2018/08/02 - 2018/08/12
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kobushiさん
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マッターホルンの登山を目的にツエルマットに行きました。旅行期間は11日間ですが、登山自体は、ヘルンリハット経由で、通常2日間を要します。(ここでは登山の記録のみ掲載します)
※マッターホルンは急峻な岩場が連続し、危険個所が数多くあります。登山を行ったのは、ハイシーズンの週末(8/4-5日)でしたが、私以外、全員ガイド付き登山でした。総勢50名前後だったと思います。単独行動で滑落等を起こすと発見すらして貰えそうもない場面もありますので、登山目的の方は十分にお気を付けて楽しんできてください。
私は、念のためRIGAというパトロンに加入(保険の様なもので、事故の際はスイス国内どこでもヘリで救出して貰える。年間30CHF)
※ネット上でも幾つかの紹介されていますが、登山ルートを辿るのが難しく、ルートを誤りやすい山です。私は、他のガイド付き、登山客のルートを辿っていきましたが、広い山の中、自分のペースに合う都合のいい登山客を見つけることは難しく、下山時、ここから先ならもう迷わないだろう?と思い、マイペースに戻したところで何度も迷いました。
※ヘルンリ小屋までなら、装備無しの気軽なハイキングを楽しんでる家族連れも数多く居ます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
登山のスタートは通常シュワルゼー、ツエルマットからケーブルカーに乗って行くことが出来る。ここから見るマッターホルンの形は、本当に格好いい!
ここにある山岳ホテルに泊まるのも本当にお勧めです。(晴れればですけど)
因みにここから続けてケーブルカーに乗るとブライトホルンの登山口のグレイシャーパラダイスに行くことが出来ます。(こちらもお勧め!) -
お昼12時過ぎ、登山開始。
ヘルンリ小屋までは標準2時間、今日は敢えてスローペースを守る。 -
シュワルゼーを降りたところの池の北側を巻いてヘルンリヒュッテに向かう。
この辺りは観光客も多い。 -
草原の道を数十分進むと次第に森林限界を超えてくる。
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道中にはこうした案内板があり、小屋まで迷うことは無いだろう。
※但し、小屋から先は何の案内も無い。 -
次第に迫る岩山、シュワルゼー辺りとは迫力も違うので、登頂を目指さなくても来る価値はあるだろう。
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自転車を担いで登ってくるマニアックな人たちも居た。
ヘルンリ小屋からはヘリで戻るそうです。
今、簡単な方を選べと言われるなら、マッターホルン登頂より、自転車担いで、ヘルンリ小屋に登る方を、私は選びます。(そこに意味を見いだせませんが) -
道中は四方を絶景に囲まれた気持ちのいいトレッキングが楽しめる。
歩道や階段なども整備されている。 -
手前の黒い丘に見えているのが今日の目的地。
ここまでくると全貌がカメラに収まりきらない。 -
2時間でヘルンリヒュッテに到着。
日が差して気持ちのいいテラスだ。
通常7月から予約の受付を開始するようだ。今日は土曜だがベッドにはいくつか空きがあった。団体でも入らない限り1~2人なら、その場でも泊まれそうな感じがする。
宿泊費は2食付き150CHF、予約時50CHFデポジットの徴収があり、これはキャンセルしても返金されないので注意。 -
山小屋の主人が書いた書籍(日本語版)も販売されている。
この本を始め、スイスアルプス登山ガイト(山と渓谷社)、山と渓谷(登ろうマッターホルン編)、その他、ネット上の情報を集めてみたものの、結果として登山そのものにはほとんど参考にならなかった(泣)。
基本的なルートは、ヘルンリ小屋から向かって尾根の左側を辿ることになる。 -
何年か前に建て替えがあったため、清潔で快適。
故障中だったがシャワーもあった。水も出る。 -
街では2~3CHFのビールがここでは7CHF、物価の高いスイスでビールは比較的安いのだが、ここでは結構する。夏のヨーロッパは空気が乾燥しているのでビールが本当に美味しい。
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雲間に時折顔をのぞかせるマッターホルン。
出たり入ったりしてることが多い様なので、空自体が晴れの日は見られる時間帯はあるだろう。 -
夕食のメイン、食事はそれほどでもなかったという印象。
この前にスープ、この後にチョコレートムースが出ました。 -
夕日に染まるモンテローザ山塊。
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登山は4:30より前にスタートしてはならない。開門前から、既にいい場所の獲得合戦が始まる。不覚にも出遅れ最後尾で待つ(そもそも個人客は最後尾が原則とされているらしい)
スタートして小屋の裏を少し歩くと、太いフィックスロープで岩場を登る箇所があり、どさくさに紛れて、中盤まで順位を上げた。(これが後の成否に大きな関わりを持つことになる)
いきなりルートを間違えそうになるが、後続のガイドに「left!」と指示され軌道修正できた。何しろ暗いのでヘッドライトの明かりだけではルート見つけるのは困難。
この辺りでは、未だスタート後の団子状態なので、迷うことは無いとは思う。
ここは難所の一つ、これで苦しければ諦めて帰った方がいい。 -
暗い夜道を歩くこと一時間ほどで日出。
