2017/04/10 - 2017/04/10
270位(同エリア1107件中)
いさやんさん
スマホがぼちぼち買い替え時なので写真整理やデータ整理を兼ねて旅行記に。
私が子ども時代を過ごし、大学卒業後に再び暮らし始めた彦根は、滋賀県北東部にある人口10万人ちょっとの小さな市です。
ひこにゃんのおかげで名前は知られるようになったとはいえ、国宝の彦根城天守は小ぶりで、城下町もこぢんまりしていて、華やかさも迫力もありません。でも、子どもの頃から慣れ親しんだ彦根にはそれなりに愛着も。
彦根城が1番華やぐのは、桜の時期ではないでしょうか?
子どもの頃は昼間に桜を楽しんでいましたが、大人になってからは夜桜を仕事帰りにぷらっと見に行くようになりました。今年も見に行く予定ですが、その前に2017年4月10日の彦根城の夜桜を旅行記に。
といっても相変わらずスマホで粘らずサクサク撮影。雰囲気だけでもなんとなく伝わればと思います。
(2018年2月24日・執筆 / 2018年2月25日・誤字修正)
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【彦根城】
(有料エリア)内堀の内側
(無料エリア)内堀の外側
18万石の城として天下普請で築城後、加増を重ね1633年には30万石(35万石格)に。彦根藩家は一度も転封がなく、何人もの大老職を輩出した譜代大名・井伊氏。
城郭の周囲には観光エリアの他に学校や図書館などが隣接し、内堀の外側が無料エリアなので観光客に混じり地元住民も普通に散策。外堀のほとんどは残念ながら埋め立てられて道路になっていますが、内堀と中堀は残っています。
※駐車場が少なく道路も限られ渋滞が慢性化しているので、彦根城を観光される際は公共交通機関の利用をオススメします。
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【旅費】
食事代のみ(定期圏内なので電車賃が浮いています)
無料エリアのみ散策しているので入場料等なし
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【2017年4月10日の夜桜鑑賞ルート】
(1)彦根駅付近の「魚丸」夜ごはん
(2)いろは松(滋賀縣護国神社の隣)から中堀沿いに佐和口へ
(3)佐和口・馬屋から内堀沿いに金亀児童公園へ
(4)金亀児童公園から内堀沿いに表門橋へ
(5)表門橋から内堀沿いに京橋へ
(6)京橋から中堀沿いにいろは松へ
(7)いろは松から和菓子処さわ泉へ
※2~7の所要時間は約1時間半。
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(1)彦根駅付近の「魚丸」夜ごはん -
この時の同行者は麦氏。お互い仕事帰りなので、夜桜見物へ行く前に軽く飲み食い。彦根での行きつけの一つ「魚丸」さんへ。
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こちらの突き出しは私が知る限りはいつも「もろきゅう」。こんな感じで突き刺さって出てきます。
魚丸のほか、この近辺の「彦根バル やぶや食堂」「Zuiho Jr.Cafe」「沖縄居酒屋Peter」「ippei chan」が彦根での私の行きつけ。一部店舗はランチ営業あり。
彦根商工会議所で「チャレンジショップひこね」という企画があり、この数年で若手オーナーの個人店が急増し、地元住民としてはとってもありがたい!
