京王百草園から高幡不動尊

2018/06/21 - 2018/06/21

京王百草園から高幡不動尊　古くからの名勝をつないで多摩丘陵を歩く

梅雨の合間、紫陽花の名所高幡不動尊に行ってきました。
1か所だけだと時間が余るので、聖蹟桜ケ丘から京王百草園を経由して高幡不動尊のあじさいを見るハイキングコースを考えました。

4時間強のハイキングでした。
くもり空の天気でしたけれど、きれいに咲いていている見頃の紫陽花が多くて満足出来ました。
歩数：17,800歩
距離：12.6ｋｍ

エリア 多摩(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

京王線聖蹟桜ケ丘駅　12:17

ザ・スクエアの角を左に曲がる。

聖蹟桜ケ丘駅 駅

一ノ宮渡し跡

この地点の北の多摩川にかつては一ノ宮渡し場があったという。

近くに咲いていた紫陽花

武蔵一之宮 小野神社　12:28

「延喜式」にも多摩郡八座のひとつとして記載された古い神社。

小野神社 寺・神社・教会

小野神社　随神門

武蔵国内には一之宮小野神社(当社:多摩市)を筆頭に、二之宮小河神社(現・二宮神社：あきる野市)、三之宮氷川神社(さいたま市)、四之宮秩父神社(秩父市)、五之宮金鑚(かなさな)神社(児玉郡神川村)、六之宮杉山神社(横浜市緑区西八朔)が編成されていました。

小野神社　拝殿

武蔵総社・六所宮(現・大国魂神社)の境内には、この６つの神社が祀られています。総社は、国内の神霊を一箇所に集めた神社で武蔵国の場合は、国府内にありました。六所宮の例大祭(くらやみ祭)では、境内に祀られている一之宮から六之宮の神輿が出御し、かつて６つの神社が六所宮に集結したようすを残していると思われます。

