2017/09/26 - 2017/09/26
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frau.himmelさん
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久しぶりの徒歩での国境越え編です
ザールブリュッケンは国境の町ですから市の3分の1はフランスと国境を接していますし、その近郊まで範囲を広げるといくらでも徒歩で国境を越える地点はあるのです。
どこで国境を越えたらいいか、出発前に地図を前にしていろいろ探しました。
ここは面白そうだと思うところは交通の便が悪かったり、かなり歩かなければならなかったり、帯に短したタスキに長しのたとえ通り。
そんな中で面白いところを見つけました。
ザールブリュッケン近郊に国境を接して同じ名前を持つクライン(小)とグロース(大)の二つの村があるのです。
そしてそれは「友好の橋」という可愛い橋を挟んでつながっているのです。
交通の便も非常によろしい。
停留所を降りたら100メートルほど歩けば国境越えができます。
至近距離の国境越え、今までで最も楽な徒歩での国境越えになりました。
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私たちのホテルはいつもながら高級ホテルではないけれど、とても立地に恵まれています。
ヨハネス教会の真ん前で、ラートハウスのすぐ近くなのです。
ST1の市電の停留所もほんの1分のところにあります。
さて、今日は久しぶりの徒歩での国境越え。
その後も1日電車やバスを乗り回すので、1日乗り放題チケットを買いたいと思いました。
慣れないところの券売機って使いにくいですね。
二人して悪戦苦闘していたら・・・。 -
そこへ若い女性がやってきて、「何かお手伝いしましょうか?」。
「私たちはクラインドリッタースドルフのターゲスカルテを買いたいのです。」と言うと、その女性、券売機に向かい私たちに画面を見せながら、
「ザールブリュッケン市内圏が111でしょう?。Kleinblittersdorfは151ゾーンだからここね。
二人だからグルッペンターゲスカルテがいいですね。」
と言いながら手際よくチケットを買ってくれました。
感じのいい女性でした。
二人で1日乗り放題14.8ユーロ。 -
そのターゲスカルテを握りしめて私たちが向かった先は、国境方面ではなく、反対方向のザールブリュッケン中央駅。
ザールブリュッケン中央駅は、国境の駅として国際列車も数多く停車する大きな駅です。 -
駅舎にはDBのマークと共に、「Eurobahnhof」(赤矢印)と。
ここザールブリュッケンは、ドイツの玄関口であり、フランス・パリと南ドイツを結ぶ重要鉄道路線。
独仏国境の駅として、ザールブリュッケン中央駅はヨーロッパ・ステーションという意味で「Eurobahnhof」という名称で呼ばれています。 -
駅構内の発車時刻表。
さすがに国境駅、パリ東行があります。
その他フランクフルトやトリアー、それに2006年のワールドカップで日本戦の開催地だったカイザースラウテルンの駅名も。あの時はここから乗り替えてサッカー観戦に行ったのでした。 -
地域交通の券売機
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DB(ドイツ鉄道)の券売機
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駅前の大きなショッピングセンター「EUROPA GALERIE」オイローパ・ギャラリー。
ここで買いたいものがあるのです。
今回私が持参したカメラの調子が悪く、補助のカメラを使わざるを得なくなりました。
まさか出番があるとは思わなかったので、SDカードの容量が足りません。ここで1枚買い足したいと思います。 -
新しくできたショッピングセンター。
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「SATURN」、ドイツの家電量販店です。
ここでSDカードを購入しました。 -
私たちの乗るST1は駅前の路面電車乗り場から出ています。
ところどころに歴史的なバロックの建物が残っている街並みを、ヒョウ柄の斬新な路面電車が通り抜けます。 -
電車を待ってる間にとてもメルヘンチックな遭遇をしました。
全面にクリスマスの絵が描かれたバスが停まっています。
サンタクロースの絵の前に座っている人をご覧ください。
まるで絵の中からサンタクロースが抜け出してきたようだと思いました。
あのお髭のおじぃ~さま、もの凄く絵になると思いませんか? -
路面電車ST1は昨日フランスから乗ってきた電車。
昨日はこの路面電車でザール川を渡り国境越えしました。
今度は徒歩で国境越えをするのです。
電車の中はそこそこの混雑ぶり。 -
ホテル近くの市庁舎前を通って・・・。
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20分ほどで着きました。
目的地の「Kleinblittersdorf」クラインブリッタースドルフ。
小・ブリッタース村という名前です。 -
さあ、それでは徒歩での国境越えを・・・。
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駅から100mも歩かないうちにこの橋が見えてきました。
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標識にはGrossblittersdorf広場、大・ブリッタース村広場
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と言うことは、橋の向こう側がフランスかしら?
