2018/02/10 - 2018/02/10
302位(同エリア450件中)
こまさん
釧路・厚岸・根室への旅(気ままなひとり旅)
【旅の目的】
またオオワシを見たい。
プロローグ…
昨年2月に初めて釧路・厚岸を訪れましたが、その時の旅があまりに楽しすぎて私はこの1年間ずっとその思い出を心の支えにして、時には胸の奥からこっそり取り出してはしまうという毎日でした。なぜこんなに道東に惹きつけられるんだろう…今回はその答えが知りたくて、また同じ旅に出たのでした。昨年より1日長い4泊5日の日程で。果たしてその答えとは!?
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.5
-
4日目(2/10(土)くもり)
今回の旅の最終目的地、根室市へ。
オオワシが多く集まるという風蓮湖は去年行きたくて行けなかった所でもあります。ようやく目的が果たせる(かな?)。
風蓮湖のほとりに立つ「スワン44」という道の駅へ。建物の外に湖を見渡せる展望台があり、そこから風蓮湖を見る…ワシ達…あんまりいないな…時間がダメだったか??氷の張った湖面に、う~ん、数える程度かな?オオワシは少なかったです。 -
脇の木で休んでいるオジロワシが数羽。
あとでネイチャーセンターの方に聞いたら、やはり氷下待ち網漁をする午前中早めの時間が良いそう(9時~10時半頃)。さらに後日の情報だと、そもそも今年は気温も高く氷の張りが悪いのかワシ達は少なめとのこと…そうなんだ。普段はもっといるのね…また来よう…(´・_・`)
スワン44は建物の中でも鳥が見れます。湖に向けてガラス張りになっており、窓際には望遠鏡が置いてあります。野鳥が多く集まる根室ならではの施設ですね。(写真撮り忘れました) -
その後、風蓮湖と太平洋の境目にある砂州「春国岱(しゅんくにたい)」を行けるところまで散歩しました。
-
いるときはタンチョウがいるらしいですが…はい、わたしは会えなかったです。
-
春国岱、整備されたボードウォークの上を歩くのですが、海の上なのか、川の上なのか、地面の上なのか、そもそも色々凍っていて境目がよく分からない不思議なところでした。
ここは季節のいいときにまたゆっくり来よう! -
近くにある春国岱ネイチャーセンターへ。
ここは春国岱の保全と調査や教育のために根室市が建設し、日本野鳥の会のレンジャーが常駐している施設です。
わたしが行った時は男性の古南さんという方が丁寧に色々なことを教えてくれました。 -
・風蓮湖のオオワシの事
・春国岱にいる生き物たちの事
・エゾシカの増加の件
・シマフクロウの事
・ワシの風車事故について…など
なかでもやっぱりシマフクロウの話が一番印象深かった。
北海道に140羽しか生息しない絶滅危惧種。
シマフクロウは深い森に住み、川の魚を餌としていますが、森が減り、巣にできる大木が減り、餌となる魚が減り、一時期より増えたとはいえ絶滅寸前です。
環境省やレンジャーの方は森に入り、ドラム缶のように大きな人工の巣をかけてあげたり、子供たちと森に植樹をしたりしてなんとか保護しようと活動しているそうです。
植えた木がシマフクロウが使えるくらいの大きさに育つには100年くらいかかるそうで、今の子供たちが自分の孫世代に伝えてくれれば…と古南さんはおっしゃていました。
その頃、古南さんも私もとっくにこの世にはいませんが、今の自然を更にいい状態に少しでも戻してずっと残していきたい、そんな気持ちを改めて強くしました。
生き物を守りたい、自然を残してゆきたいという思いは理屈ではないですね。 -
古南さんは最近根室で起きたバードストライクの事も教えてくれました。
野鳥が風力発電のブレードに当たってしまう事故。近年、再生可能エネルギーの普及に伴い、風車も増え、事故も増えているそうです。
事故現場も教えてくれたのでついでに視察に行く。
遠くから見ると優雅にゆっくりと回っているように見えますが、ブレードの先端の速度は時速300キロとも言われています。近づいてみる、風車の足元まで行ける…でかい。ものすごく大きい。これは…めっちゃコワイ…!!
わたしの尊敬する釧路の猛禽類の獣医さん、斎藤先生は少し前にfacebookでバードストライクで命を落としたオジロワシの写真を載せていましたが、上半身と下半身が斜めに真っ二つに断ち切られるという、なんともむごいものでした。風に乗って飛んでいて、まさかこんな巨大なものが真上から降りかかってくるとは、ワシも完全に予測不能でしょう。
風力発電、上手に使えば、風というエネルギーをうまく利用することが出来る。ですが、半面でこういう事故が起き、希少猛禽類や他の鳥たちが命を落とし続けるということなら、それは地球や自然環境に優しいとは本当の意味では言えないのではないでしょうか。
人間は他の生き物たちより技術的に優位で強い立場にいるからこそ、その責任として、私たちを支えてくれている自然や動物たちを守らなければいけないといつも思います。
資本主義の世の中、
人々が労働し、消費し、経済を回していくこと。
ここと、自然や地球を守ることがつながればいいと思うのですが、
現実は難しいですね。 -
さて、せっかく根室に来たので日本最東端の納沙布岬へ行こうと思い(また岬です、はい)車を走らせる。
北海道のあちこち、いちいち遠いです。ナビで平気で20キロとか出てきます。
辿り着いた納沙布岬はうらさびれた印象の、どことなく寂しい岬でした。
真冬だからでしょうか。これは…明日帰らなくてはいけない私の旅情にぴったりな…さみしさ。なんだか切ない。
納沙布岬から根室駅近くのホテルに戻る途中、何度も空を飛ぶワシ達に遭遇。
そういえば根室に入ったあたりから常に上空どこかにワシが飛んでいたな…(トビも多かったですが)。
道東に来て思うのは、動物がすぐ隣にいる気配がすること。
そして人との距離が近いこと。
時々仕事で東京に行くと「生き物の気配がしないなぁ」と思うんですが、まさにその逆で、私はとてもホッとするし嬉しくなります。
人との距離が近い分、斎藤先生がよく発信している「人との軋轢」、道東の猛禽類でいえば、列車事故や鉛中毒、風車事故なども起こりやすくなるのでしょうから、その辺りは複雑なところですが…なんとかうまく近しい存在として、共にいい関係でいられたらと思わずにいられません。
旅が終わる、センチメンタルな思いで4日目終了。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
根室(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
9