2018/08/04 - 2018/08/05
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YAMA555さん
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南アルプスの女王と言われる「仙丈ヶ岳」。3,000m峰で日本百名山にも選ばれている山です。
今年は1月に雪山でも訪れていますが、今回は小仙丈沢より遡行して仙丈ヶ岳にアタックしました。
三千メートル峰へ詰め上がる沢登りは初めてだったため幾分か緊張しましたが、達成感のある満足度の高い沢登りとなりました。
1日目の幕営地は草地で快適、倒木がたくさん流れ着いているため焚き火用の木も事欠きません。北岳を仰ぎ見ながら焚火を囲んで串焼きを楽しむシチュエーションは他では味わえない贅沢ですね。
2日目1段目の大滝はロープを使わない巻き、2段目の大滝は水流少ない左手の支流を登りますが、ここでようやく登りが登場です。先発4人パーティーが既に取り付いていたためしばらくは下で休憩。登り待ちが意外に長かったですが、ロープは必要ないくらいの難度(高度感があるので念のためロープは出す)で快適に登れました。
本流に復帰し、ここからは小滝の連続する楽しい沢登りが続きます。うだるような暑い日だったのでキンキンに冷えた沢水が心地よいですね。水流がなくなるまで登り上げると視界がバーンと開け、そこは小仙丈カールが広がります。一般登山道からでは見えない景色に感激もひとしおでした。
雪で白銀の仙丈、沢から登った夏の仙丈と本当に良い山です。そして仙丈ヶ岳から見る甲斐駒が美しいですね~。
●コースタイム
1日目:1時間50分
野呂川出合11:18 - 13:10 2000m付近の大滝前幕営地
■2日目:10時間20分
宿泊地 5:24 - 11:47 仙丈小屋分岐 - 12:17 仙丈ヶ岳 12:24 - 12:36 仙丈小屋分岐 12:37 - 13:27 小仙丈ヶ岳 13:28 - 14:04 薮沢大滝ノ頭 14:05 - 15:21 北沢峠 15:29 - 15:45 ゴール地点
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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早朝都内を出発して10:00前に戸台に到着。駐車場はほぼ満車で何とか駐車スペースを見つけられるくらいでした。南アも最近は本当に人気です。
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今回は沢登り装備です。バス待ち。
この時間なら空いているかと思いきや結構乗る人が多かったですね。 -
南アのバスはザックを手元に持たなければなりません。
幕営装備だと結構大変です。 -
バスの途中から鋸岳を望む。
昨年は事情があってあの手前で撤退したんだよなー。 -
10:57北沢峠着。
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北沢峠から広河原行の臨時バスが出ていたのですぐに乗り込む。
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野呂川出合まで10分弱。
歩くと1時間かな。炎天下歩きがなくて良かったわ~。 -
小仙丈沢まで車道を歩きます。
途中、土砂を運ぶトラックが何度も行きかうのでそのたびに道横でやり過ごす。 -
林道ではアサギマダラがたくさん飛んでいます。
貴重種ですよね。 -
遡行する小仙丈沢が見えてきた。
3,000m峰に沢から突き上げるのは初めてなのでいささか緊張します。 -
最初の方は別にどうともいえない普通の沢。
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入渓してすぐの堰堤
左から越えました。たぶんどっちからでもいけるんじゃないかなと思います。 -
倒木が多いとの情報通り、多かったです。
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水量は適度。前半は濡れたくなければ足だけで行ける感じ。
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倒木に乗ると滑る可能性があるので慎重にルートは選びながら。
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正面に本日の幕営点の高台が見えてきました。
野呂川出合からは2時間もかからずに初日は楽な工程です。
その代わり、食材、お酒はたっぷり用意してきました。 -
高台に登ってみてこの辺はまぁまぁ平坦。
先も少し偵察に行きましたが、広い平坦なスペースは無し。
たき火の跡もあるし、小太郎山かなも見えるしなかなかいいところです。 -
時間はたっぷりあるのでタープを張ってしばしくつろぐ。
沢でお酒は冷やします。 -
枯れ木はたくさんあるので沢周辺からどんどん集められます。
太いのは鋸で丁度よい大きさに切る。時間があるからいくらでも。 -
15:00夕食の宴会開始です。
肉多数でバーベキュー。 -
豚肉のコーラ煮なども。
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魚のホイル焼きも。
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野菜の串焼き。
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ガスバーナーで火加減調整しながら白米を炊きます。
