2018.5 恒例！満開のシラネアオイ求めて伊達紋別岳

2018/05/27 - 2018/05/27

山登りを始めるようになって、初めて知った「シラネアオイ」
盗掘されるほどの人気のある花というニュースも見かけるほど、人気の花なんだね。

そのシラネアオイが見事に咲く山が、なんとすぐ近くお隣の町にある「伊達紋別岳」ということで、２０１０年からほぼ毎年満開のシラネアオイを求めて登ってます。
が、昨年２０１７年は登山すら一度もできないくらい忙しく、シラネアオイも時機(５月末から６月初め)を逸してしまい結局見ずじまい。

やっぱり、１年に一度は見なくちゃね～
大体５月下旬から６月初めがシーズンなんだけど、年によって早かったり遅かったり。
一応だめでも次の週、というように５／２７と６／２をbooking。
そして６／２はなんと、シラネアオイが見たいと以前から言っていた友人も誘っての登山となりました。

いや～、今年も満開のシラネアオイを無事見ることが出来て満足です。
ちょっと前に、札幌の滝野すずらん丘陵公園でも満開ということで行ってきましたが、全然規模が違ってちょっとがっかり。
シラネアオイを見るならやっぱり伊達紋別岳だべさ～！＼(^o^)／

エリア 伊達(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0

午前１０時、登山口のある「太陽の園」駐車場に到着。

さすがにエゾ山桜もほぼピークを過ぎ、色あせてきていますね。
桜もその年によって咲く時期が違うので、散った後もあればなかなか咲かないときもあり。

こんな感じで登山口からスタート。

登山届は登山口から、１０分ほど登ったところにあります。

この登山届を出すところまでが、すでに結構な登りでここまで来るのでもう一仕事終わった感じ。(笑)

私の好きな松林。

足元が落ちた松葉が敷き詰められていてふかふかで気持ちいいんだよね～。
下山の時は、この松林の中に入るとホッと一息つけるんです。

第一シラネアオイ発見。

結構歩いてすぐに見られますが、まだまだこんなんで感動しないでくださいね～。(笑)

お、すずらんも咲いてる！

結局この場所でしか見かけなかったな。
毎年大体同じ場所で見かけます。

登山口から３０分ほどで、一望台到着。

さすがに久々の山登り、昨年一年はまるっきり登っていなかったので、体力落ちてる～。

一望台から、見える景色は絶景。

左手から、有珠山、そして小さく昭和新山、右手に白く雪をかぶった蝦夷富士こと羊蹄山。
羊蹄山の下にこんもりと見えるのは洞爺湖の中島。

マムシグサ

赤い実をつけてキレイ(私は好きじゃないけど)だけど、根と葉に毒をもっています。

フデリンドウ、見っけ～。

本当に２センチくらいの小さな花なので、気を付けていないと見過ごすかも。

だんだんと、シラネアオイの群生が見えてきましたよ。

これだけでも見事だけど、まだまだこんなんじゃないですよ、上に行ったら。

スタートから１時間、目印？の「ガンバレ岩」が見えてきました。

これが見えたら、一休みできる「いっぷく広場」までもう少しです。
って、そのもう少しが結構きついんだけどね～。

７合目、いっぷく広場に到着。

ここまで１時間１０分。

羊蹄山もちらっと見えています。

これから向かう道は羊蹄山の方に向かうので、ところどころでその姿が見えると、テンション上がりますね。

こちらは、函館・駒ケ岳方面。

うっすらと駒ケ岳が見えています。
間に内浦湾の海を挟んでいるんだけど、かすんでいて海はよく見えませんね。

我が家のホームグラウンドの室蘭岳方面。

さ～、それでは山頂目指してまた頑張りますよ～。

後半戦は、尾根伝いになるので多少は楽？になります。

ノウゴウイチゴ

これはあちこちで見かけるかな。

フウロソウ

これは以前よりかなり少なくなった感じ

さ～、やって来ましたよ、後半戦の最大の難関。

まずは息を整えて一気に行きます。

え、何がって？

そうです、この急登です。
ロープがあるのでなんとなくお分かりですよね。(笑)

ここしばらく、このロープを使うことなく登れていたんだけど、１年お休みしたら、家その分年を取ったこともあり、さすがに体力が…

ま、今回はロープのお世話になりました。

途中シラネアオイが咲いていても、見る余裕はありませんけどね～^^;

登り切ったところでコザクラソウ。

コザクラソウにはいろんな種類があるけど、適当な私はすべて大まかな種類で済ませています。(笑)
さっきのフウロもハマフウロとかいろいろあるんだけどね。
細かいことは気にしない性格なので悪しからず。

