これはハワイ滞在中、期待を何度も裏切られながらもくじけることなく愛を貫いた感動の物語である。<br /> <br />10年以上ぶりの家族ハワイだった。今回の趣旨の一つは下の息子に海の楽しさを教えること。現在高校生だが最後のハワイは5歳の時で、本人曰くほとんど記憶がないらしい。<br />そこで今回は突き抜けるようなハワイの空と海を存分に思い知らせてやろうとワイキキ以外に、ハナウマ、ラニカイ、ノースショア、とワクワクしながらプランを立てた。<br /><br />その一発目、到着の翌日、AM、曇り。<br />ハナウマベイ。<br />オリエンテーションを受け、いざ熱帯の魚たちと戯れるぞー、そのうち晴れるぞー、とこの時はまだ悲観していなかった。<br />晴れて当たり前と思ってた。<br />先発隊の子供らがひと泳ぎして帰ってきた。自らの肩を抱き、震えながら「寒っぶ～」と口々に発する。魚の感想はない。<br />こちらから聞くと「あぁいるよ」。「そだね、いたいた」。んんー、描いてたシーンと違う。<br />感動がない。結局晴れ間は出ずじまい、2時間弱でベイを撤収する。<br /><br />二発目は翌日のPM。部屋からも見える目の前のワイキキビーチへ。<br />厚い曇り。それでも泳いでは戻り、波と戯れては戻り、その度バスタオルに包まって震えることになる。トドメはスコールまで…<br />やめて～<br /><br />三発目は4日目のPM。我々が過去訪れた中でNO.1美しい評価のラニカイビーチへ。ここではついに、一瞬晴れ間が見えた！<br />よしっ、こいっ、お願いっ、と哀願したわけだが、「晴れの女神」は微笑みながら5分ほどで雲間に姿を消していくのだった。チーン。<br /><br />とうとう帰国前日の最終行動日。もうさすがに開き直った。ノースショアだぞ、曇りでえーわい、ガーリックシュリンプ頬張って、荒ぶる海が見たいんやー！<br />と吠えていたら、晴れた。マジか。これまでノースは食べる、観るだけだったがこうなったら意地でも泳いでやる。<br />それも日本人が誰も来ない、突き抜けるような青を求めて、奥の奥の隠れ名所・モクレイアビーチへ。<br /><br />ここね、手つかずのビーチパークだし、海もすっごいキレイで、見渡す限り人が10人もいなくて、素晴らしかった。けどね、砂浜にびーっちり岩がこびりついてて、泳げんのだ～<br />ハワイで晴れの日に泳ぐ、って難しい…<br /><br />別れを惜しみつつモクレイアを後にして次に辿り着いたのが、飛び込み岩で有名なワイメアビーチ。<br />ここ正解。砂浜から水際までＶ字型に角度がついていて、そこへ寄せてくる波がけっこう大きいから、ジャンプして波に乗っかるという原始的な遊び方で大人でも十分に楽しめる！<br />こうしてなんとか最後に「晴れ間がのぞく」天候の下、海に入れた。<br />こんなに曇ったハワイは初めてだ。<br /><br />でもだからってちょっと好きじゃなくなる、とかこれっぽっちもないですかんねー<br />ほかに楽しいこといっぱいあったからねー<br />逆に愛おしく、もうすでに、早く彼の地へ帰りたいのだ。マハロ。<br />

アロハビーチストーリー

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2018/03/01 - 2018/03/07

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waimeaboyさん

これはハワイ滞在中、期待を何度も裏切られながらもくじけることなく愛を貫いた感動の物語である。

10年以上ぶりの家族ハワイだった。今回の趣旨の一つは下の息子に海の楽しさを教えること。現在高校生だが最後のハワイは5歳の時で、本人曰くほとんど記憶がないらしい。
そこで今回は突き抜けるようなハワイの空と海を存分に思い知らせてやろうとワイキキ以外に、ハナウマ、ラニカイ、ノースショア、とワクワクしながらプランを立てた。

その一発目、到着の翌日、AM、曇り。
ハナウマベイ。
オリエンテーションを受け、いざ熱帯の魚たちと戯れるぞー、そのうち晴れるぞー、とこの時はまだ悲観していなかった。
晴れて当たり前と思ってた。
先発隊の子供らがひと泳ぎして帰ってきた。自らの肩を抱き、震えながら「寒っぶ～」と口々に発する。魚の感想はない。
こちらから聞くと「あぁいるよ」。「そだね、いたいた」。んんー、描いてたシーンと違う。
感動がない。結局晴れ間は出ずじまい、2時間弱でベイを撤収する。

二発目は翌日のPM。部屋からも見える目の前のワイキキビーチへ。
厚い曇り。それでも泳いでは戻り、波と戯れては戻り、その度バスタオルに包まって震えることになる。トドメはスコールまで…
やめて～

三発目は4日目のPM。我々が過去訪れた中でNO.1美しい評価のラニカイビーチへ。ここではついに、一瞬晴れ間が見えた！
よしっ、こいっ、お願いっ、と哀願したわけだが、「晴れの女神」は微笑みながら5分ほどで雲間に姿を消していくのだった。チーン。

とうとう帰国前日の最終行動日。もうさすがに開き直った。ノースショアだぞ、曇りでえーわい、ガーリックシュリンプ頬張って、荒ぶる海が見たいんやー！
と吠えていたら、晴れた。マジか。これまでノースは食べる、観るだけだったがこうなったら意地でも泳いでやる。
それも日本人が誰も来ない、突き抜けるような青を求めて、奥の奥の隠れ名所・モクレイアビーチへ。

ここね、手つかずのビーチパークだし、海もすっごいキレイで、見渡す限り人が10人もいなくて、素晴らしかった。けどね、砂浜にびーっちり岩がこびりついてて、泳げんのだ～
ハワイで晴れの日に泳ぐ、って難しい…

別れを惜しみつつモクレイアを後にして次に辿り着いたのが、飛び込み岩で有名なワイメアビーチ。
ここ正解。砂浜から水際までＶ字型に角度がついていて、そこへ寄せてくる波がけっこう大きいから、ジャンプして波に乗っかるという原始的な遊び方で大人でも十分に楽しめる！
こうしてなんとか最後に「晴れ間がのぞく」天候の下、海に入れた。
こんなに曇ったハワイは初めてだ。

でもだからってちょっと好きじゃなくなる、とかこれっぽっちもないですかんねー
ほかに楽しいこといっぱいあったからねー
逆に愛おしく、もうすでに、早く彼の地へ帰りたいのだ。マハロ。