Be a 18きっぱー！2018年夏　西に東に　後編（最終話）:牛タンと餃子を食べに行く旅

2018/08/17 - 2018/08/18

勢いで買った青春18きっぷ。残り2日どうしよう？
色々と行き先の候補は有ったのですが、なぜか無性に牛タンが食べたくなり、
はるばる仙台に泊りで行くことにしてみます。
よくよく考えてみると今まで仙台は通り過ぎてばかりで観光したことが無かったので良い機会です。

途中のご当地物も摘まみながら鉄分補給をしてまいりました。(^^)

エリア 仙台(宮城)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

気合を入れて始発で最寄の駅から新宿まで来てみたものの・・・

いきなり出鼻をくじかれます。
朝も早よから渋谷駅で不審物処理って何事?
テロ？?物騒な世の中になったものです。

旅にトラブルは付き物。当初の予定では池袋・赤羽・大宮方面に抜ける予定でしたが、急遽予定変更で総武線、京浜東北線を乗り継ぎ上野へやってきました。
まあ、途中の乗り換えの待ち時間が変わるだけで、着く時間は同じなんですけどね。

まずは宇都宮線で宇都宮へ移動します。

取り残されたカシオペアの車両をチラ見して北上です。

7時51分宇都宮駅着。
ここでの乗り換え時間に、朝食のお弁当を購入します。

続いて宇都宮線黒磯行きに乗り換えです。

ボックスシートの無い編成で、ロングシートでの食事となりました。(^^;
玄氣（げんき）いなり弁当、500円也。
大豆を炊き込んだ玄米と栃木名産かんぴょうの他ひじき、ゴマが混ざったおいなりさんです。ボリュームもあり、味付けも素朴な感じで美味しかったです。(^^)

黒磯でお乗り換え。

いい天気です。
まだまだ北への鉄路は続きます。

ここからは有人、無人の駅が混ざり合います。

黒磯から新白河へ移動です。

ここからは東北本線。時刻は9時過ぎ。

新白河駅で乗り換えです。
次の電車の出発時刻まで約30分開きます。

駅そばにあるJRAの施設が巨大です。

乗り換え時間を利用して一部の18きっぱーはここで朝食？のよう。
ご当地ラーメン、気になりますが中途半端な時間なので私は我慢です。

駅の中をささっと見て回ります。
観光案内所脇に置かれた”だるま”。
白川城主松平定信公が命じて彩色したものだそうです。
眉は鶴、ひげは亀、口の下に松、顔の両側に梅、顔の下側に竹を模様化したそうで、品の良さは日本一ともいわれているとのこと。確かにちょっと変わったデザインで福々しいほっこりがおです。

売店・コンビニに戻ってご当地物を物色します。

桃好きな友人にお土産ゲットです。

東北本線郡山行に乗車です。

白河駅前で車中から白河小峰城跡を眺めつつ北上を続けます。

10時38分郡山駅着。初めて降りるかも。
ここでも乗り換えタイム30分弱です。

お目当てのものを探しに駅ビル1Fのお店：サンエトワールに直行します。

ありました”クリームボックス”！
ふわふわ食パンに、クリームなどが塗ってある”郡山ご当地”ものです。
全種類試してみたいですがちょっと食欲的に無理なので
無難な練乳ミルクとキャラメルを購入してみます。
同じフロアのスーパーで飲み物を購入。
後ほど車内で食べたいと思います。

続いて乗る電車は11時06分発、東北本線福島行きです。

車内で先ほど購入したすクリームボックスを戴きます。
飲み物は”酪王カフェオレ”
スーパーのレジのおばちゃんに”酪王”って有名ですかと聞いたら
”郡山のソウルドリンクですよ(^^)”と言われました。
東京近辺ではあまり聞かないブランドですね。

クリームボックス初実食。
パンはかなりふわふわ。ホテルブレッドに近い。
練乳クリーム、キャラメルクリームは正直激うまとは感じではありませんでしたが
普通に美味しく、初ご当地物でそれなりに満足です。

のどかな風景を楽しみつ乗車は続きます。

やっとこさ福島着。

時刻は12時前。ここで50分ほど乗り換え時間が有ります。
ということで駅周辺で昼食の良さげなお店が無いか探してみます。

相撲部屋のような”福島駅”の立派な看板です。

おりしも夏の高校野球100回記念大会開催中。
”栄冠は君に輝く”の作曲者古関裕面の像がどーんと置かれています。
福島市名誉市民第1号だそうです。あの有名なメロディーが流れていました。

