2018/02/24 - 2018/02/26
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hamachi_kanpachiさん
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「クラフトビールが熱い」と評判の台湾。アルコールそのものを積極的に摂らない文化である彼の地で、本当にその流れは来ているのだろうか? どういったシチュエーションで飲まれているのだろうか? 今回は台北でクラフトビールを飲めるお店に四軒伺うとともに、筆者の好物である麺料理を食することで、台湾の飲食文化に迫る。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
-
『 "タクシードライバー"の デ・ニーロみたいな生き方って嫌だよ』という歌詞をMoon Childが唄っていたが、海外旅行当日に遅刻寸前でタクシーを拾う人のほうがよっぽど嫌だ。
スーツケースをがらがらと引きずり回し、遠目に見えたタクシーに大手を振って思い切りにアピール。
「羽田空港、国際線までお願いします!」
シートになだれ込むなり、焦りながらそう叫んだ。
「お急ぎですか?」
「えぅ(喉が乾ききって上手く言葉が発せなかった)、そうです」
タクシーは山手通りから首都高速に入り、海沿いまでトンネルの中をひた走る。
27歳独身男性と妙齢のドライバーの密室空間は、タイムトライアルを強いられることへの妙な緊張感に包まれていた。
現地に着く前から汗だくになる計画などしてはいなかったが、いかんせん人間としての本能が勝ちすぎたのだと言い訳をしておきたい。
前日仕事が遅くに終わったために、夜深い時間に床に就いた。
熟睡とまではいかないが、そこそこ眠れたかなという頃合いで目が覚め、「なんだ、目覚ましなしでもいけるじゃん」と余裕を見せたのは、時計を確認するまでのほんの数秒だけのことだった。
「――えっ、俺の起床時間遅すぎ……」
当初同行者と予定していた待ち合わせは、羽田空港国際線ターミナルに朝7時40分だ。
レンタルWi-Fiも受け取らなければならなかったので、6時ちょうどの電車に乗ろうと思っていたのだが、寝ぼけ眼でスマホの時間を見ると「6:50」。
遅刻なんて甘いものじゃない、おちおちしてたらチェックインすらままならないヤバイ状況に陥っていた。
目が覚めるどころか、千年の恋も醒める勢いで、慌ておののき着替えを一気に済ませ、偶然ナイスタイミングでやってきたタクシーに飛び乗ったというわけだ。
結論から言うと、休日の首都高速道路は空いており、もともとの待ち合わせ時間にも間に合うことになったが、精神衛生上&金銭面上こんな思いはもう二度としたくない。
寝坊という寝坊はここ数年間でしたこともなかったのに、よりにもよって今日という日にやらかしてしまった。
「いや、マジであの時間で起きることができてよかったです」。
飛行機に乗れなかった世界線にならなかっただけすごいのでは、と自己保身ゆえの自画自賛を同行者へ話しているうちに、搭乗時間はやってきた。
全日空851便 羽田→松山は9時20分のオンタイムで離陸。
エコノミークラスでもビジネスマンが多く、入国審査カードを書くためのペンも例に漏れずそれらしき風貌の方に貸していただいた。
ありがたい。
安定飛行をはじめると、ドリンクと機内食が運ばれてきた。
朝からカツ丼はなと思い、洋食であるハンバーグをチョイスした(ブランチタイムなのに和洋ともに重いのが難点)。
かねがね噂は聞いていたが、特筆したいほどにクオリティがよろしくない。
「えっ……これセブンの弁当のほうが……」と驚き、機内食の存在意義を考えていると、定刻通りに台湾は松山空港に到着した。 -
台湾と言えばお茶。
今回はとあるツテで迪化街近くのお茶問屋である「玉鉉茶業」にやってきた。
観光客が来る様子ではなく、あくまで問屋業+地元客で成り立っているお店のようだ。
やや緊張しながら店内に入ったが、60代ほどの店長夫婦が温かく出迎えてくれて一安心。
すでに茶器も用意されていたので早速試飲が始まった。