この辺りまで来るとだいぶ人がばらける。しっかりと前後の人をチェックし道迷いを防止する必要がある。 -
急角度で気が抜けない岩場の連続。
ところどころにフィックスロープがあるが、力任せに登ると腕がパンパンになるので、やはり、きちんと足場を確保し、足の筋力を優先して使わないと最後まで登り切れない。
多分、そんなことは無いのだが、感覚的には、半ばオーバーハングの岩登りを強いられる箇所も2ヶ所ほどあった。帰りロープ無しで下れるかな?と心配しつつ登った。(帰りにはこのポイントを通っていない、上り下りで容易なルートを選択しているのか、ガイドの好みのルートか、たまたまか不明)
ルートを少しでも外れると急激に困難になることが多いので、気を付けた方が良い。 -
日が上がってきた。時折下界を眺める。
本場アルパインスタイルは本当に休憩をほとんどしない。
ガイド付きで来ても連続行動に耐えられない人はつらいかもしれない。 -
最後の鞍部への登りで、四苦八苦していると、通りがかりのガイドが「ここから先は難しいところは無いぞ」と声掛けしてくれた。
鞍部を少し登ったところでアイゼン装着、急な斜面にアイゼンとピッケルを立てて高度を稼ぐ、写真の像が見えたらあと一息と聞いていた。
この先、稜線に出る。 -
頂上付近の切り立ったエッジ
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幅の狭い稜線を最後の登り。
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ヘルンリヒュッテから4時間30分、殆ど休憩なしで、朝9時登頂成功!!
風強い、写真を撮ろうと外した手袋が一瞬で飛ばされた(不覚!) -
頂上直下の十字架
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十字架から少し引いてみるとこんな感じ、頂上もトンガってる。
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切り立ってる!
風が吹いたりすると少し恐怖を感じる。 -
頂上からの絶景、近くにモンテローザ、リスカム、ブライトホルン、遠くにモンブランなどが見える。
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下山開始、急な雪渓を再び下る。
アイゼン&ピッケルでは止まらないんじゃないかというぐらいの急斜面。
居合わせたガイドが確保したロープを使わせてくれたので、少し楽できた。
一人で登ってる奴(私の事です)が珍しかったのだろう。
well done! などと声掛けしてくれる。
感覚的には全体の中位に位置し、20/50番目位か?と思っていたのだが、下山時登ってくる人は数名しか居なかった。その他の20数名は途中で引き返したと思われる。最後尾で先行のグループのルートファイディングに頼っていたら、中止されてしまうところだった。 -
下り、登りの際は頑張ってガイドのルートを辿ることを心がけていたのだが、ソルベイ小屋を過ぎ、ヘルンリ小屋が見えた辺りから、「もう大丈夫」と思い、先行のグループからやや距離を取ることにした。
すると予想外にルートの発見が難しく、何度も迷うことになる。ヒトが通らない箇所に入ると浮石などもあり危険度が増し、消耗度も激しくなる。
慎重にゆっくり下る。写真はヘルンリ小屋に下る最後のロープ。
ヘルンリ小屋に着くとテラスでビール飲んでる観光客が親指を立てて祝福してくれる。(中指でなくてよかった) -
しばらく休みたいところだが、シュワルゼー~ツエルマットの最終ケーブルカー16:30に間に合わないと、ツエルマットまで、もう3~4時間歩かなくてはならない。満身創痍になりつつも下る。ヘルンリ小屋から先は少なくとも安全地帯、疲れてはいるが安心して下れる。
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15:30いささかの余裕を残しつつシュワルゼー着、ケーブルカーに間に合った。
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ツエルマットのマッターホルン博物館、建物自体がマッターホルンの形を模している。裏手には登山中に亡くなった方々の墓地などもあり、墓石の形もマッターホルンになっていたりする。印象的な山であることは間違いない。
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登山史などの変遷が見られる。
装備などは黎明期とは雲泥の差だろう。今回、軽量化を図り、最低限の装備を用意した。(※は結果的に未使用)
10本爪アイゼン
ピッケル
ハーネス
※60CMスリング
※10mロープ×1
※ヌンチャク×1
これでも、当時と比べたら充実の装備と言えるかもしれない。
モンブランではガイドなしの登山者も散見されたが、今回は居なかった。
たまたまかもしれないが、居合わせたガイドの反応等見ても全体として数は多くないようだ。岩場が連続し、危険箇所もある為、ここで滑落しても、すぐには発見すらしてもらえそうもないという箇所もある。前述の通り、ルート判断に迷うところも多い。出来る出来ないで言えば、無事帰ってはこれたので、特別な登山技術は無くても体力勝負で行けることは行けるかもしれないが、天候に恵まれることと、道しるべとなる周辺の登山者の存在が大きいと思われる。
もう一度、登れと言われても、登り切れる自信が無い。
色んな運に恵まれて、ヘルンリ小屋~頂上~シュワルゼーまで11時間で行程を終了することが出来た。
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