2018/02/02 - 2018/02/04
71位(同エリア173件中)
銭形幸一さん
喜ばしい点
・登山口から山頂までの全行程、トレース刻んだのが私であること。
→南岸低気圧通過後、新雪たかが20㎝程ですがこんなに苦労するとは思いませんでした。
考えさせられた点
・雪庇の崩落
→のりしろが足りなかった。単独で私が当事者だったら撤退していたと思う。
・滑落
→笑い話で済むようなものだった。ここなら落ちても大丈夫って舐めてる節がある。ハインリッヒの法則というものがございまして…。
毎年2~3件重大事故が起こる黒戸尾根、何度登って勝手知ったる山でさえもノートレースの核心部は一歩一歩慎重にならざるを得ませんでした。
人のトレース辿るだけの山行じゃ味わえない緊張感、充実感を味わえました。
南ア核心部、黒戸と比べ圧倒的に入山者少ないです。
今回は小屋泊装備でお気楽ラッセルでしたが幕営装備でラッセルしなきゃなりません。
それでもいい経験でした。
私の中で去年の残雪期の塩見と双璧になる素晴らしい山行です。
そしてそんな山行を共に出来きる山友がいることを嬉しく思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
南岸低気圧襲来時、談合坂越え。
家族にゃ「大丈夫なの~何も今日行く必要ないでしょー」と…。 -
当たり前ですが木曜の晩、南岸低気圧通過時に当然ながら尾白川の駐車場、若い小屋番さんのクルマだけ…登山者は私だけです
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起きてみりゃ真っ白、当たり前ですが入山者なんざいやしない(笑)
駐車場から新雪20cm程。 -
風情あります
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登山道がノートレースだってのに何だかすっげえワクワクしてきました
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無雪期、2時間半届いた刃渡りが今回は5時間20分。
ナイフリッジなんざ大したことないっていつも舐めて通過してましたが流石に今回は神経使いました。
下山した時点でしっかりトレースあり難なく通過できます。 -
刀利天狗通過が13:20。
もう完全な消耗戦の様相を呈しております。
たった20㎝ほどの新雪積もっただけでこんなにも大変だとは思いもしませんでした。
トレース泥棒して残雪期黒戸日帰り出来てドヤ顔した自分が恥ずかしくなります。 -
黒戸の番人さん、南岸低気圧通過後、ラッセルしてる阿呆をどうかお守りください
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五合目小屋跡手前。
あらら、びょうぶ岩しか見えないっす。 -
ガスった?風岩
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橋手前にて。
いつになく邪悪な七、八、九合目。
後ろからだーれも来やーしない。 -
あのピークの向こうが七丈小屋…なんかいつになく絶望的な気分になります
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あと30分で小屋着くんかいな、これ越えにゃーたどり着きません
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垂直の梯子…一枚岩の鎖のあるトラバースは写真撮る余裕ありませんした…。
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ノートレース苦節9時間24分。
一番早い時で4時間02分でたどり着く七丈小屋が絶望的な遠さでした。
宿泊者は私のみ、本日の黒戸尾根、私のプライベートリッジラインです。
どんなエグゼクティブなんすか、今日のわたくし(笑) -
明けて土曜日、山友Sさんが1時(笑)に駐車場出て7時に七丈小屋で落ち合う約束。
案の定、7時には辿り着かず(私が一番理解できる当事者だもん)、迎えに行ったら一枚岩の鎖トラバースで落ち合えた。
小屋到着がなんと7時半。
ドカ雪で麻痺する首都圏の交通網、Sさんの爪の垢煎じて飲んで欲しいもんです。
テン場もご覧の通り。 -
二人のための貸し切りゲレンデ状態の七合目上。
ワカン+12爪で無垢の雪面を切り拓くか・い・か・ん。
えらそーに書いてますが絶望的なくらい進みません。 -
イチオシ
さすがに積雪期8回目となりゃーどんなとこ通るかわかります。
踏み抜き深そうな場所にぶち当たった際には別のルート探します。 -
1時間20分悶えてようやく森林限界抜けました。
赤岳の比じゃね~や、黒戸尾根(笑)。 -
イチオシ
振り返って私のトレース、黒戸山
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童貞スノー…いやバージンスノー
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イチオシ
振り返って私のトレース、ワカンで団十郎に挑みます。
-
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イチオシ
今日は不退転の覚悟で挑みます、団十郎。
山頂タイムリミット12時に設定。
あと2時間半ありゃーさすがに着くっしょ…結果大甘でした。 -
小屋から2時間半で八合目、ノートレースだった割には上出来上出来
