2017/09/29 - 2017/09/30
798位(同エリア1039件中)
西浦特急さん
神戸空港からスカイマークで仙台へ行き、宮城・福島・山形周辺のローカル鉄道を乗り歩いてきました。途中、仙山線の山寺駅で下車して「山寺」へも訪問しています。
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今回は神戸空港から国内線で出発します。利用者はそれほど多くありませんが、多くの地方空港同様、出発便が集中する時間帯は、大空港なみの混雑になります。
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神戸空港はスカイマークの拠点となっている空港です。LCCの狭さは気になるが、かといって、大手のように1時間の国内線で、全員にドリンクをサービスする必要があるのか疑問を感じている自分には、大手なみのシートピッチ、事前座席指定無料、
手荷物預けも一定の重さまで無料、ドリンクはコンビニ価格で販売という、スカイマークのサービスは理にかなっているように思います。 -
神戸空港を西へ離陸後、加古川市付近から大きく反転、丹波⇒琵琶湖の南⇒名古屋
と飛んで山岳地帯へ、写真の湖は諏訪湖でしょう。神戸仙台線はほとんどが陸上を飛行するため晴天だと地上の美しい景色を楽しむことができます。 -
これは多分、浅間山。
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着陸待ちもなく、羽田と大差ない所要時間で仙台空港に到着。空港鉄道から乗り歩き旅行を始めます。仙台空港鉄道を利用すると仙台駅まで直通で20分ほどと便利ですが、1時間に2本程度で他のアクセス手段もほとんどないため、乗り遅れるとロスが大きいです。
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名取で下車し、JR東北本線で福島方面へ、槻木駅から阿武隈急行に乗車。東北本線に平行する路線で、運賃・所要時間もそれほど変わりません。沿線に目立った観光地は
ありませんが、沿線人口は東北本線より多そうで、地元の人にとってはこちらのほうが使いやすいのかもしれません。 -
福島に到着。駅前で全国展開ではない地元の老舗デパートが頑張っていました。
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駅ビルで昼食ののち、奥羽本線の普通電車で米沢方面へ向かいます。
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福島山形県境の板谷峠へのアプローチ区間です。福島市街地を見下ろしながら、大きく弧を描いて、高度を稼いでいきます。途中「力餅」で知られる峠駅に停車します。
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米沢で乗り換え、赤湯駅に到着。以前赤湯の温泉街まで歩きましたが、20分以上かかった記憶があります。バスが頻繁に走っている様子もなく、タクシーでのアクセスが合理的だと思います。
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赤湯駅から山形鉄道に乗車。利用はそれなりにありますが、ディーゼルカー1両の運行で、阿武隈急行よりローカルムードの強い路線です。
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車内の様子。途中から高校生で満席になりました。
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ずっと田園地帯を走り、最後に北上川を渡ると終点の荒砥です。
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荒砥駅舎です。こうして見ると美しい駅舎で、周囲の風景にもなじんでいました。
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山形行のバスまで時間があったので、駅周辺を散歩。
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JR時刻表の地図などでは、荒砥まで行っても接続の交通機関がないように見えますが、実際にはバスが走っており40~50分で山形駅までいくことができます。
もしかしたら山形鉄道とJRの乗り継ぎルートに誘導したいという意図があるのかもしれませんが、バス会社も厳しい運営でしょうし、旅行者には折り返しより周遊ルートが組めるほうが楽しいものです。 -
高速バスタイプの車両で快適でした。
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山形駅のコンコースにあった「平田牧場」というとんかつ屋で夕食。半額のタイムセールがそろそろ終わるという時間帯で急いで入店。
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とんかつだけなら550円(税抜き)。定価の1100円でも疑問を感じないような内容でしたが、こんな値段でいいのかと余計な心配をしてしまいます。
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山形駅から徒歩で山形国際ホテルへ。素泊まり4500円の部屋にしたので、シンプルですが、フロントや食堂は広々としていてシティホテルらしい雰囲気でした。
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部屋からの山形市内の夜景です。
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朝利用したスカイマークは「新体制」2年の記念日だったようで、搭乗口で粗品進呈がありました。部屋でいただきました。
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翌朝の山形駅。
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今日はJRのホリデーパスを利用します。
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まず山形近郊にのびるローカル線「左沢線」で終点左沢を往復。
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左沢駅舎
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北山形までもどり仙山線に乗り換えて、山寺駅下車。名前のとおり芭蕉の句で有名な山寺の最寄り駅ですが、駅舎も写真におさめる価値がありそうです。
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駅舎に背を向けると駅前通りの先の山の中腹に山寺の建物が見えています。
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飲食店や土産物店のある道を5分ほどあるいて、山寺の入口へ。
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ここから本格的な参道がはじまります。
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急な階段がつづきます。西日本では「こんぴらさん」(香川県)が体力勝負の観光地の代表格のように言われていますが、駅から歩くと、こちらのほうが傾斜がきつく大変です。もっとも駅から山を登っていく観光地という点では「天空の城(跡)・竹田城跡」(兵庫県)はさらにきつく、ほとんど「登山」の様相でした。
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駅から30分ほどで到着。展望台のようになっているところで、何かのポスターで同じ構図があったように思います。
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さっき電車を降りた駅が眼下に見えていました。
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山寺参拝1
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山寺参拝2
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山寺参拝3
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仙山線で仙台へ出て午後は女川へ向かいます。
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震災後あたらしくなった女川駅。
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女川は震災前に1度だけ訪れたことがありました。当時から駅はやや高い位置にあり、海辺まで歩くと高潮だったのか、道路や駐車場が冠水していて驚きましたが、
地元の人は平然としていました。今回10年近く経っての再訪でしたが、まったく別の街のようでした。ただ写真のように観光客と思われる人が思っていたより多く活気が感じられたのが何よりです。 -
女川から石巻まで戻り仙石線のホームへ。左が従来の仙石線普通電車。右が途中から東北本線に入る、仙石東北ラインのハイブリッド車両です。
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普通電車で途中の高城町まで行き、徒歩で東北本線の松島駅へ向かいました。
途中東北本線へ向かう列車を撮影。 -
松島駅までは徒歩10分ほどでした。
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仙台をとおりすぎ、南の岩沼駅から臨空循環バスで空港へ向かいます。空港もよりの館腰駅を経由します。やはりアクセス鉄道だけでは不便という声があるのでしょうか、試験運行という形のようですが、上手に利用すればアクセス鉄道より安くて便利です。
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帰りのスカイマークは夜間飛行でしたが、月の美しい夜で、富士山の山容がくっきりと見えたのが印象的でした。スカイマークのように事前座席指定無料の飛行機に乗るときは行きも帰りもA席など同じ側の窓側にすると、必然的に往復で両側の機窓を楽しむことができます。今回のスカイマークは往復で11000円とLCCとかわらない値段でとることができました。
2018年8月以降の旅行記は「西浦特急鉄道と旅のブログ」に掲載しています。そちらもご覧ください。
https://www.nishiuraexp.com
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