これはミヤマオダマキ。

これはまだ咲いている数が少なくって、たぶんもう少ししたら咲くんだろうな～。

シロバナノエンレイソウ。

一般的なエンレイソウは、濃い紫のお花なんだよね。

ミヤマアズマギク。

このお花がかわいらしくて大好き。
これもまだまだ咲きはじめの物ばかりで、もう少ししたらあちこちに咲いてとっても癒されます。

そして、なんといってもシラネアオイ。

色も薄いピンクから、ラベンダー色、紫に近い濃い色と、カラーバリエーションが楽しめます。

ここまでのお花を見ているだけでも、ここ伊達紋別岳が「花の山」と呼ばれるのがわかりますよね。
もう珍しくもなんともない(私たちにとってはですが)お花は、あえて載せてませんので、それも入れるとものすごい種類のお花が咲いています。

お花を眺めながらのんびりと歩いているようにも見えますが、そこそこ疲れるんですよね～。^^;

私の定番スタイル、ちょっと待って～、休ませて～のポーズ。(笑)

なんだかんだ言いながらも、途中の目標ポイント「前紋別岳」

ここまでくると、羊蹄山はもう目の前。
このロケーション、これを眺めながら歩くのは気持ちがいいもんです。

シラネアオイと羊蹄山

ハクサンチドリ

これもまだこれから咲く感じかな。
これも以前から比べたら、数が少なくなった気がする。

来た～！

この場所です！
「シラネアオイの丘」とも呼ばれるシラネアオイの群生が見られるところです。

歩いてくる途中、降りてくる人来る人が、今年はすごいよ～、というので期待してきました。
確かに今が満開という感じだけど、以前と比べると密集感がそれほどでもなく、正直感動は薄いけど、それでもまさにドンピシャの時期に登れて満足満足。

ね、なかなかの物でしょ。

こんな小道を歩きます。

道を回り込みながら山頂に向かいます。

あら、左手に山頂が見えてますね。

はい、伊達紋別岳山頂到着。

２時間１０分かかりました。(早いときは１時間４０分くらいで来れたときもあるのに～)
まずは恒例の「山頂バンザイ」

山頂、意外と狭いんです。
２０人も座ればきっちきっち。
とりあえずいつもの場所を確保して、お昼ご飯。

いつものようにおにぎりとカップラーメン。
で食後に、夫はコーヒー、私はコーンスープと優雅なランチタイムです。

山頂からの眺め。
３６０度ぐるり見晴しできます。

まずは正面に、左から有珠山、茶色の岩肌を見せている小さな山が昭和新山、そして洞爺湖と洞爺湖に浮かぶ中島、右手には蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山。
その間にはニセコ連峰なども見えています。

ちょっと大きめに。

有珠山と昭和新山。
有珠山は記憶に新しい噴火が、２０００年のこと。
噴火の前日まで近くの街で仕事をしていた私は、不気味な地震にびくびく。
その前の１９７７年の噴火の時は、札幌から地元に帰省中の電車の中。
ちょうどお昼時くらいなのに、だんだんと空が暗くなり登別に来た時には降灰のせいで完全に真っ暗。
もうこの世の終わりかと思いました。

洞爺湖を挟んで、後方に見えるのは「羊蹄山」

羊蹄山の山の雪は、６月中くらいまであります。
なので羊蹄山の登山シーズンは６月中過ぎくらいからになります。

内浦湾を挟んで、函館方面の駒ケ岳が見えています。

さて、そろそろ下山しましょうか。

これも恒例「花とおばさん」シリーズ。(笑)

尾根道、大好きなんだよね～。

歩く道筋が見えるというのも楽しい。

逆側からみた「シラネアオイの丘」

白樺林も気持ちがいい。

ところどころ、急な上り下りがあるけど、全体的に見たら楽な山です。
幼稚園くらいの子供も登っているのにもであったし。

我が家も大きな山に登るときの足慣らしとして、よくここの山をトレーニングとして登ってます。
でもやっぱりシラネアオイの時期に登るのが一番かな。

一週間後の６月２日、再び上ることに。

以前から、シラネアオイを見たいと言っていた友人を誘い登ることに。
２週続けていいお天気というのも珍しいので、登れるうちに登らないとね。

記念に友人に登山届を書いてもらいます。

先週登った時には咲いていなかったお花も咲いています。

これは何？^^;

フウロソウは先週も咲いていたけど、数が全然違う！

シラネアオイの薄紫に負けないくらい、その存在を主張しています。
友人のお気に入りの花になったみたい。

ミヤマオダマキも先週よりさらにたくさん咲いています。

先週は咲きはじめだったミヤマアズマギク、この日はまるでミヤマアズマギクのじゅうたんのようにあちこち咲いています。

シラネアオイは、さほど変わってはいない感じ。

友人は初めて見るシラネアオイに感動しまくり～。
後日、もう一か所シラネアオイが見える山「オロフレ山」にも登ったそうです。

これを群生というんですよね。

札幌の滝野すずらん丘陵公園で見たのは、やっぱり群生とは言わないわ～。

上りの時は、もう嫌だ、もう登らないと言っていた友人も下りはルンルン。

そして、下山したらまた昇りたくなるという、山登りマジックにかかってしまったようです。(笑)

