2018/05/15 - 2018/06/08
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アーサーさん
ツアー旅行の団体行動に体力的自信を失い、それでもミス覚悟の個人旅行の意欲は未だ消えない 団塊世代の北欧(5カ国周遊)旅行記。
旅行の日程は
最初3日間 コペンハーゲンを訪れ、次の12日間で ベルゲン・レイキャビックなどをクルーズで訪れ、最後の11日間で オスロ・ストックホルム・ヘルシンキを訪れた。
それなりに 北欧の特殊な雰囲気は感じられたと思う。参考になったと思う。
本編は 三部作予定の 一編目。旅行の準備からコペンハーゲンまで。
北欧のゆっくりした雰囲気で書いてみたい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(0)準備編ー1
4年前の秋 ロシア旅行のついでに 数日フィンランドを訪れた。列車でフィンランド領に入ると その両国の「豊かさ」の差に驚いたことがあった。それ以来 北欧諸国には一度行ってみたいと思っていた。(「そして ロシアからフィンランドに」https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10943322/)参照
折に触れ 北欧関係の書物を 読んでいたが 年老いた頭には 良く分からない。現在の日本との「差」「違い」があるようだがクリアーではない。やっぱり行って触れてみるかと勝手に思った。 -
(0)準備編ー2
去年の9月 JALのマイルが 貯まり、夫婦でビジネスクラス利用で欧州路線の搭乗が可能になった。(私も結構 真面目な陸マイラー。)
ちょっと北欧の旅行費用を調べてみると 宿泊費を含めて想像以上に高い。北欧にゆっくり滞在したいが どうも無理みたい。それで 体力的にも楽な北欧クルーズと組み合わせることにする。クルーズコムのサイトで「ヨーロッパ北」から ロシア航路を除き 夏の期間で 候補を検討する。
その上で 幅を持って JALに予約の電話をしたが、空き席が全くない。唖然。呆然。それでも 数日繰り返し電話して、幸運にも 同じワンワールドのフィンエア利用で 期間24日間で 5月15日発を確保する。
予定していた期間よりも短いし、季節も早いが やむを得ない。
写真は送られてきたEチケット。フィンエア利用で必要マイル数も少なくて済み、ヘルシンキ→コペンハーゲン 及びストックホルム→ヘルシンキの航空券も含まれたのはラッキー。 -
(0)準備編ー3
それから 取りあえず クルーズコムに5月18日コペンハーゲン出航、5月29日帰港のMSCのクルーズを申し込む。12日のクルーズ期間中 終日航海日が4日もあり、MSC自体も3回の乗船経験もあり 夢が無いが 他に選択出来るクルーズは無かったのでやむを得なかった。
それでも しつこくクルーズコムのサイト等で他のクルーズの可能性、または MSCの価格の下落を追いかけたが キャンセル可能日までに 現出しなかった。
クルーズコムとの契約は2度目と言うこと有り スムーズ。MSCとのオンラインチェックインもスムーズ。
写真は MSCとのオンラインチェックインの際 送られてきた書類。 -
(0)準備編ー4
「行程表」の内 ブルーのクルーズの部分は決まったので 次に 各訪問地の決定と宿泊日数、ホテル、移動手段の検討に入った。
旅行期間が減少したので 各国の首都訪問を中心に考え 移動は単純な航空機利用とし、ホテル等の情報入手に努めた。
ホテル代の節約のため、航空機予約と連動して割引される エクスペディアを利用して ホテルの仮予約を行なった。エクスペディアは過去に何度も使用していて キャンセルもし易いので 今回も使用。
写真は いつもの自作「北欧工程表」(一部)。歳取り 記憶力に不安があるので なるだけA4一枚の 用紙内に必要なことを記入して 旅行中も持参して参照した。 -
(0)準備編ー5
更に 北欧関連のネットのブログ等を読み、予約の必要なものを手配した。
クルーズのエクスカーションについては 個人で時間管理が難しい 3カ所をMSCで予約。観劇関係では ネットで公演予定を調べ、コペンハーゲンのオペラ座の「オセロ」のみを予約。あと 空港からの列車切符や 「ストックホルムパス」など事前に日本で手配した。
写真は今回手配した「チケット類」一覧表。 -
(0)準備編ー6
今回 重宝したのは ブログに記載された ロッカーの使い方や、行き方情報等をスマフォで写真に撮り、スマフォ内に記憶させ、現地で必要な時に開けて確認する方法。
若い人は簡単に利用しているらしいが ネット接続も不要で 私も有用であることが分かった。
写真は ブログに掲載されていたヘルシンキのマリメッコ本社への道順。この情報のおかげで道を間違わずに行けた。有り難かった。 -
(1)5月15日(火)ー1
荷物の用意では レイキャビックが日本の真冬に近く、帰国する6月上旬はほぼ日本の夏、船の中ではそれなりの「ガラ(フォーマルの日)」の用意も必要で 着るものが増えると妻がぼやいていたが 出発2日前に宅配便で荷物を出してからは 諦めもつき いつものなるようになるの気分。(未開の地に行くわけじゃ無しと。)
写真は 恒例の「空港アクセス特急」。これに乗るときから 私の異国への旅は始まる。
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(1)5月15日(火)ー2
フィンエアのカウンターで ラウンジはJALとカンタス航空のどちらかを選べると聞いたので 10年前にカンタス航空のラウンジを利用出来なかった思い出もあり、リベンジにカンタス航空を選択。やっぱりJALと比べると見劣りはした。(JALが世界標準以上?)
