2018/06/26 - 2018/07/05
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falcon38さん
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以前から観たかったヴェローナ野外劇場での「アイーダ」と、好きなオペラの「カルメン」が二夜連続で上演されるのを知り、行ってきました。
旅程は以下の通りです。
6月26日 19:40羽田発のAir Chinaで出発。
6月27日 ミラノ着。フィレンツェへ移動し宿泊。
6月28日 ヴェローナへ移動し「アイーダ」観劇、ヴェローナ泊。
6月29日 マントヴァ観光後、「カルメン」観劇、ヴェローナ泊。
6月30日 ミラノ、ティラノを経てベルニナ急行でサンモリッツ泊。
7月 1日 山歩き。サンモリッツ泊。
7月 2日 ティラノ、モンツァ経由でコモ湖へ。宿泊。
7月 3日 コモ湖散策の後、ミラノへ戻り宿泊。
7月 4日 帰国。
7月 5日 12:30羽田着。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
これが今回の航空券。
今までは成田まで京成スカイライナーで行っていましたので、羽田発ですとわが家からは836円で、往復4000円安いうえに楽なのです。 -
ヴェローナの野外オペラが終わるのは夜遅いので、アリーナから歩いて帰れる宿の確保が重要とフォートラ諸兄より聞かされていましたので、ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅とアリーナの中間のココを早めに1泊14189円で2泊予約しました。
オペラの時期に近い2018年5月に調べますと、アリーナに近いホテルはまだ取れますが安くても3万円以上で、手頃なところから埋まるようです。 -
B&Bに泊まるのは初めてです。ホテルのような24時間のレセプションがないと不安ですし、オーナーの人とうまく会えるかも心配でしたが、これも勉強だと思い予約しました。
するとオーナーの方(の息子さん)はメールでのレスポンスが良く、私が「16時45分ヴェローナ着の電車で行きます」とメールすると、「B&Bで待っている」とのことです。 -
このB&Bの住所をgoogle mapのstreet viewで調べると、写真右に移っているバス停はわかるのですが、B&Bそのものはわかりませんでした。
実際訪ねると、B&Bの看板等があるわけではなく写真左に写っている黒いドアの奥に入口がありました。 -
黒いドアの右にある表示の中から探して行くと、
-
「B&B VALVERDE」と書いてありました。
ブザーを押すと「1st floor(=2階)」と返答があり、カチャっとドアの鍵があく音がしました。
オーナーの息子さんは20代後半か30代前半の方で、とにかく親切の塊みたいな人でした(^_^) 地元の方の行く美味しいピッツェリアも教わって、行って来ました。 -
部屋はモダンできれい。テラスもあり、バスタブはありませんがシャワー・トイレもきれいです。冷蔵庫はないですが、クーラーはバッチリで部屋が広い!下手な4つ星ホテルよりいいくらいです。
「今、日本のサッカーやってますよ」と、テレビをつけてくれました。 -
ポーランド戦のあの試合です。
日本の予選突破が決まり、喜ぶ応援団。 -
ところでオペラを観る際には、ストーリーを理解するためにできるだけYoutubeと対訳本に目を通すようにしています。
昨年7月のパリのカルメンでは日本語訳を読んだだけでしたが、今回はフランス語の台詞もじっくりと読みいろいろな場面や歌の理解が深まりました。歌詞の随所に見られる韻を踏んだところも面白かったです。
19世紀後半制作のカルメンの台詞は、日本の歌舞伎とは違い現代語なのでわかりやすい、いろいろな脚色により必ずしも対訳本どおりの台詞ではなく短くアレンジされている部分も多い、ということがわかりました。
アイーダは、イタリア語がわかりませんので日本語訳を読んだのみです。 -
楽譜もチェック。
今回、「アイーダ」の楽譜はチェックできませんでしたが、「カルメン」は前奏曲の楽譜が全音から出ていますので以前購入してあります。
「カルメン」は、ビゼーの音楽がカッコイイ\(^o^)/ -
小生、楽譜を見ながらコレでオペラと共演するのが楽しみなんです。
ミラノやナポリを思い出しながらやっていると、最高です。
キャハハ~\(^o^)/
(なお、ゴルフはこの20年に2,3回しかしてません) -
今日(6月28日)のオペラは「アイーダ」で、21時開演です。
-
「オペラ見たい!」と日本からお越しの2人の女性と待ち合わせして、アリーナの前で食事。
この店、アリーナの真ん前で屋外の席でコペルトもなく美味しくて良かったのですが、店員がバイト根性丸出しでしょうもありませんでした。
最初に「ボンジョルノ」と声をかけた店員は「自分は担当が違う」とでも言いたげに横に手を振る仕草をします。次に声をかけた女性店員は、こちらを一瞥しただけで無視。こんな店は珍しいですね。 -
3人目のアフリカ系店員(写真中央右)に「この店には客の対応する人はいないのかね?」と言ったら、ようやく席に案内してくれました。
アリーナ前には店が何軒もありましたが、この店の名は確認していません。でも、3人目の彼とその他の人は気持ち良く対応してくれました。
まあ今日はオペラナイトだ、楽しく行こう!
