冬ではない道東へ！（１）釧路

2018/09/12 - 2018/09/12

オオワシに魅せられて冬の道東へ行くこと2回、雪道・雪景色の湿原も綺麗だけれど、草木が青々と茂っている風景も見てみたい！と思い、前回の旅行の時に、次は夏に来るぞ、と誓う。仕事の繁忙期を避け、身辺整理をし、いざ釧路へ！実は出発の6日前に北海道で大きな地震があり、こんな時に行ってもいいものか、かえって迷惑になるようなら控えよう、と散々考え悩み、現地の情報を収集し、幸い道東は電気も復旧し支障もなさそうなことが分かったので行くことに。
５日間にわたるひとり旅の記録です。長いですがお付き合いください。

エリア 釧路(北海道)

9月12日（水）
前回は新潟のひどい雪に阻まれ、新潟を抜け出すまでが困難でしたが、今回は スムーズ。ただ千歳の空港ビルに入った途端、いつもと全然違う雰囲気…これは…店がやっていない。千歳空港といえばあの沢山のお土産物屋さんですが、この日はまだ全ての店のシャッターが下りており、やっているのはローソンのみ。いつもは観光客でごった返しているフロアも閑散としている…とんでもない時に来てしまったのでは、と一瞬焦る。釧路への乗り継ぎ手続きをし、まだ不安な気持ちで釧路へと向かう。午後2時、降り立った釧路は少し肌寒く、でも雰囲気はいつも通り。空港内のお店もやっている。大丈夫そうだな。

釧路空港（たんちょう釧路空港） 空港

レンタカーを借りて出発。夕方までの時間、念願の夏の釧路湿原を見に細岡展望台へ。駐車場から遊歩道を歩く。鳥の声が聞こえる。みるとなんとゴジュウカラ！ものすごくモフモフしている（後ほどの確認で、前日から急に寒くなったため羽に空気をたくさん入れていたのでは？説あり）。私の暮らす街の山では見られない、少し高い所にいる野鳥。やっぱり北海道！

細岡ビジターズラウンジ 名所・史跡

そして展望台へ。ものすごい見晴らしで、一面が緑に輝いている。蛇行する釧路川。視界に入りきらない釧路湿原。やっぱり夏も美しい…。冬も夏もその時々で違った綺麗さがあるな。広大な湿原と、はるか奥に見える釧路の街がなんともいえない旅情を誘う。こんなに自然が豊かな場所のすぐ隣に人間の経済活動がある。イオンがあり、工場があり、繁華街がある。繁華街の華やかさも好きな私ですが、人間と自然のバランスについてこういう時によく考える。難し過ぎて答えは出せないのだけれど、あまり自然を圧迫せずに、人と生き物と植物と、おたがいさまで在れたらいいと、理想を思う。

細岡展望台からの帰り、釧路市街へ向かって車を走らせたら、建物も何もない道路を人が歩いていた。近付くとヒッチハイクをしているではないですか。車の通りのない道、親切心からおそるおそる停車、若者2人（男性）素朴な雰囲気でひと安心。聞くと前日に屈斜路湖からカヤックで下って来た所で、本当は釧路まで下り切りたかったそうですが、ちょっともうギブアップとの事。屈斜路湖からって…何キロあるのよ！途中、自分が道東に来ている理由や、カヤックが転覆した話などを聞き釧路駅前で2人を落っことし、無事ホテル（ラビスタ釧路川）へ到着。

細岡展望台 名所・史跡

さぁ、初日、釧路の夜！飲みに行くぞー！と、前回お世話になった八千代寿司へ。八千代寿司のお兄さん、前回の私のことを覚えていてくださって、さすがの接客業だと感心しました。この日は釧路産のサンマをお刺身と炙りで…美味しい。お酒はもちろん福司。お寿司をお任せで握ってもらって、う〜ん、どれも美味しい。なかなか食べる機会のないクジラのお寿司も食べました（写真なし…）釧路は昔から捕鯨が有名だったようです。今は商業捕鯨のクジラが入ってくるそう。鮮やかな赤身のお肉、クセもなく食べやすい美味しいお寿司でした。哺乳類じゃないみたいな味でした。またカウンターのお隣の方と色々お話しさせてもらって満足したところで会計。9,000円位だったような…？？食べて飲んで大満足。冷たい夜風が心地いい。釧路川も相変わらずきれいだな〜幣舞橋もいいな〜。本当に楽しい最高の釧路の夜。