2018/04/10 - 2018/04/10
20位(同エリア1019件中)
かっちんさん
富士宮市猪之頭(いのかしら)地区は富士山麓の西富士に位置し、湧水を利用したわさびの栽培が盛んなところです。
今の時期、扇を広げたような濃いピンク色のミツバツツジや枝垂れ桜などが見頃となり、富士山をバックにした里山散策が楽しめます。
また、五斗目木川(ごとめきがわ)源流には「陣馬の滝」があります。
今日は休暇村富士のある田貫湖から林道を歩き、猪之頭を目指します。
その後、1本桜の狩宿下馬桜(かりやどげばざくら)を訪れます。
なお、旅行記は山と渓谷社「野外ハンドブック樹木」、富士宮市の現地説明板、伊豆・駿河観光ガイド「狩宿の下馬桜」、JR東海「キヤ95系」等を参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
田貫湖周辺の地図
休暇村富士から北側の湖畔遊歩道を歩くと、半周したところで林道に入り小田貫(こだぬき)湿原へ行けます。 -
小田貫湿原
湿原の基底には古富士泥流が分布し、この上を新富士火山新期の黒土層(クロボク)が一面を覆っています。
園路は一周約900m。かっちんは湿原の木道を通り抜けます。 -
マメザクラ(湿原の手前)
富士山や箱根山を中心として山や丘に多いので、地名をとってフジザクラとかハコネザクラとも呼ばれています。
幹の根もとから枝分かれし、ほうきを逆さに立てたような形をしています。 -
マメザクラ(湿原の手前)
花は白または淡紅色で、マメザクラの名のように小型です。
ガクやガク筒は紅色をしていて美しいです。 -
湿原から顔を出す富士山(小田貫湿原)
湿原を通り抜け、再び林道に入ります。 -
林道を横切る川
橋を架けるほどの水量がなく、飛び石を渡ります。 -
山百合の郷
山林から突然視界が開けたところが、西富士別荘地「山百合の郷」です。 -
絶景の見られる別荘地
富士山が目の前に見えるので、ちょっと寄り道してみます。 -
枝垂れ桜(山百合の郷)
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紫色のツツジ(山百合の郷)
林道に戻り、猪之頭に向かいます。 -
五斗目木川(ごとめきがわ)
五斗目木川に架かる橋を渡ると、猪之頭の集落に入ります。 -
林道開設記念碑
昭和36年12月竣工と刻まれています。 -
猪之頭集落の案内図
田貫湖から歩いてきた林道は案内図下部、左側の道です。
猪之頭地区では、陣馬の滝、畠山重忠の駒止桜、遠照寺、太鼓石、夫婦けやき、芋上つつじ(猪之頭のつつじ)などをまわります。 -
イチオシ
すだれのような「陣馬の滝」
五斗目木川にかかる滝で、上流からの水の流れと、溶岩層のすき間から湧き出す水が滝をなしています。
「陣馬の滝」の名前の由来は、鎌倉時代の初め、富士山の麓で巻狩を催した源頼朝が、日が暮れて滝の近くに一夜の陣をしいたことによります。
また、その夜のこと、滝壺からドンドンと太鼓を打つような音がしたので、不思議に思った頼朝は、次の日家来に滝壺を探らせてみました。
すると、滝壺から中が空洞になった太鼓の胴のような石が出てきました。その石は「太鼓石」と名付けられ今に伝えられているのです。
その太鼓石は現在、遠照寺境内にあります。 -
「陣馬の滝」は五斗目木川の起点
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綺麗な清流
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ニリンソウが咲いています
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満開になった大木「駒止桜」
頼朝の家臣、畠山重忠が、巻狩のとき馬をつないだところから「畠山重忠の駒止桜(こまどめざくら)」と呼ばれ、大切に保存されてきました。 -
イチオシ
富士山より高く泳ぐ鯉のぼり
集落を歩いていて見つけました。 -
イチオシ
春の息吹を感じる里山
桜の咲く里山に、鯉のぼりがなびき、白い残雪の富士山は、春の息吹を感じさせます。 -
巨木のマメザクラ
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桜の下に佇む双体道祖神
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遠照寺
慶長5年(1600)日能尊者によって開かれた由緒ある日蓮宗の寺院です。 -
枝垂れ桜の並ぶ境内(遠照寺)
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桜トンネル(遠照寺)
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枝垂れ山桜から顔を出す富士山(遠照寺)
