2018/04/16 - 2018/04/23
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ilmonteさん
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旅程
4月16日(月曜日)成田発、チューリッヒ着
4月17日(火曜日)終日、チューリッヒ滞在 「オペラ鑑賞」
4月18日(水曜日)ボローニャへ移動
4月19日(木曜日)終日、ボローニャ滞在 「オペラ鑑賞」
4月20日(金曜日)トリノへ移動 「オペラ鑑賞」
4月21日(土曜日)終日、トリノ滞在 休養
4月22日(日曜日)夕刻:帰国便搭乗
4月23日(月曜日)羽田着
今回は、6泊8日 3都市滞在、オペラ3本という日程にしました。
これ以上滞在しても、自分に興味のある演目を連続鑑賞できる日程を組むのは難しいです。
12月から3月までなら、全体的な上演回数が多いので、もう少し連続化は可能かもしれませんが、最高温度でも氷点下となるような環境での都市間移動もシンドイ上に、天候事情で交通機関に乱れがでると公演に間に合わないリスクもあるので、気候の良いときの訪問にしています。
ゆったりとした日程でないといと肝心のオペラ鑑賞時に眠くなってしまいます。
このくらいの日程が準備を含めて、負担が少ないことが実感できました
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Milano Centraleで、Frecciarossaに乗り換えて、1時間あまり、ようやくボローニャ駅の到着です。
写真は、到着ホームから1つ上に上がったコンコースです。
駅前はイタリアの雑然とした、言い換えれば、活気のある、これぞイタリアの雰囲気があふれています。
(駅前の写真は撮り忘れてしまいました。)
赤信号、みんなで渡れば怖くないのとおり、信号遵守もいい加減です。
歩行者用の横断信号があっても、車道の信号が青なら、結構なスピードで走り抜けてしまうチューリッヒとはえらい違いです。チューリッヒでは、車道を横断するとき、信号を守らないと、危険だろうなあと思ったのと、また違う感覚です。 -
Bologna駅は、ローカル線発着と思われる地上駅とFrecciarossa等が入線する地下駅とは縦方向だけでなく横方向でも離れている構造です。
東京駅の東海道線ホームと横須賀線ホームもしくは京葉線ホームのような感じです。
リフトも少なく、優等列車からローカルラインに乗り換えるには余裕が必要でしょう。 -
駅正面のホールから地下ホームに降りるリフトです。
スーツケースを持っているとこのリフトを利用するしかありません。
時間に余裕が必要です。 -
Hotel Accademia
駅からは距離がありますが、劇場からは徒歩3分という立地で選びました。
表通りから離れており、周辺も雑然とし、付近の建物には、落書きが多くお世辞にも小綺麗な環境にあるとはいえません。明け方まで、飲食店の騒音が聞こえてきます。ただ、窓を閉めれば、相当音は抑えらるので、気になりませんでした。また、学生が多いためか、治安が悪いといった雰囲気はありません。歩きまわったボローニャ旧市街も同じようなものでした。
部屋は、まずまずの広さですが、パブリックスペースの割には、部屋は狭いです。内装も少し、くたびれていますが、バスルームは、リニューアルしたようです。
イタリアの三ツ星としては標準でしょう。
着いたときは、チューリッヒとの落差を感じましたが、ひと晩で慣れました。
女性客も多かったです。チューリッヒ同様、フロントは、女性スタッフのみによる交代勤務でした。朝食で、久しぶりに飲むカプチーノは、美味しかったです。
イタリアのカプチーノは、どこで飲んでも美味く、安いです。 -
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このホテルの欠点は、リフトが無いことです。ヨーロッパのホテルには良くあることですが、やはり、シニアにはきついです。この階段をスーツケースを上げ下ろししなければなりません。女性スタッフがやってくれますが。
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朝食場所とロビーは、豪華ではありませんが、こんなもんで十分です。
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ホテルの窓から見おろした写真です。
左手、角は、郵便局です。
ぱっと見、わかりませんね。 -
ホテル周辺を散策中に見つけたBataです。
確かスペインのブランドで、H&M、Zara同様、各地にチェーン店をみかけます。
3年前にミラノで良い買い物をしたので、早速入ってみました。
革製(フェイク)のアウターに安くて良いものがあり、購入です。
色合いが良かったです。1着で1万円以下で、日本でこの値段ではゲットできないでしょう。
カードで決済しようとしたら、読み取り機が不調で決済できません。
昨日も同じことがあったと言いながら、店員があれこれトライしますがダメでした。
結局、翌日、再訪して、決済することにしましたが、昨日もトラブルがあったなら、直しておいたら、ツッコミを入れたくなります。これがイタリア流でしょうか。 -
翌日は、先ずは、マッジョーレ広場に向かいます。
観光はこのあたり一体で済ませました。
朝日を背景にした斜塔です。 -
この街のランドマークのネプチューンの像です。
イタリアの日差しに映えてとても良い朝でした。 -
観光は、マッジョーレ広場周辺だけとしました。
まずは、サン・ペトロニオ聖堂前の階段に腰をおろして、雰囲気を味わいながら、人間ウォッチングです。
天候に恵まれたためか、想像していたより、良い広場です。 -
ミラノのドゥオモ広場のようなミサンガ売りもいなく、安心して過ごせます。
4月中旬であるにもかかわらず、日差しは強いです。 -
皆さんも私たちと同じように休んでいます。
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サン・ペトロニオ聖堂のファサードです。