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楽しくお酒を飲んでキャンプファイヤー。
21:00頃就寝です。
朝の気温は12~3℃位でした。
シュラフカバー+少し着込めば大丈夫と思ってましたが、シュラフで暑かったらジッパー開けるとかそういう方が正解だったようです。 -
5:20遡行開始。
若干の見過ぎな感じもありましたが大丈夫。 -
一つ目の大滝が近づいてきた。
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大滝は右側から巻くように。ロープは使わず。
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1つ目を登り終えると、2つ目の大滝が見えます。
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2つ目の大滝まではそれほど距離はありません。
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2つ目の大滝に到着。先行パーティが登っているのでザックを置いて休憩。
右側が大滝で左側が枝沢。 -
2つ目の大滝、画像だとそんなに大したことないですけど、実際に見るとなかなかいい感じの滝です。
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2つ目は大滝ではなく左側の枝沢の方を登ります。1段登ったところでロープを出して登ります。
登攀的には厳しくなくてロープ無くても行けそうでしたが、高度感があるので確保した方が無難。 樹林帯 浮石 ガレてました。 -
仲間は全員順調に登りました。
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枝沢を登った後、再び本流に復帰して遡行開始。
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さすが3,000m峰の沢だけあって水温は冷たいですが、今日は炎天下で逆に心地よいくらいです。
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開けていて明るく気持ちが良い沢ですね~。
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ロープを使わなくて良いレベルの小滝がこれでもかって程続きます。
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振り返ると標高第2位の北岳が見える贅沢な景色。
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水流が少なくなってきたところで水を補充。
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水流が完全になくなると正面には小仙丈カールが見えてきました。
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目の前にバーンと広がる小仙丈カール!
この景色は沢から来ないと見れないんですよね。
右の小仙丈尾根にはチラホラ人影が見えます。ここでゆっくり休憩して沢装備を解除。 -
さーここから小仙丈カールを登り上げます。
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これがなかなかしんどい仕事。
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何せ急で荷物もそれなりなんで。
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最後の方はザレていて落石に注意しながら足の置き方にも神経を使いました。
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稜線は花満開でした。
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無事に尾根に登り上げました。
この分岐の少し手前位に突き上げてきます。
当然ザックはデポして仙丈に登ります。 -
イチオシ
3,000m峰の日本百名山の仙丈ヶ岳。
軽身で仙丈ケ岳のピークを踏みに行きますが、荷物が無いと羽が生えたように歩けました。仙丈ヶ岳(仙丈岳) 自然・景勝地
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仙丈ヶ岳を無事登頂しました。
今年2回目です。ガスが出るかと思っていましたが青空があって良かった。
同じ沢を遡行してきた先行パーティーの方ともここでお会いしました。仙丈ヶ岳(仙丈岳) 自然・景勝地
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下山途中には雷鳥にも会えた。
子だくさんで可愛い姿。 -
雷鳥さんは登山道にもひょこひょこと歩いてきた。
メッチャ嬉しい。 -
下山は一般ルートを下ります。
小仙丈ヶ岳から見る甲斐駒はYAMAの好きな景色の1つです。 -
今年1月に訪れた白銀の仙丈、沢から登った夏の仙丈と本当に良い山です。そして仙丈ヶ岳から見る甲斐駒が美しいですね~。
下山後、仙流荘で汗を流しサッパリして帰宅しました。渋滞もあり自宅に戻ったのは深夜1時過ぎでしたが満足の沢登りでした。今年はあと何回行けるかな。
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