犬と散歩中のおばさまに尋ねました。
「あちらがフランスですか?」
おばさま「そうよ~~、こちらがドイツのクライン(小)ブリッタースドルフ、あちらはグローース・・・・・よ」
と、大きく腕を広げて、グロースをことさら強調して教えてくれました。
とても面白いおばさまでした。 -
前を行くあの女性です。
フランス側は大きな町なのね。
それでは私たちも橋を渡ります。
この橋は「FreundschaftBruecke:友好の橋」と呼ばれています。 -
橋の真ん中付近に何か描いてあるのが見えます。
あそこが国境線なのでしょうか? -
ドイツ語で「WILLKOMEN」、フランス語で「BIENVENUE」。
各々国旗の色で「ようこそ!」の文字が。
なんかかわいい~~。
国境らしい歓迎の言葉です。 -
はい、ドイツ・フランスの国旗が終わったあたりが国境ですね。
それでは国境を越えますよ!。 -
国境を越えてフランス側から見た「ようこそ」の文字。
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ザール川、美しい清らかな川。
中州のこちら側はフランスです。 -
橋を渡ってフランスに入ると、そこには小さな公園がありました。
公園の立札。
フランス語で「GROSBLIEDERSTROFF」グリブリエデルストロフ(舌を噛みそう)と読むそうです。
その下にはドイツ語で「KLEINBLITTERSDORF」クラインブリッタースドルフ。
その真ん中には小さな文字で、「jumelee avec」。
翻訳機にかけて推測すると、「双子の町」ってことでしょうか。
なるほど、友好の橋を挟んだ双子の町なのですね。 -
公園の中は、碁盤の目のように仕切られた中に、星型のマークがそれぞれ置かれています。
その真ん中には噴水が・・。
これ全体で一つのモニュメントなのでしょうね。 -
その向こうは駐車場。
さてそれでは、あの女性が言っていたグロ~~ス(おっきい~)ブリッタース村へ入って見ましょう。 -
ドイツ側から見えた可愛い教会があります。
聖イノセント教会です。 -
教会の植え込みの、コスモスと小菊の花が、なんだか懐かしい日本の秋を思い出させてくれました。
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こちらは小さな礼拝堂でしょうか。
見事なキリストの磔刑像が、村人の宗教心の高さを物語っています。 -
このなんとも長閑な「(大きな)ブリッタース村」は、静かな小さな村でした。
村の面積:13.07㎢。人口3,300人(2015年)だそうです。 -
さあ、今度はフランス側から国境を越えて、ドイツの小さなブリッタース村に向かいます。
フランス側から見たドイツの風景です。 -
「友好の橋」のポイントとなっている釣り鐘型の照明灯。
なんだか子供のころ、童話や童謡で見たような懐かしさを覚えます。
「鐘が鳴る丘」の鐘ってこんな感じではないのかしら? -
なんて思いながらドイツ側に渡ってきたら、先ほどは気が付かなかったけど、この可愛いポットのモニュメント。
ドイツとフランスの国旗の色で、それぞれの村の名前が書かれています。
そしてここにも「JUMELAGE」双子の町と。