ボローニャを代表する教会ですが、なんか建築途中のようで、さえない外観です。 -
期待せずに内部に入りましたが、内部は外観とは想像できない位良かったです。
さほど巨大な空間があるわけでありませんが、逆にこれでもかという威圧感もなく、なによりも、茶系に彩られた柱がかもし出す雰囲気は、他では見られないもので、とても、気に入りました。
内部の写真撮影は有料だったので、写真はありません。
ネットで見る写真より、良いです。 -
マッジョーレ広場に停まっていた。観光トロリー(?)。欧州の観光地には良くあります。観光バスより良さそうなので乗ろうかなぁとも思ったのですが、解説は英語だし、ちょっと乗ったら飽きそうので辞めました。
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市庁舎です。
現実に市庁舎としても機能しており、オフィスと観光エリアが同じ建物に同居しているのが面白いです。
入場は無料ですが、内部の展示室等が有料です。 -
欧州の歴史建築物では、どこかで、必ず修復工事をしていますね。
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市庁舎の壁面に埋め込まれたプレートです。 第二次大戦中のパルチザンを顕彰するもののようです。(間違っていたらすみません。)
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こちらは、ナチスの強制収容所(ラーゲリ)での死者を悼むものと思います。
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こちらは、日本の案内書にも載っているナチスとの戦いで亡くなったパルチザンの人たちの写真です。
これ以外にもこの街の自由を守った人たちを顕彰する碑文銘板を見かけ、自由都市としての街の誇りを感じました。 -
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中庭を通り抜けこんな階段を上に上がって行きます。
実際の市庁舎の業務エリアもあるので、少し注意しながら登ってゆきます。 -
斜路に滑る止めの石の横棧があるだけです。階段とは言い難いですね。
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この場所で休んでいたら、結婚登録をしたカップルがやってきて、写真を撮りたいので席を空けてくれないと言われました。
どうも同性婚のようでした。 -
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マジョーレ広場を望みます。ヨーロッパの広場ですね。
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こちらは、サン・ペトロニオ聖堂です。
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隣にある有名なアルキンジンナージオに入りました。
入り口は、ショッピングッモールの並びに間にさりげなくあります。
小ぶりの回廊にかこまれた中庭に入るだけで中世の雰囲気です。 -
入ると中庭になります。左手から階段で上階の回廊に行きます。
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写真左側の入り口から2階に上がったと思います。
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回廊を巡るだけなら、無料ですが、解剖室/図書室の内部を見るためには、このチケットが必要です。
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回廊の天井です。
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解剖室です。
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部屋の3面が階段教室風になっています。
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壁面には、ガレノス等の医者(医学者)の肖像が並んでいます。
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展示の解説によればこの部屋は1944年の連合軍の爆撃により、破壊された後、再建されたようです。
爆撃機から空撮された爆弾命中時の写真が印象的でした。
爆撃されたにしても、ドイツの各都市や日本のように絨毯爆撃では無かったのですね。 -
雰囲気を味わいながら、しばし、休憩です。
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次は、図書室です。
入り口の椅子に腰掛けていたおじさんに切符を見せて入場です。
なんだか、シニア・ボランティアの人みたいでした。 -
人も殆どいなく、良い雰囲気でした。
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壁面には隙間なく、学生教師グループの紋章盾等が掛かっています。
ヨーロッパの感覚ですね。
ただ、圧迫感とかゴテゴテ感は皆無でした。 -
椅子がキレイに並んで、正面にテーブルがあります。何かカンファレンスにも使うのでしょうか。
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イタリア旧市街のゴチャゴチャ感が溢れています。
バスも薄汚れています。
この感じは嫌いではありません。 -
観光は切り上げ、腹ごしらえする場所を探します。
ボローニャは、トラムもメトロもありません。
観光だけなら必要もありませんが。
多分これがメイン通りだと思います。 -
こういう街並みは好きですね。
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こんな路地が続きます。
注意していないと、迷うかもしれません。 -
ポルティコです。