ただ、いずれも彦根っぽさ(?)はなく観光客の方には不向きかも。でもお店によっては滋賀の地酒や近江野菜が楽しめます。こちらの魚丸は地酒飲み比べセットもありますが・・・いつも通り飲んでいるので写真がない・・・
飲み食いしながらふと「そういやライトアップって何時まで?22時?」という話に。田舎なので嫌な予感・・・そしてそれは的中し、なんと21時まで!この時点で20時を過ぎていたので急いでお店を出発。ひとまずいろは松(滋賀縣護国神社の隣)へ。
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(2)いろは松(滋賀縣護国神社の隣)から中堀沿いに佐和口へ -
いろは松の隣の夜桜スポット。こちらが多分一番よく見る桜スポットではないでしょうか。風が止むとお堀の水面に桜が映ります。ここから彦根駅までは徒歩8分くらい。
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いろは松(右手にうっすら見える)はライトアップされていないので日中にお楽しみください。当初は47本あったので「いろは松」といいますが、現在は34本(補植12本)となっています。奥に見えるのが佐和口多聞櫓。
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ちなみにこちらの向かいが「彦根キャッスル リゾート&スパ」です。そのお隣に「和菓子処 さわ泉」があり、普段は18時閉店ですが桜の時期は夜も営業してくれてます、夜は名物の「みたらし団子」のみ販売となりますが。こちらは後で寄るとして、ひとまず、いろは松沿いに佐和口へ進みます。
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城郭として規模は小さいといっても、内堀沿いを一周するだけでもけっこう時間がかかりますし、ライトアップは21時までだし、翌日も仕事だし・・・ということで、例年通り彦根城の東側の一部(無料エリア)をサクッとぷらっと歩きます。
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佐和口の手前、向かって右側の道。こちらを進むと井伊直弼が青春時代を過ごした「埋木舎(うもれぎのや)」があります。更にまっすぐ進むと「旧池田屋敷長門」、その先に彦根市立図書館が。
ちなみにここから見えている櫓は復元。1960年に再建されたもので「開国記念館」の名で色々な展示が。開国記念館は展示内容によって有料だったり無料だったり。2017年の大河ドラマは井伊家が活躍していた「おんな城主 直虎」だったので大河ドラマ展示になっており有料でした。 -
こちらが重要文化財の方。この間が佐和口なので、佐和口多聞櫓(さわぐちたもんやぐら)といいます。しかし間が道路なので写真はありません。
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重要文化財の方の佐和口多聞櫓。こちらは1771年に再建されたもので日中は内部が無料で見学できます。(見学口は馬屋の後ろになります)
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佐和口から振り返ってパチり。
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(3)佐和口・馬屋から内堀沿いに金亀児童公園へ
このあたりもまだまだ無料区画。
佐和口を抜けると左手に「馬屋(重要文化財、日中は無料見学できます)」が見えますが、 -
中堀沿いを右手に進み、屋台へ行くべく右に進んで金亀児童公園へ。
普段は昼だけの屋形船も桜シーズンは夜も運行。ちなみに屋形船乗り場は金亀児童公園の近くです。 -
内堀沿いをぷらぷら。
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金亀児童公園。内堀と中堀の間にある公園です。
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例年、公園の一角に屋台が出ます。4月上旬でも夜の彦根は寒い。まだまだ上着が手放せません。
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なので暖かい「たこ焼き」を購入し、麦氏とシェア。
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公園なのでこんな感じ。
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このあたりも色々残っていたら見ごたえがあるんでしょうが、今は公園(中堀と内堀の間)。
平日の夜にラフな格好で夜桜を見に来ているのは、だいたい地域住民。言葉遣いですぐ分かります。彦根も一応関西圏。 -
金亀児童公園を西に進むと「玄宮園」があり、こちらはその塀。左手は内堀。よくロケで使われており、映画「るろうに剣心」で宗次郎が登場するシーンはこちらで撮影。走って飛んで馬車に飛びつくところのシーンです。
このあたりはライトアップされていないので回れ右。内堀沿いに表門方面へ。 -
(4)金亀児童公園から内堀沿いに表門橋へ
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まだまだ金亀公園。
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彦根城は狭い狭いって言われますが・・・お堀回りを歩くと地味に時間がかかります。
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この日の月は青っぽい。ちなみに「金亀」と書いて「こんき」と読みます。
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まだ金亀公園と表門橋の間を歩いてます。
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ようやく表門橋。復元された橋です。
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この奥が表門で、そこから先が有料エリア。右手には彦根城博物館があります。
エリア一帯は建築制限があるので、表御殿の復元施設という体裁を取った博物館です。実際に表御殿の再現エリアもあります。 -
彦根城の特徴の一つがお堀で、左手のようななだらかな曲線箇所もあります。