写真の朝食を戴き、無事に帰ってこられることを願って出発。 -
(1)5月15日(火)ー3
搭乗機はエアバスA350。
ビジネスクラスのシート中央部分に荷物収納トランクが無くて 客室に開放感があった。 -
(1)5月15日(火)ー4
席に着くと ウエルカムの飲み物。シャンペンを選択するのが普通らしいが 飲めない私はジュースを選ぶ。イッタラのグラスに、マリメッコのポーチ、スリッパ、寝具とフィンランドデザインに囲まれ 気分は高まる。
ポーチの中には アイマスク、携帯歯ブラシセット、ケースに入った耳栓、ロクシタンのクリームが入っていた。
シートが少し窓側に向いて 設置されているので 視線の意識で個室感が生まれている。 -
(1)5月15日(火)ー5
離陸後暫くして 食事の時間になり、前菜から始まる。
日本食を 希望したが 予定数に達したとかで 残念ながら洋食になる。
後で知ったが、搭乗前に予約して 確保しておく方法があったようだ。
(乗り慣れていない 新型のビジネスネ席については 事前にネットの航空会社ホームページから 操作環境を軽く知っておいた方が楽と思った。モニターの操作など随分分かりやすくなっていたが それと同じ程度に 提供してくれる機能も増えている。私は機中でWI-FIを接続できなかった。)
詰め込んでいるという感覚が無く 食事は優雅に満足して 戴けられた。 -
(1)5月15日(火)ー6
座席を水平にして 映画を一本見て、ストレスフリーの音楽を掛け 微睡だが 熟睡はやはり無理。(良質のヘッドフォン利用で 心地よく音楽に包まれた。)
着陸 2時間前近くに 朝食を供される。年寄りには負担の少ない量で助かった。 -
(1)5月15日(火)ー7
乗り換えの ヘルシンキ空港では皆さんの流れに沿って EUシェンゲン域への入国手続き。パスポートコントロールの自動機器が壊れているとかで 全員窓口に殺到。私は 元々2時間以上の乗り換え時間が有ったが 長い列に並んでいる人の中には 時間に間に合わなくなったと殺気立っている人達もいた。
パスポートコントロールを抜けると 嘘のような 普通の世界共通のタックスフリーの華やかな売り場が広がる。
私は フィンエアのラウンジに行き、一息付いてから コペンハーゲン行きの飛行機に搭乗。
写真はフィンエアのラウンジ。ラウンジ内は 夕刻で慌ただしく現役のビジネスマンが出入りしていた。 -
(1)5月15日(火)ー8
飛行機は横3列×2の座席しかない小型機。ビジネスクラスと言っても カーテンで仕切られ 隣の席が空席扱いになっているだけのショボい扱い。(実質的にコストを支払わずにに乗っているのだから 文句を言う筋合いでは無いが。)ビジネスクラスの実際の搭乗客は少ない。
座席から飛行機の操縦席が見えたので 写真に撮る。 -
(1)5月15日(火)ー9
それでも ビジネス席だけ 夕食が配られる。家を出てから6回目の食事で気が引けたが ホテルは食事無しなので 取りあえず戴く。それなりに暖かく美味しかった。 -
(1)5月15日(火)ー10
現地時間 そろそ夕刻の6時頃だが 外は明るい。下を見ると 黄色く光るエリアが広がる。何かなと不思議で写真に撮ったが 後日 地上で見ると菜の花畑だった。デンマークは農業国の側面もあった。
飛行機は定刻 18時25分コペンハーゲンに着陸。入国審査は無く 直ぐに手荷物場へ。 -
(1)5月15日(火)ー11
地下鉄のプラットフォームへ上がる前に コペンハーゲンカード48時間を購入するために 「空港インフォメーション」を探したが 「i」のマークは色々と有ったが 無関係で 居合わせた係の人に尋ね ちょっと離れた「インフォメーション」に行き、購入。(人々の応対は親切。)
写真のように 地下鉄と言っても 最初は地上を走行。 -
(1)5月15日(火)ー12
眠たい頭で驚くのが 地下鉄内のカラーがシンプル。車内に掲示された情報量も単純。先進国へ来たなぁの感じがする。
(今回のコペンハーゲンの旅行で 私はこの地下鉄をよく利用した。バスはあまり利用出来なかったが 地下鉄駅はホテルにも近くて 便利だった。) -
(1)5月15日(火)ー13
ホテルはニューハウン近くのHOTEL SKT.ANNAE、COPENHAGEN。 地下鉄駅「Kongens Nytorv」から歩いて 約10分。(スーツケースを持って 石畳の道を歩くと もう少し掛かったが。)観光に立地は最適。
