2018/08/09 - 2018/08/10
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エンリケさん
この旅行記のスケジュール
2018/08/09
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2018年の夏休み。
このところ近現代の街並みとか、おとなしめの(?)旅先が続いていたため、久しぶりにパンチ力のある観光地を求めてギリシャへ。
出発前にアテネ近郊で大規模な山林火災が起きたり、日本には台風が接近したりと、一時は中止を覚悟したほどでしたが、運良くスケジュールには影響が出ずに旅行は完遂。
経済危機で実情がどうなっているのか心配だったアテネも、行ってみれば各国からたくさんの観光客が集う見事なまでのリゾート地。
古代から続く永遠の青空の下、慌ただしい日本での日常を忘れ、悠久の歴史に思いを馳せることのできた夏休みとなりました。
<旅程表>
2018年
○8月 9日(木) 成田→ソウル
〇8月10日(金) ソウル→アブダビ→アテネ
8月11日(土) アテネ
8月12日(日) アテネ(エーゲ海ミニクルーズ)
8月13日(月) アテネ→ミケーネ→ナフプリオン
→エピダヴロス→アテネ
8月14日(火) アテネ→デルフィ→アテネ
8月15日(水) アテネ→アブダビ→
8月16日(木) →成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空 アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月9日(木)
この夏休みはお盆期間を利用してギリシャへ。
久しぶりに遺跡らしい遺跡を見ようと思い、6月1日にDeNAトラベルから社名変更したばかりのエアトリでアテネまでの往復チケットを確保。
エティハド航空で航空券133,800円+燃油・諸税21,640円+空港使用料・手数料6,930円で合計162,370円と、けっこう値は張りましたが、この時期のヨーロッパでは仕方ないか・・・。
そんなこんなで立てた旅行の計画でしたが、7月下旬にはアテネ近郊で大規模な山林火災が発生したり、出発前夜には台風13号が関東に向かって北上してきたりと、居ても立っても居られない状況に。
それでも出発当日は午前中に台風が関東を抜け、何とか成田空港までの電車は正常運行に。
夜19時過ぎのフライトでしたが、スケジュール変更に備えて早めの15時に空港に到着してみると、待っていたのは各便とも出発時間変更の嵐・・・。 -
今回の航空会社はエティハド航空でしたが、ソウルまでの便をコードシェアしているアシアナ航空のチェックインカウンターに行ってみると、朝9時の便が21時20分に変更になったとの掲示が。
これでは自分の乗る19時25分の便も遅れるのか、と思っていたら、機材が先にソウルを飛び立って成田に到着するとのことで、こちらの出発は予定どおりとのこと。
先にソウルに出発予定だった皆様には申し訳ない気もしますが、その後の乗継のことを考えると、アテネまでたどり着けない可能性もあっただけに、最初の便が何とか予定通りに飛ぶことになって安堵の思いでした。 -
とにもかくにも、海外旅行20年目(?)にして初の台風で旅行中止か、という事態を乗り越え、後は突然の出発時間変更がないことを祈りつつ、搭乗時間を待ちます。
18時、窓の外を見ると、前夜から早朝にかけての暴風雨が嘘だったかのような穏やかな夕暮れの景色。 -
19時25分、アシアナ航空OZ105便とのコードシェア便、エティハド航空EY8461便は予定通り成田空港を飛び立ち、夜の空へ。
ソウルでの乗り継ぎも余裕をもってできそうで、一安心です。 -
成田-ソウル間は2時間半の短いフライトですが、しっかり食事も提供。
ごま豆腐に白米多めで健康的、かな(笑)。 -
ちなみにディスプレイはこんな感じ。