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こっからワカン脱ぎ捨て、へっぽこ登頂隊進みます。
外付けのピッケルの不格好なことこの上なし…外見だけ見たら即撤退だな、こりゃー。 -
ルンゼ手前のトラバース、通過後振り返って。
この後、Sさんが通過して雪庇がトレース右側すっぽり崩落、肝を冷やしました…。
私が単独でアタックしたとしたら復路同じ目に遭ったことでしょう。
トラバース渡り切って一呼吸置いて、しんたろーさんと撤退するか相談し、進むことにしました。 -
斜度60度の滑り台。
ピッケルのシャフト突っこんで確保しながら登ります。
ステップも決まりやすく、思ったよりはサクサクイケました。 -
登り切って。
キツいっすね~! -
タイムリミットの12時まであと5分。
ルンゼ過ぎて九合目までラッセルして来たのに折り返すのは勿体無い、アタック続行を決断します。
こりゃー意地でもピーク踏まにゃ。 -
振り返って、我々二人が刻んだトレースが見えます
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あの先団十郎本尊
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イチオシ
なんかすごい山登ってるような絵
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12月には風で雪が吹き飛ばされ、雪さほど付いてなかったので舐めてました、膝くらいまでどっさり新雪。
ここも尺取虫になってしまいました… -
おまけに風…もう鼻水出まくり…惨めったらしい気分この上なし
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ピント合ってないのもお構いなし。
もうすぐにでも小屋帰りたい、偽りのない心境です。 -
達成感…う~ん、最後は義務感っちゅーか
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なんか引きつった笑顔
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当面の目標北岳。
年末年始やGW除けば池山吊尾根、今回の黒戸のラッセル以上に大変なこと間違いなし。
黒戸ラッセル出来て初めて南アの核心部へとエントリーできる。 -
喜多さん、あいちゃん、兜将軍、女王様
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我が鳳凰
下山はカメラザックに放り込み本気モードで慎重下山。
私は岩壁の鎖場で2mほど滑落。
新雪だったこともあり難を逃れる。
やっちまったなーと苦笑い。 -
下りのテン場までしんたろーさんと私の貸し切り団十郎でした。
七丈小屋~団十郎ピストンまさかのover 8h。
私は二連泊の七丈小屋。
土曜の晩は10人ほど。
我々が刻んだトレース辿って登頂することでしょう。
トレース刻むことがこんな大変なことだったなんて思いもしませんでした。
小屋に着いて安堵し、登山口から山頂まで我々がずっとラッセルしたんだと誇らしげな気分になりました。 -
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二晩続けてカレー
おつかれーさまでしたー -
初日、一階で寝ました。
私一人のためにストーブ二つ、終夜灯ってます。
世界の名だたる高級ホテルのスイーツルームなんざ糞くらえのおもてなし。 -
明けて日曜日、下山、5時には下山しようと話していたのですが起きたのがなんと5時前。
急ぐ旅でもないのでちんらた出ることにしました。
Sさん、昨晩は寝てないし、9時間ぶっ通しで寝たそうです。 -
モルゲン鎖場。
鎖全部出てました。
そりゃー10人以上通過したからね~。
復路はイージーです。 -
結構気を使います
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イチオシ
最高の団十郎。
私の山行では残雪期の塩見と肩を並べる素晴らしい山行でした。
ありがとー団十郎、厳しかったけど一皮むけることができました。 -
ここで一息
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随分降りてきたなぁ。
あそこまで全部私がトレース刻んだんだ~。
黒戸尾根を私色に染めました(笑) -
黒戸の番人さん、おかげさまで二人揃って無事下山できそうです。
酸いも甘いも経験した山行でした。 -
心が無の状態です
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売店おじろのおばちゃんのおもてなし
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尾白の湯で桃のジュース買った
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我が黒戸尾根
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この絵撮りたかった
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標高差2,200
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ほうとう金峰でごっつぁんです。
かけつけ三杯です。
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