駅前の大通りは人はそれなりに居て、にぎわっていましたが、
ちょっと数本離れると閑散としていました。
めぼしいお店を絞り切れず、駅前に戻ります。

福島円盤餃子に惹かれますが、待ち人数組。
結局タイムアップでちょっと遅い昼食として仙台市内で食べることにします。

JR快速仙台シティラビット号で
午後2時前に仙台に到着～。自宅から約9時間！

いままで仙台は通り過ぎただけだったので、観光が楽しみです。

とりあえず駅のびゅうぷらざ内にある観光案内所で情報を入手します。
牛タンマップをもらいお勧めの店を聞きます。
男性職員から牛タンは厚切りが絶対お勧めですよ！と念を押されます。(^^)

さすがに大都市仙台。駅が巨大すぎます。

駅から瑞鳳殿に向かいつつ、お店を探しましたが、ランチタイム終了間際で
チェーン店の利久サンモール一番町店へ

早速焼肉とも思いましたが、ランチメニューの牛タンシチュー定食が妙に美味しそうに見えてしまい、早速オーダー。
サラダ・テールスープ付きでお得感あり。
お肉もとても柔らかく、美味しく戴きました。

食後看板にしたがい、徒歩で観光名所の瑞鳳殿向かいます。

途中見かけた、なかなか自信ありげなお店の看板

中に入りませんでしたが、気になるお店でした。

広瀬川、森の都・・・
大都会でありながら緑多く綺麗な街です。

この坂を上った先にあるそうです。

伊達政宗の菩提寺、正宗山瑞鳳寺

立派な門

その奥には綺麗に整えられた植栽と本殿がありました。
意外と素通りしてしまう人が多いのか、瑞鳳殿に比べて人が少なかったです。

案内板の下に掲げられた住居表示、”霊屋下：おたまやした”だそう。
凄い住所表示だこと。
なんか夏場出○○がてきそうな・・・(^^;
近くにはクマが出るそうです。(^^)

本当にクマが出てもおかしくないぐらいな木々の間の石段を登っていきます。

涅槃門（ねはんもん）。涅槃とは煩悩を取り去った悟りの境地となる状態とのこと。
煩悩だらけの私が門をくぐっては罰が当たるかも

唐門をくぐり、いよいよ瑞鳳殿へ

外国人の方々も興味深々？

藩祖伊達政宗の霊屋（おたまや）。霊廟ですが、豪華絢爛！
オリジナルは戦災で焼失し1979年に再建とのことです。
色使い、装飾が美しいです。

戊辰戦争弔魂碑

二代目藩主、伊達忠宗公の霊屋（おたまや）感仙殿（かんせんでん）

三代目藩主、伊達綱宗公の霊屋（おたまや）善応殿（ぜんのうでん）

三代の霊屋（霊廟）、どれも鮮やかで、ダテモノという感じでした。
さて今日のうちにもう一カ所見ておきます。
徒歩で仙台城を目指します。

先に言っておきますが、普通の人はバス使った方が良いです！
仙台城跡までは登り坂があるので結構疲れます。
でも自分的にはカロリー消費で運動だと思って歩きました。

大手門脇櫓

大手門から坂道上ると大きな石垣が見えてきました。

入口に白い鳥居。
護国寺があるようです。
赤い鳥居は魔よけの意味が有って、白い鳥居はこの先神聖な場所という意味合いがあると聞いたことが有ります。

仙台城跡。天守閣は無い城の様ですが、かなり城跡は広大です。

仙台都市部が一望できます。実に気持ち良い。

東側には海も遠望できます。
きっと大震災の際にはここから津波を見た方もいたはず。
しばし海に向かって黙とう。

夕方の時間、逆光なのがイタイ・・・

それでも凛々しいお姿です。初対面です。(笑)

