2018/03/29 - 2018/03/29
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neisanさん
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バルセロナから始まった今回の地中海沿岸の旅。フィナーレはチェントヴァッリ鉄道で行くイタリア・スイスの街々です。百の谷と名付けられた路線を行く鉄道からどのような車窓が眺められるのか。地中海から少し離れますが、鉄道の旅を愛好する者としては、是非とも寄って見たいところ。ミラノに連泊し日帰りでスイスロカルノまで足を伸ばすことにしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エティハド航空
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今日はスイスへ向かう日です。まずホテルレストランで朝食。丸いアルミで包まれたソフトチーズがとても美味。ビジネス系のホテルは朝早く(6:30)からレストランが開いてくれるため、ゆとりをもって出発できます。
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ミラノ中央駅で出発の案内を見ます。8:23発ジュネーブ行きEC32は3番線。
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ミラノ駅は乗車券を持っていないとホームに入れません。もっとも近くの駅から普通列車でここに来ることは可能ですので、気を緩めるわけにはいきませんが・・。
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トレニイタリアのフレッチャロッサ(ETR400型)です。
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こちらはイタロの車両。
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これは普通列車のミヌエット。車体にTrenordの文字。日本風に訳せばJR北のようなものです。
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スイス連邦鉄道のECが入線していました。この列車はシンプロントンエルを抜けジュネーブまで運転されます。
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車体の横にもSBBの文字。この電車は振り子電車です。台車の近くに車体傾斜装置らしきものが見えます。
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車両入口に列車番号と発駅・到着駅があたりまえのように表示されています。
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今日は荷物がないため2等車を利用。乗車料金はイタリア国内のみですので、1時間20分の乗車で9.9ユーロで済みました。
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発車前に車内の様子を。乗車口。ゆったりしています。
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食堂車も連結。
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1等車。機能的なデザインです。
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車掌室です。
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ミラノを出発して山間地に入ると、やがてマッジョーレ湖の横を通ります。ベッラ島が見えることを期待してきましたが、外はあいにくの小雨。
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この湖を過ぎるとイタリア最後の停車駅ドモドッソラにもうすぐ到着。
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左右の山が迫ってきました。まもなくドモドッソラ駅です。
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ドモドッソラ駅に到着。
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ホームの端にチェントヴァッリ鉄道への乗り換え口がありましした。外に回る必要はなかったようです。
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地下通路の途中に切符売り場がありましたが、工事中。切符は車内でのこと。
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地下駅のホームの中を進んでいくと、左奥に電車が停まっています。
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ロカルノまで行く普通電車です。
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これに乗りサンタ・マリア マッジョーレで途中下車します。
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車内に停車ボタン。旅行の直前に見たトーマス・クックの時刻表によれば、途中の停車はリクエストとか。バスと同じです。
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定時に発車。外に出てすぐに車両基地の横を通り抜けていきます。
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車掌さんにサンタマリアマッジョーレで途中下車をするプランを見せ、切符を購入。途中下車の扱いが分からないときは、プランを書いて見せるのが一番です。ロカルノまで通し切符で18ユーロ也。ここはまだイタリア、ユーロが使えます。
列車は川を渡り、山の取っつきへと向かっていきます。 -
イタリアながら北部山岳地方の趣です。
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電車は高度を上げ始めました。1時間で500mの標高差を粘着運転で登っていきます。
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すぐにドモドッソラの街が下界になってきました。
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ドモドッソラの街です。谷の街であることがよく分かります。本線はこのさき西に進路をとり、シンプロントンネルを抜けてスイスに入ります。
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高原の街らしくなってきました。天気は霧雨状態です。
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サンタマリアマッジョーレ駅で無事下車。トーマス・クックの時刻表にあった通り、途中の駅は大半が通過です。駅が近づいてきたため、車掌さんがわざわざ知らせに来てくれました。
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駅前にはかつて走っていた電車が展示。
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乗ってきた電車を見送り駅舎へ。
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切符売り場の掲示板です。
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ここにも不思議なものが。
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街歩きを始めます。まずは駅前の道をしばらく線路に沿って歩いていきます。家々の造りが明らかに山小屋風になってきました。
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線路の先に見える街々です。
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途中で進路を南に取り街の中心へ。
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シーズンオフの静かな街です。
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3月下旬ですが、セーターにコートを羽織ってほどよい感じです。周囲の道路にはまだ雪が残っています。
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街の中央に出てきました。
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半数の店はまだ入口を閉めたままです。ここは避暑地ですね。
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街のあちらこちらにに水が出ています。背後に山を備え水は豊富なようですね。
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教会の横手まできました。
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煙突掃除夫の博物館の案内を発見。
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通路を進んで行くと。誰もいない。
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建物上には確かに煙突掃除夫の像があります。
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外から見て小さな博物館のようですが、休館中。
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土曜日・祭日のみ開館とのこと・・・。
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街の中心です。
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赤い建物は役場のようですね。この屋根にも煙突掃除夫の像がついていますね。
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先ほどの教会の中に入ってみること。立派なパイプオルガンがあります。
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告解室です。映画では見ますが、実物を見るのはひさしぶりです。
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扉が開いていたので中を覗いてみました。思ったより中は快適そうですね。
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もう少し先へ進みます。
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なかなか渋い街並みが続きます。
