2017/11/16 - 2017/11/16
8位(同エリア270件中)
かっちんさん
石川県西南部に位置する小松市は加賀藩三代藩主前田利常が小松城に隠居し町割が形成されたところです。
小松市の中心市街地には、約1,100軒の伝統的な建築様式の「こまつ町家」が存在し、町人文化が栄えた時代の面影を町並みに残しています。
「こまつ町家」は昭和初期の大火を教訓に袖壁を設け、建物の側面が隣の家と接するため屋根を切妻平入り構造とし、通りに面しては格子戸を設けています。
小松市では小松らしい町並みの再生(改築)を町ぐるみで行っており、「こまつ町家」に認定された建物が数多く存在しています。
そして那谷寺(なたでら)の奇岩遊仙境では、錦を織り込んだような鮮やかな紅葉の景色が広がります。
今日から秋の北陸・若狭の旅を始め、初日は小松市の町歩きと那谷寺の紅葉を鑑賞します。
旅行記は、小松市「こまつ町家情報バンク」「絵本館の風景」「松雲堂」「みよっさ」、文化遺産オンライン、こまつ観光物産ネットワーク、文化庁の「日本遺産認定」、中出精肉店、長保屋茶舗、角源、加賀旅・まちネットなどを参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
コマツの大型ダンプ
JR北陸本線小松駅前にある「こまつの杜」には、世界最大級ダンプトラック「930E」が展示されています。
毎日2回、運転席試乗ができるのですが、今日は悪天候のため中止です。 -
イチオシ
懐かしい特急「雷鳥」
小松駅西口から北へ徒歩3分のところに「土居原ボンネット広場」があります。
そこには、国鉄特急489系「協調型」ボンネット先頭車のトップナンバーが保存・展示されています。
489系はかつて信越本線の横川~軽井沢間の碓氷峠をEF63型電気機関車と連結し、協調運転した特急車両です。 -
小松駅周辺の案内図
これから古い町並みの残る材木町・京町・西町・龍助町、芦城公園内にある小松市立博物館、八日市町の老舗「角源」、曳山交流館を訪れます。 -
材木町界隈(材木町山口邸)
小松市では「小松らしい景観まちづくり」を推進しており、町家の象徴ともいえる「虫籠(むしこ)」、「袖壁」、「下がり」、「漆喰」などの復元に補助金を出しています。
材木町地区は、景観まちづくりへの取り組みに対して「第8回こまつまちなみ景観賞」を受賞しています。 -
格子の美しい町家(材木町)
外からの光や風を通しながら、視線をさえぎるため格子が設けられています。
小松では、格子が「虫籠」に似ていることから、「むしこ」と呼ばれています。 -
鱗模様の土板(材木町)
雨水の浸透を防ぐために、2階の壁面と1階の屋根の収まりには、垂直の「前包み(まえづつみ)」とその下に「熨斗(のし)」が施されています。
瓦材が用いられ、前包みを「土板(どいた)」、熨斗を「熨斗瓦(のしかわら)」と言います。 -
袖壁のある町並み(材木町)
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典型的な町家(材木町金子邸)
袖壁、格子のむしこ、雨風をしのぎ雪を返す1階屋根下の「下がり」などが、「こまつ町家」です。
隣に袖蔵が続いています。 -
美しい木造の町家(材木町石田邸)
小松の伝統的町家の造りに沿った建物で、「むしこ(格子)」と「下がり」が美しいです。 -
山上福寿堂(材木町)
明治元年(1868)創業の100年以上続く老舗和菓子店です。
2階の「むしこ(格子)」がアクセントになっています。 -
生クリームどら焼(福寿堂)
珍しいのでおやつに買います。 -
やまきゅう(京町)
小松に残存する数少ない近代様式の建築を綺麗にリニューアルした建物です。
「第4回こまつまちなみ景観賞」を受賞しています。 -
旧石川商銀小松支店(京町)
昭和前期の鉄筋コンクリート造2階建で、スクラッチタイル張、コーナーに円筒形の階段室塔屋を配した特徴があります。
現在は「絵本館ホール夢の本棚~松居直コレクション~」として活用されています。
国の登録有形文化財です。 -