写真と本文は特に関係ありません。
この時点で、宿を予約していなかったので携帯で寝床を探します。
カプセルで大浴場付きを見つけ即予約します。
まずは一安心。

中心地へと戻ることにします。

歩いて坂道を下り、国際センター駅へ。

羽生結弦と荒川静香のパネルが有ります。
近年特に結弦君の女性ファンが多く来たに違いない。

その脇に手形が。二人とも仙台に縁があったんですね。
ここ五色沼は日本のフィギュアスケート発祥の地だとか。

ブラブラと歩き今宵の宿へ転がり込みます。
国分町の繁華街にほど近いカプセルホテル/サウナ・キュア国分町。
周りには呼び込みの居るいっぱい怪しいお店がありました(^^;

宿泊エリアはこんな感じ。

カプセル内。清潔で不快無し。
寝るだけなら十分です。

ちゃんとTVも有ります。

大浴場には、露天風呂もありました。
かなりゆったりできました。
ドレッシングルームも清掃が行き届いていました！

さて一風呂浴びた後夕食へ。
色々と見て回りましたが、なかなか決めきれません。
サンモールで感で飛び込みます。
”牛タン徳茂”

タン元の方が柔らかいんですね。知らなかった。

昼間の観光案内所で言われた”食べるなら厚切りですよ！”というフレーズが脳内リフレイン♪(笑)
特選厚切り、20食限定でまだあるかな~？？
店員さんに聞いたらあっさり”有りますよ~”だって。人気無いんかい？

ということで極上牛タン定食税込み2600円也。
見た目はシンプルですが、激うまでした！！
いままで食べてきた牛タンは何だったんだぁ～。
かなり肉厚だけど、柔らか。煮込んである柔らかさとも違う。
またタンだから脂っこくない。あっさり完食。
いやー満足満足(^^)

繁華街の真ん中なのに夜遊びもせず、宿に戻り就寝。

明けて土曜日早朝。始発に乗る予定が、起きれんかった。
朝風呂浴びで、6時前に宿を出ます。
閑散として朝帰りのホストのお兄さんとかがちらほら。

閑散とした早朝の仙台駅
海の近くに向かい、海鮮ものの朝食が取れればいいのだけれど・・・

ローカル線：仙石線で石巻へ向かいます。

UVカットガラス越しに綺麗な景色を眺めつつ

ウトウトもしながら、のんびり移動です。

7時28分　石巻駅着しました。

石ノ森章太郎作品、仮面ライダーとサイボーグ007の人形がお出迎えです。

アニメ好きの外国人一家さん？？

街中も石ノ森章太郎ワールドです。

旧観慶丸商店。市内初の百貨店で、タイル張りが美しい建物です。
震災で1階は水没しましたが、流されなかったそうです。

川の中州に見える宇宙船のような建物は石ノ森萬画館です。

↓震災後の様子を知りたい方はこちらをどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=duzhtgVgYIE

萬画館はすっかり元通りになったようです。
開館前の時間なので、外観のみ見学です。

道を挟んで対面には
旧石巻ハリストス正教会教会堂です。
こちらは建て直したのかな？

ここら辺も津波で水没したんですね。

大きなお寺が見えたのでちょっと寄ってみます。

永厳寺。門構えもしっかりしております。

何ともすがすがしい空気に満ちていました。
お寺の本堂も立派です。

境内に鰻塚を発見。石巻は鰻が有名なんですか？

次にやって来たのは栗野蒲鉾店。

お土産用に笹かまぼこを購入。ほんの少しですが被災地にお金を落とします。(^^)

美味しそうだったので、作り立てのかまぼこを戴きます。
おかみさん？がお茶を出してくれました。
バジルチーズ小笹、まいう~です。ビールが欲しい!(笑)
皆さんも、是非ご賞味ください。

店横の壁に津波の高さの表示が・・・
ここでも背丈以上の高さまで津波が来たんですね。

多くの犠牲者に合掌

街中にはまだお店が再開できていないような建物も多くあります。
賑やかな街に戻ることを願うばかりです。

朝食にやって来たのはプロショップまるか
9時に開店早々乗り込みます。

お店というより小さな市場の様。

プロショップというだけあって、飲食店と思われる方などが仕入れに来ていました。

新鮮なものが並びます。

沢カニまで売っていました。

本当は生ガキが食べたかったのですが、台風の影響で漁ができていないらしく、今日は入荷なしとのことでした。残念。
しかも事前情報ではご飯と味噌汁が頼めると書いてあったのですが、
そのサービスは昼（11時~）だそうで、朝は無いとのこと。
店内で売っている味噌おにぎりと初サンマ、アジ、マグロ血合い、焼きカキで朝食となりました。全部で2000円弱。想定より金額は行ってしまいましたが、被災地への寄付と思えば嫌な気も起きません。
お醤油とお茶を戴き、店内のテーブルで戴きます。
もちろん魚の鮮度はばっちりでした。

