富士総合火力演習をこの目で！　平成30年度　

2018/08/24 - 2018/08/27

毎回毎回、何度応募しても落選続きだった総火演の入場整理券を、今年、息子がゲット出来たんですって！羨まし～！

ところがところが、彼は行けなくなってしまい、私達に譲ってくれることになりました。狂喜乱舞です！…というのはおおげさに聞こえるかもしれませが、それほど手に入りにくいプラチナチケットなのです!

この猛暑の中、年寄りが炎天下で耐えられるかどうか不安でしたが、一生に一度のこのチャンスを逃す手はない、と覚悟して見に行くことにしました。
私ら弥次喜多と、私の妹夫婦の4人です。1枚の葉書で4人分の整理券が貰えるのです。

エリア 富士(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: JALグループ 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

なんとかJALの残り一席というのをゲットして東京に降り立ちました。ここからは弥次の車で御殿場へ向かいます。

妹夫婦は飛行機嫌いなので、全行程列車で御殿場入りです。

チケットが手に入った時点では、御殿場のホテルは軒並み満室でしたが、これも運よく両組とも、駅近ホテルにそれぞれ室を予約できました。まさに滑り込みセーフ！！
総火演は8月26日（日）ですから、25日はこのホテルで前泊です。

バックパッカーの、いかにもなお兄さんたちで街は溢れていました。

ホテルセレクトイン富士山御殿場 宿・ホテル

朝4時起きして御殿場駅に向かいました。ここから会場行きのシャトルバスが出るのです。

ところがご覧の通り、既に駅前は長蛇の列！　まだ朝5時だよ～～
演習が始まるのは10時なのに～
　　　　　(*_*;

1時間ほど並んだ挙句、こりゃタクシーの列の方が何ぼか進みの早かごたるね、と気付いて、タクシーの列に並び直しました。妹夫婦と上手く合流できて4人になったので、それほどの負担ではありません。

ちなみにバスは往復一人1100円です。

会場前でも延々と並んでから、自衛隊のお兄さんの誘導でシート席にお詰め合わせで座ります。富士が美しい姿を見せていますが、何しろ　ア・ツ・イ！！

陸上自衛隊東富士演習場 名所・史跡

クーラーボックスにはアイス、頭には帽子とタオル、もちろん日焼け止め塗りたくりの完全装備でしたが、やっぱり暑かった、、、薄曇りの天気にも助けられてどうにか生き延びることが出来ましたが…

肝心の演習はというと、これはやっぱり凄かった！なにしろ本物の戦車が走り回って実弾を撃つんですから！　

お腹にドンと響く砲弾の音は花火どころじゃありません。
今回は島嶼部奪還という設定のもとの訓練でしたから、より緊迫感が感じられたような気がします。

でもでも、これってショーじゃなくて模擬戦闘なんですよね？正直怖いです。こんなことしてたら人が死ぬよぅ、なんて、今更ですが焦りました…

人の頭の隙間から首を伸ばして写しても、こんな写真しか撮れません。残念…
遠方の山に着弾した砲弾の炸裂する様子が凄かったので撮りたかったんですが、それもうまくいきませんでした。

立ち上がってはいけない、前のめりもダメ、三脚もNG.
お行儀よく見なくちゃいけないんです。


過酷な環境の中でわずかに撮れた動画をつないでみました。少しでも臨場感が伝わるといいんですが。
　　https://www.youtube.com/watch?v=LVrMQ5fZmZI

NHKのニュースではやりませんでしたが、地元のテレビではしっかり放映されてました。夕方宿で見た地元のニュースから少し。

ヘリコプターが人や車を運んできて降ろす、などという演習もありました。

隊員の皆さんの動きはキビキビしていて、見ているこちらも身の引き締まるような気持ちになります。
この方たちのおかげで日本は守られているのですね。

軍隊というのはとにかくカッコいいので、見るのも聞くのも触るのも大好きなんですが、その先には何があるの？何のための装備なの？などと考え始めると頭がとっ散らかっちゃって複雑な気持ちになります…

総火演見学では、色々色々、ホントに色々と考えさせられました…

「戦争を避けるために軍備が必要なんだ。」と、これは弥次の信念ですが。

終演後、小野寺防衛大臣は、帰りの車の窓からにこやかに手を振っていました。観客の皆さんの中には「頑張って～」などと声をかける人もあり、ちょっとしたスターな感じでしたよ。

しかし、御殿場への帰りがまた難行苦行！シャトルバスに乗るのに炎天下を2時間半行進して、死ぬかと思いました。
若いシャキッとした隊員さんが、大丈夫ですか？と声をかけてくれたので、思わず生き返りましたけど　　(*^^)v

この日は山中湖畔の宿に泊まりました。

翌日の朝。宿の大きな窓から、どっしりと美しい夏の富士山が眺められました。平和が心に沁みます…

富士山の見える全室サウナ付旅館　しずく 宿・ホテル

山中湖から望む昼の富士。
やっぱり富士山は日本人の心ですね。

総火演を観覧し、富士山を拝み、贅沢な旅になりました。
チケットをくれた息子よ、ありがとう！！

この旅行記へのコメント （2）

• pedaruさん 2018/12/14 07:40:13

  自衛隊の演習

  はなまりんさん　おはようございます
  
  私の旅行記にたくさんの訪問、評価をありがとうございました。
  演習の様子が伝わってきました。猛暑の中迫力ある演習、整理券のゲット、演習場までの苦行、難行、大変ご苦労様でした。お陰様で、こたつの中でくつろぎながら、はなまりんさんの旅行記を拝見しています。
  動画も拝見しました、迫力ありますねー、ショーのようですが、実は真剣な訓練なんですね。平和を守るためには必要なのですが、この必要のない世界が来るといいですね。
  
  pedaru

  はなまりんさん からの返信 2019/08/10 10:24:34

  超々おそくなりました。

  pedaruさん、旅行記をたくさん読んで下さっててありがとうございます。
  
  半年以上もたってから、寝ぼけたようなお便りでごめんなさい。お返事を書こうとしながら途中で止まってしまっていました。たぶん、日本の軍備について何かコメントしようとして、そこで行き詰ってたんだと思います。軍事を考えるのはなかなか難しいです。
  
  今年も10月の海上自衛隊観艦式の事前公開（１２日）に応募していますが、また落選だろうなぁと早くも諦めモード…　
  
  単純に船や飛行機が好き、というところから興味が出発しているのですが、軍隊のカッコよさに憧れてるというのも本音です。でも、だからといって戦争を支持しているわけでもありません。敢えて言うなら、きれいごとでは済まない世界の中で日本の軍備がどんな姿をしているのか知り、それなりの覚悟を考えておきたいというのが偽らざるところでしょうか。（ちょっとカッコつけすぎかな？？　ただのミーハーなのに…　ゴメンナサイ）
  
  当落に関係なく、観艦式に集まる艦船を見るため、横浜のホテルを既に予約しました。顛末はまた旅行記に書きますね。
  
  これからもよろしくお願いします。
  　　はなまりん