2018/05/15 - 2018/05/15
93位(同エリア218件中)
まりあさん
トゥールーズは、楽しみにしていたオーギュスタン美術館は、もっとも見たかった絵画の部門が閉鎖していてがっかり。
サン・セルナン・バジリカ聖堂と、ジャコバン修道院は、まあまあの見応えがありました。そして、あまり期待していなかった、アセザ館の美術館が、コレクターのセンスがいいからか、割と見応えがあり、ボナールの絵がたくさんあり、良かったです。
マーケットを見たり、町をウロウロしたりして、滞在を楽しみました。
鉄道のストライキは、相変わらず、頑固にリズミカルに、3日運行、2日ストライキが繰り返され、だんだんと日常化していき、私のひと月近くの滞在中に、解除になることはなく、延々と続きました。
ストライキ事態は、避けられていたのですが、その他の混乱には、かなり振り回されました。
一度は、車内に私の座席がないのです。
フランスって、アートの国であり、哲学の国かもしれないけど、論理的思考は欠けまくっています。それは分かるけど、車内の座席番号が、数字の順番通りでないのは、やめてほしいです。
なので、なぜか予約した席がなく、ウロウロして、困り果てて、近くのフラン人らしき人に、英語で尋ねてみると、英語が上手なはず、アメリカ人ツーリストでした。
そして曰く、「僕も座席がなくて困ってるんだ。車掌さんを待つしかないようだ」というと、その他の周りの人も、「僕もなんだ」「私もよ」と皆さん、自分の席がなくて、困っている様子。
やってきた車掌さんは、座席の対照表のようなものを持っていて、私の席番をいうと、あなたは、この席を使ってください、と振り分ける。
しかし、たった45分の乗車時間なのに、座席につけた時には、もう、半分ぐらい過ぎていて、落ち着かないまま、疲れ果てて電車を降りました。
もう一度は、もっとひどい体験で、出発の半時間前ぐらいに駅に行くと、乗るはずの電車が、掲示板に出てません。
げっ、ストライキではないことは確認してます。
窓口に行くと、「あなたの列車は、遅れているから、この1時間後の電車で、xx駅まで行って、乗り換えてください。座席は指定できないから、車内で車掌に聞いてください。
近くにいた英語のできるフランス人が、親切に通訳してくれて、乗り継ぎ駅ではまた、窓口に行くと、席をもらえる、30分あるから大丈夫と説明してくれました。
ところが、急に大声で行き先を叫ばれて、「あなたの電車はあれよ。すぐに行って」と言われる。
みると、予定通りの電車が、予定通りの定刻に、入線しているではありませんか。
なんじゃそりゃあ。
今まで、駅の人たちは、たとえ言葉が通じにくくても、ちゃんとまともな情報をくれることが多かったけど、フランスの鉄道の情報混乱って、これはもう、ヨーロッパというより、インドかメキシコレベルじゃないか。
おかげで、振り回されて、心配させられて、最後は、予定の電車めがけて、ダッシュさせられました。
だんだん、フランスのシステムに対する怒りが募ってきました(笑)。
フランスは、10年ぶりに訪れましたが、移民の増加が社会に変容を与えて、いやな方向へと進んでいると感じました。また、反対に、この長期のストライキや、今やスペインやメキシコの方が、よほど人々が真面目に働いていると感じるような、「昔ながらの、仕事をしない姿勢」は、後進国のようにいまだにはびこっていて、旅行を心地よくする要素が、スペインやイタリアに比べて、やたら低いなぁとも感じました。
スペインやイタリアで、いつも思う、「人々が優しいし、可愛いし、思いやりがある」という感覚は、フランスでは、あまり得られませんでした。
もっとも、もちろんたくさんのフランス人に親切にされて、助けてもらったのはいつもと同じで、基本的にはOKです。
一つ感じたのは、フランスでは、ホテルの部屋やら何やらに、不満がある時に、大きな声で、はっきりとクレームすると、対応してくれて、黙っていると「満足しているものと解釈されて、無視される」とも感じました。
たくさんの不満がある中で、一つだけ感心しまくっているのが、「食事が美味しい」ことです。
イタリアでは、一人でレストランで食べると、山盛りのパスタの同じ味、塩辛い味に苦しむので、レストランを避けるようになりましたが、フランスのレストランは、安い店も高い店も、セットメニューが豊富にあり、一人ででも、3コースのランチを楽しめます。
ただし、いい店の値段設定は高く、25ユーロぐらいから始まって、30,40,50ユーロと、値段はどんどん跳ね上がります。
でも、そこで得られる微妙な味の完成度は、日本では得られないようです。
特に、今回、美味しいなぁと感じたのが、この鴨料理です。
あまり食材に詳しくないですが、マグレ鴨とかいう、フォアグラを取るための鴨の肉が、日本では遭遇していない味で、それをまた、彼らは上手に焼き上げるので、美味しいと感じました。
鴨の脂身は、たいてい切り取るのですが、パリパリっと焼き上げた、薄い脂身は、そのまま食べてもOKでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マーケットの、このえびの積み上げ方に感動。
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ホタテの並べ方も芸術的。
こういうのはフランス人は才能があるんですよね。 -
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具沢山パエジャを売る店もありました
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アスパラの季節だったので、グリーンのも、ホワイトのも、レストランで、よく出てきました。
美味しいですね。 -
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町の人気のレストラン。
予約しても、なかなか返事がこない。それもそのはず、丸一週間、閉店していたようです。
週に三日ぐらいは休んで、空いている日は、満席にしようとするから、ネット予約したら、レストランから電話がかかってきて、びっくりしました。
観光客より、地元の人の接待やら友人同士やらで来ているから、日本の人気レストランのランチのように、話し声がうるさかったです。 -
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料理にも流行があるように思うのですが、今回、緑色のソースがよく出て来たと思います。鮮やかな緑色を演出するのが流行っているのでしょうか。
味は、それぞれの店で違いましたが、緑色の鮮やかなソース、まあまあ良かったです。 -
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アセザ館の美術館は見応えがありました。
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前夜に夜景撮影に出かけたエリアです。
ホテルから、ここまで歩くとき、めったに夜には出歩かない私は、バーやカフェで、週末に飲み会をしている若い人たちだらけのエリアを歩くうちに、「煙草くさいなぁ」と匂いに辟易としだして、「しかしこれって、昔のロシア煙草みたいにくさいけど、もしかして、もしかしたらマリファナか」なんて感じました。
マリファナの匂いに詳しいわけではないけど、煙草にしたら、匂いがきつすぎる。
で、ネット検索で、フランスへの留学生の日記や、おしゃべりしたフランス人からの情報で、その確率は高そうです。
最近、ヨーロッパでは、マリファナが解禁、もしくは、罰則が緩く、取り締まりもないので、一般社会層にも普及しているようです。
しかし、ずっとその匂いを嗅いでいると、匂いにわりと敏感な私は、苦しくなってきました。 -
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和食店の名前も、競争の激化で、あれこれ工夫されてますね。
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めっぽう評判がいいのに、土曜日は、20ユーロのワンメニューで、大混雑のレストランでした。
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