ヴェネツィアのゴンドラレース「レガタ・ストリカ」と、アドリア海の漁港キオッジャ！

2017/09/02 - 2017/09/04

毎年9月の第一日曜日に行われるヴェネツィアのお祭り、「レガタ・ストリカ」。歴史的な衣装に身を包んだ人々がゴンドラでパレードをした後、子どもたち、女性、男性とジャンルごとにゴンドラのスピードレースを行います。
以前から一度は訪れたい！と思っていたので願いが叶ってよかったです。そして、念願のゴンドラにも乗りました！
また、宿泊先はヴェネツィアではなく、ヴェネツィア南方に位置する漁港キオッジャを選びました。ヴェネツィアからトラゲットでも行けるこの町は、まさしく「小さなヴェネツィア」。運河が町の中心にあり、潟に築かれたこの町はヴェネツィアに似ていますが、ヴェネツィアとは異なりバイクや自動車が行き来しています。また、ヴェネツィアのリストランテで出される魚介類はこちらの港で水揚げされたもの。アドリア海でも特に大きな漁港として知られており、キオッジャ市内ではヴェネツィアより安く美味しい海鮮料理が食べる事が出来ます。

エリア ベネチア(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

キオッジャ駅に到着。
丁度夏季が鉄道区間が運休のようで、翌々日に鉄道区間が再開でした。運が悪かったなぁ...
その為、ロヴィーゴからキオッジャまでは代替のバスで移動しました。

キオッジャの市街地に向かいます。

駅からキオッジャ市街への橋。この橋を越えれば、「車とバイクと自転車が普通に走れるヴェネツィア」こと、キオッジャです。

宿泊先の"Hotel Caldin's"(一つ星)です。

ホテル ヴェンカ ホテル

料金が安く、町の入り口にある立地の良いホテル。
設備も不自由はありません。

ホテル前の運河。この町も船が生活の主体です。

サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂。
12世紀着工のキオッジャのバロック様式の大聖堂です。

サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂内部。

サンタ・マリアの門。
キオッジャ市街南部の玄関口です。ヴェネツィア量らしく翼の生えたライオンのレリーフが彫られています。

サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂の鐘楼。

キオッジャの運河。

サン・ジャコモ・アポストロ聖堂。

ちょくちょく教会があります。

カモメが多いです。

活気のある魚市場。
キオッジャはイタリア屈指の漁港で、アドリア海では最大規模と言われています。ここで水揚げされた新鮮な魚がヴェネツィアのリストランテで調理されるのです。

ウナギも売っています。

運河沿いには露店も結構出てて賑わっています。

まるで広場のようなポポロ大通り。
建築様式的に運河の無いヴェネツィアという感じ。

サンタンドレア時計塔。
入場料は€1.5。
各階に色々な展示があり、ちょっとした博物館になっている他、最上階は展望台になっています。

しかし、網格子があって上手く写真は撮れません。

展示室。

トラゲットの船着き場。
ヴェネツィアからはリド島乗り継ぎで行けるようです。
私は鉄道利用なので利用しませんでした。

ヴィーゴ橋。
キオッジャの運河北端にある橋です。

そういえばキオッジャって「とある魔術の禁書目録」の舞台なんですよね。
中学の頃好きでした。
イタリアでも漫画版は売ってるんですが、ちゃんと再現されています(窓枠の形が若干違ったりしますけど)。

グラッシ宮殿。
冬場のアックア・アルタでは水没します。

昼食を食べに来ました。
"Ai Dogi"というお店。

店内の雰囲気も良く、スタッフさんのサービスも最適！
キオッジャの海鮮料理を頼みます。

海鮮料理に合う白ワインを。

サービスで出してくれたイカとじゃがいものクリーム。
美味しい！食べた事無い味でした。

ヴェネツィアの名物、カニのアンティパスト。
オリーブオイルと胡椒を掛けていただきます。

ヴェネツィア名物、イカ墨のリングイーネ！
イタリアでは自炊以外で初のイカ墨パスタです。美味い！
結構しょっぱいのでワインに合います。

ごちそうさまでした。また街をぶらつきます。
キオッジャの街自体はそこまで広く無いのである程度歩くと周れます。

結婚式やってました。

漁船。
そういえば、アドリア海沿岸で日本の漁船が乱獲しているせいで、イタリア人漁師は商売上がったりで参ってるそうです。
何というか複雑な気分になりますね...

にゃんこ様。

日が落ちてきました。

夕食を食べに来ました。"Bollicine"というお店。
運河沿いのロケーション抜群のお店です。

ちょっと寒いですけどテラス席で。

ムール貝、ホタテ、アサリ、イカ、シャコ、エビなどが入った具沢山パスタ。

キオッジャの夕陽。

夜のキオッジャの運河。
雰囲気があります。

人があまりいませんね。
昼の賑やかさはいずこ...

