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毎年恒例の真夏の豪州アウトバックの旅です。2年前は中央部、昨年は西部のアウトバックを旅したので、今回は東部を廻ってみることにしました。しかしケアンズなどのクィーンズランド州の海岸部とは違い、クィーンズランド州の内陸部アウトバックにはこれといった見所はなく、ガイドブックにも僅かに載っているのみです。広大な何もない大地が延々と続く、オーストラリアでも忘れられた辺境の地です。夏は灼熱でオフシーズンのため、訪れる人は更に少なさそうです。クリスマスの時期はどこも混雑しているので、人混みを避けるには最適な行き先でしょう。今回の旅行のテーマは、辺境・僻地と呼ばれる豪州東部アウトバックに何か見るべきものがあるかを発見する旅となりました。<br /><br />旅行記の前半は、州都ブリスベンから内陸部ロングリーチまでのスピリットオブザアウトバックの鉄道の旅と、ロングリーチ市内観光です。

何もない辺境の地を旅する・クィーンズランド州アウトバック1 (Nondescriptive isolated land, Queensland Outback)

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2017/12/26 - 2017/12/28

133位(同エリア447件中)

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ノーーウォリーズ

ノーーウォリーズさん

毎年恒例の真夏の豪州アウトバックの旅です。2年前は中央部、昨年は西部のアウトバックを旅したので、今回は東部を廻ってみることにしました。しかしケアンズなどのクィーンズランド州の海岸部とは違い、クィーンズランド州の内陸部アウトバックにはこれといった見所はなく、ガイドブックにも僅かに載っているのみです。広大な何もない大地が延々と続く、オーストラリアでも忘れられた辺境の地です。夏は灼熱でオフシーズンのため、訪れる人は更に少なさそうです。クリスマスの時期はどこも混雑しているので、人混みを避けるには最適な行き先でしょう。今回の旅行のテーマは、辺境・僻地と呼ばれる豪州東部アウトバックに何か見るべきものがあるかを発見する旅となりました。

旅行記の前半は、州都ブリスベンから内陸部ロングリーチまでのスピリットオブザアウトバックの鉄道の旅と、ロングリーチ市内観光です。

旅行の満足度
3.0

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  • 旅の出発はクイーンズランド州都ブリスベンから。

    旅の出発はクイーンズランド州都ブリスベンから。

  • ブリスベンには、クィーンズランド州ミュージアムがあります。実はここで内陸部アウトバックのハイライトはすべてここで無料で見ることができます。なので、遠くまでわざわざ足を運ぶ必要は殆どありません。幸か不幸かこの日は12/26のボクシングデーでクローズしており展示は見れませんでしたが。

    ブリスベンには、クィーンズランド州ミュージアムがあります。実はここで内陸部アウトバックのハイライトはすべてここで無料で見ることができます。なので、遠くまでわざわざ足を運ぶ必要は殆どありません。幸か不幸かこの日は12/26のボクシングデーでクローズしており展示は見れませんでしたが。

    クイーンズランド博物館&美術館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 意外なことに、クィーンズランドアウト州の内陸部アウトバックにはスピリットオブザアウトバック Spirit of the Outback というクルーズトレインが走っています。ブリスベンからロングリーチまで1300kmの道のりを26時間掛けて週2回結んでいます。

    意外なことに、クィーンズランドアウト州の内陸部アウトバックにはスピリットオブザアウトバック Spirit of the Outback というクルーズトレインが走っています。ブリスベンからロングリーチまで1300kmの道のりを26時間掛けて週2回結んでいます。

  • こんな鉄道があるとは私も最近まで知りませんでした。インディアンパシフィックやザ・ガンなどオーストラリアの他のクルーズトレインが最近エコノミークラスを廃止したので、これが唯一残った気軽な料金で乗れるオーストラリアの豪華鉄道です。<br /><br />大陸横断鉄道インディアンパシフィック 最後のレッドサービス <br />https://4travel.jp/travelogue/11145735

    こんな鉄道があるとは私も最近まで知りませんでした。インディアンパシフィックやザ・ガンなどオーストラリアの他のクルーズトレインが最近エコノミークラスを廃止したので、これが唯一残った気軽な料金で乗れるオーストラリアの豪華鉄道です。