写真は翌朝撮影。 -
(1)5月15日(火)ー14
古い 継ぎ足しだらけの構造のホテルだったが、バスタブも有り、私は満足。 -
(1)5月15日(火)ー15
翌朝の朝食と 飲料水を買いに 直ぐ近い食料品店に行く。日本の感覚ではコンビニなのだろうが 何となく店の人は親切。
夜は 白夜の様だったが とりあえず「無事に着いた。」と安心し 疲れて熟睡。
写真は近くの小さな食料品店。 -
(2)5月16日(水)ー1
朝 8時頃起きて 9時過ぎホテルを出て、観光スタート。
歩いて5分位のニューハウンは コペンハーゲンの代表的な観光地だろうけれど まだ眠っていた。
写真は 静かなニューハウンの運河。 -
(2)5月16日(水)ー2
水上バスで運河観光をしながら、カステレット要塞の横を歩いて 「人魚の像」に行く予定だったので 利用した ニューハウン国立劇場横の水上バス992番の乗り場。掲示された時刻通りに水上バスがやってきた。(バスは名前の通り 庶民の足のようだ。) -
(2)5月16日(水)ー3
実際 自転車利用の客が多数降り、愛犬帯同の客も 普通に乗り降りして 庶民に日常的に使われていることに驚く。
水上バスは「オペラハウス」に寄り、運河の裏通りを通り、要塞近くに止まり、降りた。暫しの間 コペンハーゲンの裏側を覗いた感覚だったが それほど「荒れた」感覚では無かった。街全体に整理整頓が行き渡っている感じ。 -
(2)5月16日(水)ー3
10時前だったので 私達以外誰も居なくて 静かに「人魚」と対面。
朝の陽光に照らされて 岩の上で 暫し物思いに沈む「人魚」の雰囲気。
これで 世界3大がっかりさんとの対面を すべて終了。
私は別にがっかりはしなかったけれど。 -
(2)5月16日(水)ー4
それから 近くの公園で「レンタルサイクル」を見掛ける。
確かに 良い方法だけれども 年寄りには ちょっと怖すぎる。コペンハーゲンの方の自転車スピードは速すぎる。妻には無理と諦める。
(北欧各地で「レンタルサイクル」のステーションは数多く見掛けた。普及は進んでいるのだろう。日本でも 移動の一手段を広める意味で 普及が進んで欲しい。) -
(2)5月16日(水)ー5
それから 直ぐ近くのカステレット要塞址に降りていき 散策。公園は市民の軽運動場の感じ。 -
(2)5月16日(水)ー6
反対の南側から要塞址を退出。
それから 10時開館予定の「デザイン博物館」へ行くつもりだった。
写真は振り返って 要塞の門を写す。五稜郭に似ていると言えば 壕のレイアウトが一部 似ていた。 -
(2)5月16日(水)ー7
堀では白鳥が優雅に2羽漂っていた。 -
(2)5月16日(水)ー8
外周の公園では 幾つかの大きな植木鉢に花が寄せ植えされて チューリップが終わっていた。
そちらに気を奪われ、「マップス・ミー」の地図情報も間違えて理解し、歩んでしまう。引き返すのも面倒になり、当初の「デザイン博物館」へ行くのを諦め、国立美術館を目指す。 -
(2)5月16日(水)ー9
途中道を尋ねながら 30分程掛けて着いた美術館はまだ開館していなかった。(11時開館) 美術館を見学する元気も失い、それで敷地が斜め向かいの「ローゼンボー離宮」に行く。
写真はまだ開館していなかった 巨大な国立美術館。 -
(2)5月16日(水)ー10
離宮もまだ開館していなくて 周囲の庭園を散策。 -
(2)5月16日(水)ー11
ヨーロッパ式の庭園では 花の季節が終わったのか 少し面白くなかった。日差しも強くなった。持参していたペットボトルの水も飲み干す勢い。 -
(2)5月16日(水)ー12
時間が来て 離宮内を見学。早いので 中は ほぼ独占状態。
ただ 王宮の室内装飾には感心したが それだけ。 -
(2)5月16日(水)ー13
別の入り口から入り直した 王冠などの展示品には恐れ入った。
豪華絢爛。 -
(2)5月16日(水)ー13
さすがの一言。
個別の警護の人もいて 「本物」に見入る。 -
(2)5月16日(水)ー14
それから 歩き疲れて 近くの「Nyrreport」の駅前で昼食(サンドイッチ)を兼ねて休む。ライ麦パンが美味しい。
