakupaku2さん 2018/11/04 23:18:36

  サントリーニ満喫

  FREDさん
  私の質問にご回答いただき有難うございました。
  
  モスクワでトランジットできなかったんですね！！大変でしたね。
  原因は日本の出発遅れ？？時々ありますよね・・
  
  SEAJETは、直接のサイトで取られましたか？ダイレクトフェリーで買おうかなと思っています。NET予約していても、事前にチケットを発券？って島内でするのでしょうか？
  
  サントリーニ島、遺跡も景色もフルに楽しまれていますね。私は時間が少ないので、こんなに行けないわ。ワイナリーよさそう・・
  
  続きの旅行記を楽しみにしています。