途中１本だけある「チシマザクラ」の木。

いつ行っても咲いているのを見たことがない、というよりシラネアオイをみたらもうしばらく登らないからタイミングが合わないのかな。
やっと咲き始めの様子です。(携帯で撮っているのでズームぎりぎり^^;)

今年はタイミングよくシラネアオイが見られて満足満足の私です。

この旅行記へのコメント （5）

• マチャさん 2018/07/04 19:47:27

  青空とお花畑

  ゆんこさん、こんばんは。
  
  お花畑を楽しみながらの登山
  緩やかな上り坂は結構きついでしょうが、可愛いお花たちに励まされながら楽しめますね。
  見たこともない珍しい花ばかり
  
  恒例のバンザイも \( ?o? )/v(^-^)v
  ゆんこさんのピースがなかなかかわゆいじゃないですか。
  
  そして「花とおばさん」シリーズ、好きです(笑)
  
  マチャ
  

  ゆんこさん からの返信 2018/07/16 09:43:12

  RE: 青空とお花畑

  マチャさん
  
  おはようございます、お返事遅くなりました。
  静岡で不幸があり、１０日ほど留守にしてました。(３日に静岡に向かいました。)
  今週、恒例の旅行に出かけるのにバタバタしております。
  >
  > お花畑を楽しみながらの登山
  > 緩やかな上り坂は結構きついでしょうが、可愛いお花たちに励まされながら楽しめますね。
  > 見たこともない珍しい花ばかり
  
  お花がなければ登れない、いや登らないかもしれませんね。
  高山、というほど高い山ではないけど、下界(笑)では見られない花がたくさん楽しめる花の山なんです。
  
  > 恒例のバンザイも \( ?o? )/v(^-^)v
  > ゆんこさんのピースがなかなかかわゆいじゃないですか。
  
  最近、バンザイもなかなかする機会がめっきり少なくなり…
  控えめな万歳は、あまり大きく手を挙げると後ろの羊蹄山が見えなくなると思って、控えめに。
  
  > そして「花とおばさん」シリーズ、好きです(笑)
  
  マチャさんのようなマニアックなファンもいるので(笑)、時々出没しますわ。
  さて、今週いよいよ夫の還暦記念旅行でＷＤＷです。
  今回はたっぷり８日間、満喫してきます。
  ちょっとバタバタだったのでかなり疲れているので体力的に心配ですが〜。
  還暦夫婦、どこまで体力が続くか頑張ってきますね〜。
  
  　　　　　　　　　　　　★ゆんこ★
  
  　
  

• kumiさん 2018/06/30 07:40:46

  羊蹄山

  シラネアオイも素敵だけど、羊蹄山が素晴らしい、北の富士山ですね
  山頂での豪華(笑)なランチ、美味しいだろうな～
  でもビールは付きじゃないんだね、ここはアルコール禁止？
  
  kumi

• ねもさん 2018/06/29 17:21:46

  お久しぶりです

  ゆんこさん
  いやぁホントにシラネアオイだらけですね。こんなにシラネアオイに会えたら、私は発狂します(笑)　近くを通ったら登ってみたいですが、初夏に北海道は行きにくいかな。
  私も先週末、焼石岳でシラネアオイなどがきれいでしたが、この旅行記を拝見すると、ちょっと嫉妬します。

  ゆんこさん からの返信 2018/06/29 18:02:00

  RE: お久しぶりです

  ねもさん
  
  お久しぶりです、というよりねもさんはたびたび訪問してくださってるじゃないですか。
  いつもありがとうございます。
  
  > いやぁホントにシラネアオイだらけですね。こんなにシラネアオイに会えたら、私は発狂します(笑)　近くを通ったら登ってみたいですが、初夏に北海道は行きにくいかな。
  > 私も先週末、焼石岳でシラネアオイなどがきれいでしたが、この旅行記を拝見すると、ちょっと嫉妬します。
  
  埼玉在住の４トラフレンドさんも、毎年このシラネアオイ旅行記を楽しみにしていただいているくらい、圧巻らしいですね。
  私は他は知らないので、まぁ見事とは思っていますが、比較できないのでこんなものかと思っています。
  とっても贅沢なことなんですね。^^;
  先日、札幌でシラネアオイ満開という文句に誘われて行ってみれば、満開は満開ですがまばらに咲いているのでちょっと物足りなく…
  やっぱり、伊達紋別岳のシラネアオイが一番！と再認識していたところです。(笑)
  
  機会があれば、ぜひぜひいらしていただきたいですね。
  山登り、お花がなければ苦しいだけですが、こんなにお花が咲いていると楽しいですよね。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　★ゆんこ★