「Nyrreport」駅はエストー(国鉄)と地下鉄との乗り換え駅で人が行き交う。
パン軽食店でトイレを借りようとしたら、セブンイレブンの店を紹介され、行ってみたが トイレが分からず、マックに入ったら トイレドアに暗唱暗号が必要で躊躇していたら 近くの客が教えてくれた。助かった。(デンマーク人の「お節介」初経験。) -
(2)5月16日(水)ー15
地下鉄で次の目的地「Christianshavn」駅へ向かう。
地上に出てみたら 運河沿いの 街で普通の感じ。 -
(2)5月16日(水)ー16
ついでに 駅近くの「救世主教会」に参拝。
やっぱり、高さ90Mのらせん状の「塔」には上ってしまう。
簡単な手摺りだけの外部階段は 上部に行くと 階段幅が狭くなり、ちょっと恐怖を感じた。 -
(2)5月16日(水)ー17
塔の上から 街の中心部方向を写す。
新しい高層ビルは見当たらない。運河があって、昔の建物が残っている。
(看板、ネオンサイン、の類いは見当たらない。) -
(2)5月16日(水)ー18
街の海方向を写す。土地の高低差が余りなく すっきりと広がりの続く街。 -
(2)5月16日(水)ー19
眼下を北東に方向に写す。今回コペンハーゲンに来た目的の一つ、クリスチャニアが左下側に写っている。
確かに 開発はあまりされていない。取り残された感じ。 -
(2)5月16日(水)ー20
写真はクリスチャニアの入り口の一つ。派手なペイントが目立つ。
ここから 「住民による自主管理優先」「(デンマークからの)治外法権」的なエリアが展開されるのかと少し緊張する。 -
(2)5月16日(水)ー21
クリスチャニアの街中には観光客が多く歩いていて、子供達も引率されて見学していた。確かに車は排除され、自転車が運搬手段の中心。土地、建物の所有区分も明確では無さそう。ドラックもどきが売られていても不思議ではなさそう。
観光客目当ての露店も見られ、価格は安くはない。 -
(2)5月16日(水)ー22
ただ私には居心地は良くなかった。移動手段に車等を使えないのはつらい。芸術的表現であっても 「汚い。」と紙一重。それから 道路などの公的インフラにお金が充分回っていない。
疲れて チベット仏教の「タルチョ」の旗めいていた カフェで休憩した。
そこで たまたま大きな犬に吠えかけられた。飼い主は叱りつけて 私に実害は無かったが 異境のおかしな風体をした老人を犬は警戒したのだろう。「私」と「動物」が一対一で面したとき 私を守るものの少なさを感じた。「国」の果たす側面
も思った。そういこともあり その実験エリアを早めに引き上げた。
ただ そういう「実験エリア」を それなりに認めるデンマーク社会の懐の広さは羨ましかった。 -
(2)5月16日(水)ー23
それから タクシーを拾い、都心の「クリスチャンスボー城」へ行く。
写真はタクシーを降りた 正面側入り口。 -
(2)5月16日(水)ー24
お城の入場口は右側から有ったのに 私は併設されている国会議事堂側に回ってしまい ほぼ一周した。広くて嫌になる。
写真はお城入城口。 -
(2)5月16日(水)ー25
城内だけを最短ルートで見学。 -
(2)5月16日(水)ー25
現在も行事に使われているとかで 現役感の残る施設。 -
(2)5月16日(水)ー26
それから 時間が有ったので、歩いて近くの 「国立博物館」へ行く。
写真は入り口。 -
(2)5月16日(水)ー27
テーマ毎に 数多く展示。
子供の「おもちゃ」のテーマとか 「お菓子」のテーマが珍しかった。 -
(2)5月16日(水)ー28
古代の発掘物には 日本の 埴輪を思い出されるものがあった。 -
(2)5月16日(水)ー29
博物館の建物自体が天井から光りを取り入れ、回遊型の大きな空間を演出。
それから
博物館からホテルには 疲れたのでタクシーで帰り、シャワーを浴び、さっぱりして夜のオペラ観劇に備える。 -
(2)5月16日(水)ー30
朝のルートを同じ水上バスを使い、オペラハウスへ午後7時前に行く。
写真は斬新なデザインの建物。地下5階、地上9階とか。 -
(2)5月16日(水)ー31
最上階はレストランになっていて、7割ほどの席は埋まっている。予約はしていなかったが なんとか潜り込む。
簡単そうな料理だったが 家庭的な味がして 美味しい。 -