雷が凄かったです。
明日の天気を心配しながら寝ました。

翌朝。微妙な天気。

徐々に晴れてきました。
これからヴェネツィアに向かいます。

さらばキオッジャ！
ロヴィーゴで鉄道に乗り換えてヴェネツィアを目指します。
多分鉄道・バスより船のほうが便利かも。

ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅に到着！

サンタ ルチア駅 駅

ヴェネツィアよ！私は帰ってきた！
晴れて良かったです！

ヴェネツィアグッズ売っていました。

偶然知り合った英国人とアメリカ人の観光客とシェアしてゴンドラに乗る事になり、€100÷5人で€20で乗る事が出来ました！
出会いに感謝！

グランドキャナル大運河 滝・河川・湖

いざゴンドラへ！

発進！大興奮です！

リアルト橋 建造物

リアルト橋をくぐります。

カナル・グランデを進みます。

路地の水路へ。

ヴァポレットや徒歩では行けない路地の水路を行けるのもゴンドラの醍醐味。

水路は狭いので混雑します。

水の反射が美しいです。

再びカナル・グランデへ。

一生の思い出になりました！

リアルト橋。

サン・マルコ聖堂。

サン マルコ寺院 寺院・教会

鐘楼。

鐘楼 建造物

ドゥカーレ宮殿。

ドゥカーレ宮殿 城・宮殿

ヴェネツィアのラグーナ。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

やはりレガタ・ストリカ当日だからか人が多いですね。

レガタ・ストリカ開催が近づきます。リアルト橋周辺は大混雑。

リアルト橋 建造物

レガタ・ストリカ開催！
レガタ・ストリカは毎年9月の第一日曜に開催されるヴェネツィアのゴンドラのスピードレースですが、まずは歴史的な衣装に纏った人々のゴンドラがカナル・グランデでパレードをします！

リアルト橋 建造物

パレードは往復してくるので、写真の撮影も容易です！

ボールの中に人が。

雰囲気ありますね！

アメリカからの参加者。

英国も。

果てはウクライナまで。

ネットゥーノ市のゴンドラ。

キオッジャのゴンドラ。

レガタ・ストリカのスピードレース開催！
レガタ・ストリカのレース順は年齢や性別ごとに分かれているようで、まずは少年部です。

皆顔が必死ですね。

スロヴェニアのピラン市のゴンドラ。

スピードレースは大迫力！

音楽演奏の船も来ます。

レガタ・ストリカ、女性の部！

力強い女性達の姿が見れます。迫力満点！

レース中はリアルト橋は審判がいるので橋の上での観戦は出来ません。

レガタ・ストリカのシメを飾る最後のレース！

やはり、屈強な男たちのレースは迫力と熱気が他のレースとはかなり違います。

リアルト橋 建造物

そして速い！まさにゴンドラのスピードレースッ！

迫力満点のレガタ・ストリカが終わり、ヴェネツィアも日が落ちてきました。

サン ジョルジョ マッジョーレ教会 寺院・教会

やはり9月になったからか、日が落ちるのがだいぶ早くなりましたね。

サン マルコ広場 広場・公園

この時間帯になるとサン・マルコ広場にも水浸しのエリアが！
冬場のアックア・アルタでなくても、サン・マルコ広場が部分的に水浸しになる事はありますので足元に注意を。
6月はここまでではありませんでしたが、やはり9月になったからか以前より水浸しの規模が増した気がします。

グランドキャナル大運河 滝・河川・湖

夜のリアルト橋周辺。雰囲気ありますな～

夕食を食べに来ました。
"Riva Rialto"というリストランテ。
ロケーションは抜群ですが、写真のみのメニューを値段を見せずに英語で勧めてくるボッタクリ店です。

リヴァ リアルト イタリアン

店員にイタリア語のメニューを持ってこさせて、執拗に勧めるメニューはどれなのか？と聞いたら、€60くらいの二人前のオマール海老のパスタでした。恐らくカモだと思われたんでしょう。非常に不快。

こっちが安い白身魚のラザニェッテ(€16)をイタリア語で頼んだらあからさまに店員が不機嫌そうな顔になり、その後商品が来た際も皿を投げるように渡し、全てにおいてサービスがぞんざいになりました。

絶対にオススメしません。クソなレストランでした。

夕食を食べて外に出る頃には外は土砂降りでした。
傘持ってきておいて良かった。

ロックンロールしてました。

闇の世界。

夜行列車で帰ります。
さらば、ヴェネツィア！

この旅行記へのコメント （1）

• kaz-ykさん 2018/03/23 16:57:42

  ヴェネツアの詳細をご紹介頂き感謝します。

  ヴェネチアは、５回訪問していますが、伊語が出来ないので、ムラノや、駅、サンマルコ周辺、カジノ位しか、覚えていません。教会や魚市場までご紹介頂き、感激です。
  今後旅行記は、もっと真面目に探索せねば、と思っています。