新幹線（高鉄）で行く孔子の街　曲阜（山東省）

2018/08/04 - 2018/08/04

競争率の高い高鉄のチケットを2週間前に予約して行ってきました。
夏休みのせいか、1週間前では予約できず、延期してのリベンジです。
ネットで曲阜の記事を見ていて城壁の写真を発見し、これは行かねばと思い立ち、色々調べているうちに孔子生誕の地と知り、思いはさらに強くなり・・・。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝5時の虹橋駅の手荷物検査。既に人人人・・・

改札口を確認し、朝食のためマクドに向かう。
でもやってな～～い。
よく見ると5：30オープンとのこと。店前のベンチで待つ。
オープンと同時に店に入るが、ちょっと出遅れ5人待ち。
にしても、中国人はなんでマクドごときの注文でもこんなに時間がかかるのか。
食事後、飲み切れなかったコーヒーを持って改札口まで来たら、ちょうど改札が始まっていた。

やはり最近は改札口（検票）にA、Bの表記が無くなった。
ということは、上の写真の「1-8」号車表示も以前は無かったのかも・・・
今回は4号車なのでB改札から。

この列車、途中で追い越されること何度かあり、通常よりちょっと時間がかかる。
この便は3時間51分。早いのだと3時間5分というのもある。
ただそれだと虹橋11時発、曲阜東に14時着。これでは意味がないな。

6：05虹橋発--9：56曲阜東着。
駅の出口付近にはトイレは無く、バスセンターにもないので（長距離向けにはある）、この写真の奥の方のトイレを利用する。

この駅も・・何年前かな？　来たことあるな、仕事で。

バスセンター。駅を出て右手。
長距離も市内の路線バスもここに発着。
写真には写ってないが、この建物の右端の方から入る。

上海は台風一過で晴天だったか、こちらはまだ低気圧の余韻があり、雨が降りそうだが・・・暑い！！

K01に乗車する。
15分に1本。
路線バスは、乗車時にお金を払う。1元。
どこにも書いてないのでいくらなのか迷うが、乗るときに運ちゃんに聞こうと思ってたら、料金箱に1元と表示されてた。お釣り出ませんとも。

そろそろ来そうかなとなると、人民の皆さんが並び始める。
普通の路線バスなので、座りたければお早めに。

車内はこんな感じ。空いてる。

百度地図によると乗車時間は51分。
これまでの経験から、多分そんなにかからないだろうと・・・

やっぱり・・・
10：30曲阜東站発--孔廟南門着10：58。約30分。
バスを降りると、人力車の猛攻撃に遭う。当然振り切る。

馬車もいる。
車を引く馬の表情が痛々しい。
「なんでワシこんなもん引かなあかんねん。もう辛いわぁ」って言ってるようで・・・
でも乗りたいと思わなくもない。でも歩く。

城門を抜け・・・

孔府の入り口付近。
孔廟南門のバス停からここまで徒歩15分。

入場券はいたる所で買える。
孔府、孔林、孔廟の3点セットは140元。

孔府の入り口。

いくつか門を抜ける。

聖人の門ですわ。
団体と出くわしてしまい、この後しばらく渋滞。
早歩きで、団体と離れる。

ん～～、特に見どころもなく・・・

孔府を出て、孔林を目指しひたすら北へ歩く。

上の写真の城門を抜け、振り返って撮影。
人力車（といっても電動）と馬車がひっきりなしに行き交う。

位置関係として、浅草で言うと雷門。ここから仲見世通りが始まる。
孔府の出口からここまで徒歩20分。
歩くの嫌な人は、孔府出口でまた人力車の猛攻撃に遭うので、利用するもよし。5元て言ってたな。
10回乗せて50元か・・・大変やなぁ。

仲見世通りというほどでではないが、そこそこお店が並ぶ。

孔林への入り口。
先ほどの雷門？からここまでで10分弱。
人力車、トゥクトゥクが出てくる獲物を待ち構える。

とりあえずこんな道を歩く。

カートで林内を移動することもできる。20元。
私はひたすら歩く。

孔廟へ向かう。
このあたりで「ガイドいらんかえ～～」のおばちゃんに付きまとわれる。
「Japanese　OK？」て言ってやろうと思ったが、日本語で「はい大丈夫ですよ」なんて返答されると困るので、「不要」と言い続ける。
20元って言ってたな。
でも3人組みの家族連れには30元って言ってたぞ。

痛いところをなでると、よくなるんだとか・・・
頭に歯に耳に肩、腰、なでまくった。

乾隆帝が来たとき記念に建てた、とかなんとか。

中をみてみたら・・・
今はお掃除職員の休憩所？　　おい！！

孔鯉の墓。

孔子の墓。
孔林の入り口からここまでで15分。

林内には明、清時代のお墓もあるのだが、興味ないし暑いので、来た道を引き返す。

すこーし雨に降られたが、傘をさすほどでもなく、それでも暑い暑い一日。

で、城壁に登りたいのだが、どこからも登れない。

端まで歩いてしまった。登れない。
登れないのかなぁ。
ここに来れば登れるものとばかり高をくくっていたのだが、登り口が見つからん。

諦めて、こんな感じの商店街へ足を踏み入れてみる。

上の写真の流れで、熱帯魚ストリートがあって、その端で犬ころ売ってた。
おばちゃんが売り手、おっちゃん買い手。
一番手前の小さいのが商談成立。
おばちゃんに渡したお札。なんと10元札1枚。
言っておくがこれはペットである。
いくら山東省とはいえ、こんな小さい犬、鍋の具にはならない、と思う。

曲阜遊客服務中心。ここでも入場券が買える。
朝、K01のバスで降りた孔廟南門の一つ手前のバス停。
こちらで降りても孔府までは大して距離は変わらないので、こちらの方がよかったかも。

この時点で14：00。
高鉄は17：15発を予約しチケットも持っている。
他に行くところがないかスマホで調べてみるが、特にないねぇ。
暑いのでしばらく中に入って涼んで時間をつぶしたが、ひま。
とりあえず駅へ行って、早い便への変更に挑戦するか。
16：20発には空きがあるようだ。

帰りはここからK01のバスに乗った。
行きと同じく30分。1元。

で、售票処（出札口・・・きょうび出札とか言わんな）に並ぶ。
前に5組。相変わらず時間がかかる。
自動券売機があるのに窓口で買うやつが多い。係員もこっちで買えーー！！って叫ぶのだが、あまり効果はない。
列に並びながら、スマホで16：20発にまだ空きがあることを確認し、「換　G43　16：20」と書いたメモとパスポート、写真のチケットを窓口のおねーちゃんに渡し、30秒で変更完了。

なあ、人民に皆さん。自分の番になってから検討を始めるのではなく、スマホあるんだから予めこれくらい調べなよ。
売り切れのチケット、喚こうが叫ぼうがごねようが粘ろうが買えませんって。

11時に孔廟南門を出発し14時に同場所へ戻ってきた。
孔林を隅々まで回れば、プラス1時間弱。
結構早足で休憩も摂らずに歩き回った結果なので、ゆっくり歩いて、昼食も摂るとなると、更に１～2時間プラスというところか。

24,400歩の旅でした。

おまけ----顔廟

孔子の一番弟子、顔回を祀る廟。
賑わいを見せる孔府のすぐ近くなのに、だれも訪れない。
私も写真撮影だけして立ち去る。