紅葉の芦城公園(ろじょうこうえん)
加賀三代藩主前田利常の居城であった小松城の三の丸跡に作られました。
池泉回遊式庭園のまわりでは松の名木をはじめ、桜、紅葉、雪吊りなど四季折々の風情が楽しめます。
芦城公園の名前の由来は、「葦(芦)」が生い茂っていた一帯だったことと、小松城址の「城」から来ています。 -
小松市立博物館
芦城公園内には博物館をはじめ、美術館、図書館、茶室などの文化施設を有しています。
博物館は歴史・美術、化石・昆虫標本、剥製に、重要文化財・重要有形民俗文化財を含む5万点あまりを収蔵しています。
小松について知るには便利な博物館です。 -
「カブッキー」のお出迎え(博物館)
小松市のイメージキャラクターです。
「いょっ小松~勧進帳のふるさと~」をもとに、歌舞伎「勧進帳」に登場する「弁慶」をテーマとしたデザインです。
チャームポイントは、つぶらな瞳、きりっとしたまゆげ。小松市章模様のハカマがお気に入りだとか・・・ -
赤塗り六角形の公衆電話ボックス(博物館)
明治末期に登場した「赤塗り六角形ボックス」は、電話ボックスとしては2番目の形式です。
このボックスは、小松駅前にあったものと伝えられています。 -
自働電話(六角形ボックスの中)
自働電話には5銭と10銭の硬貨投入口があり、硬貨が落下する時に5銭はゴング(チーンという音)、10銭はらせん状の鋼(ボーンという音)が鳴る仕掛けとなっています。
交換手はこの音を聞き分けて料金の投入を確認しました。 -
小松の石文化(博物館3F)
地図を見ると、数多くの石切り場や尾小屋(おごや)鉱山などがあります。
「小松の石文化」は平成28年度日本遺産に認定されています。
その趣旨は
「小松の人々は、弥生時代の碧玉の玉つくりを始まりとして2300年にわたり、金や銅の鉱石、メノウ、オパール、水晶、碧玉の宝石群、良質の凝灰岩石材、九谷焼原石の陶石などの石の資源を見出し、高度な加工技術を磨き上げ、人・モノ・技術が交流する豊かな石の文化を築き上げてきている」
という内容です。 -
石の展示室(博物館3F)
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尾小屋鉱山の銅鉱石(博物館3F)
尾小屋鉱山は、江戸時代に金が小規模に採掘され、明治~昭和46年(1971)に銅山として隆盛期を迎えたことがあります。
鉱山鉄道だった「尾小屋鉄道(新小松~尾小屋)」は、軌間762mmの軽便鉄道で、昭和52年(1977)廃止直前に乗りに行った記憶があります。 -
華麗な縞模様の「メノウ」(博物館3F)
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京町の町並み(京町)
博物館を後にし、再び町並みを散策します。 -
美しい模様の玄関(京町土定邸)
玄関引き戸と上部の年輪模様が素晴らしいです。 -
真壁造りの町家(京町小倉邸)
柱が外面に現れる「真壁造り(しんかべづくり)」は、木造建築の伝統的構法で、こまつの町家の特徴です。 -
九龍橋(西町)
小松市内を流れる九龍橋川(くりゅうばしがわ)に架かる九龍橋を渡り、西町に入ります。
橋を渡ったところにある4つの窓の建物は、奥側にレンガ造りの壁が残っており、古い蔵のようです。 -
打田平太郎商店(西町)
小松市で一番古くからある九谷焼の商店です。
この店舗は昭8年(1933)の建築で、2階を「むしこ(格子)」に改築した「こまつ町家」認定第一号です。 -
お洒落な洋風建物(西町エクセル美容室)
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イチオシ
天窓が似合う「みなとや食堂」(西町)
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24時間営業のみなとや(西町)
昭和の雰囲気の漂う食堂です。
今度来たときはぜひとも寄りたいところです。 -
中出精肉店(龍助町)
龍助町(りゅうすけちょう)に入ります。町名の由来は人名でしょうか??