お茶を淹れる手順については以下の通り。
①急須に熱湯をかけて予め温めておく→②茶葉を入れる→③沸騰したお湯を注ぐ→④蓋をして1分10秒蒸らす→⑤大杯にお茶を空ける→⑥二煎目のお湯を急須に注ぐ→⑦1分20秒蒸らす→⑧大杯にお茶を空ける(一煎目とブレンド)
一煎目については捨てるという噂も聞いていたが、しっかり香りも抽出されているのでその必要はないとのこと。 -
今回は梨山高山茶から始まる清香系から鉄観音に至るまで、かなり良いランクのものを試させていただいた。
問屋なのだから一斤(600g)単位の販売かと思いきや、150gでパッキングされており買い求めやすい。
結局、梨山高山茶(1,050元≒3,843円)、木柵鉄観音(600元≒2,196円)、梅山高山茶(400元≒1,440円)をそれぞれ何袋か購入した。
この時点でもう一万円分は消費してしまったが、この品質ならば十二分に納得できる。
香料で誤魔化す観光客向けの店もあるなか、とても真っ当な商売をされており、ただただ感心した。 -
さて、次はクラフトビール――の前に腹ごしらえ。
「馬辣頂級麻辣鴛鴦火鍋」、今回は宿近くの西門店で火鍋を。
店外は若者でごった返しており、この時期は予約は必須かと思われる。
晩餐(635元≒2,324円)で二時間制、メイン肉類はオーダーをし、野菜・練り物・アイス・アルコール含むビールはセルフサービスだ。手軽に繁華街で火鍋を食べるなら by hamachi_kanpachiさん馬辣鴛鴦火鍋 地元の料理
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唐辛子などスパイスのきいた鍋と、優しい出汁のコラーゲン鍋のおしどりスタイル。
基本的にどの鍋にどの具材をと深く考えることなく、好きな具材をがんがん入れていけばいいと解釈した(現地の通はこだわりがあるのかもしれないが)。
本来、醤油や腐乳などのタレを自分で調合して、それにつけて食べるのだが、特にそのままでも美味しくいただけた。
馬辣麻辣鍋のほうはかなりの辛さだが、これが後をひく味わい。
ひたすら食う→飲む→具材入れる→食う→飲む→具材入れるのエンドレスワルツ。
「…………」
ビールを片手に鍋に向き合って掻き込んでいると、自然と会話もなくなるのよね……。
「次、豚の皿にしよっか」
「うん」
あっ、会話ありました(思考が鍋に支配されている気がする)
日本人にとって、鍋は皆で食べるには不向きなのでは――と思わざるを得なかった瞬間だった。手軽に繁華街で火鍋を食べるなら by hamachi_kanpachiさん馬辣鴛鴦火鍋 地元の料理
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火鍋でお腹いっぱい(というか動けないくらいだったので、腹ごなしに散歩までした)あとは、いよいよクラフトビールへ。
臺虎精釀(Taihu Brewing)が手がけるタップルームである、「Driftwood 西門町」にビールを飲みに来た。
オープン感のあるお洒落な飲み屋といった様相で、周りは20~30代のカップルが大半を占めている。
「えっ、これ場違いなのでは……」
渋谷のミッケラーに行った時のことを思い出したが、大胆な席取りは外国人観光客の特権なので、堂々とカウンターに座った。 -
18タップ繋がっており、ほぼ臺虎精釀のビールだ。
ゲストはBallast PointやStoneなど。
せっかくなので臺虎精釀のそれを注文してみる。
繁体字から副原料を予想するのも面白い。 -
Taihu Chritmas Ale(200元≒732円)。
はじめに「シナモンが強いから」と試飲までさせてくれた。
やや重めのボディに溶け込んだシナモンがなんとも旨い。
提供温度よりも常温に戻してからのほうが、より香りが立ってきてとても満足感のある一杯だった。
味わいとしては日本の風上麦酒が造りそうな傾向かな。 -
ほかはTaihu Blood Orange Berliner Weisseや、Taihu Chenpi Goseなどをいただいたが、フルーツ系の副原料の場合は比較的ビールというよりも、果実サワーに近いテイストというイメージ。
