別府八湯　鉄輪温泉エリア散策

2018/03/22 - 2018/03/22

　別府八湯の中から「鉄輪温泉」エリアを散策してみます。
もっとも「別府の温泉」らしい鉄輪エリアは、昭和の初期のような佇まいでいて、あまりにも観光地化されていない風景に魅了されます。
いたるところで湯けむりが湧く光景と、人情味あふれる街のおかげで、心からリラックスできる地区だと思います。

別府駅や、北浜（トキハ前）より、直通のバスがあり、およそ２０分でアクセスできます。

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー タクシー ANAグループ JRローカル AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

鉄輪温泉には大きい停留所が２つあります。
一つはこちら、大分交通鉄輪バス「鉄輪温泉」
鉄輪エリアの南側にあります。

大分交通鉄輪バス「鉄輪温泉」のバス停はこのような感じです。
ここから、市内（別府駅、別府北浜、大分県方面）へ行くのには便利です。

もう一つのバス停は、「鉄輪２」というところで、亀の井バスさんが乗り入れています。市内へもいけますが、間違うとかなり遠回りになり高額になるのでご注意下さい。インフォメーションがあり、ここで荷物の預りや、ホテルへの配送もしてもらえます。

インフォメーション内ロッカーです。およそ30こ程度は会ったと思います。
料金は、500円でした。
ホテルへの配送は、1000円か、1300円で大きさによって変わります。
市内のホテルでしたら、当日内に配送が可能です。但し、カプセルホテルは対応していないそうです。ゲストハウスは確認していません。

鉄輪らしい光景です。ここの隣では「飲泉」も可能です。なにげに混んでいて、順番待ちに時間がかかりました。

お食事も楽しむ事ができます。中で注文を受け、蒸して（地獄蒸し・温泉の蒸気で野菜などを蒸し上げる）食べる感じです。食塩成分により、むすと野菜もほのかに甘くなるということです。およそ２時間待ちということで、スルーしました。

足蒸し場に到着しました。無料で体験できる足蒸しがあり、ボランティアの方が説明してくれていました。なかなか熱いようです。

飲泉処です。小さい紙コップが用意されています。
ヒ素が配合されていますので、15mg迄となっています。いろいろ気になる方は、飲泉の後ろに、鉱泉分析書がありますので、読んでからお召し上がり下さい。
味は、まろやかで、若干の鉄くささがあります。

鉄輪を歩いていると、このような温泉タンクをよく目にします。音がすごいものもありますが、新型の設備はかなり消音対応になっているようです。

フラワーシティー別府のマンホール。鉄輪地区にはその他にもいろいろなマンホールの図柄がありました。別府市内においても、マンホールや、道路に描かれた物がたのしいです。

温泉が吹き出していますが、鉄分が多い温泉のため錆びていきます。温泉があたりにくい所は苔が生えてくる不思議な物体になります。

鉄輪温泉のメインストリートともいえる「いでゆ坂」と「みゆき坂」です。
みゆき坂の方が、いでゆ坂より閑散としています。

「渋温泉」前。渋温泉の裏側には、見所スポットがありますので、見逃さないで下さい。

この渋温泉の横から入っていきます。施設の裏側に回り込む感じです。
一応、看板がきちんと掲げられおりますので、不法侵入に問われる事はないはずです。

こちらが渋温泉の裏にある、「滝湯跡」滝湯が会った場所と推測されます。
だいぶ風化していますが、その当時の事がわかる情景でした。

滝湯跡です。当時の方は身長が低かったのか、座位で使用したのかかなり低いところの滝湯でした。

鉄輪の石畳です。「別府石」というようです。鉄輪地区は、石畳が敷き詰められているところが多く、石畳通りなるものもありました。

昔の国民保養地のようです。隣には「洗濯場」と呼ばれるものがあります。

洗濯場です。当時、どのようにしてこれを使っていたのかわかりませんが、中はずいぶん狭かったです。この中で洗濯をしていたようには、到底・・・・・

洗濯場引き画像です。おそらく温泉水を使い洗濯をしていて、水汲み場として使用していたのではないかと推測されます。

別府といえば、地獄プリンです。鉄輪エリアでもプリンがあります。300円ですが、ほろ苦い感じでおいしかったです。

こういった光景も鉄輪らしい光景です。別府市内だと、敷地の関係でこういった光景は目にすることは珍しいですが、鉄輪では決して珍しい事ではないようです。間近で見られるこの光景もまた温泉を身近に感じる事ができます。

湯雨竹（ゆめたけ）という温泉冷却装置です。
源泉温度の高い温泉を、加水せず温度を下げるには、このような竹の上から温泉を一度通すと、空気と相まって湯温が下がります。こういった工夫で温泉の成分値を下げずに冷却しています。

鉄輪は、木造の家屋が多いです。空襲も無かったので、古い建物がかなり残っています。温泉によって風化された木材の感じが、情緒を高めます。

蒸し器では、シフォンケーキが蒸されていました。カフェでシフォンケーキを提供するお店もあります。

別府らしい光景です。鉄輪は特に、湯けむりが道路の下から立ち込め、曇の日の方がよく映えるということでした。

こちらも温泉の装置。古く見えますが新型の部類ということです。温泉成分によってかなり施設ものは、ダメになってしまいます。

「みはらし坂」散策していると歩いてたどり着くことができます。この日ははれていて、湯けむりはほとんど確認できなかったのが残念です。

食堂「ひかり」。別府冷麺のおいしいお店ですが、ラーメンなども提供するいたって普通の食堂です。

別府冷麺。　氷がシャリシャリ入っているのは、別府の中でも珍しいです。

すじに効くから「すじ湯温泉」。目の間にあった建物が壊され、目立つようになりました。鉄輪温泉では、100円程度で入れる共同浴場がたくさんありました。地元の方がフレンドリーにお話してくれますが、マナーを守って入浴を楽しんで下さい。

この旅行記へのコメント （1）

• Marinさん 2022/05/07 21:02:24

  渋の湯

  別府88湯を達成してきましたが、その中でも渋の湯はとてもいいお湯でした。しかし、建物の後ろの滝の跡までは気がつきませんでした。残念でした。
  
  拝見して、おかげ様でいろいろ勉強になりました。飲泉はヒ素入りだったのですね😱量を気にしないで飲んでました。