韓国の航空会社だけに、これ見よがしに“Dokdo”って表示してくるよなあ・・・。
さすがに韓国-北朝鮮間のようには境界線は引いていませんが。 -
22時05分、ソウル仁川国際空港到着後は、出発ゲート近くでスマホを充電しながら空港WiFiを利用してその後の旅の情報収集。
そして日付が変わった8月10日(金)深夜1時、アブダビ行きのエティハド航空EY873便は、空席がいくつか見受けられるものの、定刻通り仁川国際空港を離陸。
乗客は韓国人に混じってアラブ系が多い感じです。
出発後間もなく、真夜中ながらサンドウィッチとドリンクの提供。
ようやく心が落ち着けたので、ビールを注文すると出てきたのはベルギービールのステラ・アルトワ。
ふわふわの泡のビールを飲んで、異国への旅に胸を膨らませます。 -
その後、あまりの寒さにブランケットにくるまって目を閉じていたら、気が付くと8時に。
到着時間も近づいてきて朝食も提供されましたが、アブダビ時間だとまだ3時なんだよなあ・・・。 -
そして現地時間の5時40分、エティハド航空EY873便はアブダビ国際空港に無事到着。
航路をよく見たら、パキスタン上空、アフガニスタン近くを通ってたわけね。
真夜中なのでまったく景色は見えませんでしたが・・・。 -
アブダビ国際空港はエティハド航空の本拠地として世界中からの乗り継ぎ客が多く、賑わっている感じ。
ただ、個人的には空港内に魅力的なお店が少なく、暇を持て余してしまいましたが。 -
7時近くなり、辺りが明るくなってきました。
窓の外、遥か向こうに見えるのは三日月型の管制塔。
さすがイスラムの国という感じ。 -
さて、出発時間の9時30分となり、この24時間で3回目のフライト。
エティハド航空EY091便は、アテネを目指して飛んでいきます。
が、飛行経路を見るとシリア上空がルートに?
大丈夫なのか?? -
そんな心配をよそに、EY091便はまずサウジアラビア上空を飛行。
赤茶けた不毛の大地ばかりが目に入ってきます。
こんなんだったら石油は出ないけど緑豊かな日本の方がいいよなあ・・・。 -
12時過ぎ、眼下には海らしき地形が。
砂漠も透けて見えるほどの美しい海。 -
どうやらここは紅海、そして上の方に細く見える水路はスエズ運河だったようです。
ん・・・ということはシリア上空を通るのはやはり回避したということですね。 -
砂漠の中の運河、スエズ運河から少しすると、今度は青々とした農耕地帯が。
どうやらここはナイルデルタ。
ヘロドトスの名言、“エジプトはナイルの賜物”を体現する景色ですね。 -
また少しして、飛行機はエーゲ海上空に入り、眼下には緑の少ないごつごつした岩肌の島々が見えてきました。
そして13時15分、EY091便はアテネ郊外のエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港に無事到着。
これからが今回の真の旅なのですが、アブダビからの空の旅で中東の物珍しい景色の数々を堪能してしまい、すでにお腹いっぱいという感じも(笑)。 -
さて、入国審査を済ませ、いざアテネ市内へ。
空港から市内への公共交通機関には、バスと地下鉄があるのですが、地下鉄はスリが多く、運転間隔も長いと聞いていたので、ここはバスを選択。
空港の外に出てみると右手の方にバス乗り場があり、X95番のシンタグマ広場(ΣYNTAΓMA)行きに乗車。
運転間隔は15分おきで、13時40分発のものに乗れました。アテネ国際空港 (エレフテリオス ヴェニゼロス国際空港) (ATH) 空港
-
ちなみに乗車券は運転手からではなく、発着所近くの有人の売店で購入(片道6ユーロ、1ユーロ132円として約800円)。
後日購入しましたが、地下鉄の切符(写真下、こちらは裏面)も同じデザインとなっており、混ぜてしまうと見分けがつきにくそう・・・。