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青空に映える枝垂れ桜(遠照寺)
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雄大な富士山に寄り添う枝垂れ桜(遠照寺)
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地面を彩るタンポポ(遠照寺)
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わさび田(遠照寺)
綺麗で冷たい湧水の流れが、わさびの栽培に適しています。 -
わさび田(遠照寺)
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太鼓石(遠照寺)
奇妙な形をした石(富士山溶岩樹形)が、滝の水によって太鼓のような音を出していたのです。
明治になり伝説の石をここに安置して祀り、子宝、安産、子孫繁栄の守神として崇められてきました。 -
富士山麓の煙突のある家
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夫婦ケヤキ
推定樹齢約250年の古木。
県道414号線沿いにあります。 -
大きなわさび(県道414号沿い)
わさびの生産地なんですね。 -
田丸屋のわさび園(県道414号沿い)
田丸屋と言えば、わさび漬けが有名。
ここで栽培されているのですね! -
双体道祖神
隣にいるのは狛犬の顔?? -
猪之頭のミツバツツジ
「陣馬の滝入口」から県道414号の坂道を上り、「かみ村」バス停の近くにあります。
個人宅のお庭を今の時期に見学させてくれます。 -
ミツバツツジ
ミツバツツジとしてはわが国で最大級のものです。
根元から幹が7本に分岐した独立樹で、最も太い幹で根元周囲が63cmもあります。 -
ミツバツツジ
開花期は毎年4/20前後ですが、今年は10日ほど早く見頃になっています。 -
イチオシ
青空に映える濃いピンク色のミツバツツジ
富士山が小さく見えます。 -
空を見上げるとパラグライダー
朝霧高原から飛び立ったパラグライダーです。 -
ミツバツツジに埋もれる富士山
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ミツバツツジ
地元では、開花期が里芋を植える時期にあたるので「イモウエツツジ」と呼ばれ、この地方の季節の移り変わりを教えてくれます。 -
イチオシ
ミツバツツジ
ピンク色の花が樹木全体を蔽います。 -
元気に泳ぐ鯉のぼり
5人家族の家ですね。 -
路線バス
「陣馬の滝入口」バス停からバスで「狩宿下馬桜(かりやどげばざくら)」へ向かいます。 -
狩宿下馬桜入口バス停
ここでバスを降り、狩宿下馬桜まで10分歩きます。 -
イチオシ
菜の花と富士山に囲まれる「狩宿下馬桜」
この桜は赤芽のシロヤマザクラです。
別名「駒止めの桜」と呼ばれ、源頼朝が桜の枝に馬をつないだと伝えられています。
かつては目通り8.5m、枝張り東西22m、南北16mもあったとされ、国の特別天然記念物に指定され、日本最大の山桜と言われていました。
しかし、度重なる台風などにより損傷し、現在ではその面影が感じられない程の大きさとなってしまいました。 -
赤芽のシロヤマザクラ
咲き始めこそ淡いピンクの花を咲かせますが、徐々に白色へと変わっていきます。
今は終わりかけです。 -
立派な門構えの井出家(狩宿下馬桜の敷地)
中央に袖塀を備えた高麗門です。その両側には長屋を附属させています。
この地は「狩宿」といわれ、源頼朝が、富士の巻狩の際に陣屋を設けた所と伝えられています。
頼朝の本陣は井出館におかれ当時の館は、現在の井出家の北東側にありました。 -
長屋(井出家)
高麗門を入ると、左右に長屋があります。 -
昭和初期の耕運機(井出家)
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菜の花畑が似合う富士山
狩宿下馬桜近くの菜の花畑に来ています。 -
珍しい「キヤ95系」
帰る途中に富士駅で在来線用の軌道・電気総合試験車「キヤ95系」を見かけました。
新幹線では「ドクターイエロー」として人気ですが、在来線では「ドクター東海」の愛称で呼ばれています。 -
小田原駅前の「ふじ丸」で夕食
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旬のワカメ天ぷら(ふじ丸)
カリカリした食感でワカメの味が伝わってきます。 -
夢の海鮮盛り(ふじ丸)
1,000円程度の値段でお得な刺身です。
今日は富士山麓に咲く花の里山を楽しむことができました。
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