(2)5月16日(水)ー32
レストランの入り口で 予約も無く、デンマーククローネの現金も持っていなくて (システムトラブルでクレジットカード決済が出来ないらしい。)躊躇されたが 女性のマネージャーが現れ、地下のATMに案内されて 現金引き出しをサポ-トしてくれる。それも駄目で、良く分からないが 後方のレジに案内され 私が店から現金をカードで借りた形で レストラン利用が可能になる。
日本ならば 店の人は 外国人に ここまでやってくれるだろうか?他の客で売り上げを作る方に努力をするのではないだろうか?(デンマーク人の「お節介」二度目の経験。)
写真は 食後のコーヒーとデザート。 -
(2)5月16日(水)ー33
午後8時から 「オセロ」は開幕。私は5階席の安い料金だったが、結構満足して見れた。(眠たくて 半分頭は眠っていたが。)劇自体は単純なストーリーでわかりやすい。
5階席は3割程度の空席。
アムステルダムにあるコンサートホール 「コンセルトヘボウ」の体験から 時間が来たら 良い空席にお客は動くのかなぁと半分期待していたが、それは無かった。 -
(2)5月16日(水)ー34
写真は 幕間のロビー風景。
再開する時間が 遅れ気味。
日本人の私は時間に正確で無いことに気にしているが どうもこちらの人はそうでもなさそう。 -
(2)5月16日(水)ー35
夜 10時過ぎ終演し、外に出れば まだ夕焼けが残っていた。
対岸のフデリクス教会の偉容もシルエットが見える。
幸いなことに 水上バスの臨時便が運行されていて 簡単に 対岸に戻れた。
ニューハウンの波止場の飲食店は 新しいお客を迎えて 更に盛り上がる。
そのざわめきの横を 歩いてホテルに帰る。
今日は良く歩いた。部屋に戻り、万歩計を見れば 3万歩を越えている。
風呂に入る。足を充分ケアして眠る。(バスタブは有り難い。) -
(3)5月17日(木)ー1
朝起きて 地下鉄で国鉄の乗り換え駅「Nyrreport」へ行く。
昨日のランチを食べたパン屋に行くが まだ閉店中。それで 近くのカフェに入り、セルフのパン朝食を選び、レジに並ぶ。ところが「アメックスカード」が使えない。たまたま 妻も私も 今日はそれ以外のカードを持ってきていない。現金も持っていない。仕方が無いので 商品を返し、マックに行くが アメックスは使えない言う。アメリカ系なのに信じられない。 周辺にある 銀行のATMで現金を借りようとするが すべてアメックスは取り扱い無しで拒否。ホテルに取りに帰るしか方法はないと とぼとぼと歩いていて 「JOE & THE JUICE」の店に出会い ダメ元で入ると 何の疑問もなく「使えます。」と返事がある。ホッとして朝食をオーダーする。(JCBは勿論だが「アメックス」も北欧諸国では使えないときがあった。)
写真は やっと手にした「スムージー」と「コーヒー」と「ライ麦サンドイッチ」の朝食。高かったが美味しかった。
(他の北欧諸国の繁華街等で「JOE & THE JUICE」の看板を見掛けて、あの店に行けば 何とかなると自分で言い聞かせた。) -
(3)5月17日(木)ー2
それから デンマーク国鉄(エストー)「Sのマーク」の駅に行き、Eラインの「Hillered駅行き」を待つ。「Nyrreport」駅のプラットフォームは 一つで 上下線別しか分離されていなく、同じ所に各ラインの列車が連続して入線し出発する。日本人には珍しい状況。
写真は ラッシュ時間なのか 定刻より遅れて 入線する エストーのEライン列車。 -
(3)5月17日(木)ー3
電車内には 普通に自転車置き場が各所にあり、通勤客が利用していた。 -
(3)5月17日(木)ー4
Eラインの終着駅「Hillered駅」で降り、駅構内に隣接した バスターミナルで「フレデリスクボー城」行きの市バスに乗る。
運転手の方が 同じ302番でも 向こうの302番の方が 回る方向から 早く着くと教えてくれる。親切。 -
(3)5月17日(木)ー5
湖の向こうに お城が見えてくる。 -
(3)5月17日(木)ー6
開門は10時からなので 入り口は閉じられたまま。 -
(3)5月17日(木)ー7
妻は広い庭園の公園を散策したが、私はお城の横の芝生で寝っ転がって 開門を待つ。