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表門近くの桜。見えないですが、この更に上の方が鐘の丸。
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表門付近。ちなみに彦根城有料エリアへの入り口は三か所あり、この表門が駅から一番近いです。
夢京橋キャッスルロードに近いのは大手門、玄宮園に近いのは黒門。 -
(5)表門橋から内堀沿いに京橋へ
内堀沿いを歩いて行き、振り返ってパチり。表門橋です。 -
彦根城は、お堀のすぐ上に石垣、更にその上に石垣。天守が国宝なので天守にばかり目が行きがちですが、私としては石垣が印象的なお城。
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振り返って表門橋をパチり。
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ちなみにこの近くに彦根東高校があります。この高校も内堀と中堀の間にあります。
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京橋の手前。防御の都合でぐねぐねと。生活道路でもあるので間は普通に車が通る道路です。
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車がいない時に撮影していますが、けっこうびゅんびゅんと。生活道路ですからね・・・
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空を見上げると青い月。
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旧西郷屋敷長屋門近く。この先が中堀で、これは櫓の内側。建物は残っていませんがうろうろはできます。
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この日、別の友人が妹さんと彦根城の夜桜見物に来ていましたが、なかなか遭遇せず。
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一段の高さがけっこうありますし手すりもないので、登る際はくれぐれもご注意ください。
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登ったところから内堀方面を見る。左手に見えているのが旧西郷屋敷。外観のみの公開となります。
立っている場所から後ろを見ると中堀。 -
ここから中堀の夢京橋を見るとこんな感じ。
車がびゅんびゅん。子どもの頃から見慣れた景色なのですが、観光客の方は「ここまで車が入るの!?」と驚いておられました。そうです、普通に走るんです。 -
車がいないとこんな感じの明るさ。
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夢京橋&中堀、その先が夢京橋キャッスルロード。1999年に完成した、江戸期の街並みを再現したエリアです。私が子どもの頃はずっと工事をしていたような記憶が。
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年に1度の光景なので、名残惜しく、うろうろ。
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ここに座って桜を見上げてみたり。日中は観光客の方が多い印象ですが、夜は地元民もけっこう出没、この、彦根城で皆で夜桜を見ているという不思議な一体感が、なんかたまらないんですよね。お堀を散策する方がほとんどだし、車もびゅんびゅんなので、ドンチャン騒ぎは今のところほとんど見たことがありません。まぁ平日ですし、21時消灯ですしね・・・
(6)京橋から中堀沿いにいろは松へ
京橋を渡り、キャッスルロードには進まず中堀を駅方面に向かって歩いていきます。 -
左手が中堀。ここをちょっと進むと右手に「たねや美濠の舎」があります。バームクーヘンで有名なクラブハリエも。実は同じ会社で、和菓子部門がたねや、洋菓子部門がクラブハリエ。同社は滋賀県近江八幡市に本社があります。
どちらも美味しいですが、もしも彦根銘菓をご所望なら「いと重菓舗」をオススメしたいです。創業200年の老舗で特に「埋れ木」が有名かなと思います。 -
ここで夜桜ライトアップが終了し、中堀のメインの桜だけがライトアップ続行。そちらに向かって歩いて行きます。
ちなみにこの近くに「ポムダムール(Pomme d'Amour)」というお店があります。中堀沿いですがフランス菓子とパンのお店で、特にお菓子が美味しい印象。お堀散策に疲れた時にでもいかがでしょうか。 -
この日は風がほとんどなく、水面にキレイに映る!
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いろは松近くまで戻ってきました。
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写真じゃほぼ分からないのですが、佐和口多聞櫓の上にうっすら見える白いものが彦根城天守です。
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ちょっと引くと、生活道路らしく標識が入る。
ここで、この向かいにある菓子処へ移動。
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(7)いろは松から和菓子処さわ泉へ
ここの向かい側にある「和菓子処さわ泉」は例年、夜もみたらし団子だけ販売してくれます。こちらのみたらし団子は生地が美味しい。しかも「生じょうゆ」と「砂糖醤油」が選べて、私としては「生じょうゆ」の方がオススメ。香ばしくてとても美味しいです。
けど、残念ながら手元に写真がありません・・・
お団子を購入したところで帰ります。ここから彦根駅までは徒歩8分くらい。
彦根市は南北に細長く、JRの駅が4つ、近江鉄道の駅が8つあります。彦根駅の北隣が新幹線駅でもある米原駅。私と麦氏は彦根市南部の住人なので、彦根駅から電車でいつも通り帰宅。 -
2017年の夜桜はこれで見納めです。お疲れさまでした!
2018年もキレイな夜桜が見られますように!(肉眼で見るともっとキレイです!)
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