    大陸横断鉄道インディアンパシフィック 最後のレッドサービス
    https://4travel.jp/travelogue/11145735

  • スピリットオブザアウトバックはゴールドクラスとエコノミークラスに分かれます。ゴールドクラスでも高くはなかったのですが、私はやはりエコノミークラスに乗ります。エコノミークラスは2両あって乗客は数名のみでガラガラの出発です。予想通り、観光地として全くの無名のロングリーチに行く人はそんなに多くないです。午後4時に出発して、深夜でも途中の駅で結構乗ってくる人はいたのですが、皆すぐ降りて行き、ロックハンプトンから先はまた数名だけに戻りました。

    スピリットオブザアウトバックはゴールドクラスとエコノミークラスに分かれます。ゴールドクラスでも高くはなかったのですが、私はやはりエコノミークラスに乗ります。エコノミークラスは2両あって乗客は数名のみでガラガラの出発です。予想通り、観光地として全くの無名のロングリーチに行く人はそんなに多くないです。午後4時に出発して、深夜でも途中の駅で結構乗ってくる人はいたのですが、皆すぐ降りて行き、ロックハンプトンから先はまた数名だけに戻りました。

  • 車内で一晩を過ごし、日が昇ったのが朝5時ごろ。まだ海岸沿いのロックハンプトンに近く、緑や水に溢れています。アウトバックの砂漠はまだまだ先の様です。<br />

    車内で一晩を過ごし、日が昇ったのが朝5時ごろ。まだ海岸沿いのロックハンプトンに近く、緑や水に溢れています。アウトバックの砂漠はまだまだ先の様です。

  • 昼ごろになってエメラルド Emeraldという町に停車。エメラルドという名前ですが、この町はサファイアの宝石の産地として有名です。車窓からサファイア直売の店とかも見えました。<br />

    昼ごろになってエメラルド Emeraldという町に停車。エメラルドという名前ですが、この町はサファイアの宝石の産地として有名です。車窓からサファイア直売の店とかも見えました。

  • 鉄道は左右に大きく曲がりながら高度を上げています。10両以上の長い鉄道編成が見えますが、恐らく乗客は20人位、ほぼ貸切状態の贅沢な鉄道の旅が味わえます。日本ならこんな鉄道はとっくに廃止になっているのでは。それでも存続しているのは恐らく政治的理由でしょう。スタッフが言うには冬のピークシーズンには満席になることもあるとか。観光地として無名なロングリーチにそんなに人が行くのか、ちょっと信じられません。

    鉄道は左右に大きく曲がりながら高度を上げています。10両以上の長い鉄道編成が見えますが、恐らく乗客は20人位、ほぼ貸切状態の贅沢な鉄道の旅が味わえます。日本ならこんな鉄道はとっくに廃止になっているのでは。それでも存続しているのは恐らく政治的理由でしょう。スタッフが言うには冬のピークシーズンには満席になることもあるとか。観光地として無名なロングリーチにそんなに人が行くのか、ちょっと信じられません。

  • オーストラリアの屋根、グレートデバイディング山脈を越えています。標高は500m位、日本なら山ではなく丘の扱いでしょう。しかし速度が遅い、平地でも50km/h程ですが、山の中は30km/h程まで落ちます。<br />

    オーストラリアの屋根、グレートデバイディング山脈を越えています。標高は500m位、日本なら山ではなく丘の扱いでしょう。しかし速度が遅い、平地でも50km/h程ですが、山の中は30km/h程まで落ちます。

  • 数時間毎に停車駅があり、そこでホィッスルストップで10分程外に出られます。ここはアルファ Alpha。人口数百人の小さな村です。<br />

    数時間毎に停車駅があり、そこでホィッスルストップで10分程外に出られます。ここはアルファ Alpha。人口数百人の小さな村です。

  • 10分しか時間はないし村に見るべき物も特にありません。唯一あるのは開拓時代の様子を描いた壁画。その当時は大変な僻地で毎日がキャンプ状態だったのでしょう。<br />

    10分しか時間はないし村に見るべき物も特にありません。唯一あるのは開拓時代の様子を描いた壁画。その当時は大変な僻地で毎日がキャンプ状態だったのでしょう。

  • 暇なので車内を歩き回ります。写真はスピリットオブザアウトバックのゴールドクラスの食堂車、スタッフが暇そうにお喋りしているだけでした。エコノミークラスでもオーストラリアの定番フィッシュアンドチップスやミートパイは食べれます。<br />