でも悪いけどチップは1円も出さなかったけどね、ガハハハハ(^_^) -
チケットは、アリーナのHPから購入しました。
黄土色のいわゆる平土間は174ユーロですが、われわれの席は緑色のところで74ユーロです。この次に安い券が56ユーロで、それ以降は23ユーロでおそらく一番上で座るところが石の席だと思います。 -
クッションを売っていました。レンタルもあるようです。
石にじかに座る席にはあった方がいいと思いますが、他は不要かな? -
チケットはEメールで送られてきてゲートの番号が書いてありますから、そこから入場します。
その前にゆるめのセキュリティチェックがあります。一日目は冷たい水を入れた水筒はOKだったのですが、二日目は没収されそうになりました。けれどもゆるい係員のスキを見て、没収されずに潜入に成功しました。ペットボトルはもちろんOKでした。その他、何故持ってきたのかわかりませんがガラスのコップを没収されている人もいました。これから行かれる方は、気を付けられた方が良いと思います。 -
アリーナに入る感じは、野球場に入るあの感じと同じですね。
係のお姉さんが、席まで案内してくれます。 -
今日の演目は「アイーダ」なので、舞台装置はエジプト。
このオペラはスエズ運河完成を記念して制作依頼されたもので、「アイーダ」はエジプトの敵のエチオピアのお姫様の名前です。
有名な第二幕のマーチは、サッカー放送にも使われています。
象が出てくるのを期待していましたが、動物は出てきませんでした。 -
歌い手さんの声は良くとおります。
やっぱり斜めのところに座るのが、アリーナっぽくていいかも・・・
「撮影は禁止です」とアナウンスされますが、
皆さんいい場面では、ビシビシ撮ってますね(^_^) -
雨がパラつくとオペラは中断となり、オーケストラも引き上げます。
今回はすぐ再開されましたが、運が悪いとそのまま終了で返金ナシだそうです。 -
あらあら、デジカメのシャッターが・・・(*_*)
おりちゃった( ゚Д゚) -
いわゆるカーテンコールの時は、皆さん撮影しています。
-
「アイーダ」は3時間半と長く、帰途についたのは1時前でした。
-
二日目は、女性のお二人は日中はガルダ湖散策。
私は電車でマントヴァ(オペラ「リゴレット」の舞台)に出かけました。
戻ってきて、再び合流。
こちらは、座席のクッション売場です。 -
お~、今日はアリーナのそばに馬がいます。
出てくるのでしょうか? -
今日は、私の好きな「カルメン」なので110ユーロの席にしました。
感想ですが、席はどんな席でもいいと感じました。
平土間であっても、アリーナ独特の開放感は味わえると思います。
屋内の劇場とは違い歌い手さんの表情まで細かく見るにはオペラグラスが必要ですが、オペラグラスも疲れますから常時使うわけではありません。 -
お隣の男性がNew Yorkから来たアメリカ人で、しきりに「メトロポリタンはスゴい、シャンデリアがスゴい」とスマホの写真を見せてくれます。
確かにシャンデリアがスゴイですから、いつか行ってみたいものです。 -
出ました、お馬さん!
馬の演技がウマい\(^o^)/ -
途中の休憩時間は、皆さんくつろいでいます。
どこぞでシャンパンやビールも買えるようでした。 -
私もチョット失礼して・・・
ちなみに服装は適当です。
私も前の日は、ラフな格好で観劇しました。
一日目は終わり頃が少し寒く一枚羽織ましたが、二日目は最後まで半袖でOK。 -
プロジェクション・マッピングあり、
-
花火あり、
-
紙吹雪ありの派手な演出。
-
今回のカルメンは、原作をほぼハショらず演じたのでは?と思います。
なんと「アイーダ」より長く、アリーナを出たのが1時ごろでした。
なおこの次の日の演目は「トゥーランドット」で、オペラファンにはたまらん三日間でしょうな~
ヴェローナの夏を彩る野外オペラは、これだけのために訪れる価値があります。ヴェローナの街歩きも楽しいですし、周辺の都市も魅力的です。
チケットはHPから比較的安価に入手でき、宿泊は早め(私の場合は10ヶ月前←楽勝)に取った方がいいですが、遅れても宿泊が取れない事はないと思います。必ずしもアリーナのそばでなくとも、1km前後(あるいはそれ以上)の距離はどうということはないと思います。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- yamayuri2001さん 2018/09/14 16:18:50
- falcon38さん、こんにちは。
- 憧れの旅ですね!