アルコール感もかなり薄めだ。
台湾の気候を考えると、ドリンカブルなフルーツビールが好まれるのかもしれない。 -
西門で〆といえば(ダジャレではない)、「阿宗麺線」だろう。
22時を回っているのに行列が絶えず、この時点で萎えそうになる人も多いと思うが、回転がかなり早いので諦めることのないようにとエールを贈りたい。
小椀(55元≒201円)でなかなかのボリュームだ。
とろとろになるまで煮込まれた麺線は、濃厚なかつお出汁でずるっとレンゲで流し込む。
「近所にあったら毎日通ってたな、これ……」
具材であるホルモンも絶妙なアクセントと旨味で最高だし、確実に人間が堕落する味だ。
丁寧につくられた中毒みを帯びたジャンクフードと位置づけておこう。
塩味もしっかりきいているので、まさに〆にぴったりの一杯である。いつでも大繁盛の煮込み細麺 by hamachi_kanpachiさん阿宗麺線 (峨嵋街店) 地元の料理
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ランタンフェスティバルの最中とあって、西門も物凄い賑わい。
世界的人気の電気ねずみさんもここぞとばかりに写真を撮られていたのを横目に、ホテルへすごすご帰るのであった。 -
朝はスロースタート。
小雨がちらついていたので、コンビニで傘を買ってから行動開始。
気温は17℃くらいだったので、Tシャツにパーカーを着込むぐらいでちょうどよく、過ごしやすい。
遅めの朝食は、西門から北門へ向かう途中にある「富宏牛肉麺」で。
奥のテーブル席へ適当に座り、おばちゃんに「牛肉麺、ミディアム」と頼めばオーダーは通る。 -
待つこと五分程度で、牛肉麺 中(100元≒366円)の到着。
本当は麺の太さ(粗的・細的)が選べるのだが、指定がなければ細麺になるらしい。
ぱつぱつとした食感の小麦麺は、うどんを細くしてグルテンを少し弱めた感じ。
醤油と牛肉ベースのスープは優しい味わいで、トッピングの牛肉もほろほろで美味しい。 -
朝食として申し分ないのだが、ここで卓上の牛脂を。
こうなると一気にラーメンスープっぽくなるのだから不思議だ。
一杯で味の変化が楽しめて、嬉しい。 -
そういえば、MRTに乗って動物園にも行った。
日本の動物園と違う点は、①とにかく広い ②動物たちは広い敷地のなかストレスフリーで暮らしており、遠目に眺めることになる ③春節後のせいか、寝てる動物多数 ④動物より植物を見てる時間が長い ⑤とにかく広い
日本のそれを期待していくと、肩を透かされることになるかもしれない。
あと、パンダは待ち時間もなく観覧できるのはメリットかな。
スタッフに「止まるんじゃねぇぞ……!」と急かされはするものの、パンダ舎に再入場すれば何回でも見られるだろうし。
パンダが大好きなら、いっそ台湾に見に行くのも手だと思う。 -
動物よりもビールを飲みたいお年頃。
中山駅近くの「61NOTE」というカフェ内にある、「61BEER」へ。
これまた小洒落ていて、普段日本では踏み入れない雰囲気なのだが、勇気を振り絞っていざ入店。 -
タップは8つあったけど、3つは撃ち抜かれていた。
台湾産のクラフトビールが生で飲める貴重なお店だ(生で飲む習慣がなく缶やボトルが隆盛のため)。
店員のお姉さんはこちらが日本人と見るや、「何番にしますか?」と声をかけてくれて、「あっ、じゃあ8番を」と、海外でビールを頼んでいるとは思えない一時に。 -
ビールは頼むたびに都度会計のシステム。
ここで現金を支払う形となる。 -
啤酒頭の珍しいタップがあったのでそれを。
Taiwan Head Brewers Mulberry Sour Ale(150元≒549円)。
ビールでは珍しくうすはりグラスでの提供だった。
桑の実を使用した甘酸っぱいサワーエールで、これがなかなか旨い。
軽すぎることもなく、ビールらしさという点でもうまく消化している印象を受けた。 -
お店ではボトルビールもテイクアウトできる。
ここまで台湾産のビールを品揃えしているお店は稀有なので、お土産目的で訪問してもよいだろう。 -
さあ、ビールも楽しんだし麺だ!