食後の10時前に、石巻から仙台へ向けて戻ります。

仙台ではあまり寄り道せず、
福島に向けて移動します。
12時30分発です。

午後1時半ごろ福島駅着、
福島駅の1Fのラーメン屋さん”スイカ”、じゃなくて”粋家”でちょっと
遅い昼食とします。

福島名物は押さえておかねば・・・
でも暑いから冷たいものも食べたいし・・・

ということでまずは冷やしピリ辛坦々麺。

続いてこれが福島名物、ピリ辛黒豚の円盤餃子。言うほど辛くはないです。
焼き具合も程よく、ぺろりと完食です。

食後のずんだシェイクも忘れてはいけません。(笑)

お腹も満たされたので、在来線でひたすら南下です。
新白河で乗り換えで、宇都宮まで移動します。

宇都宮で途中下車します。
じーっと見られている？
（こういう塗装、遊び心あって良いです。）

駅に隣接するホテルメッツのビルに向かいます。

上階の”宇都宮みんみん”で餃子を食べ比べします。

土曜の夜ということもあり長蛇の列。
40分くらい並びました。

カウンター席で
水餃子、揚げ餃子、焼き餃子の3種類を戴きます。
3種類違う食感が楽しめるのが良いです。
やっぱり”みんみん”外れナシです。(^^)

JR宇都宮線で21時前に新宿着で長い旅も終わりました。
（新宿南口バスタ新宿と代々木NTTドコモタワー）

帰省から始まった”青春18きっぷ”ですが十分に元を取った気がします。
機会が有ったら、まだ訪れていない街を18きっぷを使って訪ねてみたいと思います。

おまけ１
今回の戦利品。ずんだショコラリング、意外と美味しかった。
（会社のお土産用に買ったのだけど、一人で食べきってしまったのはヒ・ミ・ツ(笑)）

おまけ2
石巻のかまぼこ屋さんで購入したお土産。
バジルチーズ小笹はもっと買ってくればよかったと後悔。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2018/10/04 12:53:51

  何と素敵なタイトル★

  こんにちは、kobapyさん
  
  牛タンも餃子も大好きな私、、、、
  牛タンと餃子を食べに行く旅♪って、もうドンピシャすぎて真似したい～～
  確かに、北関東っていうか、
  宇都宮と仙台って、両者はとても近いですね。
  う～ん、私も行きたいなぁ、、、
  計画しようかな♪
  食べたい(笑)
  
  
  　　たらよろ

  kobapyさん からの返信 2018/10/05 01:04:42

  Re: 何と素敵なタイトル★

  たらよろさん、こんばんは。
  書き込み＆投票ありがとうございます。
  私の方はいつも読み逃げで申し訳ありません。
  
  たらよろさんの食のツボに嵌ったようで旅行記楽しんでいただき幸いです。
  
  まあ、わざわざ牛タンを仙台、餃子を福島・宇都宮まで行って食べなくても都内で食べれるわけで、ほぼ後付け的なものです。
  （正直福島円盤餃子は知らなかった(^^;）
  
  牛タンというと薄いスライスされたものを焼いてレモンの入った焼肉のタレか塩で食べるという感覚でしたが、今回食べた肉厚の牛タンは別物に感じました。まあ、牛の舌以外に他の部位の方が美味しいところがある訳ですが、負けず劣らず美味しかったです。
  
  ＞宇都宮と仙台って、両者はとても近いですね。
  新幹線だとあっという間なんですが、鈍行だとやっぱり遠いです(笑）
  
  餃子は宇都宮、浜松、北九州など有名なようですが、
  関西の方で餃子が有名な街の名を聞かないですね。
  牛タンに至っては仙台以外で多くの店がある街を聞いたことが無いし。
  
  ぜひぜひ東北に旦那様とロングドライブor新幹線乗り継ぎで食べに行ってみてください。
  
  また気が向きましたら書き込みよろしくお願いいたします。
  kobapy