    暇なので車内を歩き回ります。写真はスピリットオブザアウトバックのゴールドクラスの食堂車、スタッフが暇そうにお喋りしているだけでした。エコノミークラスでもオーストラリアの定番フィッシュアンドチップスやミートパイは食べれます。

  • 地面は赤い土に変わりアウトバックに入りました。景色は変わっていない様で少しずつ変わっています。しかし、繰り返しますがスピリットオブザアウトバックは遅い、、、50km/h位なので並行して通る道路の車に猛スピードで抜かれます。ご覧の様に線路も古い状態のままです。この路線は開業から100年が経ちますが、100年前と速度は変わっていないとか。。なので100年前の旅ののんびりした雰囲気が味わえます。

    地面は赤い土に変わりアウトバックに入りました。景色は変わっていない様で少しずつ変わっています。しかし、繰り返しますがスピリットオブザアウトバックは遅い、、、50km/h位なので並行して通る道路の車に猛スピードで抜かれます。ご覧の様に線路も古い状態のままです。この路線は開業から100年が経ちますが、100年前と速度は変わっていないとか。。なので100年前の旅ののんびりした雰囲気が味わえます。

  • 次のホィッスルストップはバーカルダイン Barcaldine。駅の前には枯れ木が一本と、それを覆うようにモニュメントが建っています。なぜこの枯れ木を大切にしているかというと、ここは現在の豪州の最大野党の労働党ALPが結成された縁の地で、この木の周りに集まった民衆から現在の最大野党まで発展したという記念すべき場所の木だからです。なので数ミリオンドルもかけて僻地の村にこんなモニュメントを建ててしまうのでしょう。この木はツリーオブナレッジ Tree of Knowledgeと呼ばれていますが残念ながら数年前に枯れてしまったとの事。<br />

    次のホィッスルストップはバーカルダイン Barcaldine。駅の前には枯れ木が一本と、それを覆うようにモニュメントが建っています。なぜこの枯れ木を大切にしているかというと、ここは現在の豪州の最大野党の労働党ALPが結成された縁の地で、この木の周りに集まった民衆から現在の最大野党まで発展したという記念すべき場所の木だからです。なので数ミリオンドルもかけて僻地の村にこんなモニュメントを建ててしまうのでしょう。この木はツリーオブナレッジ Tree of Knowledgeと呼ばれていますが残念ながら数年前に枯れてしまったとの事。

  • それ以外にも駅の周りには趣のある古いパブが並んでおり、かつて開拓時代に栄えた跡が残っています。<br />

    それ以外にも駅の周りには趣のある古いパブが並んでおり、かつて開拓時代に栄えた跡が残っています。

  • 夜7時に日が暮れました。果てしない地平線に沈む夕日、アウトバックの醍醐味です。しかしまだまだ目的地まで100kmもあります。予定では今頃ロングリーチに到着予定でしたがまだ100kmもあり2時間遅れで進んでいます。

    夜7時に日が暮れました。果てしない地平線に沈む夕日、アウトバックの醍醐味です。しかしまだまだ目的地まで100kmもあります。予定では今頃ロングリーチに到着予定でしたがまだ100kmもあり2時間遅れで進んでいます。

  • 夜9時ごろにスピリットオブザアウトバックはロングリーチ Longreach に到着、3時間遅れで29時間の鉄道の旅の終着駅です。最後まで残った乗客は10数人と、お迎えの人が数人いるだけの静かな駅です。バスなら半分程の時間で移動できるので、今では鉄道を選択する理由は殆どありません。何もない平原をひたすら眺める長い長い一日が終わりました。アウトバックには美しい砂漠地帯もあるのですが、この辺りは草木も中途半端に生えた荒地といった感じでいまいちな光景でした。

    夜9時ごろにスピリットオブザアウトバックはロングリーチ Longreach に到着、3時間遅れで29時間の鉄道の旅の終着駅です。最後まで残った乗客は10数人と、お迎えの人が数人いるだけの静かな駅です。バスなら半分程の時間で移動できるので、今では鉄道を選択する理由は殆どありません。何もない平原をひたすら眺める長い長い一日が終わりました。アウトバックには美しい砂漠地帯もあるのですが、この辺りは草木も中途半端に生えた荒地といった感じでいまいちな光景でした。

