2010/01/12 - 2010/01/15
46位(同エリア248件中)
エフサさん
Stingさんのリクエストにお応えして以前消してしまった旅行記を焼き直してみました。入国スタンプはイラン暦で1388年10月23日。冬のテヘランを訪れた時の回想録です。
当時はドバイからエミレーツでテヘラン入りしました。昔はイラン航空が羽田からテヘランへ直行便を飛ばしていたんですよね。燃油サーチャージがタダで話題になっていましたが‥
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イチオシ
テヘランは盆地です。北に大きな山があって空気もよどみがち。当時は経済制裁の真っただ中で排ガス規制など期待はできません。PM2.5はそれほどではないにせよ、NOx、SOx の濃度が濃い〜のなんの。何故かって? 咽がヒリヒリ、目がジンジン、化学物質特有の臭いが鼻につきます。なれない人は頭痛も伴うとか…
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雲がかかって分かりにくいですが、奥に雪山が見えます。車で1〜2時間走るとスキー場でスキーができるそうです。この山の向こうにはカスピ海が広がっています。
イスラムでは偶像崇拝が禁じられていますが、テヘランの街中にはお偉いさんの大きな肖像画が〜‥ -
なんと映画館もあります。イランと言えばイスラム原理主義という言葉が頭をよぎりますが、意外とパーレビ時代にアメリカナイズされた生活様式が定着していて女性もアバヤを着ているのはご年配の女性だけ。ほとんどの女性はスカーフに前髪を垂らしてカップルで街中を歩いています。サウジアラビアでは考えられない光景です。
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なのでショーウィンドウには堂々とウエディングドレスも並びます。胸、空きすぎ〜
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何故かタクシーはイエローキャブのデザイン。ロバート・デニーロも真っ青です。でも車種はキャデラックではなくてプジョー。イランではプジョーがライセンス生産されているとか…
車のほとんどがプジョーかヒュンダイでした。ヒュンダイは昔日本でも走っていたフェスティバのタイプです。 -
道路にはあまり信号機がありません。大きな交差点のほとんどがラウンド・アバウトで、これがかえって渋滞と大気汚染に拍車をかけている様な気がします。
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道路を横断する時はドライバーとアイコンタクトを取りながらそろ〜りそろりと渡りましょう。急に立ち止まったり、走り出したりするのはかえって禁物です。
市街地は渋滞がひどいので、東南アジアの様にスピードを出して走る車はあまり見かけませんでした。 -
二両編成のトロリーバス。専用レーンで渋滞知らず。前の車両は男子禁制なのでどうしても乗りたい殿方は女装してね。ふふふ〜
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公衆電話。意外と整備されていました。
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ホテルの天井にはメッカの方角を示す矢印が。
アァ〜〜ァ〜アッラ〜〜フ・アクバル…
幸か不幸かアザーンの歌声は聞こえて来ませんでした。 -
早朝、ホテルから撮った南側の景色。よく見ると小高い山が見えますが、その右奥に行ったところがイマーム・ホメイニ空港となります。
テヘランの水道水は山の雪解け水を引いているので飲むことができました。とは言え夏の渇水時期には水質が悪化するらしいので、飲む際は自己責任でお願いします。 -
空気は澄んで綺麗に見えるんですけど、大気中には化学物質が〜
テヘランは土漠の上にできた街ですが、ほぼ碁盤の目の通りの側溝には定期的に山の雪解け水が放水されており、プラタナスの様な街路樹の生育を保っています。 -
さて地下鉄で向かったところは、バザールdeござ〜る。
地下鉄の切符を購入する際、人が並んでない窓口があったのでラッキーと思って切符をを買い求めると、「ここは女性専用の窓口よぉ〜ん」って綺麗なお姉さんに色目を使われてしまいました。ドキドキ。でも、ちゃんと売ってくれましたよ。地下鉄には女性専用車両もあるので注意しましょう。 -
バザールの中でも一番カッコイイ入口。ミフラーブがデザインされています。入口はたくさんあります。くれぐれも迷子にはご注意くだされ。
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バザールの中にはパティオの様な一角があって、そこにはモスクもあります。
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これでもテヘランではほとんど隠し撮りしてるんです。
何故かって? それはムタワと言われる宗教警察みたいな方が、そこかしこにいらっしゃって、拘束されたりカメラを没収されたりするからです。現地邦人から強く写真だけはダメだぞと言われておりました。 -
掃除のおばちゃんにトッ捕まった方もいらっしゃるとか。当時はそう言われておりました。Sting さんも危うく捕まりそうになりましたが、持ち前のサバイバル 能力で難を逃れたとか‥ さすがです。
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さてバザールの中へ入りましょう。
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周辺はこの様にアーケードのない商店街になっています。
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中心部はこんな感じです。
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アバヤの女性を背後から撮っちゃいました。
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雑踏の中を歩いていると、アバヤをまとった5〜6歳くらいの女の子が二人、ザルで私の足をチョンチョン、チョンチョンてつっ突いて来るんです。黒い瞳がとても可愛かったのですが暫くまとわり着いた後、どこかに行ってしまいました。
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ここでは私が異邦人。
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でも、私にとっては君たちが異邦人。
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イランの名物はピスタチオ。バザールでは安く手に入るのでお土産には最適です。少し値が張りますがサフランも特産品ですよ。
ペルシャ料理はオスマン朝の影響を受けてか?トルコ料理と同じ様な食文化。肉は羊かチキン、それとヨーグルトなどの乳製品。街角にはチャパティの様なパンを売る店があって、店先にはチャパティのコゲを落とすための金網とブラシが置いてありました。
致命的なのは、酒が飲めない事ですかね。
トルコやロシア産のノンアルコールビールは売られていましたが‥
そしてもう一つ、イランへの入国履歴がある人はESTAでアメリカに入国できないという事。グァムしかり。LCCがハワイに飛ぶご時世、二万円強のビザ代は正に致命的ですね。
アルゴくそくらえ!
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