二郎好きにとっては有名な(?)、「老牌牛肉拉麺大王」へ。
適当に空いている席に座って、「炸醤拉麺、small」で通じた。
観光客も増えているらしいが、まだまだ地元人気が根強いお店で、テイクアウトで煮込んだ塊肉を頼んでいるお客さんもいた。にんにくたっぷり濃厚まぜそば by hamachi_kanpachiさん老牌牛肉拉麺大王 地元の料理
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ほどなくして、八角のきいたスープと一緒に炸醤拉麺(65元≒238円)が供された。
極太の麺に甘辛い肉味噌、それに強烈な生にんにくが主張するこの一杯は、しっかりタレが絡まるまで混ぜて食べよう。
脂・にんにく・濃厚の三位一体な背徳感がたまらない。
これ、日本にあったら大流行りだろうな……。
ちなみに食べ終わったあとに約束があるなら、しっかりブレスケアをすることをおすすめしておく。にんにくたっぷり濃厚まぜそば by hamachi_kanpachiさん老牌牛肉拉麺大王 地元の料理
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まだまだビール。
今度は台北アリーナ近くにある、「家途中啤酒屋 Way Home Beer House」へ突撃。
生ビールは海外産と台湾産で計6タップで、基本的にはリーチからボトルをとって飲む→あとでまとめて会計のパターンみたい。 -
この規模の冷蔵庫がもうあと3つ分あり、品揃えは台湾最高クラスでは?
常温スペースには冷蔵庫以上の種類が陳列されており、台湾でビールを揃えるならまずここに来ればいいかなといった感じ。
春節後のせいか、お客さんは台湾人女性と外国人男性のカップルと常連客のみだった。
クラフトビールの相場としては、150元~200元(≒549円~732円)のものが多く、向こうの物価ではかなり高級品に近い扱いだろう。
ご飯とビールを済ませるというよりは、①若くてお金を持った ②カップルが ③デート感覚で使うというのが、こうしたお店の傾向のように思えてきた。 -
フードを何も頼まないのもつまらないので、滷味プレートを頼んでみる。
完全にビールに合うおつまみセットだ、これ。
昆布の炊いたのは醤油な味付けで、和食に出てきても遜色ない感じ。 -
今回当たりかなと思ったのは、啤酒頭×ミッケラー台北とのコラボビール。
Hopped Birthday Sour IPAはIPAとして飲むと首をかしげるけど、スタイルを気にしないで飲むと味の均整がとれていたサワーでよろしかった。
なんだかんだで台湾のような暑い国だと、酸は必須科目なのかなと。 -
最後は台北駅の「金色三麥」で〆。
めちゃくちゃ広いビアホールだけど、混むのは夜の早い時間だとかでガラガラだった。
味は可もなく不可もなくといった感じ。手軽にビール by hamachi_kanpachiさん金色三麥 チンスーサンマイ (京站店) その他の料理
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2日目に買ったビール。
日本に輸入されていないものばかりなので、冷蔵庫にべったりくっつきながら悩むことに。 -
3日目。
「西門麺店」で牛筋麺をすすって始まる朝は、台湾最終日。
スープが優しいところが多くて、これなら確かに朝食で頼む人もいるよなという味わい。 -
龍山寺。
日本人観光客が一番多いと感じたスポットだった。
世界平和を祈っておきました。
あと周辺はお世辞にも治安がよいとは言えないので、好奇心だけで路地裏に迷い混むのは日が昇っている間だけのほうが賢明だろう。
今回はホームレス向けの炊き出しに出くわした。龍山寺 寺院・教会
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近くの市場は割と寂れてたけど、逆にいい味を出していた。
ふらっと歩くと、こういう通りに出くわすのが台北らしい。
歩き疲れてきたので、そろそろ飛行機に乗ろうと思う。 -
さらば台北。
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さらば、メルヘン・メドヘン。
-
完。
ちなみにビールは330ml×12本、500mlを4本持ち帰り、700円の課税だった。
みんなもしっかり申告しようね。
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