  • 日曜の夜とはいえロングリーチの町には全ての店が閉まり人は全くいない無人地帯でした。今晩泊まる予定のパブには電話で予約していたものの、本当に開いているのはすごく不安でした。着いてみるとそのパブが町で唯一開いている店で助かりました。もし閉まっていたら野宿しかなさそうな雰囲気でした。

    日曜の夜とはいえロングリーチの町には全ての店が閉まり人は全くいない無人地帯でした。今晩泊まる予定のパブには電話で予約していたものの、本当に開いているのはすごく不安でした。着いてみるとそのパブが町で唯一開いている店で助かりました。もし閉まっていたら野宿しかなさそうな雰囲気でした。

  • 翌日に撮った歴史的なパブ Lyceum Hotelの様子(オーストラリアでホテルというのは、ただの飲み屋のパブで宿泊できない所も多いので注意)。アウトバックのパブに泊まるのは憧れでもあったのですが、このパブの宿泊はバックパッカーホステル以下の雑然さでガッカリでしたが、それでも無事泊まれてよかったです。他にロングリーチには普通のホテルもあるのですが、辺境のためかどのホテルも高いです。店の前には頑丈そうな4WDが並んでいます。いつかこんな車で砂漠を自由自在に旅したいものです。<br /><br />注:Lyceum Hotelは2018年6月に火事が起こり、復旧作業のためこの時点でクローズされています。

    翌日に撮った歴史的なパブ Lyceum Hotelの様子(オーストラリアでホテルというのは、ただの飲み屋のパブで宿泊できない所も多いので注意)。アウトバックのパブに泊まるのは憧れでもあったのですが、このパブの宿泊はバックパッカーホステル以下の雑然さでガッカリでしたが、それでも無事泊まれてよかったです。他にロングリーチには普通のホテルもあるのですが、辺境のためかどのホテルも高いです。店の前には頑丈そうな4WDが並んでいます。いつかこんな車で砂漠を自由自在に旅したいものです。

    注:Lyceum Hotelは2018年6月に火事が起こり、復旧作業のためこの時点でクローズされています。

  • 昨晩は夜だったんでロングリーチの町に人がいないのかと思いましたが、昼でも同じで人は殆ど見かけず寂しい限り。ロングリーチは人口約4500人で半径500km内では最大の町なのでもう少し栄えていると思っていましたが。。観光鉄道が通っているにも関わらず閑古鳥がいます。いったいここには何があるのでしょうか。<br />

    昨晩は夜だったんでロングリーチの町に人がいないのかと思いましたが、昼でも同じで人は殆ど見かけず寂しい限り。ロングリーチは人口約4500人で半径500km内では最大の町なのでもう少し栄えていると思っていましたが。。観光鉄道が通っているにも関わらず閑古鳥がいます。いったいここには何があるのでしょうか。

  • 朝のロングリーチ鉄道駅に行くと、昨日の鉄道が折り返しでブリスベンに向かう前でした。ここでギリシャ人観光客に会いました。彼とは昨日の車内で一緒で、唯一の海外からの観光客でした。彼はこの日同じ鉄道に乗って24時間かけてブリスベンに帰るという筋金入りの乗り鉄でした。

    朝のロングリーチ鉄道駅に行くと、昨日の鉄道が折り返しでブリスベンに向かう前でした。ここでギリシャ人観光客に会いました。彼とは昨日の車内で一緒で、唯一の海外からの観光客でした。彼はこの日同じ鉄道に乗って24時間かけてブリスベンに帰るという筋金入りの乗り鉄でした。

  • ロングリーチ観光地図を見て、郊外にあるオーストラリアンストックマンズホールオブフェイム Australian Stockman&#39;s Hall of Fameへ向かいました。ここがロングリーチ観光の目玉だそうです。今は真夏で朝でも気温は40度に近く、ここまで歩いて30分は辛い道のりでした。ちなみに豪州でストックマンとは、アメリカでいうカウボーイとほぼ同じ意味です。

    ロングリーチ観光地図を見て、郊外にあるオーストラリアンストックマンズホールオブフェイム Australian Stockman's Hall of Fameへ向かいました。ここがロングリーチ観光の目玉だそうです。今は真夏で朝でも気温は40度に近く、ここまで歩いて30分は辛い道のりでした。ちなみに豪州でストックマンとは、アメリカでいうカウボーイとほぼ同じ意味です。

