ofoで巡る大津

2018/06/03 - 2018/06/03

以前、自宅のママチャリで琵琶湖に行ったら、ママチャリが壊れました。
その時以来、「シェアサイクルがあれば琵琶湖を自転車で走れるのに……」と無念に思っていました。
そして遅ればせながら、ofoが大津に上陸というニュースを見ました。
中国ではmobike派ですが、せっかくなので大津観光をかねて行ってみました。

エリア 大津(滋賀)

まずは大津駅に行こうと思い、JRに乗りました。
着いたのは大津駅ではなく大津京駅……
「近江なんちゃら行きだから滋賀＝大津に着くやろ」と思ったのが乗り間違いの原因でした。

とりあえず大津京駅からスタートすることにしました。
事前にインストールしていたofoアプリを起動しました。

使いにくい！ofoのアプリってこんなにつかいにくかったっけ？

土地勘や方向感覚がないせいも手伝って、アプリの地図を見てもofoの駐輪場がなかなか見つけられませんでした。
駅のすぐ横にあるんですが、人の流れとは違う方向にあるのでわかりにくかったです。

見つけてからは、QRコードスキャンで楽に開錠できました。

一歩、こいでみて

重っ！！！
ofoってこんな重かったっけ！！？？

ギア変速が一番重い設定になっていました。
しかも、少なくとも私が乗ったofoの場合はギア変速の変更ができないようになっていました。

乗っているうちに全然に気にならなくなったんですが、家に帰ってからママチャリに乗ったら「軽っっ」とママチャリに感動しました。

事前の予定では三井寺→近江神宮→琵琶湖を想定していましたが、大津京駅に来てしまったので、最初は近江神宮に行ってみることにしました。

ママチャリ並のスピードでこいで10分弱、近江神宮の駐輪場に着きました。
ofoの駐輪スペースにはぎっしり停められていたのですが、その横に無理やり停めて施錠しました。

この日は流鏑馬が行われる日でした。
今回は流鏑馬目的ではなくofo目的なので、リハーサルだけ見て戻りました。
馬が駆けるのをリアルでは初めて見ましたが、かっこよかったです。

次に近江神宮から東へ行って、琵琶湖に行くことにしました。
途中の「神宮道」は歩道を自転車通行可だったのですが、舗装がタイル張りで自転車で走りにくかったです。

数分でびわ湖大津館に着きました。ここにはofoが2か所置いてありました。

やっぱり琵琶湖を見ながら自転車で走るのはむっちゃ気持ちよかったです。
この日は釣り人の方がたくさんいました。

大津びわ湖館付近の沿岸を走り終えて、実験的に「ofoの駐輪場が近くにないところまで行っても大丈夫か」ということを試すことにしました。
大津市の情報によれば、ofoの駐輪場は近江神宮・三井寺・大津駅周辺にあり、ofoのアプリでも一番北の駐輪場はびわ湖館周辺だったので、少し北上してみることにしました。
北上する道は琵琶湖沿岸ではなく、普通の道なので、ただの観光客がサイクリングを楽しめるような道ではありませんでした……
なので、次第に気持ちが萎えていき、唐崎神社まで行って引き返すことにしました。
唐崎神社周辺に行っても全然問題はありませんでしたが、ofo用はもとより、普通の駐輪場すらありませんでした。

次に浜大津方面に行くことにしました。
びわ湖館を過ぎたあたりの標識に「浜大津3キロ　京都14キロ」の文字が書かれていました。

「14キロくらいなら京都まで全然行けそう……と考える人がいるからギアがこんなに重い設定なんかな」

などとくだらないことを考えていました。

浜大津の琵琶湖。
ここからは琵琶湖沿線の観光道路の整備がされているので自転車で走りやすい！
湖見ながらのサイクリングはやっぱり気持ちいいですね。

琵琶湖沿岸の道には何か所かofoの駐輪場がありました。
とは言っても、私以外に誰も乗ってなかったので、道行く人から「（あの人）借りてるやん」とか「あの自転車はレンタルできるらしいね」とか言われているのが聞こえて、めっちゃ目立ってました(-_-)

草津との境目まで来ました。
草津まで行く実験しようかな、とも思いましたが、大津市のofoであり、かつofoのアプリの地図にも草津との境界線が引かれていたので、日和ってやめました。

けっこう走ったなあ～と思ってセブンイレブンで一休憩。
施錠すると、アプリに走行距離、時間、カロリーが表示されます。

1時間40分で6.4キロ！！？？
150キロカロリー！！？？

我が目を疑いました。
いくらなんでも……

原因は
①唐崎神社に行ったのが反映されていない
②琵琶湖を水上移動したことになっている
でした。

おそらく道に迷いかけていたので、アプリを閉じてGoogleマップを見ていたことでGPSが狂ったのかと……

最後に三井寺に行きました。
ofoの駐輪場はこの門のすぐ右手にあります。
他の観光客から「あの黄色い自転車！」という風にここでも注目を浴びてしまいました。

三井寺がどういう寺なのかも知らずに来ましたが、とてもおもしろかったです。
これで600円＝25元くらいだとしたらめちゃお得やんと思いました。
前提知識ゼロでも歴史的なものが好きならとても楽しめます。

終点は大津駅。
ofoの駐輪場は大津駅前のロータリーの駅とは向かい側の木陰にありました。
駅前の観光案内所の前にレンタルサイクルがあり、「レンタルサイクルなら草津もいけるよな」と思いつつ値段を見たら、1800円！？
すごい値段ですね……地元じゃありえないです……

13.6キロ（ofoのアプリによれば、実際はもっと）の旅でした。

大津でofoを使って観光した感想

＜良かった点＞
①大津駅前のレンタルサイクルに比べればはるかに安い
②浜大津あたりの琵琶湖沿岸はとても走りやすいので、30分100円の価値はある
③シェアサイクルの利点として、大津京駅に間違えて着いてそこから出発しても、大津駅に自転車を返して帰れた
④ギアが重い設定なので、運動になった
⑤支払いはカードを紐づけるだけでデポジット無し、とてもスムーズだった

＜気になった点＞
①アプリが使いにくい
正直、ギア変速は慣れればどうってことないですが、アプリの動作が重いのはダメでしょう。スマホの性能に左右される部分もありますが、中国で使ったofoアプリはもっと使いやすかった気が……また、乗り捨て形式ではなく、ポート形式なので、どこにポートがあるのか、事前にあまり調べられないのもつらかったです。ここはofoよりも市の方にリスト化などをしてほしいところでもあります。また、ofoの地図では大津駅すらどこにあるのかわからなかったので、Googleマップと併用しないとダメでした。

②全然普及していない
たまたまかもしれませんが、自分以外にofoに乗っている人を見かけませんでした。ポートの設置場所的に観光目的でもあるかと思いますが、大津市を観光するからといって、わざわざofoのアプリをインストールするかといえば、普通はしないでしょう。もっと大津市は今後もofoを続ける予定であれば、近隣の他の自治体を巻き込んで行ってほしいです。