日付の右側に書いてある時間も、わたしが買ったものはどれもなぜか7時台で、購入時刻を表しているものではないようです。
そもそも8月9日はわたしがアテネに到着する前日の日付ですが。 -
バスの乗り方ですが、“地球の歩き方”では、“切符を車内にある刻印機に差し込んで打刻する”ように書かれていましたが、2018年8月の時点ではすでに自動改札化されていて、切符を入口の手すりのところにある青い改札機にタッチして、“ピッ”と音がすればOKなようです。
同じく後日乗車する地下鉄でも刻印機はなく、日本の鉄道のように自動改札機に入れ替わっていました。
“地球の歩き方”の情報は古いので要注意です。 -
13時40分、バスは空港を出発し、低木の多い乾いた野を西へと進んでいきます。
-
14時30分、バスは50分ほどでアテネの中心、シンタグマ広場に到着。
ここからアクロポリスの南側、住宅地のkoukaki地区にあるこの日の宿へと歩いて行きます。
容赦なく照り付ける日射しの下(といっても日本より乾燥しているので、日陰を選んで歩けばそれほど不快な暑さは感じません。)、アマリアス大通りを南下していると、道路の向こう側に忽然と古代のものらしき石造りの門が。
これは当時ギリシャを含む地中海一帯を支配していた古代ローマ帝国の五賢帝の一人、ハドリアヌス(在位:117-138年)がアテネを視察に訪れたことを記念して建てられた“アドリアノス門”。
この門の西側(撮影側)が古代アテネの市域となっており、振り返ってみると・・・。ハドリアヌスの凱旋門 史跡・遺跡
-
門の延長線上に、ギリシャ国旗がたなびく小高い丘、古代アクロポリスが。
こんなところでいきなり目的の世界遺産の姿を目にすることができて、びっくり。 -
逸る気持ちを抑え、まずは道を急ぎ、15時にkoukaki地区のアパートの1室を利用した宿へ到着。
Agodaで予約したのですが、この時期ギリシャも夏休みでオーナーが旅行中とのことで、予めメールでやりとりして鍵の入手方法(内緒)を教えてもらっていたものでした。
事前の調整に苦労はしましたが、ロールプレイングゲームのような気分も味わえたし、アテネの中心部にしては1泊38ユーロ(約5,000円)と、非常に廉価な宿泊料であったため、まあ満足のいく宿でした。 -
宿は2部屋あって、ソファもあって広々としていい感じ。
-
6階にある部屋のベランダからは、この地区を取り囲んでいる城壁のような丘がよく見えます。
この時期のアテネは気温は高いですが、エーゲ海から吹き付ける風が強く、高所にいると涼しい感じ。 -
さて、この日はまだ時間もあるので部屋に荷物を置いて観光開始。
宿のあるkoukaki地区から、今度はアクロポリスに向かって北上していきます。
アテネというと、アクロポリスの北側にあるオモニア広場周辺は中東やアフリカ方面からの移民が多くて治安が悪いと言われますが、南側のこの地区は、そんな移民の姿を見かけることもなく、静かな住宅街という感じ。
それでも、通りにある建物のあちこちに意味不明の落書きが多く、時折事件対応していると思われる警察官の姿もあったりして、油断はならない雰囲気です。 -
てくてくと歩き続けて16時50分、アクロポリスの南側の入口までやってきました。
青い空の下、でーんと構える要塞のような丘。
早く登ってみたいものの、チケット売り場の前には観光客たちの大行列・・・。アテネのアクロポリス 史跡・遺跡
-
この時間でもまだまだ炎天下の中、長い行列に20分ほど並び、ようやくチケットをGET。
チケットは①アクロポリス(ディオニソス劇場やパルテノンなど)のほかに、②古代アゴラ、③アドリアノスの図書館、④ケラミコスの遺跡、⑤アリストテレスの学校(リュケイオン)、⑥オリンペイオン(ゼウス神殿)、⑦ローマン・アゴラの7施設に入場できる5日間有効の共通チケット。
金額は30ユーロ(約4,000円、クレジットカード可)と、経済危機後に一気に値上がりしたようですが、ギリシャの財政破綻を救うためのものと考えるとしょうがないか・・・。
