雨のなか八戸→三陸海岸を南下する

2018/09/10 - 2018/09/10

4連休の旅行先をこの数日悩み続け、昨日「東北に行こう」と決意。
旅のキーワードは、「花巻、イーハトーブ、宮沢賢治」だったんです。
花巻空港行きのチケットが取れず、現地移動が可能と思われる三沢空港行きのチケットを購入。
「三沢空港に着き、花巻空港から帰郷」しか決まっていないこの旅行…

エリア 久慈(岩手)

• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

八戸のホテルで目覚めます。
本日も雨…。それも結構な雨量です。
「今日はどこ行こう？」と悩んでいても仕方ないので「陸奥湊駅前朝市」に向かいます。
市場のおばあちゃんからウニとすじこを購入し、イートインスペース？でごはん、味噌汁、ホタテバターを買いました。全部で1400円ほど。
季節柄もうウニは無理かと思っていたけど、お店のおばあちゃんが「まだとれるよ。生うにだよ」と、ウニ食べたかったから朝から幸せ。

お店の中にはストーブと扇風機が並んでいる。
そろそろ朝晩の冷え込みがつよいのかしら？
お茶はストーブの後ろにレトロなポットがあってセルフサービスです。
雨で冷え込んでいたから熱いお茶が嬉しい。

食後はこれからの予定を検討するため、市場向かいの陸奥湊駅にある観光案内所に向かいます。
（写真は駅前にあった「イサバのカッチャ」像）
観光案内所にはおじいさん3人とおばあさん1人がいらっしゃってお茶を飲みながら談笑中。
八戸観光について相談すると「蕪島、種差海岸が近いけど、この雨だしな。種差海岸にも観光案内所があるから、そこで聞いてみな」という趣旨の返答を八戸弁で教えてくれました。
私、英語でもヒアリングが苦手なもので、八戸弁も何度も聞き返して確認しました。

で…、種差海岸。
（これは手前のキャンプ場で車中から撮影）
豪雨です。風も強い。傘が飛ばされそうです。
種差海岸の観光案内所で相談はしませんでしたが、この雨では観光も困難でしょう。
このまま太平洋沿いにリアス式海岸をドライブすることにしました。
本日の宿泊は花巻なので、岩手県を南下して釜石に向かい、釜石から遠野、花巻と1日かけて下道ドライブしましょう。

岩手県　久慈に到着。
じぇじぇじぇ、まだ雨…。
「道の駅くじ」で休憩です。

東日本大震災のときの被害が掲示されていました。
改めて被害の大きさに絶句し、胸が苦しくなります。
その一方で悲しみや苦しみの中で復興に尽力され、今を生きておられる方々の力に尊敬の気持でいっぱいになります。

久慈から宮古まではずっと強い雨。
晴れていたら、せめて雨が降っていなかったら、素晴らしい景色だろうな…と思いを馳せつつ進みます。

宮古の浄土が原付近で少し小降りになりました。

車から降りて景色を楽しみます。
お天気ならエメラルドグリーンのきれいな海色なんだろうなぁ。
また来たい。

「海の駅　みやこ」
震災時の廃材でつくったコルクボードだとか。
ここで休憩がてら売店をうろうろしているうちに再び土砂降りに。

山田湾でしょうか？

「道の駅　やまだ」でお昼ご飯です。
「三陸磯らーめん」をいただきました。
わかめ、めかぶ、ホタテ、かにの爪、エビ、イカが入っています。
なんと麺は緑色。わかめかめかぶが練りこまれているのでしょうね。
ほっこり、やさしいお味でした。

売店では、昨日ミロク横丁でご一緒した釜石在住の方が「甘みがあって美味しい」と仰っていた藤勇のしょうゆを購入。

釜石に向かう峠からの景色。

今日のドライブ中、このような標識があちこちに建てられていました。
東日本大震災の被害の広さを実感します。
震災から7年半、仮設住宅も未だあり、完全に元の生活に戻られたわけではないのですね。
これからも頑張ってください。
頑張れ、三陸

釜石以降は、半端ない雨のため運転に集中。
写真を撮る余裕はありませんでしたが、無事に花巻まで到着しましたよ。
ゆっくり下道で、八戸9:30頃発~花巻17:30頃着でした。