お城は16世紀頃 原型が出来上がったとか。 -
(3)5月17日(木)ー8
時間が来て入場する。
お城の中の礼拝室はさすがに立派。
日本のお城では「仏間」はこんなに広くないなぁ、とあんまりに無関係に思う。
お城は19世紀に改造・修復されたとかで おとぎの世界の雰囲気。 -
(3)5月17日(木)ー9
本日は観光盛りだくさんに予定していたので じっくり見学しないで ザーと見て退出。 -
(3)5月17日(木)ー10
出口近くで お濠の所に白い花が咲いていて それを 入場してくる中国人観光客が群がって 写真を撮っていたので 私も「絵」になるかなぁと写す。
実際 今回の旅のいろんな所で 中国人観光客の圧倒的な数に出会った。中国に現出している中産階級の数の巨大さは はっきり認識しなければいけないと自覚した。
「ニィハオ」「シェシェ」と言われて 「こんにちわ」「ありがとう。」と 言い返して抵抗しているが フランス人が日本で「ハロー」「サンキュー」と言われて 「ボンジュール」「メルシー」と言い返して抵抗するようなものかもしれない。
私の抵抗は ほぼ自己満足の無駄な抵抗。 -
(3)5月17日(木)ー11
それから バスで「Hillered駅」に戻り、ローカル線で 次の目的地「フリーデンスボー宮殿」に向かう。その時 予定していた出発時間と近く、行き先表示も近かったので よく確認せずに乗り込む。乗り込むと直ぐに電車は発車。 -
(3)5月17日(木)ー12
途中、黄色に光る菜の花畑が延々と続く風景も見る。
先日 飛行機から見た黄色の広大なシート模様を納得。 -
(3)5月17日(木)ー13
途中 マップスミーの地図情報からおかしいと疑っていたが 路線図で計画していた 「Hillered駅」から3番目の駅は 「フリーデンスボー駅」ではなかった。
間違ったローカル線に乗ったようだ。
慌てて 「Hillered駅」に戻り 駅にいた人に尋ね 30分以上時間ロスをしたので 「フリーデンスボー宮殿」に行くのは諦め、ヘルシンオアの「クロンボー城」を目指し、ローカル線を乗り換える。
写真は 間違えて降りた ローカル線の「とある駅」。ディスプレイの表示が間断的にしか現れないので 心配だった。 -
(3)5月17日(木)ー14
乗り換えたローカル線も人家の少ない所を ゆっくり走る。途中「フリーデンスボー駅」も通過したが 駅から宮殿まで歩いて約15分位掛かるらしくて 最終的に断念。 -
(3)5月17日(木)ー15
ヘルシンオアの駅に着き、海岸沿いを歩いて「クロンボー城」に目指す。
ヘルシンオアの街は結構大きな港湾都市。大型フェリーが入出港していた。
写真は港の向こうに見えてきた「クロンボー城」(ハムレットの舞台になったとか。) -
(3)5月17日(木)ー16
疲れも有り、先にランチを取ろうと入った港湾地区の商業施設。 -
(3)5月17日(木)ー17
出されたデンマーク料理は値段もそれなりだが ボリュームも凄い。家庭的で豆も
多用。
写真は二人分。シェアして十二分。 -
(3)5月17日(木)ー18
食後向かったお城の入り口。
残念ながら 本日は 特別なお休みで閉門。
若い男女の銃を持った兵士に閉門を告げられたので 理由を聞きそびれた。 -
(3)5月17日(木)ー19
未練たらしく 写真だけでも撮ろうと近づいたが 写真も逆光。
周辺をぶらついて 駅に戻る。 -
(3)5月17日(木)ー20
それから ブログで「世界一の美術館」と絶賛されいた「ルイジアナ現代美術館」に行くため ヘルシンオアの駅から「長距離路線」に乗る。
列車が偶然に国際列車の感じ。車内のデザインも落ち着いていて、乗車している女性の車掌さんも様相が近郊列車と異なる。
日本人には珍しい体験。
写真はその国際列車。 -
(3)5月17日(木)ー21
私は 短い乗車時間で「Humlebak駅」に降りて それから バス便もあるみたいだったが、皆さんが歩かれるので 一緒に案内表示に従って 歩く。
気温も上がり、面白くない街道沿いの道なので 結構疲れる。 -
(3)5月17日(木)ー22
着いた先は 美術館と言うより 岬の公園のイメージ。
広い高低のある園内に施設が点在。
多くの人が 公園の丘から海を眺めて ボーとしている。 -
(3)5月17日(木)ー23