ちなみに上記7施設は実質2日間あれば十分見て回れます。
わたしは少し離れたところにある⑤以外はすべて回れました。 -
自動改札機を通り抜け、17時20分、いよいよアクロポリスへ。
このアクロポリス、もともとは平らな自然の岩山だったようですが、紀元前5世紀のペルシア戦争後、キモンの命により石積みの防御壁が張り巡らされ(キモンの南壁)、見る人に威圧感を与える要塞のような外観となって現代に伝えられています。キモンの南壁 建造物
-
階段を昇っていき、最初に現れたのは“ディオニソス劇場”。
ゼウスの息子でワインと豊穣の神、ディオニソスに捧げられた劇場です。ディオニソス劇場 劇場・ホール・ショー
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BC325年に建設された劇場は15,000人を収容できるほどの大きさだったようで、その後、紀元61年のローマ帝国時代にネロ帝が修復。
今に残る劇場は、どこまでが古代ギリシャ時代のもので、どこまでが再建されたものなのか見分けがつきませんが、こんなふうに貴賓席用に使われたと思われる大理石製の背もたれ付きの椅子も残っていました。 -
少し高いところから劇場とアクロポリスの南に広がるアテネの街並みをパチリ。
街の向こうに見える山の木々の少なさからも、アテネの街が乾燥している様子が伝わってきますね。 -
また少し昇って、いくつか石碑が展示されているところにやってきました。
長方形の石碑の正面についているのは水道の蛇口か、と思って近づいてみると、なんと男性器。
ローマ帝国時代の2~3世紀頃に作られた大理石製の石碑だそうで、この上にはどうやら頭がついていた模様。
胸のところには男性器の主の生前の業績が刻まれているのでしょうね(笑)。 -
18時を回って次に現れたのは、またもや劇場。
こちらはローマ帝国時代の161年に、ギリシャの大富豪でローマの元老院議員でもあったヘロディス・アッティコスがアテネ市に寄贈したもので、彼の名をとって“ヘロディス・アッティコス音楽堂”と呼ばれているものです。
3世紀のゲルマン人の侵入により破壊されたものの、1950年代に大修復が行われ、現代でも様々な演劇やコンサートなどが催される現役のエンターテインメント施設となっています。イロド アティコス音楽堂 劇場・ホール・ショー
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音楽堂の向こうに広がるアテネの街。
その先に見えるのはエーゲ海・・・青の世界が広りますね。 -
さらに上を目指して昇っていきます。
古代から何万人、何億人ものひとに踏み続けられてきた敷石はこんなふうにテカテカで、滑りやすくなっているので注意。 -
18時15分、アクロポリスの西側にある丘の上の聖域への入口、“プロピュライア”(前門)へやってきました。
さすがにこの辺りは観光客がたくさん。前門 (プロピュライア) 建造物
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振り返るとここからもアテネ市内の見事な眺め。
陽は少し傾いてきましたが、日没まではまだまだ時間があります。 -
そしてプロピュライアをくぐり抜けると、待っていたのはあのパルテノン神殿。
この街の守護神であるアテナを祀る神殿として、古代アテネの民主政絶頂期のBC432年に完成し、今や世界中の教科書に載っていると思われるまさに“世界遺産中の世界遺産”。
ドーリア式列柱を主体とする形状の美しさもさることながら、大空の青と大理石の白とのコントラストもたまりません。パルテノン神殿 史跡・遺跡
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パルテノン神殿の脇から見えるアテネの街並み。