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日向は暑いくらいですが、ポルティコ内に入るとヒヤッとします。
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ここは、開店前のようです。
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ホテルへの帰り道に適当な店に入りました。
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間口の狭い店です。
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経験ではイタリアでは、地元の人が客なら、「味」に、心配はないです。
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パスタプラス一皿で十分でした。
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カメリエーレは、時々、外を通る人と話しこんだり、行方不明になったりします。
清算しようとしたら、捕まりません。
食い逃げされることなど、発想にないみたいでした。 -
ホテルに戻って、オペラに備えて、休憩です。
夜に「イベント」が夜にあるときは、観光は3時までには切り上げています。 -
Teatro comunale di Bologna
(以下は、オペラに関する記述です。)
大分前に訪問したことがあり、舞台の記憶はあるのですが、外観・内部は記憶にありませんでした。外観はなんも変哲も建物で、大都市の劇場のような威圧感は全くありません。
ポスターがなければ、通りすぎてしまいそうです。 -
小さなロビーを抜けるとすぐに客席です。良い意味で「芝居小屋」の雰囲気がムンムンで、大劇場、有名劇場とは違う味わいがあります。(座席数の約1千です。)
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ボローニャの演目は、シモン・ボッカネグラで、出演者も聞いたことのない歌手ばかりです。
劇場形式は、古典的な馬蹄形ですが、ウィーンあたりの半分の規模です。
真ん中より少し前ですが、客席との距離が非常に近い感覚なので驚きです。
リニューアルされたためか、内装はとても美しいです。
特に2017年に改装された客席の椅子の薄いグリーンはなんとも言えない色合いで、気に入りました。客層はシニアばかりですが、服装はカジュアルです。 -
実は、今回、チューリッヒとトリノの間に、ミラノ訪問を入れていたのですが、見本市の開催期間と重なり、ホテルの予約時期が悪かったため(早めの予約をすれば問題なかった)、ホテル代が高騰してしまい、ミラノ(スカラ)を断念し、公演のあったボローニャに切り替えました。
3泊以上の宿泊が条件のホテルもあり、強行するとミラノの宿泊代だけで、航空券より高くなってしまいます。 -
シモン・ボッカネグラは地味な曲、渋い曲と評価されていますが、久しぶりに生で聴くと、どうしてどうして、ヴェルディ節満載のとても良いオペラと思います。
イタリアの歴史(都市国家)に関する知識がないと分かり難いことが日本で人気のない一因かもしれません。
日本人はどうも真面目な気質で、鑑賞前にストーリーを知らないと満足できないようで、ストーリー(台本)でオペラを評価しているような気もします。何の予備知識をなくても、音楽に感動できれば十分です。曲が気に入ったたら、公演を思い返しながら台本を確認しても良いと思います。なんといってもオペラだって、作曲家が主役なんですから。
歌手は、ダブルキャストの「裏」、つまり初日ではなく2日目の歌手によるものですが、特に落ちる歌手もなく、ヴェルディを楽しめました。さすが、歌手層の厚ささは大したものです。日本ではオペラに限らず、クラシック演奏にブランドを求めてしまいがちで、結果的に、名の通った歌手が出演しない公演しか評価しない傾向を感じますが、こちらでは、もっと手軽に楽しむ娯楽で、公演数も多く「需要」が高く、歌手を志す人もそれを育てる「環境」があることが良くわかります。 -
参考までに、今回のオペラのチケット代を記載します。
Opern-Haus Zurich \48,816
Bologna Teatro Communale \9,824 (平土間で1名、\5,000)
Teatro Regio Torino \19,529
いずれも日本で言えば、S席の2枚分です。
チューリッヒが極端に高額ですが、Damrauが日本でルチアを歌えば、S席は、一人5万円でしょう。これだけの公演を日常的に鑑賞できる地元がうらやましいです。
また、イタリアの2劇場では、65歳以上は、シニア割引で購入できました。(約10%引き)
入場時に年齢証明を求められる懸念もあったので、パスポートのコピーを持参したのですが、必要ありませんでした。
交通機関でも、こちらでは、信用乗車、信用入場という考え方が徹底しています。社会システムは、住民が作ったもので、住民の社会参加で営まれているという市民参加の浸透していると感じました。
年齢証明をみせないとチケットを交付しない新国立劇場に見られるように、社会システムは、「お上」が作って、国民に与えたという我が国とは考え方が基本的に異なるということを感じます。(上から与えられたモノだから、出し抜こうという知恵を働かせ、実施してしまう。) -
開演時間にはまだ日がありましたが、終わるとすっかり夜の街です。
劇場前の広場ですが、雑然としています。
何かトークショーをやっていました。
なお、幕間の休憩時間は短く、喫茶のサービスは一切ありません。
何か飲み物が欲しければ、広場のバールに行けということですね。
大劇場や有名劇場とは違うイタリアオペラの醍醐味を堪能できました。 -
広場の一角にあるコンビニで夜食を買って、徒歩数分のホテルに帰還です。
明日は、トリノへ2時間あまりで移動し、又、オペラです。
いや~、満足です。
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