2018/08/12 - 2018/08/12
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xiaomaiさん
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皇居や離宮の見学は今までに何度かしている。行きやすい場所にあるのに、ずっと行ったことがなかった見学すべきところ「迎賓館」へ行ってきた。
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四ツ谷駅からしばらく歩くと、立派な建物が目に入る。敷地面積は東京ドームの約2.5倍。
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この日はまず和風別館から見学。
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迎賓館を利用された国賓のうち、記念植樹をなさったのは3名。そのうちのお一人は英国エリザベス女王。和風別館を見学する場合のみ、その木を見ることができる。
女王は昭和50年に5日間迎賓館に滞在され、イングリッシュオークを植えられた。植樹当時2メートルであったのが、今は12メートルとなった。
女王は和風別館では、畳の部屋でもスリッパを履かれたようだが、それ以降は国賓に説明をし、日本人と同様にスリッパを履かないようお願いしているとのことだ。
トランプ大統領はそれを好まなかったらしく、靴を脱ぐところおよびそれ以降は撮影厳禁とされたらしい。 -
安倍首相とトランプ大統領も歩いた小道を歩いて進む。
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案内してくださった方は国家公務員を定年退職なさり、再雇用で案内役をなさっている。就職後、まず配属となったのが迎賓館だったそうで、経験談もおうかがいできた。
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池がある。元々の深さは20センチ。水に反射した光が建物にあたり美しくなる、というのが本来の目的。
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後に首相にもなったある政治家が総務庁長官の時にここを訪れ、鯉がいないのは寂しいと言い、水深を80センチに改め鯉を放したそうだ。
多くの来賓が鯉に餌やりをされるようだ。夏場はガラス窓を開ける音だけですぐに集まるけれど、冬場は動きが鈍くそうはいかないとのことだ。そのため、冬に餌まきをされることが決まっている場合、鯉に数日絶食させるらしい。
別館正面玄関を入ってすぐのところに石と竹の庭がある。本来は緑の竹と白い石のコントラストを楽しんでもらうという趣向だったのだけれど、政治家の一言で3つの石が配置されてしまった。本来であれば、設計者に許可を得なければいけないが、既に物故していたため……。草葉の陰で何をか思わむ。 -
和風別館の内部から見える景色。
内部の写真撮影はできない。壁や床など細部にまでこだわった建築や装飾はぜひご自身の目で確認されたい。 -
参観者用の入り口のそばに盆栽が置かれている。すべて100年以上のもので、中には170年のものまである。
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日米両首脳が歩いた道を戻る。
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トランプ大統領がこの道を歩いたのは、例外的であるようだ。別館では、夕食が供されることが多いらしいけれど、その時は昼食だった。それで、庭を散策しながら別館へ向かったとのこと。
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左側は旧ソ連のゴルバチョフ元大統領による植樹で、右は米国フォード元大統領によるもの。本館を正面にし、噴水の左手にある。
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こちらは本館。皇太子(後の大正天皇)の成婚を控え、東宮の居所として建設された。でも、皇太子がここで暮らすことはなく、昭和天皇が摂政時代に住まわれたほか、今上天皇が皇太子時代、戦時疎開から戻られて後、常陸宮殿下と一時期お住まいになったらしい。その後、法務庁や国会図書館、東京五輪組織委員会などが使用した。
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その後、海外との交流が深まる中、国賓を迎える場となり、改修工事が進み、昭和49年に迎賓館として開館。
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本館では音声ガイドを借りて見学ができる(200円)。
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非常に重厚華麗な建物。100億もの資金が投入されたとの説明受けた。
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ベルサイユ宮殿を思わせる。
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緑青の屋根が美しい。
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これは……、不明。
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本館正面玄関のエントランス。
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ぜひここから入館したいものだ。
内部の撮影は禁止されている。欧州にまで行かなくとも、宮殿建築や装飾のすばらしさに触れることができる。 -
別館および本館の見学を終え、中門を出る。
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外門の前には、高級リムジン。賓客がいらしたのではなく、一般の人がわざわざこれに乗って見学に来たようだった。
ぜひまた迎賓館を訪れたい。
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