先ほど見学したディオニソス劇場があんなに下の方に。 -
先ほどと反対側から見たパルテノン神殿。
こちらの方が作業用の足場などなくてすっきりした姿を見られるのですが、夕方のこの時間帯は逆光に。
それにしても、ギリシャ近辺で採れる大理石の質がいいのか、ギリシャの石造りの建物はどれも格調高く見えますね。 -
パルテノン神殿の東側にあるこちらの石材置き場のようなスポットは、“女神ローマと皇帝アウグストゥスの神殿跡”。
ギリシャ(古代マケドニア王国)が古代ローマに征服された後のBC27年に、女神ローマと初代皇帝アウグストゥスの像が置かれた神殿跡とのことですが、現代ギリシャから見れば他国の英雄だからか、こちらは再建されずに破壊されたままの姿となっています。女神ロマと皇帝アウグストラスの神殿跡 史跡・遺跡
-
アクロポリスの頂上の東の端にあるのは、ギリシャ国旗がはためく展望台。
この辺りは風が強く、半袖では日が陰ると肌寒く感じるほどです。アクロポリス 展望台 史跡・遺跡
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展望台からのアクロポリス東側の眺め。
向こうに見えるのはリカヴィトスの丘。
アテネの街並みのいいアクセントになっていますね。リカヴィトスの丘 散歩・街歩き
-
こちらはアクロポリスの北側の眺め。
やはり高いところから見る景色はいいものです(笑)。 -
ぐるっと回って今度はパルテノン神殿を北側からパチリ。
こちらは順光ですが、どこから撮っても絵になりますね。
この強風で土が吹き飛ばされてしまうのか、土台がゴツゴツしているのも印象的。 -
パルテノン神殿の北側にはエレクティオン神殿。
パルテノン神殿に続きBC408年に完成した、アテネの伝説上の王エレクトニオスに捧げられた神殿です。エレクティオン 史跡・遺跡
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エレクティオン神殿には有名な6人の少女像(カリアティデス)が。
実はこれ、精巧に作られたレプリカで、オリジナルのうち5体は麓のアクロポリス博物館に、もう1体は“盗っ人博物館”の大英博物館に展示されています。 -
ちなみにアクロポリスの頂上の配置図はこちら。
真ん中に見える長方形のパルテノン神殿を中心とした構成になっていますね。 -
さて、時計を見ると19時20分。
だいぶ陽が傾いてきました。
アクロポリスの開館時間は20時までなので、そろそろ下山することにします。 -
頂上への門であるプロピュライアを内側からパチリ。
時間が時間なので、他の観光客たちも続々と下山していきますね。 -
プロピュライアの列柱のひとつにはこんな気になるズレが。
わざとこのように修復したのかもしれませんが、ギリシャは日本と同じく地震大国、本当に大丈夫なのでしょうか?? -
プロピュライアから外に出ると、左手(南側)には、往路では気付かなかった“アテナ・ニケ神殿”が。
BC424年に、スパルタとのペロポネソス戦争の勝利を祈って建設された“勝利の女神”(ニケ)を祀る神殿です。アテナ ニケ神殿 史跡・遺跡
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そして北側には“アグリッパの台座”。
古代ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの腹心、アグリッパの像が置かれていたという台座です。アグリッパの台座 モニュメント・記念碑
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階段を下ってアクロポリスの西の門である“ブーレの門”の外へ。
こちらは古代ギリシャ時代ではなく、ローマ帝国時代の3世紀に造られたもの。
ローマ帝国も衰退期のこの頃になると北方からの異民族(ゲルマン人)の侵入が激しくなってきたようで、一段と防御を固める必要があったのでしょうか。
