2018/08/16 - 2018/08/16
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とある和菓子好きさん
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滋賀県大津市は,寺社仏閣が結構多い町です。お盆のころになると,ちらほらと宝物の虫干しが行われているので,それに合わせて出かけてきました。
虫干しとは,違いますが天台宗の総本山比叡山延暦寺では,今「至宝展」が行われているので,こちらにも訪ねてみました。この展覧会,10月ごろまで開かれているのですが,お近くにお住いの方や比叡山方面へお出かけの方には寄られることをオススメします。比叡山延暦寺の国宝殿という建物で行われているのですが,延暦寺やそれに関係する寺院から70体ほどの仏像や書,仏画が集められています。特に仏像は圧巻でほとんどが重文です。加えて,初公開のもの,普段は非公開とされているものがずらっと並べられており圧倒されます。これほどの数の仏像を一つのところで観られる機会はそうあるものではないと思います。快慶作の不動明王像,葛川明王院の三尊像などは一見の価値ありです!伝教大師最澄直筆の書などは国宝ですよ。これも観ることができます。
肝心の虫干しですが,8月16日に行きました。この日は,坂本にある聖衆来迎寺で年に1度の虫干しが行われます。この寺は,織田信長の比叡山焼き討ちを免れた寺で,数々の寺宝がその際に燃えることなく今に伝えられています。そのため,「近江の正倉院」とも称されるところです。しかしながら,今でも多くの檀家さんを抱えているようで普段の拝観は予約制をとられています。ただ,この虫干しの日は予約不要で,さらにほとんどの寺宝を目にすることができます。特に目玉は「六道絵」といって,地獄をはじめとした六道という仏教思想を表した絵です。これは全部で15幅あり,そのうちのいくつかが寄託先の博物館から里帰りします。国宝の実物とともに全15幅の写し(といっても200年前のものなのでこれ自体も貴重)が展示されるので,全体像をつかむことができます。地獄を表した場面があるので,結構おどろおどろしい絵なのですが,しっかりとストーリーとして表現されているので,「ふむふむ」「なるほど」といった感じで興味深く観ることができます。加えて,重文に指定されている数々の仏像(菅原道真作とされる十一面観音や快慶作の日光・月光菩薩など),客殿内部,書など,本当に多くの寺宝を観ることができます。流石,「近江の正倉院」と称されるだけはあります。拝観料500円で,これだけのものを観ることができるのはそうないですね。年に1度ということもあり,ひっきりなしに訪れる人がありました。
次にその足で,浜大津から商店街を三井寺の方に抜けたところにある徳圓寺へ行きました。ここは8月15日と16日に虫干しをされています。拝観料は不要なのですが,その寺宝がこれまた凄いのです。ここは掛け軸が主体ですが,尾形光琳,狩野探幽・尚信などの狩野派,円山応挙,与謝蕪村,池大雅などの国宝指定作品を手がけた画家たちの作品が飾られています。他にも小林一茶や勝海舟の書などもあります。これらビッグネームの作品を拝観料不要で観ることができるなんて,ちょっと畏れ多いぐらいです。賽銭箱にいくらか入れましたが,もう少し入れた方がいいかなと思うぐらいの作品の数々です。ちなみに作品は毎年少しずつ入れ替え5年で総入れ替えになるようローテーションされているそうです。…今年見れなかった凄い作品があるのかと思うと,来年も楽しみになります。
お盆の虫干しも文化財に触れるいい機会になりました。また,それぞれのところで来年もやっていると思うので,1年後を楽しみに今から過ごそうと思います。
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