  • 施設は意外と立派で展示物は結構沢山あります(入場料も$30ドルと高いですが)。展示は、アウトバックの開拓史、地元アボリジニ文化、フライイングドクターの歴史などあり、アウトバックに興味があれば結構楽しめる場所です。酷暑の中ここまで歩いてきた為、その過酷な環境は身をもって経験したばかりです。写真は開拓時代に貿易に使った車、主にウールなどを輸出していました。<br />

    施設は意外と立派で展示物は結構沢山あります(入場料も$30ドルと高いですが)。展示は、アウトバックの開拓史、地元アボリジニ文化、フライイングドクターの歴史などあり、アウトバックに興味があれば結構楽しめる場所です。酷暑の中ここまで歩いてきた為、その過酷な環境は身をもって経験したばかりです。写真は開拓時代に貿易に使った車、主にウールなどを輸出していました。

  • これがストックマン(カウボーイ)のイメージ。昔のストックマンは馬に乗っていましたが、現在はバイクやヘリコプターを使い、馬を使う機会は少ない様です。また残念ながら観光客がふらっと牧場に行って馬に乗ったストックマンを見かけることはまずありません。その代わり、ここで観光客向けストックマンのショーが見られるのですが、夏期はオフシーズンでやっていませんでした。<br />

    これがストックマン(カウボーイ)のイメージ。昔のストックマンは馬に乗っていましたが、現在はバイクやヘリコプターを使い、馬を使う機会は少ない様です。また残念ながら観光客がふらっと牧場に行って馬に乗ったストックマンを見かけることはまずありません。その代わり、ここで観光客向けストックマンのショーが見られるのですが、夏期はオフシーズンでやっていませんでした。

  • アウトバックの開拓者のイメージ、毎日埃とハエにまみれながらキャンプ生活は過酷なものだったのでしょう。写真はないですが、ここに住むアボリジニにとっては白人開拓者は侵略者。最初は共存を目指していたのですが、文化的に全く合わず、貴重な水の取り合いもあって対立する事になり、アボリジニにとって悲惨な結果となりました。<br />

    アウトバックの開拓者のイメージ、毎日埃とハエにまみれながらキャンプ生活は過酷なものだったのでしょう。写真はないですが、ここに住むアボリジニにとっては白人開拓者は侵略者。最初は共存を目指していたのですが、文化的に全く合わず、貴重な水の取り合いもあって対立する事になり、アボリジニにとって悲惨な結果となりました。

  • 次に向かったのがロングリーチ空港隣にあるカンタスのミュージアム Qantas Founders Museum。今ではカンタスは豪州一の航空会社ですが、その始まりは地方の航空会社。QantasとはQueensland And Northern Territory Aeriel Servicesの略。ロングリーチにあるこのガレージがカンタスの生誕地と言われています。

    次に向かったのがロングリーチ空港隣にあるカンタスのミュージアム Qantas Founders Museum。今ではカンタスは豪州一の航空会社ですが、その始まりは地方の航空会社。QantasとはQueensland And Northern Territory Aeriel Servicesの略。ロングリーチにあるこのガレージがカンタスの生誕地と言われています。

    ロングリーチ空港 (LRE) 空港

  • 建物の外にはなぜかカンタスのボーイング747が。退役した機体がここまで運ばれて展示されていました。地上から真近で見ると747の巨大さを実感できます。カンタスのボーイング747は2020年にすべて退役が決まっています。10年後には、この巨大飛行機は過去の遺物と呼ばれているのでしょう。ロングリーチ空港の滑走路の長さから、ボーイング747は何とか着陸できても離陸は不可能という文字通り片道切符でこの機体が運ばれた様子も記録されています。<br />

    建物の外にはなぜかカンタスのボーイング747が。退役した機体がここまで運ばれて展示されていました。地上から真近で見ると747の巨大さを実感できます。カンタスのボーイング747は2020年にすべて退役が決まっています。10年後には、この巨大飛行機は過去の遺物と呼ばれているのでしょう。ロングリーチ空港の滑走路の長さから、ボーイング747は何とか着陸できても離陸は不可能という文字通り片道切符でこの機体が運ばれた様子も記録されています。

