東京ジャーミーを訪ねて

2018/05/24 - 2018/05/24

　世田谷生涯大学35期ＯＢ会の仲間達と代々木の東京ジャーミーを訪ねて異文化にに接して来ました。
正午の礼拝の参観も許されたので11時に訪問する事にします。
　東京ジャーミーはオスマントルコ系のイスラムモスクでトルコ共和国東京大使館に所属します。
尚ジャーミーは日本国内81ヶ所あるそうですが、ここはその内最大規模を誇ります。
　開堂は2006年、部材や技術者は本国から持ち込みました。
従いジャーミーはアラベスク模様とカリグラフィーで飾られ荘厳を極めます。
礼拝堂は２階、１階はトルコ文化センターとなります。
　尚訪問が11時なので、その前に隣にある古賀政男音楽博物館も訪ねる事にしました。
　
表紙の写真は、1階トルコ文化センターロビーに掛けられた旗。　

エリア 代々木(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 私鉄

代々木上原駅から歩いて5分の処に古賀政男音楽博物館があります。

　10時オープンと同時に入場します。

　2階の博物館最初のコーナー、音楽関係者の肖像額や日常の品々が並びます。

　3階はこの場所にあった本人の住居が再現されています。
ここは玄関ロビー。

居間

　井の頭通りの博物館を出てガードをくぐると、直ぐにミナレットが目に入ります。

　東京ジャーミーの全景です。

　こちらが入口、道路の反対側から写しました。

　道路を渡りジャーミー側に。

　ファサード

　入口を入ると奥の正面に日章旗とトルコの国旗。

　ロビーの左側には待合室兼談話室。
中央に暖炉があり、居心地良さそう。

　右側がトルコ文化センター。
入ると直ぐにコーランが置かれています。
　トルコのエルドーアン首相から贈られました。

　文化センターの内部。

　先ずはトルコ文化センターで館長よりイスラム文化の話を聞きます。

　礼拝の時間が近付きましたので礼拝堂に移動します。
その前に信者はここで身を清めます、ウドウといいます。
手、顔、口、足まで清めます。

　当然サンダルが用意されています。

階段を上がるとモスク前のテラス、階段室が建っています。

　階段室天井。アラベスク模様です。

　トルコランプ。

　モスクのファサード。

　ミナレットも見上げます。

　モスクの回廊。

　モスクの窓の上にはカリグラフィー、コーランの一説が書かれています。

　モスクの扉、透かし彫りでトルコから持って来ました。
木材の種類も決められているようです。
尚このドアは男性専用。

　扉の上部にもアラベスク。

　こちらが女性用の入口、正面の右端です。
中央の男性用とは差がありますね。

　では中に入ります。

　正面にはミフラーブ、メッカの方向を示します。

　右横には説教台。大理石だそうです。

　天井とランプ、ドームになって居ます。

　今度はドーム部分だけ写します。
ドームの下部にはステンドグラスの窓があり光が射しこみます。

ステンドグラスは至る所にあります。

　礼拝堂の中、ここにもコーランが置かれます。

　ここは女性用の特別席。
原則女性は3階になりますが、老人、障碍者、及びその付添人用の席です、右奥にある横のドア（写真では正面）が女性用の入口、3階への階段に通じます。

　説教台の透かし彫、大理石です。
トルコの首相から贈られました。

　ミフラーブ上部のステンドグラス。

　説教台を正面から眺めます。

　ドームの装飾、イスタンブールのブルーモスクを思い出します。

下部装飾をアップで、ここにもステンドグラスが。

　3階の女性用礼拝室に上がって来ました。（3階は一部工事の作業中です）
3階から見た礼拝堂、正面がミフラーブ。
　絨毯が縞になって居ますが、青い処に先着順に横一列に座ります。
遅れた人が前に割り込む事は出来ません、例え大統領でもです。

　3階の女性礼拝室です。
横の階段口（写真では正面）から入ります。

　3階席後方のステンドグラス。

　3階から礼拝室を眺めます。（シャンデリアと説教壇）

　12時15分頃から礼拝が始まりました。
今日は木曜日、金曜礼拝には多くの人が参加するそうです。
　遅れて来た人がいます。

　礼拝が終わると導師がコーランを唱えます。

　熱が入ります。

　3階女性席天井のアラベスク模様。（下にランプが下がります）

3階階段を照らすランプ。

　帰りはこの階段を下ります。

　1階道路に面して取り付けられた水道蛇口。
イスラムの教義に則り、全ての人に愛を授ける象徴です。
　現在はラマダンの最中、この期間夜食が無料で振舞われます、尚ラマダン明けの最初の金曜日は盛大な夜食になるそうで、是非出席下さいと誘われます。
　以上で東京ジャーミー、イスラムモスクの見学は終了です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終