ちなみに“ブーレ”とは19世紀半ばにこの門を発掘したフランス人考古学者の名前だそうです。ブーレの門 建造物
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19時50分、アクロポリスの西の出入口から外へ。
2時間半ほどの見学時間でしたが、久しぶりに世界遺産らしい世界遺産を見られて、アテネ初日から大満足の観光スタートとなりました。 -
帰りは先ほど上から眺めたヘロディス・アッティコス音楽堂の脇を通っていきます。
2世紀に建てられただけあって、アーチなどローマ建築っぽい外観ですね。 -
アクロポリスの周りは歩行者天国になっていて、街歩きを楽しむ観光客のほか、大道芸人や楽器演奏をしている人も。
-
さて、時刻は20時になりましたが、すぐ近くにあるアクロポリス博物館が金曜日は22時まで開館しているというので、行ってみることに。
新アクロポリス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
入口にはこんな古代の住居跡らしきものが。
ちなみに博物館は入館時に荷物チェックあり。
入館料は5ユーロ(約660円)で、館内は指定の場所以外は撮影禁止となっています。
展示品は主にアテネで発掘された大理石の彫像や土器などで、特に2階にずらりと並ぶクーロス像(青年裸像)を中心とするアルカイック期から古典期にかけての人物像の数々は圧巻の一言。
つくづく撮影禁止だったのが惜しまれます。
【アクロポリス博物館】
https://www.theacropolismuseum.gr/en -
そんな圧巻だった2階の展示のうち、撮影可だったのがこちら。
アクロポリスの頂上で見た、エレクティオン神殿の柱となっていた5体の少女像のオリジナルです。
間近に見る古代の彫刻技術の美しさにしばし釘付け・・・。 -
21時、外は暗くなり、アクロポリスではライトアップが始まりました。
博物館の中から見るアクロポリスもまた格別。 -
最上階の3階は全体的に撮影可能エリア。
パルテノン神殿を飾っていた彫刻のレプリカが東西南北4面に展示されるという構成となっています。
ちなみにオリジナルはやはり大英博物館に。
そういえばこんな破風のかたちに並んだ彫刻群、大英博物館で見た記憶が。 -
レプリカだから撮影可なのでしょうが、この写真を観光客にたくさん拡散してもらって、オリジナルの返還を英国に訴えたいというギリシャ政府の思惑もあるのでしょうかね・・・。
6体のうち1体が英国に持ち去られたエレクティオン神殿の少女像も同じく撮影可でしたし。 -
3階には屋外レストランも。
ここからはパルテノン神殿のライトアップもきれいに見え、まさに特等席なのですが、テラス席はすでに埋め尽くされ、建物内の席(ガラス越しにアクロポリスが見えますが)しか残っていませんでした・・・。 -
街の東のリカヴィトスの丘もいい感じにライトアップされていますね。
-
結局博物館には22時の閉館ぎりぎりまで滞在して古代の作品群を鑑賞。
2時間では十分消化できないほどの素晴らしい作品の数々でした。
さて、アテネ初日は長時間の飛行機移動でお腹が冷えて調子が良くなかったので、レストランには入らずこのまま宿へ退散。
やはり1日3回のフライトはつらいわ(笑)。
戻った宿で久しぶりに横になり、ベッドのありがたさを実感。
あっという間に眠りに落ちていきます・・・。
(ギリシャ旅行3日目~引き続きアテネ市内観光に続く。)
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この旅行記へのコメント (4)
-
- Daisyさん 2020/12/27 10:09:38
- ギリシャに行きたい!アテネに行きたい!
- エンリケさん
おはようございます!
世界遺産アクロポリスの丘、素晴らしいですね!