  • その隣には昔のボーイング707とDC3も。これらの機体とカンタスのガレージは入場料を払わなくても外から見られます。入場料は$25と高いので、外から見るだけでも良いかなと思いました。ちなみに乾燥した砂漠は飛行機の保存には最適な気候で、使用していない多くの飛行機が保管されている場所です。

    その隣には昔のボーイング707とDC3も。これらの機体とカンタスのガレージは入場料を払わなくても外から見られます。入場料は$25と高いので、外から見るだけでも良いかなと思いました。ちなみに乾燥した砂漠は飛行機の保存には最適な気候で、使用していない多くの飛行機が保管されている場所です。

  • 現在のカンタス国内線でレトロジェットと呼ばれるボーイング737を昔のデザインで塗装した機体が2機飛んでいます。運がよければ今でも飛んでいるところを見ることができます。これは旅行帰りのブリスベン空港で見たカンタスのレトロジェットJames Strong。

    現在のカンタス国内線でレトロジェットと呼ばれるボーイング737を昔のデザインで塗装した機体が2機飛んでいます。運がよければ今でも飛んでいるところを見ることができます。これは旅行帰りのブリスベン空港で見たカンタスのレトロジェットJames Strong。

  • 1920年代、オーストラリアからロンドンまで誰が一番早く到着できるかのレースがあり、当時の飛行機の飛行距離から途中にアウトバック内に無数の経由地が要ります。それにQantasがどう対策したのか、またその後の旅客運送でどう競合会社とトップの座を競ったのかの歴史が、その当時の航空機と共に展示されています。

    1920年代、オーストラリアからロンドンまで誰が一番早く到着できるかのレースがあり、当時の飛行機の飛行距離から途中にアウトバック内に無数の経由地が要ります。それにQantasがどう対策したのか、またその後の旅客運送でどう競合会社とトップの座を競ったのかの歴史が、その当時の航空機と共に展示されています。

  • ロングリーチは南回帰線(南緯23度26分22秒)の上にあり、その小さなモニュメントがあります。これら以外にロングリーチに見所はありません。まあこんな僻地の町に見所が2箇所も見つかったのは発見といって良いでしょう。他にサンセットクルーズとかもある様ですが、夏のオフシーズンはクローズでした。

    ロングリーチは南回帰線(南緯23度26分22秒)の上にあり、その小さなモニュメントがあります。これら以外にロングリーチに見所はありません。まあこんな僻地の町に見所が2箇所も見つかったのは発見といって良いでしょう。他にサンセットクルーズとかもある様ですが、夏のオフシーズンはクローズでした。

  • 1月のアウトバックは真夏で毎日40度越え、昼間にこれ以上歩き回るのは不可能です。午後ははのんびりと過ごし、日暮れのロングリーチの町外れを当てもなく歩きます。10分も歩けば荒野が広がりカンガルーも簡単に見ることができます。<br />

    1月のアウトバックは真夏で毎日40度越え、昼間にこれ以上歩き回るのは不可能です。午後ははのんびりと過ごし、日暮れのロングリーチの町外れを当てもなく歩きます。10分も歩けば荒野が広がりカンガルーも簡単に見ることができます。

  • アウトバックの荒野に建つ廃屋。殆ど雨の降らない乾燥地帯なのに、家は嵩上げされています。こんな半砂漠でも雨が降ると洪水が起きることを示しています。クィーンズランド州の内陸部のロングリーチは辺境の地で何もない場所と思っていましたが、貸切状態の豪華鉄道とカンタスミュージアムがあり鉄道や航空ファンには隠れた穴場かもしれません。夏は酷暑ですが観光客は少ないオフシーズンで、クリスマスシーズンの混雑を避けるには良い場所でした。明日からは更に内陸部、マウントアイサを目指します。

    アウトバックの荒野に建つ廃屋。殆ど雨の降らない乾燥地帯なのに、家は嵩上げされています。こんな半砂漠でも雨が降ると洪水が起きることを示しています。クィーンズランド州の内陸部のロングリーチは辺境の地で何もない場所と思っていましたが、貸切状態の豪華鉄道とカンタスミュージアムがあり鉄道や航空ファンには隠れた穴場かもしれません。夏は酷暑ですが観光客は少ないオフシーズンで、クリスマスシーズンの混雑を避けるには良い場所でした。明日からは更に内陸部、マウントアイサを目指します。

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