広い園庭には野外展示芸術品が散在している。
その傍らで 軽い食事とおしゃべりを楽しむ多くの人。
そいいう意味では世界一かもしれないが 美術館としては もう一つと思った。 -
(3)5月17日(木)ー23
私も皆さんにならい、セルフの軽食を選び、太陽の光は避けたかったので室内で ゆっくりする。(室内も満席状況。) -
(3)5月17日(木)ー24
それから 折角来たので 元気を出して 見て回る。
館内の美術品の展示は期待が大きかっただけに 失望した。
見るべきものは ほとんど無い。 -
(3)5月17日(木)ー25
庭の「シダ」の元気の良さと それを効果的に配置していることに驚きはしたが。 -
(3)5月17日(木)ー26
美術館を出て、街道に戻ったとき 「Humlebak駅」へ向かうバスが丁度出発したところだった。多くの人が並んでいることだから 何とかなると 反対方向のバスを待ち、乗車。
その 途中のバス停で 若いお母さんがベビーカーで乗車してきた。すると写真の赤い服を着た老女に近い女性が 立ち上がり、跳ね上げ式の簡易座席を収納して ベビーカーのスペースを作る。そして普通に若いお母さんと会話している。ちょっと日本人には信じられない風景だった。老人より子育て優先?老人の謙虚さ? -
(3)5月17日(木)ー27
それから 海岸沿いの綺麗な住宅の中に、藁葺き風の屋根を用いた家が散見された。この地の気候に向いているためだろうか?日本では歴史的遺物として「藁葺き屋根」は残っているが 維持のコストからか 一般的には淘汰されていったが。
バスは少し遠回りして ヘルシンオアの駅に着き、再度 コペンハーゲン行きの列車に乗って帰った。今度は普通の近郊列車だった。 -
(3)5月17日(木)ー28
時間が少しあったので コペンハーゲン中央駅まで 列車を乗車して、「チボリ公園」に触れてみることにする。
写真はコペンハーゲン中央駅の正面出入り口。 -
(3)5月17日(木)ー29
「チボリ公園」の出入り口は中央駅の出入り口と横断歩道で直結。(写真の通り。)
日本で言えば 東京駅の丸の内ビル街の一角が「遊園地」になっている。都市計画の発想の違いに驚く。「社会は何を優先するのか?」その価値観の違いを 考えさせられた。 -
(3)5月17日(木)ー30
「チボリ公園」そのものは 短時間の滞在だったし、私自身が「遊園地」を身近に感じていないので、興味を引きつけるものはなかった。むしろ狭さ、古さを感じた。
ただし、雑種な人達が 午後7時頃だけれど 多く入園していた。子供を連れた人を見て 仕事帰りの家族連れ?の日本では余り見慣れない風景だった。 -
(3)5月17日(木)ー31
中央駅に戻れば 欧州の他の国の首都の駅と同じ風景。構内に少し自転車が多かったが。
それから「Nyrreport」駅に戻り、地下鉄に乗り換え 「Kongens Nytorv」駅に戻る。 -
(3)5月17日(木)ー32
「Kongens Nytorv」駅到着で 私の「コペンハーゲンカード48時間」利用は終了した。その間 タクシーを除き、交通費、入場料などの観光費をカバーして呉れた。切符購入の手間がいらず 気分的にも楽だった。
それから 写真の 駅に隣接する百貨店「Magasin du Nord」に立ち寄る。 -
(3)5月17日(木)ー33
店内をザーと見て 階下の食品売り場で 夕食用の商品を探す。
百貨店部分は素人目に見て 日本より優れているとは思えなかった。 -
(3)5月17日(木)ー34
食品売り場は百貨店らしく高品質の演出。但し日本と比べて割高。ニューハウンでニシン料理を食べるプランもあったが 疲れていたので 夕食用にパンを買って帰る。 -
(3)5月17日(木)ー35
ホテルの部屋のポットでお湯を沸かし、部屋に用意されたコーヒーなどのパックで飲み物を作り、買ってきたパン等で夕食とする。くつろぐ。
窓から 外を見れば 午後9時近いが明るい。ただ太陽の光の力は弱くなっていた。
本日も25千歩歩いていた。 -
(3)5月17日(木)ー36
それから 明日の朝食と飲料水ボトルを買いに近くの小食料品店に行く。
