サン・パウ病院とサグラダファミリア

2018/04/10 - 2018/04/17

スペイン最終日はバルセロナ。

ここに来て知った事。
バルセロナって入場料がどこもかしこも高い！！
そして事前予約チケットはいちいち15分刻み。
時間に縛られての観光はきちんと計画を立てる必要があるので結構しんどいです。

そういうのは苦手なので、午前中は宿の近くのサン・パウ病院をちょっと覗いてみて良さそうだったら中へ入り、後は街を散策して夕方からは昨日予約したサグラダファミリアへ行くことに。

私は航空券の手配上バルセロナに1泊する事になりましたが、色々じっくり楽しみたいなら少なくとも3泊は必要かと。

エリア バルセロナ(スペイン)

4/16
宿から歩いて5分くらいでモザイク画のある建物を発見。
もしかしてこれがサン・パウ病院？

そうでした。

柵で囲まれたエリアだけなら誰でも入れます。
建物綺麗。午前中だからか比較的空いています。

門を抜けて右側にエントランスとショップ。左側にはカフェがありました。

夕方のサグラダファミリアまで時間あるし、ちょっと見てみようかな。

右側の建物に入るとすぐ左手にカウンターがあるのでそこでチケットを買おうとしたら「もっと先」と言われました。
なので、更に左に進むと数メートル先右側にカウンターがありました。チケットはここで買います。
€14。すぐ買えました。
日本人だと言うと日本語の案内をくれました。
シールを渡されるので、服の左胸の辺りに貼りました。

係の方にチケットを見せ、空港の様な荷物検査を通過して中に入ります。

入り口入ってすぐはこんな部屋。
この柱、天井、立派。ここは中世？

建物の展示スペースです。
映像や模型、実際使用していた備品などが展示されていました。
ディスプレイがかっこいい。

当初敷地内には48棟の建物が建つ予定だったそうですが、資金不足で実際に建てられた棟は10棟だそうです。
これだけ手が込んでいれば分かる気がします。

病院の敷地内。
建物可愛いし静かだし緑は多いしよく手入れされているし、なんだかとても居心地がよいです。
2009年まで実際に使われていたそうですが、こんな病院だったらずっといたくなってしまいます。

出口(エントランスのSHOPへ繋がっています)の近くには満開を過ぎてはいましたが桜が咲いていました。

エントランス門の正面の棟の2階の窓から見た景色。
この建物は十字路に対して対角線の方を向いて建っています。
正面ずっと先にはサグラダファミリアが見えます。

こんな建物もあったり、

こんなのもあったり、

本当に病院ですか？という感じです。

とにかく居心地が良いので気づいたらSHOPも含めてなんと2時間半もここにいました！

サン・パウ病院からサグラダファミリアまで、十字路を斜めに突っ切った道(ガウディ通り)で繋がっています。
道の中央は歩行者専用になっていてベンチもありお店もありまるで公園のよう。
その両側は一方通行の車道になっていてその更に外側に歩道やお店が連なっていました。
お腹が空いたのでベンチで昨日買ったパンを頂きます。

道の途中途中で交差点を渡ります。
十字路を斜め方向に向かうので前に進むには信号を2回渡る必要があります。

道の途中右側に靴屋さんを見つけました。
店内をしばらく見ていたら「閉店です。」と声をかけられました。14:00。シエスタって本当に閉店するんですね。
気になる靴があったので帰りに寄れたら寄ろう。

だんだん近づいて来ました。

もうすぐそこです。

ついに目の前に！
石の色の違いがわかりますか？
左側がガウディが生きていた頃に出来上がったと言われる生誕のファサード、右側が建設中の受難のファサードです。

エントランス前は人がいっぱい。
自撮りする人もちらほら。
自撮り棒を売っている人もいました。

受難のファサード側も人がいっぱいでした。

入場時間までまだ3時間近くあるので外観だけでも見ようと思いカサバトリョへ向かいます。

サグラダファミリアからカサバトリョまではメトロL2でSagrada Família 駅から3駅のPasseig de Gràciaで降りてグラシア通り沿いに5分くらい歩くと左側にあります。

時間とお金に余裕があれば、2階の窓を明るい時間に中から見たかったです。

ここも人、うじゃうじゃ。

近いのでカサミラも写真撮って来ました。
エントランスだけで判断すると、カサバトリョよりは空いていました。

サグラダファミリアエレベーター17:00。
入場時間は16:45。
どなたかのブログに入場時に係の方はちゃんと時間をチェックしていて早めに行ったら入れてもらえなかった。とあったのですが、ちょっとだけなら大丈夫かなぁと思い、3～5分くらい早めに入り口に並んで見たら入れてもらえました。

中も人がうじゃうじゃです。

16:41にオーディオガイドを受け取り生誕のファサードと中を少し見学してから16:52からエレベーターに並ぶと既に15～20人くらい並んでいます。

少しずつ前に進んで行くと、エレベーターの係の方が「1人の方いませんか？？」と言っています。
エレベーターが小さく(ちゃんと数えていませんが)8～10人くらいしか乗れません。あと1人なら乗れるそう。

皆家族連れなど複数だったようで、誰も返答しないので「はい！」と手を上げたら前にいる人達より先に乗せてもらえました。

最後にエレベーターに乗ったので降りるのは1番最初。
真っ先に外に出て景色を眺めることが出来ました。
真っ直ぐ延びる道の突き当たりは午前中に見学したサン・パウ病院です。

ただ、遠くの景色を眺めることが出来る場所(塔から塔へ移動する狭い橋)はほんの数メートルだけで、後はひたすら階段を降りて行くことになります。

上の方には所々窓やテラスがあります。
時々階段が別れますが、矢印の方向に進んで行きます。
時間帯によると思うのですが、かなり暗くて足元が見えにくい場所もあったのでスマホのライトが役立ちました。

どなたかのブログで見ましたが、落書き本当にありました。
残念です。

うわっ！コワッ！！

こんなところも見えたりします。

階段は人1人通るのがやっとなので、あんまりのんびり写真を撮っていると後ろの方に追いつかれてしまいます。

祭壇の正面。ここに栄光のファサードが出来るそうです。
1つのメッセージが色々な国の言葉で刻まれているそうで左側に日本語を見つけました。
皆さんも探してみてください。

私のスペイン旅行もこれで終わりです。
この後は急いで歩いてホテルへ戻り(途中で行きに立ち寄った靴屋さんで靴を1足買いました！)、フロントに預けていた荷物をpickupしてメトロの駅へ。
カタルーニャ広場から行きに買っておいたバス往復チケットを使って空港に向かいました。
帰りの空港バスの乗車時間は26分。
行きより10分以上早かったです。
このバスの中でウェブチェックインを済ませ、出発の2時間10分前に無事空港に着きました。

ネットニュースで「ベニスとバルセロナはぼったくりが多い」という記事を読んだので実はあまり乗り気では無かったのですが、危険な目にあうことも全くなく予想外に楽しめました。
また行きたいです。

この旅行記が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。