人気の「こだわりの焼豚」は、通常の大きい鍋で煮込むのではなく、炭で2時間以上かけて焼くことにより、余分な脂を落とし、旨味を閉じ込めています。
能登牛すき焼きコロッケも食べてみた~い。 -
屋根から突き出る角(隣の大文字町)
何をつくっている工場でしょうか?? -
天窓のある町家(龍助町本村邸)
右側の建物は昭和8年築で、小松の伝統的町家造りに改築されています。
現在は出会いの場「喜楽庵」として活用されています。 -
大きな茶つぼのある「長保屋茶舗」(ちょうぼや ちゃほ、龍助町)
「加賀茶」生産の元祖、長谷部理右衛門の老舗です。 -
ジャパン九谷のふるさと「松雲堂」(しょううんどう、龍助町)
明治から大正時代にかけて、外国へ輸出された九谷焼は「ジャパン九谷」と呼ばれ、世界的なブームを呼びました。
「松雲堂」は松本佐平が営んだ九谷窯元です。
昭和8年頃に建てられた建物は、改修工事を終え、伝統的な小松町家として生まれ変わり、文化・交流の貸館施設として活用されています。
奥には石蔵があります。 -
イチオシ
銅板貼りの「滝本ござ店」(龍助町)
1776年頃より創業した滝本ござ店。
かつてこの辺りでは、丈夫で美しい光沢をもつ「小松い草」が生産され、通りには、ござの卸屋や加工屋が並んでいたそうです。
現在は住宅生活の変化からござだけでなく、和雑貨、アジアの商品等も取り扱うようになりました。
銅板貼りの看板建築と小松町家を組み合わせたこの建物は「第1回こまつまちなみ景観賞」を受賞しました。 -
鉄道模型の工房「つくーる」(三日市町)
朱門通り商店街に来ています。
鉄道おもちゃ・鉄道模型の制作体験工房があります。 -
イチオシ
重厚な趣きの「角源」(三日市町)
角源(すみげん)の創業は江戸時代末期の嘉永年間(1848~1854)。
角谷源平が北前船によって運ばれた海産物を商ったことに始まります。
奥行のある「うだつ」の建物は、「第2回こまつまちなみ景観賞」を受賞しました。 -
北海道産の昆布(角源)
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ネギ天ぶっかけ蕎麦(角源)
毎週木金土に北海道産そば粉の手打ちそばが食べられるので、昼食にします。
出汁は利尻昆布1等品と枕崎本枯れ鰹節を使っており、絶品の味です。 -
こまつ曳山交流館「みよっさ」(八日市町)
小松の匠の技と粋を結集した豪華絢爛な「お旅まつり」の八基の曳山のうち、二基を常時展示しています。 -
歌舞伎の舞台のついた曳山(みよっさ)
大文字町の曳山です。 -
那谷寺(なたでら)バス停
JR北陸本線で小松から粟津へ移動し、そこから小松バスに乗り那谷寺にやって来ました。
那谷寺は那谷寺バス停から見えず、400mほど離れています。 -
山門の紅葉(那谷寺)
那谷寺は泰澄大師が開いたと言われる高野山真言宗別格の本山で、昨年開創1300年を迎えました。
紅葉の時期には錦を織り込んだような鮮やかな景色が広がります。 -
苔に落ちるモミジ(那谷寺)
山門から入り、参道を歩きます。 -
池のまわりに色づくモミジ(参道)
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参道の紅葉
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灯篭とモミジ(参道)
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奇岩遊仙境(参道)
奇岩遊仙境は、奇岩霊石にいくつもの窟が開口し、観音浄土補陀落山を思わせるところです。 -
まもなく大悲閣の本堂(参道)
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大悲閣(本堂)からの眺め
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紅葉の先には護摩堂
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イチオシ
錦を織り込んだような紅葉(奇岩遊仙境)
小雨なのでやや霞んでいます。 -
鮮やかな色の紅葉(奇岩遊仙境)
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イチオシ
赤いモミジに囲まれる奇岩遊仙境
奇岩をじっくり見ていると、目のパッチリした顔に見えてきました。
これで初日の旅が終わり、今晩の宿「敦賀」へ向かいます。
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