百草ファーム

日野市内で唯一酪農家「百草ファーム」です。
近くにジェラートアイス工房があり、自家製生乳（せいにゅう）を使ったをジェラートアイスは、大人気だそうです。

百草ファーム　

牛舎は道路からの見学はOKです。
道路に面した場所には小牛たちがいましたが怖くて近づけませんでした。

ノウゼンカズラ

京王百草園入口　13:00

階段を上って右手に入園受付があります。
入園料：300円
営業時間：午前9時～午後5時
定休日：水曜日

京王百草園 公園・植物園

江戸時代の享保年間、小田原城主大久保候の室だった寿昌院が松蓮寺を再建した際に造られた庭園。

園内案内図

1957(昭和32)年に京王電鉄の所有となったが、今も梅をはじめ四季の草木が多くの人々を楽しませている。

紫陽花　カシワバアジサイの二重

紫陽花

紫陽花

松蓮庵（しょうれんあん）

茅葺き屋根の暖かさが伝わり、人の心を和ませる雰囲気があります。

百草園 松連庵 グルメ・レストラン

松蓮庵　和室

松尾芭蕉　句碑

志ばらくは　花の上なる　月夜かな

若山牧水　歌碑

牧水の長男・旅人設計の歌碑です。

茶室三檪庵（さんれきあん）

秋田杉の無垢材をふんだんに使った茶室。

紫陽花

向こう側に見える門から、百草八幡神社へ入る。

百草八幡神社

11世紀に源頼義が造立したといわれ、奉安殿には国重文の阿弥陀如来像が安置されている。

八幡神社 (百草八幡) 寺・神社・教会

百草八幡神社

境内には幹まわり1ｍ以上もあるスダジイの巨木が何本もある。

百草台自然公園

丘陵の斜面を利用した公園。

紫陽花

園内の階段を上って行く。
パノラマ台からの展望は、今日はあまり見えませんでした。

東京都水道局　三沢配水所　配水搭

災害時給水ステーション（給水拠点）になっています。

日野市マンホール

市の鳥「カワセミ」を描いた汚水用マンホールの蓋。

多摩都市モノレール線

多摩センターから立川を経由して上北台まで19駅16ｋｍの路線です。

高幡まんじゅう本店

定番みやげ高幡まんじゅう。
茶はつぶあん、白はこしあん。

高幡不動尊入口

真言宗智山派別格本山、高幡山明王院金剛寺。
関東三大不動のひとつで、平安初期に慈覚大師円仁が開いたと伝えられる。

あじさいまつり
2018年6月1日～7月7日

高幡不動尊境内図

不動堂、鳴り龍が天井に描かれた大日堂、五重搭などが建つ。

仁王門【国重文】　室町時代

仁王門は当初楼門として計画されましたが、途中で計画変更され上層の主要部を覆うような形で屋根がかけられ近年まで外観は単層でした。
昭和34年解体復原修理の際楼門として復原され屋根も銅板葺きに変えられました。仁王尊は室町時代の作、楼上の扁額「高幡山」は江戸時代初期の運敞僧正「号泊如」の筆。

高幡不動尊 金剛寺 寺・神社・教会

手水所

不動堂【国重文】

康永元年(1342年)山中より移建。 不動堂は清和天皇に勅願によって、慈覚大師（円仁）が東関鎮護の霊場として山中に建立しましたが、建武2年(1335年)8月4日」夜の暴風雨により倒壊したため、当山中興第1世儀海上人が現在のところに移建した堂で東京都最古の文化財建造物です。

不動堂　内部

奥殿

千年ぶりの修復を終えた丈六不動三尊像を中心にたくさんの文化財を収蔵・展示する為の御堂で1階が展示室、2階が収蔵庫になっています。（月曜日休館）

奥殿　

不動明王坐像【国重文】平安時代

五重搭

満5年の歳月をかけて竣工した五重塔は、塔高39.8m、総高45m、和様、三手先出組、青銅瓦葺、平安初期の様式を模した美しい塔です。

高幡不動尊 金剛寺 寺・神社・教会

大師堂途中の紫陽花

大師堂

安永8年（1779）の大火以来230年ぶりに再建されました。

聖天堂

安永8年（1779）の大火以来230年ぶりに再建されました。

紫陽花

にこにこ地蔵

大日堂

大日堂は高幡山の総本堂です。

大日堂 大玄関　

鳴き龍天井や優れた彫刻群の鑑賞ができる。　
拝観料　200円

紫陽花

紫陽花と豊泉寮・知足庵

知足庵（茶室）の庭園　心字池

山門

紫陽花と山門

紫陽花

五重搭

芭蕉句碑

名月や　ふもとの霧や　田の曇り

新選組副長 土方歳三銅像

高幡不動尊 金剛寺 寺・神社・教会

四季の道入口

多種多様な品種のあじさいが見られる。
山あじさい6月上旬、中旬、あじさい、がくあじさい6月中旬～7月上旬。

紫陽花

紫陽花

紫陽花

紫陽花と五重搭

紫陽花

紫陽花

紫陽花

高幡不動尊境内散策案内図

紫陽花　シチダンカ

紫陽花　カシワバアジサイ

村沢夏風　句碑

むさし野の　雲ふはふはと　初不動

山内八十八ケ所 巡拝入口

四国八十八ケ所巡拝を模した山内の巡拝コース。
一番から八十八番まで巡拝してみます。

山内八十八ケ所 第一番

紫陽花と第六番

紫陽花に囲まれた第十二番

山内八十八ケ所巡拝路　第二十七番後の階段と紫陽花。

山内八十八ケ所巡拝路　第六十九番付近の紫陽花

紫陽花と第八十五番

紫陽花と大師堂と聖天堂

山内八十八ケ所めぐり　 第八十八番

一番から八十八番まで早足で約45分かかりました。
高低差があるのでちょっとした運動にもなり、ご利益も沢山あると思います。

弁天堂

弁天池の島に建つ朱塗りの小堂で、福徳弁財天を祀っています。

境内お土産屋

松盛堂、開運堂、あおいの三店が店を開いています。

京王線高幡不動駅　16:29

4時間強のハイキングでした。
くもり空の天気でしたけれど、見頃の紫陽花がきれいに咲いていて満足しました。