レジでお金を払うとき お釣りの小銭が貯まっていたので 手間取ったが 硬貨を集めて支払った。それを見ていた女店員さんは 私の小銭入れを指差し、紙幣に替えてあげると申し出てくれて 硬貨を合計して紙幣にしてくれた。たまたま他に客も居なくて 暇だったのからかもしれないが 私は有り難かった。(デンマーク人の「お節介」三度目の経験。)
写真はホテル前のオープンカフェ。わたしはここで椅子に腰掛け、煙草を吸った。今晩は午後10時近くて もう客は誰も居なかったが 気分は良かった。 -
(4)5月18日(金)ー1
ゆっくり起きて 9時前にホテルに荷物を一旦預け チェックアウトする。
今日の最初の目的地が 都心部近くの「コペンハーゲン市庁舎」なので タクシーをホテルに呼んで貰う。
ところが 近くのニューハウンの港で タクシーは止まる。橋が跳ね上げ式で 船が橋の跳ね上げられた下を数隻通りすぎていく。
話しに聞いていた勝鬨橋の景色とよく似ていたもの。珍しくはあったが、車は15分ぐらいその場に停車。デンマーク流に私も諦め ゆっくり待つ。
(ただ 昨日 似たコースで1,000円余りのタクシー代だったが、本日は3,000円を超える。折り合いの方法にはそれなりのコストも掛かる。)
写真は復旧した橋の通行。 -
(4)5月18日(金)ー2
到着した 市庁舎は随分堂々とした建物。1905年完成したもの。 -
(4)5月18日(金)ー3
市庁舎の広いホールではパーティ会場の設営準備が進められていた。現役の施設として 使い続けられていた。(日本では どうなのだろう?) -
(4)5月18日(金)ー4
それから コペンハーゲンの繁華街 ストロイエを歩く。
朝 10時頃で 人通りもまばら。 -
(4)5月18日(金)ー5
10時になり、「レゴ・ストア」にも入ってみた。子供や孫がよく使っていた「レゴブロック」で馴染みもあり、関心も高かったが 店としてはそれ程でもなかった。 -
(4)5月18日(金)ー6
それから 「ロイヤル・コペンハーゲン」の店も覗いてみた。陶器は美しかったが 手が出ない。せめて お茶だけでもと 入っていったが開店したばかりで 落ち着きがなく パス。(写真は ロイヤル・スムーシ・カフェの中庭)
ストロイエの通り全体に 私は期待外れ。 -
(4)5月18日(金)ー7
アメリエンボー宮殿の方向に歩き、ニューハウンの入り口のところで 人垣があり、覗くと 何かのフェアなのか 子供達の体育的な催し物があった。はつらつと元気そう。 -
(4)5月18日(金)ー8
「旧王立劇場」のところで 中に入り、時間調整を兼ね お茶にする。この建物も18世紀建設され、バレ団の公演の現役とか。 -
(4)5月18日(金)ー9
アメリエンボー宮殿の敷地内で 正午から行われる衛兵の交代式を待つ。
時間になり ローゼンボー離宮から行進してきた衛兵の一団が姿を現す。
後方の建物は「フレデリスク教会」。
広場の警備の警官の姿は少ない。観衆が ロープなどの規制もなく 自律的に迎える形を整えている感じ。 -
(4)5月18日(金)ー10
直ぐ 目の前を衛兵は通り過ぎていく。正直 バッキンガム宮殿の交代式と比べ規模も違うが 兵士達の緊張感は余り伝わって来なかった。 -
(4)5月18日(金)ー11
日本で正月の参賀などで 皇居に入るときの物々しさを思い出す。二重橋を渡る前から 規制の連続。
ここデンマークでは ホテルに近道で帰りたかったので 式典は続いているが 暗黙の規制線を越えて 一時的に歩くことを警察官に了解を求めたら 簡単に認めてくれた。ここでは この式典の一方の主人公は観光客で有ることが分かっている様であった。 -
(4)5月18日(金)ー12
ホテルに戻り、預けていた荷物を受け取り、タクシーを呼んで貰う。
暫し ホテルの会議室のような空間で 待つ。
見渡せば このホテルが幾つかの建物で構成されていることが分かる。実際階高が異なり 床の段差を埋める処理をされていて 通路によっては迷路のように 折れ曲がっていた。
それでも デンマークはデザインの「すっきりさ」のような割り切りを一方の基本とし、持続させる「折り合い」の努力を続けている。それが「ゆとり」を生み出しているのかなぁ と思った。
タクシーが来て 予約しているクルーズ船の乗り場に向かった。
(クルーズ編に続く)
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