コロナがなければ今年の秋はベルリンマラソンを走った後にアテネに行くはずでしたので、旅を想像しながら読ませていただきました。
また安全に旅が出来るようになったら行こうと思っていますので、空港からのバス、チケットなども含めてとても参考になりました。
ところでアテネではアパートメントに泊られたのですね。
私もプラハ、ウィーン、ザグレブでアパートメントに泊りましたが、いずれも階段で重たい荷物を運んだり、門が開かなかったり、部屋が見つからず焦ったり・・・大変でした。
今となってはどのトラブルもいい思い出になっていますが当時は真っ青でした。
アパートメントもきっと要領をつかめば快適なのでしょうね(^^)
毎年、海外で過ごしていた年末年始も、今年はコロナでステイホーム・・・。
今までの旅行を振り返ったり、皆様の旅行記を拝見して今後の旅の計画を練ったりして過ごそうと思っています。
どうぞ健康にお気を付けて良いお年をお迎えください。
Daisy
- エンリケさん からの返信 2020/12/31 00:03:03
- 良い年の瀬を。
- Daisyさん
こんばんは。
アテネ旅行記にご訪問ありがとうございます。
ギリシャはヨーロッパ文明の源、一生に一度は訪れてみたいところですよね。
したがって、ヨーロッパ各地からの旅行者も多く、ホテルの値段も高騰・・・。
そんな中、宿泊料が比較的廉価なアパートメントを選んだ訳ですが、鍵の受け渡しなど、面倒なところがあったものの、部屋は広いし、オーナーの方と触れ合うこともできて、今になって見れば得難い経験ができたのかなと思います。
> 毎年、海外で過ごしていた年末年始も、今年はコロナでステイホーム・・・。
わたしも今回は久々に年末年始を海外で、と思っていたのですが、冬の訪れとともに新型コロナウイルスの感染者数が拡大してきて、まったくそれどころではなくなってしまいましたね・・・。
> 今までの旅行を振り返ったり、皆様の旅行記を拝見して今後の旅の計画を練ったりして過ごそうと思っています。
わたしも同様に、ステイホームでおとなしく過ごそうと思います。
Daisyさんもどうぞ健康にお気を付けて、良い年の瀬をお過ごしください。
-
- 川岸 町子さん 2018/10/01 23:08:45
- 世界遺産中の世界遺産
- エンリケさん、おばんでした!
うわぁぁ~、お待ちしておりました(^-^)
ギリシャへ行かれたのですね。
エンリケさんらしく、遺跡を巡られたり、見ごたえのある博物館を訪れられたり、到着初日からご満足な滞在でしたね。
私もはるか昔(笑)、アクアポリスの丘を見たときは、まるで世界史の教科書の中へ入りこんだみたいと思いました。
きっとここは、誰もが学校で習ったなと感じるほどの、人気スポットですよね。
パルテノン神殿に向こう側から西日が当たり、円柱の色合いの濃淡が微妙にできていて、美しいです!
円形劇場の貴賓席らしき背もたれのある座席、このようなものまで作られて、ギリシャ文化の質の良さが伝わりました。
台所事情が芳しくないギリシャ。それでもさすがの堂々とした姿を目の当たりにされ、格の違いを見せつけられました。
やはり、遺跡は単純な言い方ですが、ロマンが有りますね。
あの時代に、よく造ったものです。
次回も楽しみにしています。
でも、お忙しいでしょうから、お手透きの時に(^-^)
町子
- エンリケさん からの返信 2019/01/06 23:15:16
- 久々に満足できた海外旅行
- 川岸 町子さん
こんばんは。
新年明けましておめでとうございます。
昨年は旅行記を書く暇もないほど忙しくしていたら、いつの間にか年が明けてしまいました・・・。
さて、ギリシャ旅行記へのコメント、すっかり返事が遅くなってしまって申し訳ございません。
> パルテノン神殿に向こう側から西日が当たり、円柱の色合いの濃淡が微妙にできていて、美しいです!
ギリシャの大理石はさすが本場だけあって、ほかのどの国で見る大理石建築よりも素朴で素材の良さが光って美しいと感じました。
> 円形劇場の貴賓席らしき背もたれのある座席、このようなものまで作られて、ギリシャ文化の質の良さが伝わりました。
今から2000年も前の遥か古代の時代でも、人間の本質は変わらないんだなあと再認識した次第です。
> やはり、遺跡は単純な言い方ですが、ロマンが有りますね。
> あの時代に、よく造ったものです。
本当に。最近は海外旅行にマンネリ感が出てきていたのですが、ギリシャの古代遺跡を回って、旅の楽しさを思い出すことができました。
> 次回も楽しみにしています。
> でも、お忙しいでしょうから、お手透きの時に(^-^)
お気遣いありがとうございます。
でも、そうこうしていたら、こんなに遅くなってしまいました(笑)。
今年も現実世界の忙しさは続く予定ですが、何とか合間を見つけて旅行記を最後まで作り上げたいですね。
町子さんも新しい旅行記のアップ、期待しています!
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