アイーダもカルメンも国内のコンサートホールでしか
聴いたことがありません。
スコアを観ての観賞は、本格的ですね。
以前に、ミラノスカラ座でマダムバタフライを鑑賞しました。
でも ヴェローナの屋外オペラは
全く違う臨場感なのだと思います。
どちらかと言うと、アイーダが良かったのではないでしょうか?
憧れですが、私は行くことがあるのだろうか・・・
falcon38さんは、ギターで演奏なさるんですか?
私は、カルメンならピアノで弾き語りです。
お近くなら、セッションで来そうですね!
また、おじゃまします。
yamayuri2001
- falcon38さん からの返信 2018/09/15 00:45:44
- Re: falcon38さん、こんにちは。
- yamayuri2001さん、コメント頂戴しありがとうございました。
スカラ座でオペラをご覧になっておられれば、ヴェローナに行かれれば野外のオペラの臨場感がまた一興であることがいっそうおわかりになられることと思います。広いステージを意識した演出は後ろの階段状のところも使いますし、アイーダもカルメンも素晴らしかったです。
行くのは簡単です!アリーナのHPで予定表を調べ切符を取って、ヴェローナで宿泊。ぜひ行かれて下さい!コスパも絶対いいですよ~ 私もまた行きたいです!
エレキギターにはエフェクターというものがありまして、音をいろいろ変えることができます。また他のギターと違って、音を伸ばすこと(サステイン)が簡単です。そしてチョーキングでビブラートのようなうなりを加えられるのは、ピアノにはできないワザなんです。「ある晴れた日に」など、エレキギターでやったらいいでしょうね~ ちょっとjazzyにセッションしてみたいですね(^_^;)
ミュージカルにも対訳本や楽譜があるとウレシイのですが、ほとんど入手できません。キャッツのピアノ譜だけ見つけましたがおもしろかったです。オペラと違ってまだ作られてから何年もたっていないからでしょうか?
-
- KRNさん 2018/07/31 10:35:27
- いつか行きたい!
- ヴェローナを訪れた際、いつかは実際に見てみたいと思いました。
休みを取りにくい時期でなかなかチャンスがありませんが、いつか必ず!
アイーダもカルメンも大好きなので私も両方いっぺんに見てみたいものです。
- falcon38さん からの返信 2018/07/31 23:48:53
- Re: いつか行きたい!
- はい、ぜひぜひ行かれて下さい。
アイーダ、カルメンは2019年の演目にもあるようです。
-
- olive kenjiさん 2018/07/06 12:21:14
- 私とは縁の無い素晴らしき世界
- ファルコンさん またいい所へ行っていましたね。
オペラがこんなに好きとは知りませんでしたし、趣味の良さと教養の高さを思い知ることになりました。
おそらく私は行くことがないであろう世界と思い、興味深く拝見させて頂き、少しは知識を得ました。
この様な方法でチケットを買うのかとか、斜めの席で十分とか隠れ写真をとってもいいのだとか、雨が降って中止なれば、それはないだろうとか・・・
でも会場は素晴らしいに尽きますね。
飛行機も短時間でお安く行けましたね。流石。
ただ、あのホテルはあれじゃ見っけること至難ですね。
でも現地でサムライジャパンを見られて最高じゃなかったですか。そのテレビの写真を見て私も嬉しかったです。
あのカフェのくされ店員二人どーしようもないですね。
こーいう時に日本と海外の差を感じちゃいますよね。
ホントに張りたおしくなります。怒
これからも旅行記が続くと思いますので楽しみにしています。
チャオ
- falcon38さん からの返信 2018/07/06 23:43:04
- Re: 私とは縁の無い素晴らしき世界
- olive kenjiさま
はい、2015年9月にヴェニスのフェニーチェ劇場で初めて「椿姫」を観てからオペラ観劇はミラノ、ナポリ、パリ、そしてヴェローナと5回目になります。他に、パレルモとロンドンで劇場見学ツアーに参加しました。今度はワーグナーのを観たいと思っています。
フォートラには音楽を楽しみに欧米を訪れる方も大勢おられるようですね。私もいろいろな音楽が好きですが、オペラは最後まで親しむ機会を得られなかったジャンルですので、今は大変興味深いです。最初はいい席で観ていたのですが、フォートラの皆さんの旅行記を参考にこれからは中くらいか安い席で観て、その分もっとオペラの背景を勉強したいと思っています。
旅行をしているとolive kenjiさまをはじめ皆さんそうですが、結構くだらん連中と遭遇することがありますね。まあ、おおごとになることは避けねばなりませんが、次の旅行記(サンモリッツ編)はそんな話題に触れてみます。次回もよろしくお願い致します。
falcon38
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