お互いがお互いを慈しみあってているような、姉妹のようなこの二つの村。
昔から本当に双子のように仲のいい村だったのでしょうか? -
二つの村が属するザール地方は中世からフランス・ドイツと歴史に翻弄された地域でした。
1870年に起きた普仏戦争でのドイツ帝国の勝利により、この地域はドイツ領になりました。
そしてドイツ帝国により1880年、ザール川に最初に橋が架けられました。
しかし第一次大戦でドイツが敗れたことにより、再びザール川を挟むこの二つの村は独・仏に分離してしまいます。 -
1939年、第二次世界大戦の開戦により、ドイツ軍の侵入を助けるこの橋はフランス軍によって破壊されてしまうのです。
しかしナチスドイツ軍は、木造の臨時仮設橋を造りフランスへの進軍を推し進めます。
ドイツ軍の敗戦が色濃くなった1944年後半、この木造仮設橋はフランス連合軍により破壊されました。 -
戦後は再び橋は架けられることなくずっと放置されていました。
1963年、フランスのドゴール元大統領と西ドイツ(当時)のアデナウアー元首相により独仏友好条約が結ばれ、1964年に鉄骨の新しい橋が建設されました。
それと共に、KleinblittersdorfとGrosbliederstroffは、公式に双子の町として交流が始まりました。 -
とは言え、そのころ国境はあったわけですから、ザール川のあっちとこっちで、国境検問所などは存在していたのだろうと思います。
しかしそれも1985年にシェンゲン協定が結ばれてからは、誰でも自由に行き来できるようになりました。 -
現在の可愛い友好の橋の形になったのは1993年のこと。
お互いに敵国であった過去を持つ、歴史に翻弄された二つの村でしたが、この友好の橋は、大・小同じ名前を持つ、両村民の、国境を越えた固い友情の象徴となっているのです。 -
それでは、もう一つのドイツ側のクラインブリッタース村を散策しましょう。
こちらは、クライン(小さい)と言いながら、交通量も多いし、結構大きな町ですね。 -
いろんなお店もあります。
こちらも調べてみました。
村の面積は27.29㎢、人口は11,000(2016年)。
フランスのグロース村より、面積は約2倍、人口は約3倍。
ドイツのクライン村の方が全然大きな村です。
大・小まるで逆なのに、どうしてこんな名前がついたのでしょうね。 -
案内板を見ても、いろんな施設が整っている村だとわかります。
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壁の装飾が美しい立派な建物です。
銀行でしょうか? -
あのマークは?
コンパスと定規、フリーメイソンのプロビデンスの目? -
広場には、バイエルン州でもないのに、5月でもないのに、マイバウム(5月の木)。
マイバウムとは、主にバイエルン地方の5月に街の広場に立てられるシンボル的なもの。 -
マイバウムの前には可愛いラートハウス(村役場)。
そろそろ駅に向かいましょう。 -
郵便ポストかと思いました。
良く見たら、赤十字マーク、クライドンク(洋服)、シュペンデ(寄付)などの単語が書かれています。
この中に古くなって着なくなった洋服などを寄付するのでしょうか?