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絵になりそうな家ですね。
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そろそろ駅へ戻る時間です。ここでUターンし来た道を戻ります。
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ロカルノ行きのパノラマ車両が来ました。
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車内の様子です。狭軌のため車両幅も狭め。今はシーズンオフですが観光路線です。この列車は別途パノラマ料金が1.5ユーロ必要だと初めの車掌さんが教えてくれましたが、検札が来ません。
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車内も乗客はまばらです。シーズンになれば座席指定が必要かもしれません。
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先頭の車両で運転手と車掌さんがおしゃべりをしています。スイスとはいえ、ここはイタリア圏。パノラマ切符は、こちらからの申告でようやく発券。1.5ユーロ也。
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谷間を行く路線ですので、カーブの連続です。速度もでません。駅に停車してもあまり変わらない速度で運転されていますが、あえてゆっくり風景を楽しむのがサービスかもしれません。
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少し谷が広くなってきました。
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スイス国境に近づいています。
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赤い建物は国境検問所です。スイスもイタリアと同じくシェンゲン協定加盟のためパスポートコントロールはありませんが、身分証明としては必要です。旅行中パスポートを携帯していましたが、結局ミラノに戻るまで出すことはありませんでした。
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電車は徐々に高度を降ろしロカルノの街に近づいていきます。
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周囲がだいぶ開けてきました。
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山の斜面に沿って谷へ下っていきます。
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もうすぐロカルノです。
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ロカルノ駅に到着。市街地に入る手前で線路は地下に潜り、終点は地下駅です。
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地上に出て、ケーブルカー駅に向かいます。
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Locarno Funicolareです。建物の一角にあり、往復切符は車内で購入。
お釣りはスイスフランだよと言われ、10ユーロ出して2.35CHF戻ってきました。ケーブルカー 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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Orselina Funicolare に向け登っていきます。
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マドンナ・デル・サッソです。巡礼教会4つのうちのひとつと資料にはありますが、ここもきれいな教会です。そして場所もいいですね。ロカルノの街と湖がきれい見えます。
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教会に到着。
マドンナ デル サッソ教会 寺院・教会
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中に入るといく部屋かこのようなものが展示されています。
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教会の内部です。
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回廊の眺めがいいですね。
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ケーブルカーの線路沿いに一駅だけ徒歩で下ります。
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次の駅から下界へ降りることに。
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ロカルノ市街とマッジョーレ湖がきれいに見えます。
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ケーブルカーを降り、10分程度でPiazza Grande に到着。ロカルノ映画祭の会場のようですね。広場を取り囲むようにカラフルな建物が建っています。
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広場を抜け少し進むと、Castello Visconteo への案内がありました。
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赤い建物の前を通り過ぎると右手にヴィスコンティ城が見えてきます。Google Street Viewでは、残念ながら事前にこの位置をつかむことができません。
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ヴィスコンティ城に入ります。中は博物館になっています。
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ここも10ユーロ出して5CHFお釣りがきました。
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中に入る他の地方博物館と同様、出土品等この地域の歴史の解説です。
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城の内部を歩きます。
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ここはヴィスコンティ(映画監督)のご先祖様の居城だったと何かで読んだ記憶がありますが、残念ながらそれらしき展示は見つけられませんでした。
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この部屋はロカルノ条約についての解説。ここで会議が開かれたようです。イタリア語?で書いてあるため、残念ながら内容は????。
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複雑に入り組んだ城の中を歩いていきます。
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上の方へ上がってきました。観光客はまばらです。
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城を出て広場に戻ってきました。
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Piazza Grande を駅方面に向かって歩いて行きます。地面にはレールの跡が少し残っています。これはチェントヴァッリ鉄道の軌道跡でしょうか。
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広場のマーケット。土産物と日用品が中心のようです。次は港へ。
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マッジョーレ湖の船乗り場に来ました。
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観光客もチラホラ。
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土産物屋の軒先に「磁」の一文字。日本語表記が消え、観光客の対象が中国人にシフトしています。ここから駅へ戻ることに。
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ロカルノ駅で近郊列車に乗り、Giubiasco駅でミラノ中央駅行きのREに乗り換えます。帰りの切符は、こちらで買うとCHF(スイスフラン)が必要です。このために両替するのも面倒なので、ミラノ中央駅でロカルノからの帰りの切符が買えるか自動販売機で試したところ、問題なく発券(トレニイタリアのホームページからはECのみ購入可)。これで帰りの面倒がひとつ減りました。
※ ミラノ駅の自動券売機で購入したチケット(標準サイズ)が大きいためスイス鉄道のヴァリデートの機械に入りませんでした。結局ヴァリデートできずに帰ってきましたが(検札も無し)、検札が来たらどのような対応になるか不明です。 -
Giubiasco駅に到着。下校途中の高校性らしき集団といっしょになり、うるさいそのもの。スイス国籍のイタリア人ですね。
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ミラノ中央駅行きのREの案内が出ました。
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この駅でRE(地域急行と訳せそうな・・・)に乗れば、国境を越えてミラノまで乗り換えなしで帰れます。
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電車が入線して来ました。帰宅ラッシュか予想外に車内は混んでいます。今日は扇形に鉄道を乗り継いできました。往路のドモドッソラまで9.9ユーロ、ECに乗りましたがこれは全てイタリア国内です。復路は同程度の距離ですが、2/3程度をスイス国内で走っているため、REでも23ユーロです。スイスは物価が高い!
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ミラノ中央駅に戻り、ホテルに帰る前に駅内のスーパーへ。キリン・アサヒ・サッポロのビールやラムネを売っている。私は酒を飲まないので、違いは分かりませんが、ここで日本製のビールが売れるのか不思議です。ラムネもあります。2.5ユーロ也。
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駅前のホテルに戻ります。外が暗くなり始めました。
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今回の旅行最後のディナーです。750ミリリットルの炭酸入りミネラルウォーターが5ユーロ。食事をしながら、一人で飲めてしまいますが、ジェノバでは1リットルが2ユーロでした。ここはちょっと高いかな。明日は日本に帰ります。
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