フランス・6都市めぐり　10 カルカソンヌ2

2018/05/17 - 2018/05/17

カルカソンヌに5泊は、流石にちょっと退屈しましたけど、ホテルから、上がれば旧市街、下がれば駅までの商店街と、どちらもちょっくらウォーキングするのにちょうどいい距離でした。
旧市街は、圧倒的に、バスでやってくるツアー客に、マイカーで立ち寄る近郊からの観光客、そして日帰りでやってくる観光客。それゆえ、早朝や夕暮れは、静かな中世の町を楽しめます。
滞在したホテルは、典型的な団体さんご用達のホテルで、私が見た時には、パノラマ・ビューを楽しめる条件の部屋にツインがなく、部分的には友人もいたので、安い方の部屋にしていたのですが、安い方の部屋は、「眺望なし」となっていることに気づいて、慌てて、ビューありに変えたのですが、直前にも関わらず、奇跡的に4泊あいていて、日に20ユーロを払うだけで、グレードアップできました。

もし、こんな地方都市に「眺望なし」の部屋に5泊もしたら、かなり滅入っただろうなと思います。そして、このエピソードで、私自身が、眺望の開けた場所を好む、という事実も再認識しました。

憧れのカルカソンヌの5泊。
今日も、日がゆっくりと暮れていきます。

エリア カルカソンヌ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヨーロッパのジュースって、pulp入りとか書かれていて、少しだけ果肉が入っているのが多いんですよね。
これは、あのオランジーナのpulp入りバージョンで、ものすごく美味しいです。
甘さも控え目で、日本で飲むオランジーナより、ずっと気に入りました

5日間も眺め続けた城壁の写真。ひつこく続きます。

城壁ウォークの時に、気づいた円形劇場。今でも使える、この劇場で、様々なイベントやフェスが開かれているようです。

城壁の外側は、ぶどう畑が続きます。

教会の中のキャンドル

風鈴

プロヴァンスは、ロゼワインで有名なんですね。
ロゼのグラスの中に、シャトーを閉じ込めて見ました

バルコニーで、城を眺めながらのワイン・・・

カメラ教室で習った、マジックアワー。
トワイライトの、限られた時間だけ、空が真っ青に写るんです。
そして、城に灯りがともり始め、ブルーのトーンと、灯りの強さが、少しずつ少しずつ、変わっていきます。
日により、この時間帯が寒くて寒くてどうしようもない時と、心地よく暗くなるまで座ってられる日と、日による体感温度の差は、日本ではなく、ヨーロッパであることを感じさせました。

この日は、特に調べずに、適当なレストランに入ったら、まずかった。

パンを狙って、スズメや鳩が飛んでくるし・・・
スズメは、うちのマンションのベランダに来る日本のスズメと、全く一緒でした。
でもやはり、調べていかないとマズイのねと悟り、その後は、しっかりトリップアドバイザーで、上位3割ぐらいの店に、予約を入れて行くようにしました。
せっかくの美食の国での滞在ですから、美味しいものは追求したいと思いました。

橋の下に広がる、森と川べりを歩いて見ました。

この日、ものすごくいい天気だったので、城壁ウォーキングを再びしたいと思い、朝一で、お城に行ったら、なぜか閉まってます。
予定の10時になっても、15分待っても、開きません

案内所に質問に行ったら、別の英語圏からのツーリストも来ていて、案内所のおばさんは、「私に知らせずに、ストライキだなんて、許せない」とプンプン怒って、お城に向かいます。私も、付いて行きました。
結局、何割かのスタッフがストライキに参加していて、ミュージアム部分だけが開いて、城壁ウォークの部分はスト閉鎖となり、私はそのまま帰りました。
鉄道がストライキの時は、訪問者も少ないだろうという状態に便乗するのか、施設も突然に閉鎖されるので要注意です。
しかし、フランスのツーリズムがここまで、顧客無視とは、びっくりしまくりました

モツァレラが、丸々入ったサラダ。

チキンのマッシュルームソース煮込み
店の女の子が、英語が下手でごめんね、と言いながら、世話してくれました。

鉄道のスタッフには腹の立つことばかりでしたし、ホテルやスーパーや施設のスタッフは、いいのと悪いのと半々。
でも、レストランのスタッフだけは、ほぼ全員、良かったです。トリップアドバイザーなどの、評判が、レストランの売り上げに直結するからか、レストランに関しては、フランスにも「サービス」という感覚が、正しく広がっているようです。
臆せずに、どんどんいいレストランを目指されてください。

パンナコッタだけは、甘すぎて、完食できませんでした。
この点は、イタリアのレストランと同じでしたが、その他のデザートは、概ね甘すぎずに、美味しかったです。

お城がストライキした翌日、朝は曇りだったので、暑さにもめげずに、昼間に行きました。と、今度は、チケットを買うのに長蛇の行列です。
もう、嫌になって、一旦は帰ろうと思い、入り口のスタッフに愚痴を言ったら、案内所で、優先チケットを買えると教えてもらい、買いに行きました。
同じ料金で、行列をすっぱ抜けるチケットが、案内所で買えます。
中は、案外混まずに、団体さんの自由時間が短いからか、城壁を歩いている人は、限定的で、ゆっくり景色を楽しめました

狭い部屋ですが、これが120ユーロ。
お城の見える側は、さらに20ユーロかかります。
フランスの物価が高いから仕方がありませんが、スペインの1.5倍の値段です。
来年は、ぜひスペインを旅します（笑）。