広島への旅：　その②鞆の浦の古い街並みを楽しむ。

2018/01/16 - 2018/01/17

今回、広島県福山市～尾道市方面を訪ねるに当たって、飛行機か新幹線か迷いましたが、後者で正解でした。新横浜11時29分発のぞみ号に乗車し、14時44分に福山に到着。わずか3時間15分の車窓の旅となりました。富士山も綺麗に見る事ができて超ラッキーでした。

本当は2泊3日の旅の予定で、初日レンタカーを借りてしまなみ海道へドライブ後、尾道に宿泊、翌日尾道散策した後ベラビスタへ移動するはずでした。２日前に微熱が出て、初日のレンタカー＆ホテルをキャンセル。　大事をとってベラビスタもキャンセルしようとしたら、キャンセル料が３万円？！　もったいないから病み上がりで行ってきましたよ、もちろん（笑

福山駅では事前予約してあったホテルの送迎車に乗り、30分ほどのドライブで「ベラビスタ　スパ＆マリーナ　尾道」に到着。こちらのホテルは元は常石造船の迎賓館だったものをリノベーション＆増築されたようです。瀬戸内海を見おろす高台にあって、全室オーシャンビューで50平米以上のゆったりした造りになっています。雑誌で初めて知り、一度泊まってみたいと思っていたところ、一休のタイムセールで100平米のテラススイートに泊まれることに！！
客室の設えも趣味が良く、ブルガリのアメニティやテディベアのプレゼントも嬉しく、広々ゆったりした空間で寛げました。
翌日は鞆の浦まで送迎していただき、江戸時代からの建屋が残る古い町並みを散策しました。災害や戦禍を免れて、この風情ある景観が守られたのだなぁと思いました。

エリア 鞆の浦・鞆公園(広島)

小雨になってきたので予定通り鞆の浦を観光することにしました。

11時出発、ホテルの送迎を利用して鞆の浦まで送ってもらいました。

観光案内所から海沿いに歩いていくと、美しい瀬戸内の海景色が見えてきます。

遊覧船も見えました。

そのまま進むと遊覧船乗り場があり、仙酔島まで５分で渡れるそうです。
せっかくだから乗船しようかと向かいましたが、昼時間のせいか次の船まで１時間ほど待たなければならない。

これがきっと出たばかりの船ですね。
時間がもったいないので先に進みます。

海沿いには有名なホテル「遠音近音」

こちらは各部屋が露天風呂付きで眺望も良く迷いましたが……

ホテルの正面玄関はとてもレトロな雰囲気です。

「潮待ちの港」として江戸時代に栄え、商業の中心だった鞆港だが、雨がすみに佇む姿は今も美しい。

さらに進むと古い建屋が並びます。

安内板がたくさん連なってる。

古い趣きのある建屋を抜けると……

鞆の浦のシンボルの常夜燈があります！

その手前にある古民家カフェ　　
残念ながらその日はお休みでした。

坂本竜馬と海援隊の乗ったいろは丸が紀州の軍艦、明光丸と衝突し、沈没。

その「いろは丸事件」の資料館があり、日本で最初の海難審判事故となっている。

江戸時代からの建屋で、鞆の浦で最古の住宅。

元は保命酒を造っていた中村家の住宅だったので、屋根にはその名残りの杉玉がある。

円形の窪みのある特徴的な杭で、初めて見ます。

杭の模様がいろいろあって面白いですね。

雨に濡れた石畳が古い街並みに溶け込み、とても情緒的で素敵ですね！
ずっと奥には鞆の浦のシンボル常夜燈が見えます。

街歩きを楽しみましたが雨が強くなったので雨宿りすることに。

ちょうど甘味処が目についたので入ることに。

ぜんざいやケーキセットがあるようです。

100年近くの建屋だそうだが趣がありますね。

古い梁が年代を感じさせます。

夫のケーキセットはモンブランだけど、メレンゲで包んだ中にマロンクリームという一風変わったフォルムが面白い。

私はおぜんざいで、栗とお餅が入って美味しかったわ。　でもちょっと甘すぎて甘党の私が少し残しちゃった。　体調のせいかも。

この深津屋の女主人に鞆の浦のことを尋ねると、大変流暢にいろいろ教えてくれました。こちらの建屋は大正初めで１００年近いこと、一番古いのは江戸末期の太田家住宅で、もとは福山藩に保命酒を独占的に納めていた中村家の住居だったそうで。　保命酒と養命酒の違いなど。。。　それから映画やドラマの撮影にもよく使われるそうで、数日前にも何かの下見とやらで俳優・佐藤浩市さんが来てましたよーって。

話の流れで深津屋さんの斜め向かいの保命酒のお店へ。

保命酒とは、江戸時代から鞆の地で造られている伝統的な薬味酒（和製リキュール）で13種類の生薬が使われているそうだ。　みりんを基本として焼酎や米麹、生薬を加味したお酒である。　一方14種類の生薬を使った薬用養命酒は医薬品扱いである。
おススメもあってお試しで小瓶（一番右）550円を買いました。　

海沿いの古い街並みを散策するのが楽しかったのですが……

最後に福禅寺対潮楼に入ります。

仙酔島を臨む、その美しい景色は当時から人々の賞讃の的となる。

座って見ると窓枠が額縁のような効果で一枚の絵画のように美しく景勝地を観ることができます。　この日は雨で霞んでましたが．．．

この地を訪れた朝鮮通信使が褒めたたえたそうですよ。

市バスで30分ほどでJR福山駅に戻り新幹線さくらに乗車。　シート幅も広く木をふんだんに使った内装が素敵でした。