2018/06/22 - 2018/06/25
9位(同エリア33件中)
katombowさん
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シンシナティには、ここ数年興味を持っている地下鉄道(Underground Railroad)の博物館があるらしい。空港はまだ運転していないケンタッキー州側だし、うん、ちょうどいいじゃないの、と出かけることにした。一人気ままな3日間。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- デルタ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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サンフランシスコから夜の便で飛んだ。朝6時前、空港にレンタカー会社のシャトルバスがやって来る。
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この列に並ぶ車を自分で選ぶように、と言われた。早朝の仕事開始時間だ。係員が洗車の終わった車をどんどん運んでくる。じゃあ、この青いニッサンにしよう。
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ホテルのチェックインにはまだ早過ぎる。ネットで調べておいた、空港とホテルに近いローカルなレストランに行った。ケンタッキー風の朝食があるはずだ。
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Sunrise Samplerという典型的なカントリー・メニュを注文した。ハムとベーコン、ソーセージにハッシュ・ブラウン、卵(普通は2個だけどお願いして1つだけ)、グリッツ(とうもろこし粥)2種、バターミルク・ビスケット2個、りんご煮。こんなに食べ切れん。
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なるほど、体の大きなケンタッキーの人々、、
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ホテルに行ったものの、お部屋はまだ空いていません。当たり前だ。
目的地の一つ、オハイオ州のリプリーという町へ行くことにした。ちょっと眠いけど、州道52号線を1時間ほど走り、ジョン・パーカーの家に着いた。 -
19世紀中頃、この家は地下鉄道組織の「駅」だった。奴隷廃止論者ジョン・パーカーという人物と活動に関する展示物があり、地元ボランティアが当時の様子を解説してくれた。
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リプリーの丘の上にはもう一軒、ランキン・ハウスがある。
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ランキン家からはオハイオ川が眺められる。川向こうのケンタッキーは奴隷州、こちら側のオハイオが自由州だった。黒人奴隷が自由を求めて川を渡り、その逃亡を助ける秘密組織が「地下鉄道」だった。北極星を目印に、夜だけ移動しながら北を目指す人々。「駅」は窓辺にランプを置き、遠くからその位置を知らせたという。
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シンシナティに戻り、『アンクル・トムの小屋』を書いたストウ夫人の家を訪ねた。奴隷廃止論者だった父の下で、ハリエット・ビーチャー(ストウ)が結婚前に住んだ家だ。『アンクル・トムの小屋』が南北戦争開始のきっかけになったという話は有名だ。リンカーンがストウ夫人に言った言葉 "so you are the little woman who wrote the book that started this great war."
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内部の展示物
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その日のうちに、国立地下鉄道博物館へ行くことにした。が、シンシナティ中心部の駐車場を探すのに一苦労。なぜなら、週末のメジャーリーグ試合がすぐ近くのレッズ・スタジアムで行われていたから。通りを赤いTシャツの人々が大勢歩いて行く。ぐるぐる走って、少し先にパブリック・パーキングを見つけた。
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National Underground Railroad Freedom Centerの中。
歴史を解説する展示物だけでなく、隷属状態に置かれた現代の人々を支援するための部屋もあった。 -
翌日は美術館へ。
小さな美しいタフト美術館で、肖像画を得意としたサージェントの、スティーヴンソンが目を引いた。スコットランド生まれの作家だが、代表作『宝島』は19世紀アメリカ的な(つまり大らかに楽観的)冒険小説だ。 -
運よくアンセル・アダムス展も開催中(撮影不可)。ヨセミテやニューメキシコの写真、再現された暗室がある。
ヨセミテの美しさを芸術に高めたアンセルは、ジョン・ミューアが創立した自然保護団体シェラクラブの主要メンバーでもあった。 -
週末のFindlay Marketに行ってみよう。
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マーケットに足を運ぶと、その町がわかるような気がする。新鮮な夏野菜、行き交う地元の人々。
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冷たいレモネード(2ドル)を飲みながら歩く。キッシュとキャロットケーキを買った。
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午後はシンシナティ美術館へ行った。ヨーロッパ美術とアメリカ美術の上質な作品をゆっくり鑑賞した。リンクはグーグルの美術館サイト、作品が見られます。
https://artsandculture.google.com/partner/cincinnati-art-museum -
美術館前に立つピノキオ
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翌日は月曜日、美術館や博物館は全部休館日だ。プレミアム・アウトレットモールやショッピングセンター、Trader Joe's, REI, Whole Foods, etc.などへ出かけた。すると、荷物が一気に増えてしまった。反省。
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一人旅で困るのは夕食だ。最終日はBBQの店からテイクアウトすることにした。ミネソタで始まったFamous Dave'sチェーン店、有名なデイヴ(社長)の豪邸が確かセントポールにあったっけ。
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はい、BBQリブとコールスロー、コーンブレッドお持ち帰り。ウィスコンシン州のライネンクーゲル夏ビールは、前日にWalmartで買ったもの。気楽で美味しい夕食でした。
ヨセミテもSFも、シンシナティもいい旅だったなあ。 -
翌朝の北ケンタッキー/シンシナティ空港。ミネアポリス空港乗り継ぎ58分を乗り切って、無事帰国した。
これで48州のドライブ終了。残りはノース・カロライナとアラスカです。
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