ナコーレンタサイクルで行く矢田寺

2018/06/17 - 2018/06/17

レンタサイクル×観光×ダイエット第2回。

「矢田寺というところが今の季節に見どころらしい」と昨日知り、行ってみました。

エリア 大和郡山・田原本(奈良)

11時ごろ、近鉄大和西大寺駅に着きました。
大和西大寺駅の駅ナカが充実していたことに驚きました。

南出口の階段を下って右に進むとすぐにレンタサイクルの標識が見えます。

係員のおじさんに「今日はもう電動のはなくなってしまったんですよ」と開口一番告げられました。
目的は運動なので「（普通車で）全然いいですよ」と答えました。
レンタルするためには連絡先の記入と身分証（免許証など）が必要でした。
また、どこに自転車を返す予定か聞かれました。

その後、どこに行く予定か聞かれたので、「ヤダテラ」と答えたらおじさんたちに「？？？」という反応をされ、しばらくして「ヤタデラに行くの！？」と聞かれました。濁点の位置が逆やった……

「矢田寺は遠いよ～」ということで、おじさんたちが観光地図に行き方を書いてくれ、しかもものすごく熱心に行き方を教えてくれました。
「ここは曲がって。間違えないように」
「ここは坂になっていて、ここはくだりでずっと行って～」
めっちゃ親切でおもてなしに感動しました。

最後に「健闘を祈ります」と言われました。
そんなに遠いんやろか？

おじさんに教えていただいた通り、高架を抜けて秋篠川を渡ると、自転車道がありました。

原則自転車＆歩行者（ランナー）しかいない道がずっと続いたので、ものすごく走りやすかったです。
しかも、左右に平城宮や唐招提寺、薬師寺を見ることができました。

おじさんが心配していた自転車道の曲がらなくてはいけない場所。
舗装が緑色なのでここは迷いませんでした。

西へ進むと郡山城がありました。
これより北・東の自転車道はほぼ坂がありませんでしたが、これより西・南はアップダウンがありました。

矢田寺に近づくにつれ、大渋滞が見えました。
どれくらいの渋滞かというと、郡山城あたりでバスに抜かされ、その後、暑かったのでコンビニで一服しましたが、この渋滞のときにバスを抜き返すくらいでした。

休憩を挟んで1時間弱で矢田寺に到着しました。

矢田寺の門前町から本堂まではずっと坂でした。
暑すぎるし、人もたくさんいて、自転車をこぐより疲れました。

今月は本堂特別拝観ということで拝観しました。
御朱印に並ぶ行列をかきわけて、本堂の中に足を踏み入れました。
ちょうどボランティアガイドのおじさんの説明が始まったところでした。
おじさんの話がとてもおもしろかったです。
本堂に安置されている仏像の来歴（なぜこの仏がセンターなのか）、縁起の説明、平安時代の仏像の保存状態がなぜよいのか、なぜ扉が板なのか……などなど、次々へと興味深い話が続いて、本当に来てよかったと思いました。
何よりガイドのおじさんの説明が通り一遍ではなく、本当に矢田寺のことが好きだというのが伝わってくる感じでした。

また、境内にはキャプションがほとんどなく、ガイドのおじさんが境内の来歴を話してくれたので、話を聞く前とは違ってとても興味を持って境内を見て回ることができました。

本堂の背後の裏山は、全長4キロくらいで一周できました。
一番上と思われるところからは奈良盆地が見渡せました。
反時計まわりでまわったので比較的楽に登れましたが、時計回りだと傾斜がかなりきついと思います。

あじさいは見事の一言。
ボランティアガイドのおじさんは「全国行きたいあじさい園1位に選ばれたんですよ。つまりみんな来てないということですが」と自虐していましたが、花好きでもなんでもなくても見とれるくらいでした。

なんと3時間も矢田寺で過ごしました。

帰りに奈良県立民俗博物館によりました。

展示が少し古いかな～という感じで、あまり人がいませんでした。

帰り道は唐招提寺のところで自転車道から外れ、垂仁天皇陵にも行ってみました。
写真では古墳を見たことがありましたが、実際には初めて見ました。
ちょうど烏が柵の上にいて、八咫烏なんかなと思いました。

17時半ごろ、大和西大寺駅に戻り、自転車を返却しました。