面白いシステムですね。 -
駅前にはちょうどゴミ収集車が作業をしています。
こちらはどうやってゴミを収集するのだろう?。
作業員二人で、大きなゴミ箱を運びあげて・・・。 -
収集車の後ろの荷台の上に置くと、自動的にひっくり返って、車内にゴミが落ちる仕組み。
合理的~~!。
夫は、何にでも興味を示す私に、ほとほと呆れぎみ。 -
駅に着いたら、入ってきた電車は反対方向のSarregueminesサルグミーヌ(フランス語)行。
昨日、私たちはこの路面電車でフランスのこの駅からザールブリュッケン入りしたのでした。
中央駅方面はあと30分ほど待たなければなりません。 -
時間がありますので、駅をぶらぶらと。
路線図でも眺めましょうか。
右端のSarreguemines(サルグミーヌ)はフランス、そこから路面電車で国境越えをしました。
そして3つ目がKleinblittersdorf。
今回は列車ではなく路面電車での国境越えと、徒歩での国境越え。
満足できる収穫です。 -
町の説明の案内もあります。
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地図を見ておさらいをしましょう。
赤丸が3つ並んだ地点がありますね。
右の赤丸はKleinblittersdorf、真ん中はFreundschaft bruecke:友好の橋、右側はGrosbliederstroffグリブリエデルストロフ村。 -
この写真が1993年に新しくお化粧した「友好の橋」の、お披露目式の様子なのでしょうか。
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しばらく待って電車がやってきました。
私たちが乗り込む前にもうすでに乗っている4,5人の集団。
電車が出発するや否や、一斉に立ち上がり「さあ、始めようか」という風に目くばせして、前後の車両に散っていきました。
そして「ファールカルテ・ビッテ!」(切符を拝見します)と検札を始めました。
めったに見られない抜き打ち検札の風景でした。 -
車内はこんなに混雑していましたから、無賃乗車の人もいたかもね。
高い罰金を払わなければならないので、不正乗車はやめましょう。 -
電車は市庁舎前へ。
私が写真を撮っていると手を振って応えてくれる学校帰りの子どもたち。
私たちは駅前で電車を降りました。 -
お昼も過ぎたし、軽く何か食べようか。
駅前のショッピングセンター、オイローパギャラリーのカフェに入りました。
メニューの中にスパゲッティーアイスが見えました。
日本のテレビで紹介していて、前から一度試してみたいと思っていましたので、私はこれに飛びつきます。 -
いろんな種類があってどれにしようか悩みます。
スパゲッティーアイスはドイツが発祥の地なのだそうです。
シュペッツェレというドイツの手作りパスタの道具がありますが、あるアイスクリーム屋さんがそれを使ってアイスをつくり始めたのが始まりだとか。 -
私が選んだのは「スパゲッティー・カルボナーラ」。
アルコールが沁み込んだアイスに、マカロン・木の実・ミューズリーなどが飾ってあります。
カロリー高そうですね。 -
夫はそんなゲテモノは食べたくないそうです。
チーズやハムを挟んだオーソドックスなドイツパンとビール。
ビールにはおつまみにプレッツェルのクラッカーがついています。
昼食を済ませたら、ザールブリュッケン城にある歴史博物館に向かいます。
せっかく1日乗り放題チケットを持っていますので、お店の店員さんにバス停の場所を教えてもらって、バスでお城まで行きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぶどう畑さん 2018/04/28 20:17:49
- 可愛い国境!
- himmelさん
ぶどう畑です。
ラインフェルデンでは、ごく普通の市の境界みたいな表示でしたよね。
今回のblittersdorfは、国境が楽しい!
ドイツとフランスでは、ちょっと綴りが違って、これも面白い!
ザールブリュッケン、こんな楽しみ方もあるのですね。(^^)
スパゲッティアイス、知りませんでした。
食べてみたい気もするけれど、全部食べられるかなぁ…。
himmelさんは、完食でしたか?
- frau.himmelさん からの返信 2018/04/28 21:44:48
- RE: 可愛い国境!
- ぶどう畑さん、こんばんは。
暑かったですね〜。
今日は多磨霊園にお墓参りに行ったのですが、広い霊園をウロウロしていたら、あわや熱中症に。
齢を考えて・・、無理は禁物ですね。
大小のブリッタース村の国境、ほんとにメルヘンチックで可愛いかったです。
今まで国境と言うと物々しい感じがしていましたから、え、これが!とビックリしました。
まあ、あの可愛い橋は1993年に新装されたもの。
1985年のシェンゲン協定以来、既に両村民は自由に往来していたわけですから、あんな可愛いモニュメントになったのでしょうね。
徒歩で国境を越えるのも、楽しかったですよ。
スパゲティー・アイス、やっと念願が叶いました。
私が選んだのは、mit alkohol、アルコール入りでしたから、最初は美味しいと食べていましたが、スパゲティーが溶けてそのうちヨーグルトになり・・・、完食はできませんでした。日本人には量が多いですよね。
ここのところ、ぶどう畑さんのところにもご無沙汰していて申し訳ありません。
5月下旬の旅行の準備もなかなか進みません。
himmel
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