2018/07/29 - 2018/07/29
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とある和菓子好きさん
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西国三十三箇所巡礼として,関西圏を中心に三十三の寺院が札所として古くから指定されています。そんな寺院の中でも最大の難所とされているのが滋賀県近江八幡市にある観音正寺です。
この寺院は古くからの神体山として名高い繖山(きぬがさやま)の中腹にあります。繖山麓の集落である石寺から登ると約1200段の石段を登らないといけません。しかも,石段の高さや幅が不揃いなので非常に足に来るらしく,それが難所とされる理由だそうです。…便利な時代になりました。ほぼこの石段を登らずに車で観音正寺まで行けるので,今回はそちらで行きました。通行料・駐車料で600円です。1200段登ることを考えると,夏の時期,暑いし,山道を歩くのでスズメバチとかに遭ったらいやだしで,こちらを選びました。
徒歩では麓から3ルートあります。車では表参道と裏参道の2ルートありますが,おすすめは裏参道から向かうほうです。裏参道の入り口は東近江市の五個荘なので,ついでに近江商人屋敷を観たり,おいしいうどん屋があるので腹ごしらえも出来たりで便利です。加えて,裏参道の駐車場の方が駐車台数が多いことや,駐車場から観音正寺までなだらかな道であることもおすすめの理由です。表参道・裏参道ともに当然ですが車道は山道のため1車線です。ゆっくりと行く必要はありますが,十分登れると思います。
さて,肝心の観音正寺ですが,行ってみると古くからの寺院の割に新しい感じを受けます。これは不審火で本堂及び本尊などの文化財が燃えてしまい,新しいお堂に建て替えたためです。普通,こういう場所にいくと,歴史を積み重ねたものを観て,いいなと感慨深くなるものですが,このお寺は新しいのにも関わらず感慨深くなります。それは,新本堂の中に入るとわかりますが,そこに安置されている新本尊の立派さです。この新本尊は本当に千の手がある千手観音です。大きさも6mほどある大きな仏像です。しかし,ただ単に大きいだけではこうも感慨深くはなりません。この仏像,実は白檀という材木でできています。白檀は古くから仏像の材木として推奨されてきたものですが,日本では採れず一般にはケヤキなどが仏像の材木として選ばれてきました。しかし,火災で旧本尊が焼失してしまったため,新本尊はそれとは違うものにならざるを得ないが旧本尊に負けない立派なものにしたいというお寺の考えのもと,白檀が採れるインドまで20数回も出向き,現在は条約で取引ができない白檀を特別に輸入して制作したものなのです。
この理由を知ると,この本尊,確かに新しさがありますが,それ以上の何かを感じます。また,入山料の500円に加えて300円かかりますが,内陣に入り,何と本尊に直接触れることもできます。今までいくつか寺院に行っていますが,本尊に触れることができるのはここぐらいでしょう。あと,間近で観る本尊の大きさに改めて感動したり,白檀の木の香りに癒されたりもしますし,本尊の御身拭いでつかった蓮の花びらを象った紙をお守りとしても頂けるし,この日だけかもしれませんがお寺さんからお心遣いでハンカチも頂けるといたれり,つくせりです。
こんな素敵な寺院はそうないと思います。繖山から見える景色と,このお寺のよさも相まってしみじみといい場所だと思いました。また,繖山の周辺には桑実寺,石馬寺,佐々木の名の起源である沙沙貴神社,五個荘金堂地区,安土城跡など見どころも多いので,また足を運ぼうと思います。
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